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殿様の試写室

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<   2013年 05月 ( 10 )   > この月の画像一覧

ローマでアモーレ -1-
To Rome with Love

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(C)GRAVIER PRODUCTIONS,INC. photo by Philippe Antonello

いや、しかし、ウディ・アレンという人は実にマメな監督さんです。
毎年、毎年、よく新作がつくれるものだと感心します。
「ミッドナイト・イン・パリ」の印象もまだ真新しいまま、というのにもう新作ですもん。

あの性格ですから(って、おつきあいをしたことはありませんが)、
1年経って時期がくると新作を出さないことには不安になってしまうのでしょうかね。
当たり外れがあろうが、好き嫌いがあろうが、やることはやるってところがすごいです。

今さらながら、彼のご紹介をさせていただけば、

1935年ニューヨーク州ブルックリン生まれ。ユダヤ系の家庭に育ち、映画、ジャズ、コミック、手品に傾倒し、高校在学中にギャグライターとしてデビュー。その後もライター、放送作家として新聞やラジオにギャグを提供。1960年からはスタンダップ・コメディアンとして活躍した。1965年、脚本も担当した「何かいいことないか子猫チャン」(クライブ・ドナー監督)で映画俳優として、翌66年”What’s up,Tiger Lily?”(日本未公開)で監督デビュー。
「ミッドナイト・イン・パリ」で作品賞を含むアカデミー賞4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞。本作に続く最新作はサンフランシスコを舞台にしたケイト・ブランシェット、アレック・ボールドウィン出演の”Blue Jasmine”。

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日本未公開映画を含めれば、監督作品は44本にのぼります。
1965年の「何かいいことないか子猫チャン」(脚本・出演)から数えれば、約半世紀の間、
ほぼ毎年のように脚本書いたり、監督したり、出演したり、声優やったり(!)。
そして、もう今年は78歳。いや、ほんと、お達者です。

前作「ミッドナイト・イン・パリ」では久々に素敵なウディ映画を楽しませてもらいましたが、
本作はまたまたウディ監督の悪い癖が出たような忙しい映画でした。
ご本人も出演していましたしね。
(個人的にはご本人が出演しない方が好きでして・・・・・)

舞台はパリからローマへ。
オペラに、コロッセウムに、気の良いコールガール。
ローマの楽しさを十二分に味わえる作品ではあります。
コールガールがローマの楽しさを代弁するものかどうかは、未経験ゆえになんともいえませんが。

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その上、
「それでも恋するバルセロナ」(‘08)http://mtonosama.exblog.jp/11353830/ 
に続き、ウディ作品には二度目の出演となるペネロペ・クルス、
「ライフ・イズ・ビューティフル」(‘97)のロベルト・べニー二、
「レッド・オクトーバーを追え!」(‘90)のアレック・ボールドウィン。
(彼、えらく貫禄が出てきてがっかり(いえ、びっくり)しました)
あ、それからウディ・アレン。
といった豪華出演者たち。

この4人の名優たちを軸にしたエピソードが、
例のごとくめくるめくスピード感で展開されるのが本作「ローマでアモーレ」です。

当試写室主の好き嫌いはさておいて、
ローマの観光名所や、ペネロペ・クルスの豊満なバディ。
かなりイライラさせられるウディ・アレン演じる花嫁の父、
本作が映画デビューとなるテノール歌手ファビオ・アルミリアートのなんともザンネンな歌い手ぶり。
怒ったり笑ったりしながら、1800円(1000円)分の元をとることはできると思います。

さあ、一体どんなお話なのでしょう。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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ローマでアモーレ
監督・脚本/ウディ・アレン、製作/レッティ・アロンソン、スティーヴン・テネンバウム、ジャンパオロ・レッタ、ファルータ・アラタン、共同製作/ヘレン・ロビン、デヴィッド・ニコルズ、撮影監督/ダリウス・コンジ
出演
ウディ・アレン/ジェリー、アレック・ボールドウィン/ジョン、ロベルト・べニー二/レオポルド、ペネロペ・クルス/アンナ、ジュディ・デイヴィス/フィリス、ジェシー・アイゼンバーグ/ジャック、グレタ・ガーウィグ/サリー、エレン・ペイジ/モニカ
6月8日(土)新宿ピカデリー&Bunkamuraル・シネマ他にて全国ロードショー
2012年、アメリカ=イタリア=スペイン、1時間51分、日本語字幕/石田泰子、後援/イタリア大使館、イタリア文化会館、協力/イタリア政府観光局(ENIT)、提供/角川書店、ロングライド、配給/ロングライド、http://romadeamore.jp/

