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殿様の試写室

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ありがとう、トニ・エルドマン -1- TONI ERDMANN


ありがとう、トニ・エルドマン
-1-

TONI ERDMANN

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(C)Komplizen Film


ドイツ映画は
昔とは隔世の感があります。

以前は、
重厚長大というか、
しんねりむっつりというか、
テーマはナチズムで
虐げられる市民、
あるいは
虐げる側に回る市民。
そんなイメージがありました。

自分勝手に描くその国のイメージで
映画をとやかく言うのはいけません。
と、自戒をこめて謙虚に語るとのであります。

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あ、横道にそれました。
本作『ありがとう、トニ・エルドマン』は
ドイツ映画であり、コメディです。

コメディというカテゴリーも
ドイツ映画にはそぐわないような気がします。

おっと、いけない、いけない。
さっき書いたばかりなのに
もうとやかく言ってます。

でも、コメディといっても
おふざけの軽い演技でワッハッハーと笑わせる
いかにもなコメディじゃないところが
許せます。
いや、偉そうなことを・・・
すいません。はっきりいって面白いです。

コメディにありがちなわざとらしさがなく
普通でフラット。
平熱のコメディなんです。

団塊の世代の父親と
グローバル化された社会で生きる30代の娘。

ほら、そこのあなた。
あなたの世代のお話です。

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本作は
第89回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、
各国の映画誌が2016年の映画ベスト1に選んだ作品。
カンヌ国際映画祭では賞こそ逃したものの
「観客と批評家にとってのパルムドール」と
大絶賛を受けました。

そんな次第で
俳優業引退をささやかれていたジャック・ニコルソンが、
本作のハリウッドリメイク版に主演するんですって。
(なんかハリウッド、せこくネ?)

さてさて大評判の本作。
監督はマーレン・アデ。
本作の主人公と同じく
グローバル世代の30代女子です。
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https://www.cinematoday.jp/news/N0089116
マーレン・アデ監督
1976年ドイツ・バーデン¬=ヴェルテンベルク生まれ。
ミュンヘンテレビ・映画大学(HFF)で学び、
2000年、ヤニーネ・ヤツコフスキーと共にKomplizen Filmを設立。
第62回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞と
アルフレッド・バウアー賞をW受賞した
ミゲル・ゴメス監督の『熱波』(’13)などの作品をプロデュース。
監督・脚本家としては00年、01年に一作ずつ短編を発表後、
03年にHFF卒業制作として発表した
“Der Wald vor lauter Bäumen”で長編デビュー。
第22回サンダンス映画祭審査員賞ワールド・シネマ部門の
ドラマティック賞受賞、
ドイツ映画賞で最優秀映画賞にノミネートされた他
ヨーロッパの各都市で開かれる映画祭での
映画賞・主演女優賞などを受賞。
2011年、長編2作目『恋愛社会学のススメ』では
第59回ベルリン国際映画祭で
銀熊賞(審査員グランプリと女優賞)と
フェミナフィルム賞を受賞。
世界25か国で公開され、
ドイツ映画賞で3部門ノミネートを果たす。
2016年第3作目となる本作『ありがとう、トニ・エルドマン』では
第69回カンヌ国際映画祭では批評家から大きな支持を獲得。
スクリーン・インターナショナル誌の星取りでは
歴代最高得点3.7点(4.0満点)を獲得。

しかし、本作、カンヌ映画祭では
国際批評家連盟賞を受賞するに留まったことで
「今年のカンヌは金を鉛に変えた」と世界中からブーイング。
そのせいか、全世界の映画祭では大人気。
第29回ヨーロッパ映画賞作品賞、監督賞、男優賞、女優賞、脚本賞
2016年国際批評家連盟賞年間グランプリ、
第51回全米映画批評家協会賞外国語映画賞、
第32回インディペンデント・スピリット・アワード外国語映画賞など
多数の賞を受賞。
第89回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート

と、まあ錚々たる経歴です。
新時代のドイツ映画監督といってしまいましょうか。

さあ、いったいどんなお話なのでしょう。
続きは次回まで
乞うご期待でございますよ。



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 ☆6月12日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆


ありがとう、トニ・エルドマン
監督・脚本/マーレン・アデ、撮影/パトリック・オルト、美術/シルケ・フィッシャー、
製作/ヤニーネ・ヤツコフスキー、ヨナス・ドルンバッハ、マーレン・アデ、ミヒェル・メルクト
出演
ペーター・ジモニシェック/トニ・エルドマン、ザンドラ・ヒュラー/イネス、ミヒャエル・ヴィッテンボルン/ヘンネベルク、トーマス・ロイブル/ゲラルト、トリスタン・ピュッター/ティム、ハーデウィック・ミニス/タチアナ、ルーシー・ラッセル/ステフ、イングリッド・ビス/アンカ、ヴラド・イヴァノフ/イリエスク、
ヴィクトリア・コチアシュ/フラヴィア
6月24日(土)シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
2016年、ドイツ=オーストリア、カラー、162分、日本語字幕/吉川美奈子、
提供/ビターズ・エンド、ハピネット、配給/ビターズ・エンド
http://www.bitters.co.jp/tonierdmann/

by Mtonosama | 2017-06-12 05:50 | 映画 | Comments(2)
Commented by ライスケーキ at 2017-06-13 14:32 x
ドイツのコメディですか?
それも面白そう。

それにしても、直ぐにハリウッドリメイクですか?
ホントに「せこくネ?」ですね。
なんか、軽いコメディになりそう。

次回 ストーリー 待ってます。
Commented by Mtonosama at 2017-06-13 15:18
♪ライスケーキさん

そうなんですよね。
ハリウッドリメイクってのもなんだかなぁ。

父と娘の関係は万国共通なんですね。
昨日「Youはなにしに日本へ」でスウェーデンのパパが12歳の娘に
「もう触らないでっ!」みたいな感じであしらわれてて猶更そう思った次第です。