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殿様の試写室

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<   2010年 01月 ( 11 )   > この月の画像一覧

          抵抗 死刑囚の手記より -2-
un Condamné à mort s' ést échappé ou le Vent
souffle où il veut


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© 1956 GAUMONT / NOUVELLES ÉDITIONS DE FILMS

さあ、「抵抗 死刑囚の手記より」の後編が始まります。

ストーリー

1943年、ドイツ占領下のフランス・リヨン。
ドイツ軍に連行されるフォンテーヌ中尉は護送中の車から脱走を試みるが、失敗。
彼が新たに収監されたのはモンリュック監獄の独房だった。

奥行き3メートル、幅2メートル。手を伸ばせば壁についてしまうような狭い房には
ベッド、用便バケツに小さな棚と小窓。
ただ、その高い窓によじ上れば中庭をのぞくことができる。
そんな地獄のような監獄に、手錠をつけたまま収容されたフォンテーヌ。
脱走を企てたものには即処刑の運命が待ち受けている…

フォンテーヌが窓から中庭を見下ろすと、3人の捕虜が。
そっと声をかけると、外部と連絡を取る手段があるという。

再び、脱走を決意するフォンテーヌ。

3人の捕虜のうち、テリーという老人が看守のすきを見て
外部から鉛筆や紙、剃刀の刃などを調達し
レジスタンスの同志や家族との連絡をとってくれる。
テリ―もまたみつかれば命はない。

入獄して15日目、フォンテーヌは最上階の房に移され、手錠を外された。
1日に1度、用便バケツの掃除のため、中庭に出られるようになり
新たな同志とも知り合い、ひそかに情報を交換できるようにもなった
どんな状況でもかすかな希望はあるものだ。

脱獄の準備を本格的に開始するフォンテーヌ。
作業は着々と進む。ある日、仲間の1人が脱獄に失敗し、銃殺される。
慎重の上にも慎重を重ね、準備を整え終えた日、フォンテーヌは死刑宣告を受けた。
そして…


冒頭のシーンから、がっつりつかまってしまった殿です。

撮影に使われたのは、実際のリヨン・モンリュック城塞刑務所。
奥行き3メートル、幅2メートルという狭い房内に据えられたカメラ

カメラは
脱獄準備を着々と進めるフォンテーヌの手元を
盗んだスプーンが床のコンクリートにこすりつけられ、ナイフになるまでを
そのナイフで扉の板張りが外されていく様子を
追い続けます。

観客の眼はカメラの眼となり、カメラの眼は観客の眼となり
フォンテーヌの動きと、道具たちが働く様子を凝視します。

まるで、スクリーンと観客席が同じ平面上にあるかのようです。
わ、ドイツ兵が来る!見つかる!気をつけて!
ドキドキする、その緊張感といったらありません。

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小細工など一切なく、馬鹿正直なまでの《モデル》の単純な動きとそれを追うカメラ。
劇的に盛り上げる音楽もなく
過剰な演技など、なにひとつありません。

何があったって、死ぬわけにはいかない。
そのためにはいま自分にできることを愚直なまでにやり遂げるしかない。
パルチザンの思いが半世紀を経ても鮮やかに脈打っています。
しっかり伝わってきました。

古さなんてまったく感じません。ブレッソン監督、本当にすごい!

でも、こんなことが、その昔、本当に起こって
今もまだどこかで起こっているんですよね…

抵抗 死刑囚の手記より
監督・脚本/ロベール・ブレッソン、原作/アンドレ・ドヴィニー、
撮影/レオンス=アンリ・ビュレル、美術/ピエール・シャルボニエ、編集/レイモン・ラミ、
製作/ゴーモン、製作総指揮/ジャン・テュイエ、アラン・ポワール
出演
フランソワ・ルテリエ/フォンテーヌ、ロジェ・トレルヌ/テリー、
シャルル・ル・クランシュ/フランソワ・ジョスト
3月20日(土)より、岩波ホール他でロードショー
1956年、97分、モノクロ、フランス映画、配給/クレストインターナショナル
公式サイト:http://www.crest-inter.co.jp/selection/index.html


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by mtonosama | 2010-01-31 05:23 | 映画 | Comments(6)
         抵抗 死刑囚の手記より -1-
un Condamné à mort s’ ést échappé ou le Vent
souffle où il veut


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© 1956 GAUMONT / NOUVELLES ÉDITIONS DE FILMS


岩波ホールで上映される『抵抗と人間』をテーマにしたレジスタンス映画・第2弾!
「抵抗 死刑囚の手記より」です。
前回の「海の沈黙」同様、岩波ホールをさしおいて当試写室からお送りいたします。