by Mtonosama | 2013-05-29 06:52 | 映画 | Comments(8)
パパの木 -2-
The Tree

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(C)photo : Baruch Rafic – Les Films du Poisson/Taylor Media – tous droits reserves – 2010

この映画に登場する大きな樹。
それはトトロの森を連想させるような楽しそうな樹です。
楽しそうな樹というのもおかしな表現ですね。
でも、本当にそういう形容がふさわしい樹なんです。

子ども4人が手をつないで抱きかかえても抱えきれない太い樹幹。
その幹の、ちょうど良い位置に大きな枝が出ていて、
そのままズンズン登っていけそうです。
枝と枝の間にできた空間では横になって身体を休めることもできます。

この樹は本作の一番の主役といってもいい存在感を持っています。

さあ、どんなストーリーなのでしょう。


ストーリー
大きな樹の足元の小さな家に、ドーンとピーターは4人の子どもたちと幸せな日々を送っていました。
ところがある日、ピーターは仕事からの帰り道、心臓発作を起こします。
ピーターの運転するピックアップトラックには娘のシモーンが同乗していました。
「パパ、パパ、どうしたの!?」と叫ぶシモーンを荷台に乗せたまま、
車は庭の巨木にぶつかって止まりました。

最愛の夫を亡くしたドーンは喪失感から虚脱状態に。
高校生の長男は父の代わりを果たそうとアルバイトを始めました。
8歳のシモーンはいつも庭の樹に上り、その樹とおしゃべり。
シモーンが樹と話すのは、そこにパパがいると信じているからなのです。
ある日彼女はなかなか元気を出せないママにその秘密を教えてあげるのでした。

ようやく気力を取り戻した母・ドーン。
これまで働いたことなどなかった彼女が街へ出て働き口をみつけてきました。
そして、雇い主ジョージと親しくなり、次第に明るさを取り戻していきます。

と同時に、これまで家族を見守っていた庭の巨木が、
家を包み込むほどに根や枝を張り巡らし始めます。
そして、ある晩、太い枝が折れてドーンの寝室を直撃。

シモーンもまた母がジョージと仲良くするのが気に入りません。
母が女になっていくことを敏感に感じ取ったシモーンは樹の上で生活を始めるのでした。

父の死から一年。
家族がそれぞれに悲しみを乗り越え、動き始めた時、嵐がやってきました。
それは残された家族に大きな決断を迫ることに……

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樹が命だけでなく心も持ったもののように行動したり、
シモーンが飾り付けたガラスが枝の間から差し込む日の光に輝いたり、
どこかおとぎ話のようでありながら、それだけではない複雑な味わいの映画でした。

家族を守る巨木ですが、枝や根をはびこらせ、
そこに暮らす人々に害を及ぼす存在になれば、
人はチェーンソーで、いとも簡単に伐り倒そうとします。
本作ではシモーンたちが身を挺して樹を守りますが。

自然と生命の象徴としての巨木。それを守る子どもたち。
アニミズムという言葉を使えば、わかりやすいかもしれません。
そこここに精霊の存在を感じることもできるような映画でもありました。
絶対、こんなに年を経た樹木には精霊が宿っているに違いありません。

とはいえ、精霊はこの家族を守るために存在するのではありません。
猛烈な嵐に家を壊された家族は自分たち自身の力で生き抜いていかねばなりません。
そして、きっと力強く生きていくことができるはずです。
本作は、太古から繰り返されてきた再生の物語なのかもしれません。
人もまた自然の一部なのですから、絶対に強く生きることができるはずですから。





