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殿様の試写室

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<   2011年 01月 ( 10 )   > この月の画像一覧

           トスカーナの贋作 -1-
                     Copie Conforme

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                   (C)Laurent Thurin-Nal / MK2

よくわからない映画でした……

と、いきなり観る気をそぐようなことを言って申し訳ありません。
いえ、映画って、
一体なにを言いたいのかよくわからないのだけれど、
やけに印象に残るものがあるなぁ、と思いまして。

とのの場合はこの「トスカーナの贋作」がよくわからないけれど印象に残る映画という
カテゴリーに加わりました。今までここに属していたのは「去年マリエンバートで」です。

    「去年マリエンバートで」の内容については、ヨーロッパのお城のようなどこかの庭園で
    男と女が訳のわからないことを話しているよ、という位の記憶しかありません。
    しかし、その階段風の庭園の光と影がやたら印象的で、今もパッと脳裏に花開きます。

Wikipediaによればモノクロ映画だったらしいのですが、
そうは思えないほど色彩を感じさせ、明暗のはっきりした作品でした。
言ってみれば、せりふつきの絵画ですか。
去年マリエンバートで」(L'Année dernière à Marienbad)は、1961年公開のフランス・
イタリア合作映画。アラン・ロブ=グリエによる脚本をアラン・レネが監督したモノクロ映画である。1961年、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞。日本公開は1964年5月。
脚本のロブ=グリエ自身の言によれば、黒澤明監督の『羅生門』に触発されて作られた作品である。より正確に言うならば、芥川龍之介の『藪の中』を下敷きにした作品群の一つといえる。
ココ・シャネルが衣装をデザインしたことでも有名。(Wikipediaより)

     え~?!「羅生門」?「藪の中」?そんなふうにはまったくもって見えませんでした!
     もう一度観るともっと響いてくるものがあるかもしれません。
     でも、最初観たときに「拒絶されてしまった」感を持ってしまったので、
     敬して遠ざけさせていただくこととします。
     ま、いずれに日にかもう一度観ることもあるかもしれませんが。

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トスカーナの贋作」はアッバス・キアロスタミ監督が母国イランを離れ、
初めてイタリアで撮影した作品です。
このトスカーナという地名にひっぱられて鑑賞したとのが浅はかでした。
キアロスタミ監督の投げかけてくるテーマは、
舞台が、イランの岩山からトスカーナの田園に移ろうとなんら変わることはなく、
常に変化球なのです。
受け止めることはなかなかに大変です。
(原題の“Copie Conforme”は「認証された贋作」という意味だそうで、
トスカーナなんて言葉はどこにもありませんし)

キアロスタミ監督は2003年に小津安二郎生誕100年を記念した
「5 five~小津安二郎に捧げる」を撮っていますが、
本作では小津の手法を活用しているそうですよ。
「去年マリエンバートで」も「トスカーナの贋作」も、
日本の作品や監督から影響を受けているようですが、
日本という国が発するシグナルは外国人の目を通すと随分変わってしまうものですね。
ま、これもCool Japanということで良しとしますか。

イラン人のキアロスタミ監督イタリア・トスカーナを舞台に
フランスの女優ジュリエット・ビノシュイギリス人バリトン歌手ウィリアム・シメル
起用した「トスカーナの贋作」。なんともグローバルではありませんか!
一体どんなお話なのでしょう?乞うご期待であります。 
                             

トスカーナの贋作
監督/アッバス・キアロスタミ、オリジナル脚本/アッバス・キアロスタミ、脚色/マスメ・ラヒジ、
撮影監督/ルカ・ビガッツィ、製作総指揮/ガエターノ・ダニエル、製作/マラン・カルミッツ、ナタニエル・カルミッツ、シャルル・ジリベール、アンジェロ・バルバガッロ
出演
ジュリエット・ビノシュ/彼女、ウィリアム・シメル/ジェームズ・ミラー、ジャン=クロード・カリエール/広場の男、アガット・ナタンソン/広場の女、ジャンナ・ジャンケッティ/カフェの主人、アドリアン・モア/息子、アンジェロ・バルバガッロ/通訳、アンドレア・ラウレンツィ/ガイド、フィリッポ・トロイアーノ/花婿、マニュエラ・バルシメッリ/花嫁、ルチニャーノの住民
2月19日(土)より、ユーロスペースにて公開(全国順次)
2010年、フランス・イタリア合作、106分、配給/ユーロスペース
http://www.toscana-gansaku.com/

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by mtonosama | 2011-01-29 06:04 | 映画 | Comments(6)
ティーンエージ・パパラッチ -2-
               TEENAGE PAPARAZZO

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        (C)2009 RECKLESS PRODUCTIONS ALL RIGHTS RESERVED

エイドリアン・グレニアー監督はオースティン・ヴィスケデイク少年とハリウッドスターたち、
少年の両親や周囲のパパラッチたち、写真エージェントなどを取材、撮影を開始しました。
 
監督は少年の撮影を続けるうちに、彼がなぜパパラッチになったか、
そして、読者や観客の覗き見趣味とメディアが結びついて、
巨大ビジネスができあがっていることなんかも見えてきてしまいました。

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舞台はハリウッド。
マット・デイモン、パリス・ヒルトン、ウーピー・ゴールドバーグなどの有名スターたちが、
パパラッチにうんざりしたり、怒ったり、あるいは、諦めたりしているところを
覗き見するのは、彼らには申し訳ないけど(そんなこと思っちゃいないけど)おもしろいです。