原題“un Condamné à mort s’ ést échappé ou le Vent souffle où il veut”は
「ひとりの死刑囚が逃げた、あるいは風は自らの望むところに吹く」
という意味だそうです。

「風は自らの望むところに吹く」は『ヨハネによる福音書』から引用された章句。
最後の最後は運任せみたいなニュアンスでしょうか。
一生懸命、努力すれば神様がなんとかしてくれるさ、みたいな。

邦題に「死刑囚の手記より」とあるように
本作は文芸誌「フィガロ・リテレール」1954年11月20日号に掲載され
その後、単行本にもなったアンドレ・ドゥヴィニー少佐の手記がもとになっています。

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監督はロベール・ブレッソン。
この作品が5作品目にあたる映画作家です。
彼もまた約1年間ドイツ軍の捕虜になっていたことがあり
収容中に知り合った司祭に映画制作を依頼され
終戦後「罪の天使たち」を撮影。
この作品で職業俳優を一切使わないというブレッソン流の
演出を確立しました。
彼は出演者を俳優とは呼ばず《モデル》と呼んだそうです。
寡作ではありましたが、数年おきに作品を発表し
1999年98歳で亡くなりました。(Wikipediaより)




モデル…
洋服のモデルは洋服を目立たせないといけませんよね。
じゃ、映画のモデルは主役のおかれた状況をきわだたせて見せるということでしょうか。
ということは、監督の考えを体現する道具であることが要求されるわけです。
モデルには素直さと同時に、深い理解力も必要とされます。
演技するのではなく、カメラの前で、行動すること、存在することが
そのままパルチザンになっていなければならないのですね。

その映画論にはちょっと理屈っぽいところもあるブレッソン監督ですが
「抵抗 死刑囚の手記より」はすごい映画でした。
こんなことを言っていいなら、ものすごくおもしろい映画でした。

ジャン=リュック・ゴダールはこの映画を観て
「ドストエフスキーがロシア小説であり、モーツァルトがドイツ音楽であるように
ブレッソンはフランス映画である」

と称賛したのだそうです。
さすが、ゴダール監督。かっこいいことを言ってくれます。

日本でも高い評価を得てきたブレッソン監督。
1969年には「ジャンヌ・ダルク裁判」(‘62製作)
1970年「バルタザールどこへ行く」(’66製作)
が日本アート・シアター・ギルド(ATG)で公開されています。
1957年に日本で初めて公開され、しかもヒットした彼の作品が他ならぬこの「抵抗」。
当時は「抵抗」の2文字だけで、それも《レジスタンス》と読ませたのだそうです。
時代を感じますね。

さあ、どんな映画なのでしょう。
どうぞ後編までお待ちください。

To be continued.
  
抵抗 死刑囚の手記より
監督・脚本/ロベール・ブレッソン、原作/アンドレ・ドヴィニー、
撮影/レオンス=アンリ・ビュレル、美術/ピエール・シャルボニエ、編集/レイモン・ラミ、製作/ゴーモン、製作総指揮/ジャン・テュイエ、アラン・ポワール
出演
フランソワ・ルテリエ/フォンテーヌ、ロジェ・トレルヌ/テリー、シャルル・ル・クランシュ/フランソワ・ジョスト
3月20日(土)より、岩波ホール他でロードショー
1956年、97分、モノクロ、フランス映画、配給/クレストインターナショナル
公式サイト:http://www.crest-inter.co.jp/selection/index.html


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by mtonosama | 2010-01-28 05:58 | Comments(11)
海の沈黙 -2-
Le Silence de la mer

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© 1948 GAUMONT

フランスは善玉で、ドイツはいつも悪玉か。
ナチの中にも良い人はいるんじゃないか…
前回、そんな疑問を持った殿です。

「海の沈黙」は疑問を解いてくれるでしょうか。

ストーリー
1941年、冬。
ドイツ占領下のフランスの地方都市。
姪と暮らす老人の家に2人のドイツ兵がやってきました。
その家の一部屋をドイツ軍将校に提供させるためです。

数日後、将校ヴェルナー・フォン・エーブルナックが到着。
彼は流暢にフランス語を操り、部屋を提供してもらった礼を述べます。
そして「自国を愛する人を尊敬します」と丁重に挨拶しました。
姪はひとことも言葉を返さず、笑顔も浮かべず
かといって、表情を強張らせることもなく
まるで、そこには誰もいないように、将校の先に立って2階の部屋へ案内します。