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パパの木
監督・脚本/ジェリー・ベルトゥチェリ、原作/ジュディ・バスコー(「パパの木」)、撮影/ナイジェル・ブラック
出演
シャルロット・ゲンズブール/ドーン、マートン・ソーカス/ジョージ、モルガナ・デイヴィス/シモーン
6月1日(土)シネスイッチ銀座他全国順次ロードショー
2010年、100分、仏=豪合作、字幕/古田由紀子、配給/エスパース・サロウ、提供/新日本映画社、後援/オーストラリア大使館、協力/ユニフランス・シネマズ
http://papanoki.com/

by Mtonosama | 2013-05-26 06:53 | 映画 | Comments(5)
パパの木 -1-
The Tree

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(C)photo : Baruch Rafic – Les Films du Poisson/Taylor Media – tous droits reserves – 2010


突然、愛している人を失う。
それも、全面的に頼っていた人を。
そして、残された家族を自然災害が襲い、彼らは住み慣れた地を去っていく・・・・・

というと、誰もが2年前この国を襲った大災害とその後の暮らしを思い起こします。
私たちのDNAに組み込まれてしまった悲しみと恐怖。
そこに、<それでも生き抜く力>も加えたいのではありますが。

ですが、本作「パパの木」は日本ではなく、オーストラリアの話です。
ジュリー・ベルトッチェリ監督がジュディ・バスコーの同名小説を映画化。
オーストラリアの広大な風土を舞台にした作品です。
第63回カンヌ国際映画祭のクロージング作品として上映されました。
大きな樹がとてもシンボリックで、優しくもあり、力強くもある映画です。


ジュリー・ベルトゥチェリ監督
フランスの映画監督。1968年フランス生まれ。
父ジャン=ルイ・ベルトゥチェリは、70年ジャン・ヴィゴ賞も受賞した監督。
その後、ジュリエッタ・マシーナの遺作となった父の監督作「木漏れ日」(91)に
助監督見習い及び編集見習いとして参加。
以来、クシシュトフ・キェシロフスキの「トリコロール/青の愛」(93)と
「トリコロール/白の愛」(94)、ベルトラン・タヴェルニエの「ひとりぼっちの狩人たち」(95)
といった作品に助監督として就く。
その一方で、アトリエ・ヴァラン社で短篇ドキュメンタリーの監督を始める。

この後、オタール・イオセリアーニが久しぶりに母国グルジアで撮影した傑作「群盗 第七章」
の助監督としてグルジア・ロケにも参加。
以来、グルジアに魅せられると共に、記録映画の演出も再開。

2001年には、ベルナール・レヌッチとグルジアを舞台に描いた初長篇「やさしい嘘」の脚本を完成させ、2001年エメルジャンス賞に提出し、最優秀脚本家大賞を受賞。映画化が実現。
2003年に完成。カンヌ映画祭の国際批評家週間で初上映されるや絶賛され、同部門の大賞を受賞。

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巨大な樹とその下に蹲るようなボロボロの一軒の家。
あ、ボロボロというと聞こえが悪いですね。
巨大な樹とその下に蹲るような一軒の壊れかけた家。
もっと悪いか――

ペンキの剥げた羽目板、歪んだピロティの家ではありますが、荒んだ感じはありません。
その親密な印象は、家のシンボルともなっている巨木や仲の良い両親、
そして、4人の子どもたちのもたらすものなのでしょう。
18歳の長男をかしらに言葉の遅い小さな末っ子まで。
男の子3人、女の子1人の子どもたち、にぎやかな楽しい家族です。

そんな家族を突然の悲劇が襲いました。
子どもたちの大好きな父親が突然死んでしまったのです。
それもこの家のただ一人の女の子シモーヌの眼の前で――

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昔、「ポネット」(‘97)という映画がありました。
主演したヴィクトワール・ティヴィソルが、わずか4歳で
96年のヴェネチア映画祭女優賞を受賞した感動作です。
母の死んだことが信じられず、大きな目にいっぱい涙をためていたシーンが
今も脳裏によみがえります。ポネットと一緒にしゃくりあげて泣きました。
本作の主人公シモーヌはポネットより2~3歳大きいのですが、
大きな目と柔らかそうな頬がなんとなくポネットを想い起こさせます。

