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殿様の試写室

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怪物はささやく -1- A MONSTER CALLS


怪物はささやく
-1-

A MONSTER CALLS

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(C)2016 APACHES ENTERTAINMENT, SL; TELECINCO CINEMA, SLU; A MONSTER CALLS, AIE; PELICULAS LA TRINI, SLU.All rights reserved.


メメントモリ
「死を想え」
子どもだって死を想います。

145年位前、まだ幼児だった頃、
近所のきみちゃんという
女の子が「わたし、死にたい」
と言うのを聞いて驚きました。
まだ5、6年しか生きていないのに
〈生きる〉を一気に飛び越えて死ぬ?
ひえ~!と思いました。

150歳ともなった今は
死は日常茶飯事ですけれど・・・

『怪物はささやく』
困難な病に侵された母を持つ少年が主人公の本作。
その原作者は2人います。

1人はシヴォーン・ダウドという英国の作家。
人権活動家でもあった女性です。
2004年から児童文学作品を発表しましたが、
2007年、他界しました。
ガンでした。

現在、彼女の作品で
翻訳出版されているのは
「サラスの旅」(ゴブリン書房)
「ボグ・チャイルド」(ゴブリン書房)
「十三番目の子」(小学館)
「怪物はささやく」(あすなろ書房)
の4点です。

この内、
北アイルランドを舞台にした
「ボグ・チャイルド」で
カーネギー賞を受賞しています。
生前、彼女は
恵まれない子どもたちに
本や物語を提供するための
トラストも設立しました。

もう一人の作家はパトリック・ネス。
アメリカ生まれで現在は英国在住の男性作家。
この映画の脚本も担当しました。

この二人は面識があったわけではありませんが、
ダウドの作品を愛読していたネスは
彼女の遺稿を完成させました。

そして、
彼もまたカーネギー賞を受賞。
その受賞作品が 
彼女のバトンを受け取って書き上げた
「怪物はささやく」でした。

日本でも全国学校図書館協議会と毎日新聞社が主催する
「青少年読書感想文全国コンクール」中学校の部
の課題図書になったこともあるので
お読みになった方も多いかもしれません。

監督は1975年バルセロナ生まれのJ.A.バヨナ。
以前、当試写室で上映した『永遠のこどもたち』(’07)
http://mtonosama.exblog.jp/9851645/
で長編映画デビューを果たした監督です。

このデビュー作が
カンヌ国際映画祭で上映されたときには
10分間もスタンディングオベーションが
続いたんですって。
その後、スペイン国内で封切られ
初日から4日間の興行成績は
その年の最高を記録。
ゴヤ賞14部門にノミネートされ、
新人監督賞を含む7部門で受賞。

2012年には『インポッシブル』で
(ナオミ・ワッツ、ユアン・マクレガー主演)
http://mtonosama.exblog.jp/19736147/ 
http://mtonosama.exblog.jp/19769350/

ゴヤ賞監督賞を受賞、
ガウディ賞でも監督賞を含む
6部門で受賞しました。
『ジュラシック・ワールド』の続編を
監督することも決まっています。
売れっ子ですね。

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あの『永遠のこどもたち』の
ダークファンタジーな世界観に惹かれて、
本作を観てきました。

そうそう。
『パンズ・ラビリンス』(’06)の
製作スタッフも関わっていますし。

実写とアニメから成る本作。
あのシガニー・ウィーバーが
コナー少年のおばあさん役を演じ、
タイトルにもなっている怪物は
なんと『シンドラーのリスト』の
リーアム・ニーソンが声と動きで演じています。

しーんとした薄暮のイメージや
歳を経た大木、何かが現れそうな気配
怖いとまではいかないけれど、すこし薄気味悪い世界、
そう、ダークなファンタジーが
お好きな方は必見です。

続きは次回まで乞うご期待でございます。



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 ☆5月31日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

怪物はささやく
監督/J.A.バヨナ、脚本/パトリック・ネス、原作/パトリック・ネス、原案/シヴォーン・ダウド、
撮影/オスカル・ファウラ、視覚効果スーパーバイザー/フェリックス・ベルヘス、特殊効果スーパーバイザー/パウ・コスタ、アニメーション監督/エイドリアン・ガルシア(ヘッドレス・プロダクション)
出演
ルイス・マクドゥーガル/コナー、シガニー・ウィーバー/祖母、フェリシティ・ジョーンズ/母、
トビー・ケベル/父、リーアム・ニーソン/怪物
6月9日(金)TOHOシネマズ、みゆき座他全国ロードショー
アメリカ・スペイン、109分、カラー、字幕翻訳/藤澤睦美、配給/ギャガ
http://gaga.ne.jp/kaibutsu/

by Mtonosama | 2017-05-31 05:36 | 映画 | Comments(4)
Commented by すっとこ at 2017-05-31 12:12 x
うっわわわわわわわわわあああああああ!

10分間もスタンディングオベーション!
シガーニー ウィーバー が祖母役!
パンズラビリンス ですってぇぇぇええ!

なんだか もう
ダーク ファンタジーも好きだし

シガーニー ウィーバーは
ゴーストバスターズも
エイリアンも

好きでしたよん。

何と言う映画だったか
ファーストレディ役もよかったなぁ。

シガーニー ウィーバーへ
同じ婆様としての 共感を込めて ポチッとな❣️
Commented by Mtonosama at 2017-05-31 20:49
♪すっとこさん

そうですよね。すっとこさんもダークファンタジーお好きでしたよね。『パンズラビリンス』もお気に入りでしたし。
シガニー・ウィーバー、初めてのおばあさん役なんだっていうけど孫に対して不器用なばあちゃんぶり、なかなか良かったなぁ。でも、孫の男の子、ダークファンタジーにぴったりの顔だった。きれいでちょっと不気味っぽい男子だったよ。不気味といえば、友人をブキミちゃんってあだ名をつけて呼んでましたわ。
今日もポチッをありがとうございました。
Commented by ヨモギ at 2017-06-02 16:14 x
こんにちは!
ダークファンタジーですか、見に行ってみたいな♪
TOHOシネマ上映なら、東京まで行かずに観られるかも(^^)

『パンズ・ラビリンス』、なつかしいです。
実は、話の筋がイマイチ理解できなかったのでしたが
(スペイン内戦の知識がなくて)
もの凄いまでの映像美に圧倒されたのを覚えております。
いまでもとぎれとぎれですがシーンが目に浮かびます。
映像でなくては伝わらない「美」だと思いました。

『怪物はささやく』。。。どんなお話なのでしょうか?
ー2ーのお話を楽しみにしております。
Commented by Mtonosama at 2017-06-02 17:52
♪ヨモギさん

おお、ここにも一人ダーク・ファンタジー好きが♪

『パンズ・ラビリンス』、内容は覚えていないんだけれど、圧倒的な映像美に驚きました。
え?スペイン内戦のお話でしたか・・・(恥ずかしい。覚えていません)
もう一回観なくっちゃ。

ダーク・ファンタジーって映画の醍醐味ですよね。