将校は老人と姪に礼儀正しくフランス語で話しかけ続けますが
彼らはそこには自分たちしかいないように振る舞います。
毎夜、将校が「おやすみなさい」とその場を去った後も
2人はいつものように無言のまま静かな夜を過ごします。

2階から響いてくる将校の少し不自由な片足をひきずる音だけを耳にしながら。

ある寒い晩、将校は私服に着替えて、2人の居間へ下りてきました。
彼は暖炉の火に手をあぶりながら、仕事は作曲家であること
幼い頃からフランス文化に憧れていたこと、などを語り始めました。
そして、この戦争はドイツとフランスの結婚であり、そのことによって
2つのすぐれた文化が融合し、両国にとって良い結果をもたらすだろうと語るのでした。
ある夜は、居間のオルガンでバッハを弾き、フランス文学を賛美する将校。
老人と姪は沈黙したまま、読書や編み物を続けます。

それから、将校は休暇で、初めてパリを訪れます。
憧れのパリ。しかし、将校クラブで久しぶりに仲間と会い
彼らの口から語られる戦争の現実を聞いて、彼は…


静かな映画です。
銃撃戦があるわけでもなく、人が殺されるわけでもない。
静かな海の底のように声のない、沈黙の抵抗。

ドイツ将校も悪魔ではありませんでした。
しかし、少しバランスが崩れたら、絶叫が溢れだすかもしれない。
3人の間で保たれる、静かではあるけれど、緊張に満ちた世界。

戦争さえなければ、この品格と教養に満ちたドイツ人と美しい姪との間には
恋が芽生えていたかもしれません。
戦争さえなければ、この将校は自分の国の人間があれほどの蛮行をするとは
知らないまま、死んでいくことができたかもしれません

戦争…
抵抗…

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監督はこれが長編処女作となるジャン=ピエール・メルヴィル。
彼自身レジスタンスに身を投じたことがあるといいます。
そんな監督の説得力に素直に耳と眼をゆだねたい気持ちになります。
海のように深く、海のように静かな抵抗。
これが63年も前の映画です。映画って本当にすごいですね。




海の沈黙 デジタルリマスター版
監督・脚本/ジャン=ピエール・メルヴィル、原作/ジャン・ヴェルコール、撮影/アンリ・ドカ、
音楽/エドガー・ビショフ、製作/ピエール・ブロンベルジェ、
製作主任/エドモン・ヴァクスレール、製作総指揮/マルセル・カルティエ
出演
ハワード・ヴェルノン/ヴェルナー・フォン・エーブルナック、二コル・ステファーヌ/姪、
ジャン=マリー・ロバン/叔父
2月20日(土)より、岩波ホール他でロードショー
1947年、86分、モノクロ、フランス映画、配給/クレストインターナショナル
公式サイト:http://www.crest-inter.co.jp/selection/index.html


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by mtonosama | 2010-01-25 06:00 | Comments(6)
海の沈黙  -1-
Le Silence de la mer

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© 1948 GAUMONT

レジスタンス――抵抗運動。特に第二次大戦中のフランスにおける対独抵抗運動を指す。 (「広辞苑」)
記憶と歴史のかなたに飛んでいってしまった言葉です…

しかし、分厚い記憶の地層を掘り起こしていくと

墨のように黒い地下水道の中を、身体を屈め、
その視線の先にある仄明るい光に向かって進むパルチザン(*)の
緊張した白い顔が、昭和の映画館の雰囲気とともに、浮かび上がってきます。
(*)労働者・農民などで組織された非正規軍

映像の記憶が、なつかしい湿り気とともに白から黒へのグラデーションで色分けされて
浮上してくるのも、モノクローム映画の持つ魅力のひとつですね。

フランスは善玉で、ドイツは悪玉。
レジスタンス映画ほど黒白はっきりしたものはないし
その昔、どこかの名画座で観たときも、パルチザンに肩入れ---
というより、パルチザンになりきって、観ていたような記憶があります。

それから幾星霜。
昔の元気が影をひそめる昨今では
ナチの兵士にも個人的には良い人だっていたんだろうなぁ、と思うようになりました。
みんながみんな、ゴリゴリのファシストだったわけではないでしょう、と。

ま、それは元気がないというよりは大人になったということにしておきます。

第2次世界大戦終了後、ヨーロッパでは
物資も資金も人も少ない時代に、すぐれたレジスタンス映画がいくつもつくられました。
多くの犠牲を払い、歳月を費やして闘ってきたレジスタンスの日々を
遺しておきたいと考えるのは必然です。
フィルムの不足、限られた予算、何よりも、俳優はじめ多くの映画関係者たちも
戦禍に飲み込まれていたでしょう。