本作で印象的な映像はいくつかあります。
シモーヌのけなげで愛らしい姿。
シモーヌ以上に夫の死の衝撃から抜け出せない母親。
(監督自身、この脚本を書いている頃、夫を亡くすという体験をしていることが、
その描写に信憑性を与えているかもしれません)
そして、この映画の中心に根を張る巨木の存在です。

さあ、一体どんなお話なのでしょうか?
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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パパの木
監督・脚本/ジェリー・ベルトゥチェリ、原作/ジュディ・バスコー(「パパの木」)、撮影/ナイジェル・ブラック
出演
シャルロット・ゲンズブール/ドーン、マートン・ソーカス/ジョージ、モルガナ・デイヴィス/シモーン
6月1日(土)シネスイッチ銀座他全国順次ロードショー
2010年、100分、仏=豪合作、字幕/古田由紀子、配給/エスパース・サロウ、提供/新日本映画社、後援/オーストラリア大使館、協力/ユニフランス・シネマズ
http://papanoki.com/

by Mtonosama | 2013-05-23 05:50 | 映画 | Comments(6)
イノセントガーデン -2-
Stoker

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(C) 2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.


冒頭、先端が鋭く尖った単子葉類イネ科の丈高い草が生い茂り、
ザワザワと風に揺れる様子が不安をそそります。
無限地獄、尖端恐怖症・・・・・
ゾゾーッ・・・・・
静かな薄気味悪さに捉えられてしまいました。

なにかを予感させるオープニング。
ここで、はまります。ドキドキします。

とのの場合、映像でガツンといってしまった場合、
音楽はとりたててその存在を意識することはありません。
すいません。クリント・マンセルさん。
「ブラック・スワン」でも散々こわがらせてもらっていながら、なんて失礼な言い草でしょう。
ま、それは違和感なく映像と一体化しているということでしょうね。

さあ、一体どんなお話なのでしょうか。


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ストーリー
18歳の誕生日を迎えた日、
インディア・ストーカーは丘の上にある邸宅の庭で探し物をしていた。
毎年、誕生日には邸内のどこかにプレゼントの靴が隠されているのだが、
その日、庭の樹上に見つけた箱の中には1本の鍵が入っていただけだった。
そして、同じ日、父リチャードが急死した。

「リチャードは何のためにあんな遠くまで行ったの?」
「車ごと橋から落ちるなんておかしいわ」
父の死についてひそひそと交わされる会話を聞きながら、
孤独なインディアはたった一人の理解者である父を失ってしまった喪失感にうちひしがれていた。

葬儀の日、長い間、旅をしていたという叔父のチャーリーが現れ、参列者を驚かせる。
その日から彼はストーカー家に滞在することになる。

翌日、インディアは長年ストーカー家に勤めるマクガーリック夫人が
チャーリーを何やら責めているのを見かける。
だが、なぜか夫人はその日の内に姿を消した。

インディアと心を通わせない母エヴィは亡夫・リチャードとの仲も冷え切っていた。
その母がチャーリーと楽しげに買い物に出かけるのを冷めた目で見送ったインディアは
2人の留守中に彼のバッグを探ってみると、そこにインディアへのプレゼントと同じ箱があった。

おしゃれで、ガーデニングや料理もこなし、フランス語もテニスもうまい。
そんな完璧なチャーリーに「あなたは何が望みなの?」と訊ねるインディア。
「君と友だちになりたいんだ」
「わたしたちは家族だわ」

ある日、遠方から弔問に訪れた大叔母のジンがチャーリーを見て動揺する。
ディナーでエヴィになにか話したそうにするが冷たくあしらわれ、ホテルへ帰る。
そして、彼女もそのまま姿を消してしまった。

自分と同じように独特な感性を持つチャーリーに共鳴し始めるインディア。
だが、同時に彼が抱える過去にも疑問を抱き始めるのだった……


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ミステリー映画のオープニングでがっつりつかまってしまう場合、
そのラストでしゅーっとしぼんで、その竜頭蛇尾ぶりにがっかりすることがままあります。

しかし、本作は最後までひっぱられました。
日中のはずなのに薄暮のような影を予感させる暗さ。
人が群れているのに、なぜかそれは親和感のない集合体であったり。
そして、自らの心と感覚の食い違いに居心地の悪さを感じていた少女が、
叔父の登場によって真実の自分に気付かされる――