映画の中でジャーナリストがコメントしてました。

「みんな『有名人になんて関心がないよ』と言いながら、
もしも有名人が目の前を通っていったら、本能が無意識に反応するんだ。
有史以前から人は有力者に従って生き延びてきたから、刻み込まれた記憶なんだね。
サルがボスに従うのと同じさ」


サルと一緒にされてしまいましたよ(苦笑)

でも、A篠宮夫妻を見て大騒ぎしたとの自身や
犬の散歩中、雅子妃に声をかけられた、と興奮していた知人を思うと、
う~ん、当たってるかも……

セレブたちがパパラッチをけなしているのを聞く一方、
エイドリアン・グレニアー監督はパパラッチたちにも取材します。
パパラッチは「(セレブは)自分たちの意志で芸能界に入り、有名になったのだから、
注目されるのを望んでいたんじゃないのかい」と反論。
「きどるんじゃないよ」というところでしょうね。
セレブは有名になるためにパブリシストを雇い、パブリシストはパパラッチの権利を認め、
セレブ達の写真を撮ることを許可しています。持ちつ持たれつ、ということです。

でも、監督自身、パパラッチに追っかけられたことを思うと、いまいち納得できません。
で、パパラッチに体験入門。
と、これが夜討ち朝駆けと結構ハードな仕事です。
パパラッチ達がこの仕事に励むのはひとことで言えば「お金」。
スクープ写真ビジネス、ゴシップ写真ビジネスがしっかり確立しているんですね。

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ところで、オースティン少年。
金髪のかわいい小さな男の子が大きなカメラを構えていれば、当然目立ちます。
あるフォト・エージェントが映像に映ったオースティン少年を記事にしたところ、
世界各国のメディアに取り上げられることになりました。
そして、追っかける側のオースティンが追われる側になると……

という映画です。
ドキュメンタリーと言いつつ、監督がしっかり目立ってます。
そ、マイケル・ムーアのドキュメンタリーと同じですね。
そして、追われる身になったオースティン少年がわが身を反省し、
新しい生き方を求め始める、というアメリカ的予定調和も、まぁ予想通り。

なんかなぁ、面白いは面白いんだけど、意外性のない展開かな。
ドキュメンタリー映画といえども、結構万人好みのストーリーがしっかり存在してましたねぇ。

                            

ティーンエージ・パパラッチ
監督・製作/エイドリアン・グレニアー、製作/エイドリアン・グレニアー、マシュー・クック
出演
オースティン・ヴィスケダイク、エヴァ・ロンゴリア・パーカー、パリス・ヒルトン、マット・デイモン、アレック・ボールドウィン、マリオ・ロペス、リンジー・ローハン、ロージー・オドネル、ペレズ・ヒルトン、オルウェイ・ヴィスケダイク、ジェイン・シーバーツ、スティーヴ・サンズ、ジェリー・フェローラ、ケヴィン・コナリー、ケヴィン・ディロン、エリン・グリアンゾン、アニナ・ラヴィオレット、エボニー・ブラウン、ダン・ホロウィッツ、ブレイン・ヒュイスン、ルイス・ブラック、ジェイムズ・ホズニー、ヘンリー・フロレス、ジェイク・ハルバーン、ジャリール・ホワイト、スージー・マコウピン、ウーピー・ゴールドバーグ、ヘンリー・ジェンキンス、ルーク・ゴープリック=パーカー、テイラー・マクレイン、ニコラス・バーバー、メイ・ラン・フォガティ、クローイ・ルーハンデ、ダニエラ・ジェイコブス、アレクサンドラ・メイヤー、コリ・ハーディ、ルイス・キャリオン、ブラッド・エルターマン、トマス・デ・ゼンゴティータ、ジミ・ヘンドリックス
2月5日(土)より新宿バルト9他にてロードショー
2010年、アメリカ、95分、配給/クロックワークス
http://www.teenage-pap.com/


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by mtonosama | 2011-01-25 22:03 | 映画 | Comments(4)
ティーンエージ・パパラッチ -1-
               TEENAGE PAPARAZZO

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        (C)2009 RECKLESS PRODUCTIONS ALL RIGHTS RESERVED


パパラッチときくと、
「なんで撮っちゃいけないんだよぉ。俺たちゃ、セレブとは持ちつ持たれつの関係なんだぜぃ」
と、髭もじゃで、やたら腕っ節の強そうなカメラを持ったおじさんたちが
開き直っている風景を想像してしまいます。

人を押しのけ、罵りながら被写体に殺到する姿はちょっとなぁ、ですし、
藪に潜んで、いきなりパシャッとシャッター切るのもなんかなぁ―――

と思いつつも、有名人の思わぬ素顔を雑誌などで目にすれば、
ついついジックリ見てしまいます。
街で有名人を見かければ、眼で追ってしまいますし、「見たよ、見たよ」と友人に自慢しちゃいます。
(ちなみにとのはA篠宮夫妻を、とあるホールで100cmという至近距離から見ました)