そんな中で作られた作品は、すばらしい芸術であり、歴史の大いなる遺産です。

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戦争が終わって65年。
制作後、半世紀を超えるこれらの作品がデジタル処理を施され、
再度、登場のときを待っています。

そして

あの岩波ホールが「名作映画は普遍的なものであり、映画を通して時代と文化を考える」
という高邁なヴィジョンのもと
今年から、旧作も含めた上映プログラムを立てていくことになったのだそうです。

その第1回が「抵抗と人間」をテーマにしたレジスタンス映画です。
岩波ホールでは「海の沈黙」(‘47 仏)と「抵抗」(’56 仏)の2作品が連続上映されます。

さあ、前説はここまで。
当試写室、次回は「海の沈黙」を上映いたします。
上映まで、しばしのお待ちを。

To be continued.

海の沈黙 デジタルリマスター版
監督・脚本/ジャン=ピエール・メルヴィル、原作/ジャン・ヴェルコール、撮影/アンリ・ドカ、
音楽/エドガー・ビショフ、製作/ピエール・ブロンベルジェ、製作主任/エドモン・ヴァクスレール、製作総指揮/マルセル・カルティエ
出演
ハワード・ヴェルノン/ヴェルナー・フォン・エーブルナック、二コル・ステファーヌ/姪、ジャン=マリー・ロバン/叔父
2月20日(土)より、岩波ホール他でロードショー
1947年、86分、モノクロ、フランス映画、配給/クレストインターナショナル
公式サイト:http://www.crest-inter.co.jp/selection/index.html


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by mtonosama | 2010-01-22 06:08 | Comments(7)
50歳の恋愛白書 -2-
The Private Lives of Pippa Lee

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©Lam Duc Hien,Photographer ©Central Films Sarl,Morena Films SL,BetterWide Limited,Lumiere International limited,LBF10Limite.2009,Studio Canal,All Rights Reserved.


さて、後編です。

ストーリー
ピッパ・リー(ロビン・ライト・ペン)は50歳。
成長した子ども2人は家を出て
30歳も年の離れたベストセラー作家の夫・ハーブ(アラン・アーキン)と
おだやかな日々を過ごす専業主婦。
「理想の女性」として誰もがうらやむ存在でした。

でもねぇ、これでいいのかしら…
そんな思いが心の片隅でピッパをチクチク刺していました。

さて、時代は70年代。ピッパ(ブレイク・ライヴリー)はティーンエージャー。
荒んだ家庭を後にして、NYに暮らす叔母の許で暮らし始めました。
ところが、叔母はレスビアン。
その恋人カット(ジュリアン・ムーア)の影響を受け
ドラッグとセックスに溺れるピッパ。
若く美しいピッパは、そこそこもてはします。

でもねぇ。
どこか虚しい。

そんな日々から彼女を救いだしてくれたのが年上の男ハーブ・リーでした。
当然、彼には妻・ジジ(モニカ・ベルッチ)がいます。
ハーブをめぐる激しい愛の攻防。
しかし、ハーブを得るための代償はとてもショッキングなものでした。

裕福な主婦、忠実な妻、優しい母。結婚後、ピッパは完璧に役割を演じました。
彼女の過去を知るのは夫だけ。

やがて、子どもも成長し、家を出ていくと、ふたりの生活は大きく変わります。
ハーブの心臓発作をきっかけに、ふたりはマンハッタンの家を離れ
引退した高齢者が暮らすコネチカットの郊外に移り住んだのです。
そこでも、ピッパは「美しく恵まれた妻」と相変わらず好感度は高い。

でもねぇ。退屈なんです。
重症の睡眠障害がピッパを襲い始めます。
そして…


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ああ、わかる、わかる。
夫婦の日々は長い長いルーティンワーク。知らない間に不満や不安が募っていきます。
人に言っても「だって、好きで一緒になったんでしょ?」で片付けられますしね。

それに50歳ともなると、いやでも人生の先は見えてきます。
加えて、夫の裏切り。
これで終わりたくないっ、と焦り、目の前に現れた新しいものに夢中になる気持ち
よ~くわかります。
もちろん、新しいものとの関係がうまくいくと限らないことは
50年も生きていれば、経験上、感づいていながらネ。

さすが、レベッカ・ミラーさん、同世代として、難しい年頃の女性を
描ききってくれました。(え、女はいつだって難しい?確かに)

