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殿様の試写室

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愛を綴る女 -1- MAL DE PIERRES


愛を綴る女
-1-

MAL DE PIERRES

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(C)(2016) Les Productions du Tresor - Studiocanal - France 3 Cinéma - Lunanime - Pauline's Angel -
My Unity Production



恋愛映画です。
ちょっとばかり肉感的?
あるいは官能的?

主人公を演じたマリオン・コティヤールが
あの端正な顔立ちで
自分の情念、そして、肉体を制御しきれず
ひたむきに愛に生きる主人公を演じます。

時代は1950年代。
匂やかなラベンダー畑、
美しい丘陵、溢れかえる太陽を背景に
一直線に理想の愛を求める女性の
17年にわたる姿を描いた映画。

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イタリア人作家ミレーネ・アグスの
ベストセラー小説「祖母の手帖」(’06新潮社)の
舞台設定を
イタリアから南フランスに置き換えての映画化です。

監督・脚本はニコール・ガルシア。

ニコール・ガルシア
1946年アルジェリアに生まれ、
パリのフランス国立高等演劇学校で
演技を学ぶ。
『愛と悲しみのボレロ』('81)など
多くの映画、舞台などで女優
として活躍。
映画監督としては
『ヴァンドーム広場』(’98)など
8本の作品を制作している。

原作ミレーネ・アグス。

ミレーネ・アグス
サルデーニャ出身の両親のもと
ジェノヴァで生まれる。
現在、サルデーニャの州都
カリアリ在住。
高校でイタリア語と歴史を教えている。
2005年、旧石器時代から続く
サルデーニャの一族を描いた
「サメが眠っている間に」でデビュー。
06年『祖母の手帖』刊行。
20カ国で翻訳され、フランスでは発売後ひと月で4刷に。
イタリアの代表的文学賞ストレーガ賞、
カンピエッロ賞の最終候補となる。

「祖母の手帖」はイタリアのボヴァリー夫人とも
言われているそうです。
ボヴァリー夫人はひたすら愛を求め、
自らを滅ぼした女性でしたね。

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本作の主人公ガブリエルも
ここまでやるか、という位ひたむきであります。

そのあまりのひたむきさに
「他にやることないのかい」
と思わず説教したくなる150歳。
う~ん、これが歳をとるということで
ありましょうか。
あるいは
愛を知らずに生きてきたということか・・・

いま、フッと思いましたが、
寂聴さんが瀬戸内晴美と名乗っていた頃の小説にも
愛にひた走る女性が出てきましたっけ。

運命の男性を追い求め、
愛の手紙を送り続ける情熱的なヒロイン
ガブリエルを演じるのはマリオン・コティヤール。

前後も顧みぬひたむきさゆえに
家族からはあの子の“病気”を治すには
結婚させるしかないと疎まれます。
そして、愛のない相手と結婚させられながらも
偶然出会った傷病兵との
衝動的な愛に身を委ねるガブリエル。
ひとはこのような欲望に生きる女性を
ニンフォマニアというのではなかったでしょうか。

ニンフォマニア。
日本語で言えば色情狂。
なんか言葉は悪いですけどね。

でも、演じるのがマリオン・コティヤールですから、
エッチ系の映画を想像したら大間違いです。

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美しい映像で
ヒロインの狂気とも見まごう愛を凝視し、
プロヴァンスの自然と療養所の山の冷気を
とらえたのは撮影のクリストフ・ボーカルヌ。
『PARIS』
http://mtonosama.exblog.jp/9906084/
『ヒトラーへの285枚の葉書』
http://mtonosama.exblog.jp/27935413/ 
http://mtonosama.exblog.jp/27943159/
でも撮影をつとめた名匠です。

さあ、いったいどんなお話なのでしょうか。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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☆10月8日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆

愛を綴る女
監督/ニコール・ガルシア、脚本・脚色/ニコール・ガルシア、ジャック・フィエスキ、製作総指揮/プロダクション・トレゾー、撮影/クリストフ・ボーカルヌ、編集/シモン・ジャケ
出演
マリオン・コティヤール/ガブリエル、ルイ・ガレル/アンドレ・ソバージュ、アレックス・ブレンデミュール/ジョゼ、ヴィクトワール・デュボワ/ジャニーヌ、アロイーズ・ソバージュ/アゴスティーヌ、ダニエル・パラ/マルタン
10月7日(土)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国ロードショー
2016年、フランス、120分、原作/「祖母の手帖」(新潮クレスト・ブックス)、配給/アルバトロス・フィルム、http://aiotsuzuru.com/

by Mtonosama | 2017-10-08 07:03 | 映画 | Comments(0)