少女から大人に変わるその短い期間を、巧妙に繰りこまれた映像が象徴的に描いていきます。

〈少女から大人へ〉から、
♪大人の階段のぼる 君はまだシンデレラさ♪(「想い出がいっぱい」)
なんて歌詞を連想した方もおいででしょうが(あ、自分だけか?)、はっきり言って、違います。

イノセントな少女がこんな大人に変わっていくとは、ブルル、怖いです。
内側から浸み出てくるような変貌の様を見せてくれたミア・ワシコウスカ、すごいです。





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イノセントガーデン
監督/パク・チャヌク、脚本/ウェントワース・ミラー、製作/リドリー・スコット、トニー・スコット、マイケル・コスティガン、製作総指揮/スティーヴン・レイルズ、マーク・ロイバル、撮影監督/チョン・ジョンフン、プロダクション・デザイナー/テレーズ・デプレス、音楽/クリント・マンセル
出演
ミア・ワシコウスカ/インディア・ストーカー、マシュー・グード/チャールズ・ストーカー(チャーリー)、ダーモット・マローニー/リチャード・ストーカー、ジャッキー・ウィーヴァー/グウェンドリン・ストーカー(ジン大叔母)、ニコール・キッドマン/イヴリン・ストーカー(エヴィ)、フィリス・サマーヴィル/マクガーリック夫人、オールでん・エアエンライク/ホイップ、ルーカス・ティル/ピッツ、ラルフ・ブラウン/保安官、ジュディット・ゴドレーシュ/ジャクィン医師
5月31日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2012年、アメリカ映画、99分、配給/20世紀フォックス映画
http://www.foxmovies.jp/innocent-garden/

by Mtonosama | 2013-05-20 06:55 | 映画 | Comments(6)
イノセントガーデン -1-
Stoker

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(C) 2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.


ある映画で感動させてくれたアジアの監督が、
全く違う印象の作品をハリウッドで撮り、そして瞠目させてくれました。

パク・チャヌク監督です。

1963年、韓国ソウル生まれ。映画監督、脚本家、プロデューサー。
ソガン大学哲学科在学中に映画クラブを設立し、映画評論に取り組みました。
そして、2000年、「JSA」で当時の韓国歴代最高の興行成績を記録。

もう13年も前のことになるんですね。
この映画「JSA」を観たとのはびっくりしました。

「JSA」
38度線板門店にある共同警備区域(JSA)で起こった射殺事件。
生き残った南北の兵士たちはなぜか互いに異なる陳述を繰り返す・・・・・

まだ若かったイ・ビョンホンも初々しいですが、
なによりほぼリアルタイムで韓国と北の隣国が抱える重い状況を
このように優れたエンタテインメントに仕立て、
なおかつ感動させてくれる監督には本当に驚かされました。

「JSA」以後も「オールド・ボーイ」(‘03)でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ、
「親切なクムジャさん」(‘05)ではヴェネツィア映画祭のコンペ部門で受賞、
ヨーロッパ映画祭にノミネートされ、‘09年「渇き」でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞。
‘11年、全編をアイフォンで撮影した短編「Paranmanjang」で
ベルリン国際映画祭金熊賞(短編部門)を受賞するなど、その活躍の世界は韓国にとどまりません。

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というわけで、パク・チャヌク監督、
本作「イノセントガーデン」ではハリウッドでメガフォンをとることになりました。
出演は「アリス・イン・ワンダーランド」(‘10)「ジェーン・エア」(’11)「アルバート氏の人生」(‘11)等で
強い印象を残したミア・ワシコウスカ。
そして、ご存知ニコール・キッドマン、という大物スターです。

舞台はアメリカ南部(多分)、時代は現代ではありますが、その年代を特定することはできません。

きわめて鋭敏な感覚を持つインディア・ストーカーという少女を主人公にした
若干ホラーの薫りも漂わせたミステリーです。
う~、ドキドキ――

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この作品は一冊の匿名の脚本から生まれました。
なにやら秘密めいたその脚本。
プロデューサーのマイケル・コスティガンにその存在を教えたハリウッドのエージェント、
彼女は脚本家の名前がテッド・フォークであるということしか明かしません。
しかし、後に、TVシリーズ「プリズン・ブレイク」の主演俳優ウェントワース・ミラーだったことがわかりました。
しかもこの人気俳優が8年もかけて書いた初めての脚本。
テッド・フォークというのは彼の愛犬の名前からとったペンネームでした。
なぜ犬の名前を使ったかというと、俳優が書いた脚本、という先入観を恐れたからなんだそうです。
「俳優がお遊びで書いたものじゃないぞっ!」と強調したかったんでしょうね。