バカみたい、と思いつつも、テレビや映画で見た有名人や皇族や政治家をじかに見ると、
やはりドキドキします。

「ティーンエージ・パパラッチ」は、TV番組の中で“セレブ”を演じ、自身もセレブと呼ばれ、
パパラッチに追っかけられる身の上になった俳優・エイドリアン・グレニアーの監督第2作。



f0165567_552062.jpgエイドリアン・グレニアー
1976年生まれ。ウディ・アレン監督の「セレブリティ」(‘98)、「僕のニューヨークライフ」(‘03)、スティーヴン・スピルバーグ監督の「A.I.」(‘01)などに出演。ゴールデン・グローブ賞に6年連続でノミネートされたTVドラマ・シリーズ「アントラージュ★オレたちのハリウッド」で主演、「プラダを着た悪魔」(‘06)ではアン・ハサウェイの恋人役を演じました。
監督デビュー作は18年間音信不通だった自分の父親を捜すドキュメンタリー映画「Shot in the Dark」(‘02)。ドイツ語とフランス語にも堪能で、俳優、ミュージシャン、監督、プロデューサーとしても活躍する多才な人物です。

そんなこんなで自分自身が“セレブ”になり、パパラッチに追いかけ回されながらウンザリしていたある日のこと、グレニアー監督は13歳のオースティン・ヴィスケダイク少年が大人のパパラッチに混ざって写真を撮っているのを発見。

それがこの映画を撮るきっかけでした。




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オースティン・ヴィスケデイク
1993年生まれ。父親はアーティストで家具デザイナー。母親は家具メーカー を経営。
ウエスト・ハリウッドに在住し、幼いころから地元のアート・ギャラリーや美術館や
レストランに通い、映画スターのいることが当たり前の環境で育つ。
パパラッチになったのは、母親とスパに行ったとき、パリス・ヒルトンと出会い、
優しくされたことがきっかけ。以後、カメラを手放さないカメラ小僧に変身。



追われるエイドリアンが追う側に、
追っていた13歳のオースティン少年が追われる側に―――
これって、ちょっとした心理学の実験みたいでおもしろいですよね。

さて、いったいどんな映画なのでしょうか?
どうぞ次回にご期待ください。

                               


ティーンエージ・パパラッチ
監督・製作/エイドリアン・グレニアー、製作/エイドリアン・グレニアー、マシュー・クック
出演
オースティン・ヴィスケダイク、エヴァ・ロンゴリア・パーカー、パリス・ヒルトン、マット・デイモン、アレック・ボールドウィン、マリオ・ロペス、リンジー・ローハン、ロージー・オドネル、ペレズ・ヒルトン、オルウェイ・ヴィスケダイク、ジェイン・シーバーツ、スティーヴ・サンズ、ジェリー・フェローラ、ケヴィン・コナリー、ケヴィン・ディロン、エリン・グリアンゾン、アニナ・ラヴィオレット、エボニー・ブラウン、ダン・ホロウィッツ、ブレイン・ヒュイスン、ルイス・ブラック、ジェイムズ・ホズニー、ヘンリー・フロレス、ジェイク・ハルバーン、ジャリール・ホワイト、スージー・マコウピン、ウーピー・ゴールドバーグ、ヘンリー・ジェンキンス、ルーク・ゴープリック=パーカー、テイラー・マクレイン、ニコラス・バーバー、メイ・ラン・フォガティ、クローイ・ルーハンデ、ダニエラ・ジェイコブス、アレクサンドラ・メイヤー、コリ・ハーディ、ルイス・キャリオン、ブラッド・エルターマン、トマス・デ・ゼンゴティータ、ジミ・ヘンドリックス
2月5日(土)より新宿バルト9他にてロードショー
2010年、アメリカ、95分、配給/クロックワークス
http://www.teenage-pap.com/


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by mtonosama | 2011-01-22 05:32 | 映画 | Comments(6)
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           ©2009, Mother and Child Productions, LLC

善かれと思ってやったことでも、それが信じられないほど相手を傷つけていることがあります。
あるいは、当たり前に聞き流していたけれど、いざ自分がその立場になってみると
「ああ、真理だな」ってあらためて身にしみることも。

例えば“生きるためには希望が必要”という言葉があります。

しみったれた例えで恐縮なのですが、今お金がないとします。
「月末に入金があるから、がんばろっ!」
これが希望。
なのに、やっと月末というその日、支払ってくれる予定の会社が倒産。
これ、絶望・・・
同じ困窮状態でも、入るあてがあるのとないのとでは大違いです。
希望さえあれば人は耐えていけるものですから。

いえいえ、しみったれたとのの希望論は脇へかたづけて、映画に戻りましょう。

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ストーリー
14歳のとき、カレンは初めて人を愛し、彼との間に女の子が生まれました。
でも、それは早すぎる出産。
カレンは母の反対にあい、赤ちゃんを手放すしかありませんでした。

それから37年。51歳になったカレンは周囲の人との深いつながりを避け、
同居する老いた母とも良い関係を持てないまま、孤独な日々を送っていました。
職場の同僚パコは彼女を愛し、理解してくれるのですが、彼にも心を開くことはできません。
ただ、37年前に手放した名前も顔もわからない娘を想い、
届くことのない手紙を書き続けています。

養子に出され母の愛を知らずに育った37歳のエリザベスは弁護士として成功していました。
恋も仕事も自分でコントロールしながら、
ひたすらキャリアアップの人生を歩むエリザベスでしたが、
そんな彼女に予想外の出来事が発生。
弁護士事務所の上司ポールの子どもを妊娠してしまったのでした。
子どもを持つことなどその人生プランに書きこんでいなかったエリザベス。
妊娠は彼女の人生を大きく変えることになりました。
意外にも、彼女は今までのキャリアを捨て、子どもを産むことを決意します。