俳優陣も大物揃い。
ジュリアン・ムーア ―彼女も50歳です―
モニカ・ベルッチ ―「マレーナ」でうつむき加減に海辺の道を歩く彼女、きれいでした―
ウィノナ・ライダー ―復帰できてよかった―
キアヌ・リーブス ―もう46歳なんですね― 

こういう映画つくってくれるから、やはりアメリカは侮れないです。

ピッパの選択した人生、悪くないと思います。
え、ピッパはどんな選択をしたのかって?
それは映画を観てのお楽しみ。

The End

50歳の恋愛白書
監督・脚本/レベッカ・ミラー、原作/レベッカ・ミラー“The Private Lives of Pippa Lee”(‘08)
出演 
ロビン・ライト・ペン/ピッパ・リー、アラン・アーキン/ハーブ・リー、マリア・ベロ/スーキー・サーキシアン、モニカ・ベルッチ/ジジ・リー、ブレイク・ライヴリー/若き日のピッパ・リー、ジュリアン・ムーア/カット、キアヌ・リーブス/クリス・ナドー、ウィノナ・ライダー/サンドラ・ダラス、ライアン・マクドナルド/ベン・リー、ゾーイ・カザン/グレース・リー、マイク・バインダー/サム・シャピロ、シャーリー・ナイト/ドット・ナドー
2月5日(金)TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー
2009年、アメリカ、98分、配給/ギャガ、http://50love.gaga.ne.jp/


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by mtonosama | 2010-01-19 05:39 | Comments(12)
50歳の恋愛白書 -1-
The Private Lives of Pippa Lee 

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©Lam Duc Hien,Photographer ©Central Films Sarl,Morena Films SL,BetterWide Limited,Lumiere International limited,LBF10Limite.2009,Studio Canal,All Rights Reserved.

当試写室、なぜか新年早々恋愛ものが続いています。
それも若くない人の恋愛ものが。

しかし、この映画、原題と邦題の落差が大きいです。
“ピッパ・リーの個人的生活”が、なにゆえ「50歳の恋愛白書」?

なんで、こうなったかは映画を観た上で判断していただくこととして。

監督は、あのアーサー・ミラーの娘、レベッカ・ミラーです。
アーサー・ミラーといえば、「セールスマンの死」で劇作家の地位を確立し
テネシー・ウィリアムズとともにアメリカ演劇の双璧といわれる劇作家であります。
マリリン・モンローと結婚したことでも有名です。

あ、レベッカはマリリンの娘じゃ、ありません。
アーサー・ミラーはマリリンと別れた1年後、1962年に写真家インゲ・モラスと再婚。
その2人の間に生まれたのが、女優、脚本家、映画監督であり、そして
本作“The Private Lives of Pippa Lee”で小説家デビューも果たしたレベッカ。
1962年9月15日生まれの47歳。まさにこの映画の主人公ピッパと同世代です。

なんとレベッカさん、小説“The Private Lives of Pippa Lee”を
書いている最中に、この話を映画化したいと思い立ったのだそうです。

「私の中にはまだいろんなものが湧き上がってきていた。
この話を違う側面から見てみたいと思ったの」


思い立つが早いか、小説を書き終わらない内に脚本を書き始めました。
すごいです。

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しかし、殿はこの映画の冒頭シーンを観ながら
「ああ、しまった」と一瞬後悔していました。

おしゃれで高級感あふれるインテリアのダイニングルームで
上品なマダムがにこやかに、お客様たちに飲み物をサーブ
そのかたわらには、マダムよりはかなり年長のインテリっぽいパートナーが
これまた落ち着いた微笑みを浮かべている。

これって、見た目は素敵なんだけど…
「セレブって、こうなの。羨ましいでしょ」
「あんたたちは一生かかってもこんな生活できないのよ」と
人の良い観客を小馬鹿にした似非セレブ映画か?

ところが
ごめんなさい、でした。

その上品なマダムは、30年前はとんでもない不良娘。
インテリ然とした夫はこれまた助平な自分勝手じいさん。

30年以上前にワープするスクリーン。
ピッパの思いもよらない少女時代とその後の展開が
人間をちょっと見ただけで決めつける危険性を教えてくれました。
人間も、映画も、第一印象で決めつけるのはいけませんね(はい、心底そう思いました)。

と、殊勝げに反省したところで、後編に続きます。

To be continued.