限られた狭い地域、ごく短期間のできごと、そして、僅かな登場人物。
その数少ない登場人物もすぐに姿を消すのですからね(おっと、それは内緒でした)。
かなりの自信作なのでしょう。

さあ、パク監督。このいわくつきの脚本をどう料理するのでしょうか?
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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イノセントガーデン
監督/パク・チャヌク、脚本/ウェントワース・ミラー、製作/リドリー・スコット、トニー・スコット、マイケル・コスティガン、製作総指揮/スティーヴン・レイルズ、マーク・ロイバル、撮影監督/チョン・ジョンフン、プロダクション・デザイナー/テレーズ・デプレス、音楽/クリント・マンセル
出演
ミア・ワシコウスカ/インディア・ストーカー、マシュー・グード/チャールズ・ストーカー(チャーリー)、ダーモット・マローニー/リチャード・ストーカー、ジャッキー・ウィーヴァー/グウェンドリン・ストーカー(ジン大叔母)、ニコール・キッドマン/イヴリン・ストーカー(エヴィ)、フィリス・サマーヴィル/マクガーリック夫人、オールでん・エアエンライク/ホイップ、ルーカス・ティル/ピッツ、ラルフ・ブラウン/保安官、ジュディット・ゴドレーシュ/ジャクィン医師
5月31日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2012年、アメリカ映画、99分、配給/20世紀フォックス映画
http://www.foxmovies.jp/innocent-garden/

by Mtonosama | 2013-05-17 06:30 | 映画 | Comments(4)
三姉妹 ~雲南の子  -2-
三姉妹

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(C)ALBUM Productions, Chinese Shadows

貧困とは何でしょう。もちろん日本にも貧困はあります。
日本の貧困が都市の中に小島のようにつながりを断たれて点在する貧しさだとしたら、
雲南・洗羊塘(シーヤンタン)村の貧しさは、点ではなく、面として存在する貧困です。
女の子は学校に行くな、という偏見に満ちた貧しさです。
家具といえば、すり減った木片のような椅子、
農機具は青銅時代からそのままというような感じの古いものを使っている貧しさです。
1年10元(約150円)の医療保険費を払えず、その支払いをどうするかで、
村人たちが議論する貧困です。
3200メートルの高地で暖房もない貧しさです・・・・・

ああ、キリがない。とにかく絶望的に貧しいのです。
その貧しさとその中で生きる三姉妹と村人をワン・ビン監督は淡々と撮影しました。
例のように中国政府の許可は得ていません。


ストーリー
10歳の長女インイン、6歳の次女チェンチェン、4歳の三女フェンフェン。
三姉妹は子どもたち3人だけで、泥と木片を寄せ集めてつくった家に暮らしています。
母は家を出てしまい、父は遠い街へ出稼ぎに行ってしまっているからです。
近所におじいさんと叔母さんの家族がいるので、仕事を手伝って食事を分けてもらいますが、
長女のインインが妹たちの面倒を見、家畜の世話や畑仕事をして生活しています。

小さな家の台所兼居間兼玄関兼の空間には炉が切ってあり、
そこで木片を燃やして暖をとったり、ジャガイモを焼いて食べます。
「あたしが一番上手に火を熾せるよ」と煙にむせながら、小さなフェンフェンが得意顔。
シラミも退治しないといけません。

おとうさんが出稼ぎから戻ってきました。
「おとうさんが町に行ってからずーっと身体を洗っていないんだよ」と自慢するフェンフェン。

おじいさんはおとうさんに「娘たちのために嫁をもらってはどうか」と提案します。
そのためには仲介人に2千元(約3万円)を用意しなければなりませんが。

おとうさんは子どもたちを町に連れていくことにしました。
でも、経済的な理由から連れていくのは下の2人だけ。
インインを一人残して、3人はバスに乗り込み町へ降りていきます。