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一方、子どもを産めないため、養子縁組を考えるルーシー。
彼女はある妊婦と巡り合います。
望まない妊娠で生まれてくる子どもを養子に出そうとしている若い女性でした。
ところが、いざ生まれてくると、彼女はその子を手放せなくなってしまったのです。
絶望するルーシーのもとへ養子斡旋所から一本の電話が入ります。
それは、見知らぬ母と娘を結びつける電話でした……

14歳で子どもを産んでしまったら、人知れず養子に出すのはひとつの選択です。
それもかなり適切な選択だと思います。
カレンの母が選んだ手段は間違っていなかった筈なのに、
カレンもエリザベスも心に深い喪失感を抱え込んだまま、年を経てしまいました。

人は選択が適切かどうかばかりに気をとられ、当事者たちの心に想いを向けることを忘れてしまいます。
そう、だからガルシア監督は、一旦は養子を決意しながら、自分で育てることを選んだ若い女性を
登場させたのでしょう。
それがルーシーとエリザベスとカレンを結びつけることになるとは―――
ガルシア監督の練りに練った脚本の深さに感嘆しました。

また女優陣の素晴らしさ。
エリザベスを演じたナオミ・ワッツは撮影時、実際に妊娠中のその大きなお腹をカメラの前にさらし、
エリザベスの決意の迫真性をあらわしていました。
シワの目立つ素顔を堂々と見せたアネッサ・べニングにも感嘆。
男の影を薄く感じてしまったのは母と娘という永遠の関係性の強さのせいかもしれません。
まさに、DNAの立体構造図です。

太古から未来へとグルグル回転しながら永続するDNA構造図と母の娘の関係って
どこか似ているような気がしませんか?

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あのこわもてのサミュエル・L・ジャクソンまで毒気の抜けた温厚なおじさんになっていたのも、
母と娘の関係に圧倒されてしまったからでしょうか。

ガルシア監督、女性を描かせたら、当代随一。脱帽です。

                           

愛する人
脚本・監督/ロドリゴ・ガルシア、プロデューサー/ジュリー・アン、リサ・ファルコン、エグゼクティヴ・プロデューサー/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、撮影監督/グザビエ・ペレス=グロベット、ASC
出演
アネット・べニング/カレン、アイリーン・ライアン/ノラ(カレンの母)、サミュエル・L・ジャクソン/ポール、ナオミ・ワッツ/エリザベス、チェリー・ジョーンズ/シスター・ジョアン、ケリー・ワシントン/ルーシー、デヴィッド・ラムゼイ/ジョセフ(ルーシーの夫)、ジミー・スミッツ/パコ、エルピディア・カリーロ/ソフィア(カレンの家政婦)、シモ―ネ・ロペス(家政婦の娘)、シャリーカ・エップス/レイ(妊娠した女性)、ブリット・ロバートソン(目の見えない少女)/ヴァイオレット
1月15日(土)よりBunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
2009年、126分、アメリカ、スペイン、カラー、配給/ファントム・フィルム
http://aisuru-hito.com/


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by mtonosama | 2011-01-19 06:11 | Comments(6)
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                ©2009, Mother and Child Productions, LLC

もしも、あなたが14歳で子どもを産むことになったら、
あるいは、あなたの娘が14歳で子どもを産んでしまったら―――

ま、その年齢で子どもを持つことが一般的な地域もあるし、
映画やドラマの世界では案外普通のことかもしれないけれど、
やっぱり、これは非常事態ですよね。

非常事態がいかなる展開を見せるか、
それは映画のわざ師の見せどころでありましょう。

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ロドリゴ・ガルシア。51歳。
あの「100年の孤独」(あ、焼酎の名前ではありません。念のため^_^;)や、
「コレラの時代の愛」http://mtonosama.exblog.jp/8720721を書いた作家
ガブリエル・ガルシア=マルケスの息子にして
「彼女を見ればわかること」(‘99 2000年カンヌ国際映画祭「ある視点部門」グランプリ受賞)、「美しい人」(‘05 2005年ロカルノ国際映画祭グランプリ受賞)の監督です。
女性とその内面を描かせたら、天下一品のガルシア監督。


今回、またまたしみる映画を送り出してくれました。

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カレン、エリザベス、ルーシーという3人の女性によって繰り広げられるストーリーは
母と娘の関係を軸にして、その周囲を夫、恋人、あるいは彼女たちの仕事や生活に関わる人たちが
ゆるやかに螺旋を描いてとりまきつつ進行していきます。
そうです。あのDNAの立体構造のように。

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DNA?