50歳の恋愛白書
監督・脚本/レベッカ・ミラー、原作/レベッカ・ミラー“The Private Lives of Pippa Lee”(‘08)
出演 
ロビン・ライト・ペン/ピッパ・リー、アラン・アーキン/ハーブ・リー、マリア・ベロ/スーキー・サーキシアン、モニカ・ベルッチ/ジジ・リー、ブレイク・ライヴリー/若き日のピッパ・リー、ジュリアン・ムーア/カット、キアヌ・リーブス/クリス・ナドー、ウィノナ・ライダー/サンドラ・ダラス、ライアン・マクドナルド/ベン・リー、ゾーイ・カザン/グレース・リー、マイク・バインダー/サム・シャピロ、シャーリー・ナイト/ドット・ナドー
2月5日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー
2009年、アメリカ、98分、配給/ギャガ、http://50love.gaga.ne.jp


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by mtonosama | 2010-01-16 05:57 | Comments(6)
シャネル&ストラヴィンスキー   -2-
COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY  

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                  ©EUROWIDE FILM PRODUCTION

さあ、「シャネル&ストラヴィンスキー」、いよいよ後編です。

ストーリー
1913年パリ。シャンゼリゼ劇場。

舞台ではイゴール・ストラヴィンスキー作曲の「春の祭典」初演が行われていました。
ところが、客席はブーイングの嵐。退席する人までいる始末です。
時代を先取りしすぎたその曲は20世紀初頭のパリ市民の理解を大きく超えていたのです。

その時、ココ・シャネルは劇場にいて、その斬新な音楽とバレエに陶然としていました。

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1920年。
恋人を事故で失い、悲しみにくれるシャネル。
ストラヴィンスキーもまたロシア革命の後、すべての財産を失い
パリで傷心の亡命生活を送っていました。
そんな2人が、共通の友人を通じて出会います。
既に、富と名声を手にしていたシャネルは
ストラヴィンスキーが作曲に専念できるようにと
郊外に所有する豪壮な別荘を提供するのでした。
ストラヴィンスキーはシャネルの厚意を受け入れ
胸を病む妻と4人の子どもたち共々、別荘へ移り住みます。

しかし、美と芸術を求めてやまないココとイゴールが
激しい恋情のとりこになるのは時間の問題でした…


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いやあ、ゴージャスな映画です。
シャネル社デザイナー、カール・ラガーフェルドがスーツやイブニングドレスをデザイン。
シャネル社は多くの衣裳やアクセサリーをこの作品のために貸し出しています。
また、別荘のインテリアには、ココ・シャネルの色である白と黒が多用され
シャネルのパッケージに見られるようなシャープな意匠で飾られています。

ココ・シャネルを演じたアナ・ムグラリスは2002年以来シャネルのミューズとして活躍中。
まさにシャネル尽くしの映画であります。
ちなみに、”シャネルのミューズとはデザイナーのイメージを具現化し、世間に広める
イメージモデル”のことだそうです。(Wikipedia)

そこだけとれば、シャネルのための一大PR映画といえなくもないのですが
ココ・シャネルという女性は一時代を画した偉大な存在、スーパースターです。

目と耳の保養としては恰好の映画でしょう。
映画を観た後、「春の祭典」のCDを引っ張り出して聴いてしまいました。
そうそう、殿の持っているCDは映画「ベルリン・フィルと子供たち」のサントラ盤なのですが
この映画で使われた「春の祭典」の音源はまさにこれ。
サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルによるものです。

ロシア革命を契機に結びついた女性デザイナーと作曲家、という内容も
センセーショナルで、20世紀初頭という時代の激しさを感じさせます。

そして、その恋は激しさゆえに短命に終わります。

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ココ・シャネルは孤独とひきかえに
一流デザイナーと一流経営者と芸術の守護神という位置を手にいれたのでしょうか。

しかし、一流であるということはつらいものです。
山の頂きに一人で立ち、四方から吹き付ける強風にも超然として居続けるということが
それを意味するのだとしたら。

おばあさんになっても挑戦し続けるシャネル、かっこいいです。
シャネルに拍手。パチ、パチ、パチ…

The End

シャネル&ストラヴィンスキー
監督/ヤン・クーネン、脚本/クリス・グリーンハルジュ、原作/クリス・グリーンハルジュ「Coco & Igor」(‘03)
出演
マッツ・ミケルセン/イゴール・ストラヴィンスキー、アナ・ムグラリス/ココ・シャネル、エレーナ・モロゾアヴァ/カトリーヌ・ストラヴィンスキー、ナターシャ・リンディンガー/ミシア・セール
1月16日(土)シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ他全国ロードショー
2009年、フランス、119分、提供・配給/ヘキサゴン・ピクチャーズ
www.chanel-movie.com


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by mtonosama | 2010-01-13 06:01 | Comments(12)
シャネル&ストラヴィンスキー -1-
COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY

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©EUROWIDE FILM PRODUCTION

「シャネルのファッションについて語られるのは好きじゃないわ。
シャネルはスタイルなの。
ファッションは移ろうものだけれど、スタイルは残るものだもの」


なんて、かっこいいお言葉でしょう。
これが19世紀の終わりに生まれた人の言葉です。
モード界の女王にして、社交界の花
伝説となった香水シャネルNo.5を世に送り出した人
そして、恋多き女であり、孤独な女でもあった20世紀のセレブ。
その名はココ・シャネル。

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ココ・シャネルことガブリエル・ボヌール・シャネルは
1883年フランス南西部オーベルニュ地方の行商人の娘として生まれました。
15歳のとき母が他界し、姉ジュリアと共に修道院で育ちます。
この修道院で身につけた裁縫の技術が後のシャネルを形作ることになるのですから、人生というのは面白いものです。






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一方、イゴール・ストラヴィンスキー。
彼は1882年ロシア・サンクトペテルブルグの生まれ。
シャネルとは1歳違いです。
1906年エカチェリーナ・ノセンコと結婚、4人の子どもを持ちます。
26歳のときには彼の作曲した「花火」がバレエ・リュス(ロシア・バレエ団。1909年パリで旗揚げした)の主宰者ディアギレフに認められ、2年後、そのパリ・オペラ座公演のために作った「火の鳥」が評判となります。
成功を重ねるストラヴィンスキーでしたが
1913年シャンゼリゼ劇場で初演した「春の祭典」はそのあまりの斬新さで観客の不評を買います。



時代は1920年代に入り、ロシア革命の後、多くのロシア人が故国を捨ててパリにやってきた頃。
意外な組み合わせと思えるシャネルとストラヴィンスキーが出会うのはこんな状況下でした。

そして

既にモード界や社交界に君臨していた美しき女王ココ・シャネルが
困窮する天才音楽家に援助の手を差し伸べたのです。
そう、その時、ストラヴィンスキーは病気がちの妻と幼い子どもたちを抱えながら
国を捨て、財産も家もないという苦境にあえいでいたのでした。

というところで、続きは後編までお待ちくださいませ。

to be continued.

シャネル&ストラヴィンスキー
監督/ヤン・クーネン、脚本/クリス・グリーンハルジュ、
原作/クリス・グリーンハルジュ「Coco & Igor」(‘03)
出演
マッツ・ミケルセン/イゴール・ストラヴィンスキー、アナ・ムグラリス/ココ・シャネル、
エレーナ・モロゾアヴァ/カトリーヌ・ストラヴィンスキー、
ナターシャ・リンディンガー/ミシア・セール
1月16日(土)シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ他全国ロードショー
2009年、フランス、119分、提供・配給/ヘキサゴン・ピクチャーズ
www.chanel-movie.com

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by mtonosama | 2010-01-10 06:49 | Comments(13)
新しい人生のはじめかた
              Last Chance Harvey
-2-

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(C)2008 OVERTURE FILMS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

前回に引き続き「新しい人生のはじめかた」。
今回は後編です。いかなる展開になりますか。
さ、後編の幕が開きます。


さて、舞台はロンドン。
男・ハーヴェイは、仕事、仕事で鼻もちならない上に、背も低いおやじですし
女・ケイトは、仕事や合コンの最中にもうるさく電話を入れてくる母親に何も言い返せず
そろそろ腹部や背中に脂肪の層をまとい始めた40代。
おそらくは、このまま歳老いていくだろうと本人たちも周囲も思っていました。

し・か・し。

ストーリー

空港のバーで白ワインを片手に本を読んでいるケイト。
そこへ飛行機に乗り遅れたハーヴェイが。
彼女の隣のテーブルに座り、話が弾みます。楽しい時間を過ごして別れる2人。

電車に乗って再び読書を始めたケイトでしたが
車両の向こうから乗客をかきわけながらやってくるハーヴェイに気づきました。
翌朝の飛行機まで予定のない彼は会話を楽しんだケイトと別れがたく
追いかけてきたのでした。
テームズ河畔を歩きながら、家族のことや趣味のことを語り合います。

ハーヴェイが抱く家族への思いを知ったケイトは
「あなたはお嬢さんの披露宴に出席すべきよ」と助言。
そう、ハーヴェイは式に出席して、スーザンが義父とヴァージンロードを歩むのを見た後
式場を出てきてしまっていたのでした。
「友人として一緒に出席して」と、ハーヴェイはケイトに頼みます。
そして…