学校では梅蘭芳の生涯を学びます。真剣に教科書を音読するインイン。
そんなインインにおじいさんは言います。
「娘は勉強より家の仕事が大事だ」

やがておとうさんが出稼ぎに見切りをつけ、村に帰ってきました。
妹たちの他に子守の女とその娘も一緒でした。
インイン一人だけだった家は大人2人、子ども4人の大家族に。
貧しい家に人ばかり増えても豊かにはなりません。
おまけに子守女は気性の激しいチェンチェンをいじめます。

おとうさんは畑仕事にでかけ、子守女と子どもたちは川で洗濯。
「世界で一番すてきなのは私のママ」チェンチェンが繰り返し繰り返し歌っています。
石ころばかりの山、子どもたちの頭上を激しい風が吹き抜けていきます……


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その昔、ベトナム戦争が近隣諸国にも波及したとき、
国境付近に逃れた子ども達が蹲る姿は人の子には見えず、獣のように見えた――
と何かに書かれていました。

今回、シラミが湧いたボサボサの髪の三姉妹を見て、その文章を思い出しました。
洗濯もしていない脂じみたジャージを着て、穴のあいた長靴をはき、
冷たさに足指を縮こまらせてぬかるんだ道を歩く小さな妹たちは
さながらじゃれあう小動物でした。
でも、山の家にひとり残されても泣くでもなく、無表情なまま、
ジャガイモを食べる10歳の長女。
貧困が行きつく先は人が人でなくなることかもしれない、と恐怖に似たものを感じました。

そんな無表情なインインが唯一生き生きしたのは教室で梅蘭芳の物語を音読するシーン。
しかし、古い因襲にとらわれた彼女の祖父はそれすら奪ってしまうのです。

貧困は経済の不均衡から発生するものですが、歴史や因襲もまたその原因のひとつなのでしょう。

ややこしい原因探しは脇に置いておくとして、
まずはこの子たちを、乾燥した清潔な夜具に寝かせ、もつれた髪をとかし、
新しい服を着せてあげたいと思ってしまいました。
ずっと咳をしていたインインの身体も気になります。

煌めく上海や北京の繁栄と、その影に暮らす貧しい人々。
なんとも絶望的な悲しさに胸がふさいでしまいました。





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三姉妹 ~雲南の子
監督/ワン・ビン、撮影/ホアン・ウェンハイ、リー・ペイフォン、ワン・ビン、録音/フー・カン、編集/アダム・カービー、ワン・ビン、製作/シルヴィー・ファグエ、マオ・ホイ
5月25日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードーショー
仏・香港合作、2012年、153分、配給/ムヴィオラ、字幕/樋口裕子、http://moviola.jp/sanshimai/

by Mtonosama | 2013-05-14 06:44 | 映画 | Comments(4)
三姉妹 ~雲南の子  -1-
三姉妹

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(C)ALBUM Productions, Chinese Shadows

数年前、中国を訪れました。
九寨溝に行く途中のことだったと思います。
三蔵法師ご一行が歩いたような風景の中を進むバスの窓から、
いくつかの穴をうがった岩山が見えました。
ガイドさんは「あの穴に住んでいる人たちがいるんですよ」と説明してくれました。

この荒野に入る最後に見た街が、煌びやかな上海だったこともあって、その落差に驚きました。
中国では、行くたびになにかしらのカルチャー・ショックを体験させられます。

しかし、この映画では更に驚かされました。
2年前、当試写室で上映した「無言歌」の王兵(ワン・ビン)監督の
http://mtonosama.exblog.jp/16898004/ http://mtonosama.exblog.jp/16910634/
最新ドキュメンタリー映画「三姉妹 ~雲南の子」のことです。

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雲南といわれて連想するのは、
昆明、麗江、鄙びた街の風情、トンパ文字、少数民族のあでやかな衣装――
そんなイメージが先行し、一度行ってみたいものだと憧れていました。