いったい何を言っているのやら(汗)
ただ、「14歳の少女が子どもを産みました。まあ、どうしましょう」で
終わる話ではないということを言いたかったのです。すいません。


少女は相手の少年を本気で愛していたから、妊娠し、
出産したのだけれど、彼女の母はそれを許さなかった。
そして生まれた娘は養子に出され、実の親から拒絶されたという思いを抱えて成長していく…




ロドリゴ・ガルシア監督の心にふと浮かんだ
「誰かを切望する」「愛するものと離れて暮らす」というテーマ。
それが脚本として実を結ぶまでに約10年を経て、なんとも静かで深い映画ができあがりました。

さあ、どんなお話なのでしょうか。
続きは後編までしばしのお待ちを。乞うご期待であります。

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愛する人
脚本・監督/ロドリゴ・ガルシア、プロデューサー/ジュリー・アン、リサ・ファルコン、エグゼクティヴ・プロデューサー/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、撮影監督/グザビエ・ペレス=グロベット、ASC
出演
アネット・べニング/カレン、アイリーン・ライアン/ノラ(カレンの母)、サミュエル・L・ジャクソン/ポール、ナオミ・ワッツ/エリザベス、チェリー・ジョーンズ/シスター・ジョアン、ケリー・ワシントン/ルーシー、デヴィッド・ラムゼイ/ジョセフ(ルーシーの夫)、ジミー・スミッツ/パコ、エルピディア・カリーロ/ソフィア(カレンの家政婦)、シモ―ネ・ロペス(家政婦の娘)、シャリーカ・エップス/レイ(妊娠した女性)、ブリット・ロバートソン(目の見えない少女)/ヴァイオレット
1月15日(土)よりBunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
2009年、126分、アメリカ、スペイン、カラー、配給/ファントム・フィルム
http://aisuru-hito.com/


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by mtonosama | 2011-01-16 06:59 | Comments(4)
             ジャライノール -2-
                       JALAINUR
                   ZHA LAI NUO ER 
                   紮賚諾爾/扎賚諾爾

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唐突ですが、エベレスト登頂のドキュメンタリー番組をご覧になったこと、ありますか?
8千メートル以上の山から空を見ると、
それは空というより、もう宇宙、蒼さの中に闇黒をほのかに感じさせます。
地球でありながら、そこは宇宙というか、どこか知らない世界というか、
不思議な感覚にめまいを覚えそうな光景です。

このジャライノールもそんな土地です。
大きく穿たれた石炭露天掘りの穴。
白煙を吐いて行き交う巨大な生物のような蒸気機関車の群。
あとは見渡す限り、何もない大地。闇をはらんだように蒼い空。
内モンゴル自治区ジャライノール

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100年以上にわたって石炭が掘られ続け、その石炭を運び続けてきた蒸気機関車も
昨年をもってすべて廃止されてしまいました。
期せずして、2008年製作の本作はその最後の姿をとらえた映画になったわけです。

ストーリー
見渡す限り、荒涼とした大地と蒼い空が拡がるジャライノール炭鉱。
石炭を運搬する蒸気機関車の鉄道機関士・朱老(ジュー・ヨウシアン)と、
後輩の李治中(リー・ジーチョン)。

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親子ほど年は離れていますが、機関車の運転席でお酒を飲んだり、
仕事が終わった後も一緒に過ごしたり、長年共に働き続けた気の合う2人です。
(運転席で飲んだことは労働者集会でばれてしまいますが)
石炭とSLしかないような極寒のジャライノールの町でも、
人々は犬とじゃれたり、トラックから脱走した豚を追っかけたり、
楽しげに暮らしています。
でも、逆らわないのが一番の上策という庶民の知恵が身についているからでしょう。
党の方針にはまじめそうな顔を装いながら、従っています。

そんなある日、李治中(リー・ジーチョン)は、
朱老(ジュー・ヨウシアン)が機関士を辞め、30年間働き続けた炭鉱から去ることを知りました。彼はロシア国境の近くに住む娘夫婦のもとで生活するというのです。

朱(ジュー)がジャライノールを去る日。李(リー)はその後を追って旅に出ます。
朱は李に戻ることを勧めますが、結局、最終目的地まで2人は共に旅を続けます。
けれど、朱の娘夫婦が駅に現れたとき、李は静かに朱に背中を向けるのでした……


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「送君千里、終須一別」
「君を千里送るとも、終(つい)には須(すべから)く別すべし」

蒼い空とSLの白い蒸気がいつまでも脳裏を離れないロードムービーです。

心の浸透圧現象とでもいいますか―――
想像を超える世界を前にすると、自分の心のなかに抱えたものが
その世界へと浸み出し、雲みたいに漂い出していくような気持になります。

正月を飾るにふさわしい良い映画でした。

                             

ジャライノール
脚本・監督・編集/趙曄(チャオ・イエ)、エグゼクティブ・プロデューサー/崔紅、製作/崔紅、趙曄、撮影監督/張乙
主演
劉遠生、李治中
1月15日(土)より ポレポレ東中野にてロードショー
2008年、中国、中国語、カラー、92分、配給/シネマトリックス
http://www.cinematrix.jp/jalainur/


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by mtonosama | 2011-01-13 05:58 | 映画 | Comments(8)
             ジャライノール -1-
                        JALAINUR
                   ZHA LAI NUO ER 
                   紮賚諾爾/扎賚諾爾

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お待ちかね、辺境映画です。
え、待ちかねてはいない?
では、鉄ちゃん、鉄子さん待望、蒸気機関車の最後の聖地が舞台の映画といったらどうでしょう。

もしかしたら、皆さまのご意向には添わなかったでしょうか……

それでも、とのは断固このマイナーな世界を舞台にした映画を紹介させていただきます。
蒸気機関車はともかく、辺境好きのとのとしては結構ガツンときた作品です。
最近では辺境を旅することも難しくなったので、
映画でこういう世界を体験できるというのはありがたいことです。