自分の居場所がベストだと思っていた決して若くはない男女。
歳をとってはいても自分の選択が絶対に正しいわけではないのです。
人間って、変わろうと思えば変われるものなのですね。

いくつになっても変われるって素敵です。
変わる決断ができるのもすごいです。

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「卒業」から早42年。30歳だったダスティン・ホフマンももう72歳です。
でも、まだまだ若い。
かつてピアニストになることを夢見ていたダスティン。
昔とった杵柄で、本作ではCM作曲家としてピアノを弾くシーンもあります。
一方、イギリスを代表する演技派女優として脚本家として、活躍するエマ・トンプソン。
彼女は50歳。
ちょっと、ほんのちょっと、お肉のつき始めた身体でも
堂々と胸の開いたドレスを着て、良い感じでした。
素敵な女優さんです。
2人とも、本当に良い俳優。

変わるって、自分にかけていた規制をほんの少し取り払えばいいだけなんですね。
新しい年にふさわしい“We can change.”の映画でした。

the End

新しい人生のはじめかた
監督・脚本/ジョエル・ホプキンス
出演
ダスティン・ホフマン/ハーヴェイ・シャイン、エマ・トンプソン/ケイト・ウォーカー、
アイリーン・アトキンス/マギー、キャシー・ベイカー/ジーン、リアン・バラバン/スーザン、ジェームズ・ブローリン/ブライアン、リチャード・シフ/マービン、ブロナー・ギャラガー/ウーナー
2月6日(土)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2008年、イギリス、93分、配給/クロックワークス
http://hajimekata.jp/


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by mtonosama | 2010-01-07 05:44 | Comments(6)
新しい人生のはじめかた
              Last Chance Harvey -1-

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            (C)2008 OVERTURE FILMS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.


世の中は、歳とった人や、それほど歳とってない人や
若い人や、子どもや
女や、男や
結婚している人や、別れた人や
別れたわけでもないけどずっとひとりで暮らしている人や
いろんな人たちから成り立っています。

そんな世の中の日々の生活は結構、波瀾万丈。
人生って、傍目にはなにも起こっていないように見えても
本人たちにとってはさまざまな事件の連続です。

「新しい人生のはじめかた」。
新年にふさわしいタイトルですが、これは恋愛映画です。
それも、20代、30代という若い方々の恋愛ではなく
40代の女性と60代男性との恋愛。
人生も折返し点を過ぎての恋愛のお話。
ある程度、生き方が定まってから、出会ってしまった恋。
それはもう本人たちにとっては大事件です。

観ている自分は当事者ではないのですが
スクリーンで起きているできごとを
登場人物と同じような気持ちになって
大事件と感じたり、あるいは、ハッピーと感じるのは
老いるということもそれほど悪いことではないな、と考えられるようになったからでしょうか。
それとも、俳優が素晴らしいから、でしょうか。

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ダスティン・ホフマン演じるハーヴェイはバツ1、初老のCM音楽家。
離婚後はNYで気ままな一人暮らしを満喫しています。
このハ―ヴェイ・シャイン氏、元妻のひきとった一人娘スーザンが結婚式をあげる
というのでロンドンまでやってきました。
しかし、仕事はトラブル続き。
ロンドンのホテルでは彼一人だけ、家族たちから仲間外れ。
おまけに、娘がヴァージン・ロードを歩く相手に選んだのは彼ではなく
元妻の再婚相手。

一方、エマ・トンプソン演じるケイト。
彼女はロンドン・ヒースロー空港でアンケート調査をして働く統計局員。
過干渉な老母に手を焼きながらも、おひとりさまを楽しむ40代です。
友人たちはさまざまな出会いの機会を提供してくれるけれど
いまさら、男とつきあうより、文章教室に通ったり、読書したり
ひとりで生きていく方がよっぽど気楽と考え始めている独身女性なのです。

to be continued(続く)
(新年にあたり、前編・後編2部構成としてみました。ストーリーは後編にて)

新しい人生のはじめかた
監督・脚本/ジョエル・ホプキンス
出演
ダスティン・ホフマン/ハーヴェイ・シャイン、エマ・トンプソン/ケイト・ウォーカー、
アイリーン・アトキンス/マギー、キャシー・ベイカー/ジーン、リアン・バラバン/スーザン、ジェームズ・ブローリン/ブライアン、リチャード・シフ/マービン、ブロナー・ギャラガー/ウーナー
2月6日(土)TOHOシネマズシャンテ他にて公開
2008年、イギリス、93分、配給/クロックワークス
http://www.hajimekata.jp/


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by mtonosama | 2010-01-04 05:15 | Comments(6)