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殿様の試写室

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いま ここにある風景Edward Burtynsky;Manufactured Landscapes

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              COPYRIGHT EDWARD BURTYNSKY

いま ここにある風景
エドワード・バーティンスキー:マニュファクチャード・ランドスケープ「CHINA」より
Edward Burtynsky;Manufactured Landscapes

    中国福建省の巨大な工場。カナリア・イエローでコーディネートされた
    建物と労働者たちの作業着。
    カナダ・オンタリオ州の朱色に染まった川。
    正直言って、きれい!と感じてしまいます。
    というのも、カナダを代表する国際的な写真家エドワード・バーティンスキーの
    写真そのものが素晴らしいから。
    そして、彼が被写体として捉えた〈産業の風景〉が映像として動き出したのが
    この映画だから。
    「いま、ここにある風景」はジェニファー・バイチウォル監督が
    写真家バーティンスキーとともに旅し、
    その自然破壊の光景を撮影したドキュメンタリー映画です。

    Curiosity killed the cat.ということわざもありますが、
    好奇心からつい観てしまった映画。そこにあった悲鳴をあげる地球の惨状。
    知ってしまった想像を超える自然破壊。
    きれい、と感じたその映像の奥から恐ろしい現実が見えてしまいました。
    絶望のあまり、気の小さい猫ならほんとに死んでしまうかもしれません。

    「長江哀歌」(賈樟柯監督)でも見た三峡ダムの底に沈む街。
    それがここではもっと破壊が進み、すべてが瓦礫と化していました。
    それでも砂塵や煙の中で人々が働いています。
    中国だけではありません。
    バングラデシュでは痩せた若者が解体されるタンカーから
    船底に残った原油を手でかき出していました。
    消費者であり、生産者であり、被害者であり、加害者である私たちにとって
    目をそむけているわけにはいかない
    いまここにある風景です。

スタッフ
監督:ジェニファー・バイチウォル、撮影監督:ピーター・メトラー

7月12日東京都写真美術館ホール、シアター・イメージフォーラムにて公開、全国主要都市にて順次公開

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by Mtonosama | 2008-06-23 14:45 | 映画 | Comments(2)
Commented by すっとこ猫 at 2008-06-27 08:06 x
悲惨なものだけが持つパワー。
それは美しさに似ているのでしょうか。

美しさも過剰になると凄惨になるような・・・。

と書いてみましたが凄惨なほどの美には
まだ遭遇してないような。

お気に入りブログにさせて頂きましたよ。応援しています。
Commented by Mtonosama at 2008-06-27 09:31
すっとこ猫さん、ありがとうございます!
凄惨な美は臭いも強烈そうでこわいです…

今後とも応援のほどお願いいたします。 
との