タイトルのジャライノール(扎賚諾爾)というのは内モンゴル自治区満州里にある炭鉱の町。
中国で5番目に大きな淡水湖ダライ湖(達賚諾爾=ダライノール、モンゴル語で「海のような湖」という意味)に近い町です。
1901年にロシア帝国がここに駅をつくるとき、ダとジャを聞き間違えたため、ジャライノールと呼ばれるようになったのだとか。

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ジャライノールは露天掘り炭鉱として100年以上の歴史を持ち、
石炭の運搬には蒸気機関車が使われています。
世界中のSLファンから「最後の聖地」とよばれる町。
しかし、現在はトラックやディーゼル機関車への移行が進み、
昨年までに蒸気機関車はすべて廃止されてしまったそうです。

枯渇寸前のこの炭鉱で働く労働者たちを待ち受けるのもSLと同様の運命なのでしょうか。

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監督は趙曄(チャオ・イエ)。1979年生まれの若い監督。北京電影学院アニメーション学科出身です。「ドラゴンボール」の鳥山明(彼はとのと同郷です。ちょっと自慢)や「メゾン一刻」や「うる星やつら」の高橋留美子のファンで、以前は漫画家志望だったという経歴の持ち主。
「映画を撮る前には自分のイメージを描いた絵コンテを用意します。これは漫画家志望だったときの影響かもしれません」と語る監督です。

ここが同じ地球上とは思えないほど、空と大地しかない荒涼としたジャライノール。
凍えるような寒気に逆らって吹き上げるSLの蒸気も真っ白になって町の上空に漂います。
凍えた手に一生懸命、息を吹きかけて暖めるような感じで、どこかけなげな蒸気機関車。

このような土地で、
血の通った人間たちが働き、生活し、出会いがあり、別れがある、ということが既にものすごいドラマです。

中国に、
送君千里、終須一別
「君を千里送るとも、終(つい)には須(すべから)く別すべし」
という言葉があるそうです。

あなたと別れがたくてどんなに遠くまで送っていっても、
最後には結局別れなくてはならない―――

ああ、なんかすごくよくわかる。こんな経験が大昔にあったような。

まだ31歳の監督ですが、
いつの頃からか頭の中に住みついた「送君千里、終須一別」
という言葉の意味を探りたくなったのだそうです。
この言葉に触発されて創ったというストーリー。さて、どんなお話なのでしょう。

                                  

ジャライノール
脚本・監督・編集/趙曄(チャオ・イエ)、エグゼクティブ・プロデューサー/崔紅、
製作/崔紅、趙曄、撮影監督/張乙
主演
劉遠生、李治中
1月15日(土)より ポレポレ東中野にてロードショー
2008年、中国、中国語、カラー、92分、配給/シネマトリックス
http://www.cinematrix.jp/jalainur/


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by mtonosama | 2011-01-10 06:44 | 映画 | Comments(8)
ウッドストックがやってくる! 
                           -2-

                TAKING WOODSTOCK

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         (c) 2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

1969年
世界中で学生たちが反逆の烽火をあげ、
日本でも、東大の入試が中止になり、大学はバリケードで封鎖され、
キャンパスをヘルメットやタオルで覆面をした学生たちが闊歩した時代。
アメリカは泥沼のようなべトナム戦争に足を取られ、
その現実から国民の目をそらせるため、月にロケットを飛ばした年です。

そして、この年、ベトナム戦争にうんざりした若者たちは何かを期待して、ウッドストックに集まりました。

熱く、ロックな時代でしたが、もちろん、しけた日々を送る人もいました。
エリオット・タイチバーグもそんな一人。

でも、ウッドストックを経て、大きく人生が変わったという点では、
熱い時代に生きた多くの人と同じ、あるいは、それ以上だったかもしれません。

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彼は本作「ウッドストックがやってくる!」の原作者で実在の人物です。
ウッドストック・フェスティバル終了後はベルギーへ移住し、
現在は戯曲、テレビ、映画用のミュージカル・コメディ脚本を手がける作家として活躍しているとか。

さてさて、どんなお話かというと

ストーリー
テレビの前で、ベトナム戦争やアポロ11号のニュースをエリオットの母が観ています。
エリオットはユダヤ系移民の家庭に生まれた34歳。
グリニッジ・ヴィレッジのデザイナーとして成功し、絵画の才能にも恵まれていたのに、
ニューヨーク州ホワイトレイクの実家で、モーテルを営む両親を手伝い、
地元商工会の会長まで任されています。
一見、好青年ながら、実は鬱屈した気持ちを抱えるエリオット。
母親は無愛想な変わり者で客商売もままならないし、
父親ときたら覇気などかけらもない無気力人間。
こんな困りものの親を見捨てることもできず、
今日も銀行でモーテルの借金返済猶予に四苦八苦するエリオットでした。

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7月15日の朝、エリオットはある新聞記事に目が釘付けに。
巨大な野外コンサート・ウッドストック・フェスティヴァルが近隣住民の反対で
取りやめになったというのです。
地元商工会の若き会長である彼は町おこしのため、
このフェスティバルをホワイトレイクに招くことを思いつきました。

早速、ウッドストック事務局に電話をかけると、
主催者のマイケル・ラングがヘリコプターで視察にやってきました。
同年輩の2人はすっかり意気投合。
マイケルはモーテルから程近い牧場を一目で気に入り、
広大な牧場を会場として借り受ける契約を牧場オーナーのマックスと結びます。
運営組織の本部はモーテル”エル・モナコ“に決定。
ジャニス・ジョプリン、ジョーン・バエズ、サンタナ、ジェファーソン・エアプレイン、ザ・フー、
ジミ・ヘンドリックスなど
大物ミュージシャンが出演するウッドストックの誘致がトントン拍子で実現しました!
ところが……


