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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

三度目の殺人 -1-


三度目の殺人
-1-

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(C)2017フジテレビジョン アミューズ ギャガ


『三度目の殺人』。
是枝監督の最新作です。
『そして父になる』(‘13)
http://mtonosama.exblog.jp/20412943/
http://mtonosama.exblog.jp/20430346/

『海街diary』(’15)
http://mtonosama.exblog.jp/24104314/
http://mtonosama.exblog.jp/24115383/

『海よりもまだ深く』(’16)
と家族をテーマにした作品が続いていましたが、
今回はなんと法廷もの。
いえ、法廷も舞台になってはいますが、
サスペンスというジャンルにくくるものでありましょうか。

ここでふとサスペンスってなんなのか
わからなくなってしまいました。

サスペンス
サスペンスは、ある状況に対して不安や緊張を抱いた不安定な心理、
またそのような心理状態が続く様を描いた作品をいう。
シリアス、スリラー(サイコスリラー)、ホラー(サイコホラー)、
アクションものといった物語の中で重要な位置を占める。
単純に「観客の心を宙吊りにする」という意味で
ズボンのサスペンダーを語源だとする説明もある。
また、より広い意味においては、
観客や読者が作品(の行く末や登場人物など)に対して
不安や緊張の心理、物語の結末を知る事への希求を抱かせ、
その作品に対しての興味と関心を持続させる事ができる
(あるいは、製作者がそのように意図した)作品もサスペンスといわれる事が多い。
(Wikipediaより)

なるほどね、サスペンダーか。
確かに心がひっぱられた映画でした。
映画を観ている間も、観終わってからも。

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主役の弁護士を演じるのは
『そして父になる』で思わぬ側面を見せてくれた福山雅治。
『海街diary』に続き、広瀬すずも再び登場します。
そして、福山が弁護する殺人犯が
今回、是枝作品には初登場の役所広司。
豪華な演技陣です。
役所広司がつかみどころのない不気味な人物を
淡々と演じていました。
〈観客が抱く物語の結末を知る事への希求〉がサスペンスの広義なら
まさに彼が演じる三隅という人物こそサスペンスそのものでした。

是枝監督としては初めてのサスペンスへの挑戦。
殺人の前科のある三隅が
解雇された工場の社長を殺した容疑で起訴され、
犯行も自供し、死刑はほぼ確実なのだが・・・

という事件としてはありふれたものにみえますが、
そう簡単なことではありません。

閉所恐怖症に陥りがちな法廷や接見室のシーンが多くても
是枝監督の綿密なリサーチの賜物か、
サスペンダーに引っ張られるズボンのように
観客はひきつけられます。

なにせ弁護士たちの協力を得て、
何度も「模擬接見」を繰り返したり、
「模擬裁判」を行いながら、
そのやりとりを脚本にしていったのだそうです。

なんたって原案・監督・脚本・編集すべて是枝監督ですからね。
臨場感たっぷりです。

更に脇を固める
吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、橋爪功という俳優陣。

これはもう期待するしかありません。

さあ、続きは次回まで
乞うご期待でございますよ。



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三度目の殺人
原案・監督・脚本・編集/是枝裕和、撮影監督/瀧本幹也、美術監督/種田陽平、音楽/ルドヴィコ・エイナウディ
出演
福山雅治/重盛弁護士、役所広司/三隅、広瀬すず/咲江、吉田鋼太郎/摂津弁護士、斉藤由貴/美津江、満島真之介/川島弁護士、市川実日子/検事、橋爪功/重盛の父
9月9日(土)全国ロードショー
2017年、日本、カラー、124分、配給/東宝、ギャガ、http://gaga.ne.jp/sandome/

by Mtonosama | 2017-08-24 05:48 | 映画 | Comments(0)