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いやぁ、あの「ブロークバック・マウンテン」のアン・リー監督がこんな映画をつくるとは思いもしませんでした♪

アン・リー監督
生年月日 : 1954/10/23
出身地 : 台湾
75年に国立芸術専門学校を卒業した後、アメリカに渡る。イリノイ州立大学とニューヨーク大学で映画を学び、卒業製作作品が84年のニューヨーク大学学生映画祭でグランプリに輝いた。91年の台湾・アメリカ合作の「推手」で商業監督デビュー。93年の「ウェディング・バンケット」と94年の「恋人たちの食卓」で2年続けてアカデミー外国語映画賞候補になった。00年の「グリーン・デスティニー」は、第73回アカデミー外国語映画賞など4部門を受賞、一躍ハリウッドでも期待の映画監督として大きな注目を集めるようになる。そして03年、自身初となるハリウッド・メジャー作品「ハルク」を監督、みごと全米で1億ドルを超える大ヒットを記録、名実ともにアジアでもっとも成功を収めた映画監督の一人となる。05年にはカウボーイ同士の禁断の愛を描いた問題作「ブロークバック・マウンテン」を発表、繊細なテーマにもかかわらずヴェネチア国際映画祭の金獅子賞を皮切りに、その年の映画賞をほぼ総ナメにする快進撃を見せ、全米で社会現象とも言える大きな話題を振りまいた。大トリのアカデミー賞ではライバル「クラッシュ」に作品賞をさらわれる大番狂わせで惜しくも涙を呑んだが、それでもみごとアカデミー賞監督賞を獲得、世界的名監督としての評価を不動のものとした。http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=5853


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女装趣味の元海兵隊員とか、ベトナム戦争帰りのPTSD症状のエリオットの友人とか、
かなりおかしなエリオットの母親とか、脇役たちの面白さもさることながら、
ウッドストック=ヒッピーという側面だけではなく、
地味な一町民の奮闘とそれによって変わっていく家族の関係をじっくりと描き出すという意外さが面白い、
面白過ぎます。

アーティストたちがひとりも登場しなくても、あの3日間の昂揚と熱狂を舞台裏から
覗きつつ興奮したり、ダメ両親の思いがけない素顔にほろりとしたり。
ウッドストックというアメリカ的祝祭を描いても
どこかアン・リー監督のアジア人としての血脈が感じられて、同胞意識を持ってしまいました。

ね、ウッドストックを知ってる世代も、知らない世代も楽しめる映画なんです。

                               

ウッドストックがやってくる!
監督/アン・リー、脚本/ジェイムス・シェイマス、原作/エリオット・タイバー・共同著者/トム・モンテ、プロデューサー/ジェイムス・シェイマス、アン・リー、セリア・コスタス、撮影監督/エリック・ゴーティエ(「モーター・サイクル・ダイアリーズ」、「イントゥ・ザ・ワイルド」)
出演
ディミトリ・マーティン/エリオット・タイチバーグ、ヘンリー・グッドマン/エリオットの父、イメルダ・スタウントン/エリオットの母、ジョナサン・グロフ/マイケル・ラング(ウッドストック主催者)、メイミー・ガマー/ティシャ(マイケル・ラングのアシスタント)、エミール・ハーシュ/ビリー(エリオットの親友)、ダン・フォグラー/デヴォン(劇団“地球の光”主催者)、リーブ・シュレイバー/ヴィルマ(女装趣味を持つ元海兵隊員)、ユージン・レヴィ/牧場主マックス
1月15日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー
2009年、アメリカ、121分、配給/フェイス・トゥ・フェイス
www/ddp-movie.jp/woodstock


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by mtonosama | 2011-01-07 06:18 | 映画 | Comments(6)
ウッドストックがやってくる!
                          -1-                           

               TAKING WOODSTOCK

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             (c) 2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

        新年を迎えました。本年も当試写室にお越し下さり、誠にありがとうございます。
       今年でまる3年「殿様の試写室」は皆さまのお蔭をもちまして続けてこられました。
         新しい年も昨年に変わりませず、よろしくご愛顧の程、お願い申し上げます。

さて、このように、いつも“皆さま”と気安く呼び掛けさせていただいておりますが、
皆さまは一体おいくつぐらいなのでしょう?
とのは150歳を超えましたので、今回ご紹介するウッドストックはよく存じておりますが、
あまりにお若い方はこの世紀のイベントをご存知ないかもしれません。
また160歳以上の方は、ロックフェスティヴァル・ウッドストックには
当時すでにご関心をお持ちでなかったかもしれません。
しかし、ロックがお好きな方も、そうでない方も、楽しめるのが、
当試写室が年の初めにご紹介する「ウッドストックがやってくる!」です。

本作は「ブロークバック・マウンテン」(‘05)でアカデミー賞最優秀監督賞を受けたアン・リー監督が
監督、プロデュースを務めた作品です。

ウッドストック・フェスティバル (Woodstock Music and Art Festival)
1969年8月15日(金)から17日(日)までの3日間、アメリカ合衆国ニューヨーク州サリバン郡ベセルで開かれた、ロックを中心とした大規模な野外コンサート。
30組以上のロックグループが出演し、入場者は40万人以上であった。このロック・フェスティバルは、アルスター郡ウッドストックにおけるアート・ムーブメントに関連して名付けられたが、アルスター郡内では、周辺住民の反対運動のため適当な開催地が決まらず、近郊のサリバン郡ベセルの個人農場主マックス・ヤスガ所有の農場が会場となった。
当初、主催者側は、1万人から2万人程度の入場者を見込んでいたが、事前に18万6000枚のチケットが売れ、当日入場者は20万人を超えると予想された。実際はそれをはるかに上回る40万人以上が参加し、半数以上が入場料金を払わなかったため、事実上無料イベントの様相を呈した。
会場への高速道路は、会場に向かおうとする人々でごった返し、この週末は雨の上、施設は人が混み合い、参加者は食べ物やアルコール、ドラッグを分け合っていた。しかし、暴力事件などは報告されていない。これは来場者自身が自警団を組んで、未然に防いでいたためといわれている。
度重なる雨による中断のためプログラムが遅れてしまい、最終日のトリを務めたジミ・ヘンドリックスが登場したのは明け方であった。それまでに大多数の人が帰ってしまったため、現在でも名演と称されるヘンドリックスの演奏を実際に見た者は少ない。この時のヘンドリックスの演奏は、1999年にほぼ全曲がアルバム『ライヴ・アット・ウッドストック』として発表された。
ウッドストック・フェスティバルは、カウンター・カルチャーを集大成した、1960年代のヒューマンビーインと呼ばれる人間性回復のための集会でもあり、音楽イベントとしてのみならず、ヒッピー時代の頂点を示す象徴と捉えられている。
このフェスティバルはプロモーターにとっては金銭目的ではなかったが、レコードと映画化のため、最終的には収益にも結びついた。
ウッドストックの会場では2名の死者と2件の出産があった(人数については諸説あり)。
このコンサートの模様は、『ウッドストック』というドキュメンタリー映画として公開された。マイケル・ウォドレー (Michael Wadleigh) 監督、マーティン・スコセッシ編集のこの映画は1970年に公開され、アカデミー賞 ドキュメンタリーフィーチャーを受賞した。(Wikipediaより

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とまあ、ウッドストックはこんな60年代の掉尾を飾る超ビッグイベントだった訳でして、
とのなどはウィキペディアにもあるドキュメンタリーでこれを観ました。

アン・リー監督は1954年生まれということでウッドストック世代にひっかかります。
彼がウッドストックの映画を作るなら、やはりドキュメンタリーなのかな、と漠然と予想していました。

でも、今更ジャニス(あ、ジャニス・ジョプリンのことです)のシャウトや



ジミヘン(ジミー・ヘンドリックスですね)の超絶ギターテクでもないよな、



と思っていました。

しかし、アン・リー監督、さすがです。
まさか、こういう映画になるとは思いませんでした。

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小さな田舎町と平凡な青年。
この世紀のイベントの仕掛け人になりつつ、巻き込まれた人と町。
ウッドストックの舞台裏だけを描き、同時に、1969年という時代の熱を描きだした作品です。
ジャニスもジミヘンも
あらゆるロック・ミュージシャンが一人も登場しないウッドストック。
さて、いったいどんなお話でしょうか。
どうぞ次回にご期待ください。

                                 

ウッドストックがやってくる!
監督/アン・リー、脚本/ジェイムス・シェイマス、原作/エリオット・タイバー・共同著者/トム・モンテ、プロデューサー/ジェイムス・シェイマス、アン・リー、セリア・コスタス、撮影監督/エリック・ゴーティエ(「モーター・サイクル・ダイアリーズ」、「イントゥ・ザ・ワイルド」)
出演
ディミトリ・マーティン/エリオット・タイチバーグ、ヘンリー・グッドマン/エリオットの父、イメルダ・スタウントン/エリオットの母、ジョナサン・グロフ/マイケル・ラング(ウッドストック主催者)、メイミー・ガマー/ティシャ(マイケル・ラングのアシスタント)、エミール・ハーシュ/ビリー(エリオットの親友)、ダン・フォグラー/デヴォン(劇団“地球の光”主催者)、リーブ・シュレイバー/ヴィルマ(女装趣味を持つ元海兵隊員)、ユージン・レヴィ/牧場主マックス
1月15日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー
2009年、アメリカ、121分、配給/フェイス・トゥ・フェイス
www/ddp-movie.jp/woodstock


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by mtonosama | 2011-01-04 05:48 | 映画 | Comments(12)
                   謹賀新年

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                   あけましておめでとうございます。

       旧年中は「殿様の試写室」へお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。

       おかげさまをもちまして、当試写室も今年で4年目を迎えることができました。
        自分の観た映画に思い入れが深すぎて、きちんとご紹介できなかったり、
         おふざけが過ぎたり、日々唇を噛み、うなだれるばかりの思いです。
        「殿様の試写室」ととのが無事、新年を迎えることができましたのも、
    ひとえに来室してくださるお客様の暖かいお言葉とご支援の賜物と感謝いたしております。

     今年も一生懸命映画を観て、そして、当試写室で上映していきたいと考えております。
               どうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。
              新しい年が皆さまにとって良い年でありますように。

                        2011年 元旦

☆新年の上映は1月4日からとなっております。
 どうぞ皆様お誘い合わせの上、ご来室くださいませ。

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by mtonosama | 2011-01-01 07:17 | 映画 | Comments(8)