本作「三姉妹 ~雲南の子」が撮影されたのは雲南省の海抜3200メートルに位置する
洗羊塘(シーヤンタン)村というわずか80戸の家族が暮らす寒村。
中国で最も貧しい地域のひとつです。
雲南省はここ10数年の間に開発が推進されていますが、
洗羊塘村は高地のため、インフラも整備されず、電気が通ったのも中国で一番遅かったという村。

3200メートルという高地ゆえ、ジャガイモだけが、収穫できる唯一の食物です。
村の真ん中には、この近辺の唯一の飲み水である小さな川が流れ、
ジャガイモを植えたり、わずかばかりの家畜を放牧するくらいしか産業はありません。
何千年も前からほとんどその暮らしは変わっていないように見えます。
もちろん空気はきれいですし、山々も雄大です。
聞こえる音は吹き抜ける風の音くらいのもの。
環境破壊もなく、なにもかも昔のままが良いというなら、最高の土地でしょう。

しかし、壮大な自然は人を拒むものです。

雲南では、高地に暮らす人々の貧困を解決するため、低地への全村移住計画が進められています。
洗羊塘(シーヤンタン)村も既に移住が決まっているのですが、
どこへ、いつ、移住するのかは誰も知らされていません。

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本作で描かれるのは
10歳のインイン(英英)、6歳のチェンチェン(珍珍)、4歳のフェンフェン(粉粉)の三姉妹。
姉妹ですから女の子です。
おねえちゃんのインインは女の子に見えますが、下の二人も女の子なんですよ。

でも、中国は一人っ子政策をとっているのに三姉妹って?

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農村部や少数民族の地域では例外もあるということ。
漢民族の伝統に従うと、男子が親の面倒を見ることになるので、
特に農村部においては、労働力として、また、家の跡継ぎとして男児の出産を希望する農民が多いのです。
(革命を経てなお、このような考えが根付いているというのは!)
この三姉妹の家でも、上2人が女の子だったので、3人目こそは男子を、と願ったのに
またも女の子が生まれたということなのでしょう。

一人っ子政策の国に生まれた三姉妹。
さあ、この子たちはいったいどんな生活を送っているのでしょうか。
続きは次回に。
しばしお待ちくださいませ。



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三姉妹 ~雲南の子
監督/ワン・ビン、撮影/ホアン・ウェンハイ、リー・ペイフォン、ワン・ビン、録音/フー・カン、編集/アダム・カービー、ワン・ビン、製作/シルヴィー・ファグエ、マオ・ホイ
5月25日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードーショー
仏・香港合作、2012年、153分、配給/ムヴィオラ、字幕/樋口裕子、http://moviola.jp/sanshimai/

by Mtonosama | 2013-05-11 06:55 | 映画 | Comments(2)
体脂肪計タニタの社員食堂 -2-

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©2013「体脂肪計タニタの社員食堂」製作委員会

映画に登場するいかにも美味しそうなメニュー。
これ、「かもめ食堂」で映画終了後、おにぎりを食べたくならせ、
「めがね」では沖縄料理屋に足を向けさせたあのフードスタイリスト・飯島奈美さんの手になるもの。

チキンの胡麻サルサ、ホーレン草のドライカレー、豚のわさび醤油定食・・・・・
これらすべてが低カロリーの上、見た目も美味しそうなんです。

あ、でも、皆さんの食欲中枢を刺激する前に、まずはどんなお話か紹介しないといけませんね。


ストーリー
スゴ腕、キレ者のワンマン社長・谷田卯之助。
彼が率いる健康計測機器メーカー・タニタは世界初の体脂肪計を開発しました。
ですが、この会社、二代目副社長の幸之助はじめ社員には肥満体型が多いんです。
体脂肪計のセールスに出かけても
「良いものかもしれないけど、お宅の営業マンたちの身体つきを見るとどうもねぇ」
と営業先から言われる始末。

そんな時、卯之助が入院。
なんと幸之助が新型体脂肪計発表会の企画を任されることに。
なにをやるにも弱気の幸之助、ピンチです。
窮地に陥った幸之助が考えたのは、社員自らダイエットを行い、
その経過をマスコミに発表するというキャンペーン。
そこで、高校時代の同級生で、かつてはおデブだったが、今はダイエットに成功し、
すっきり体型に変身した栄養士の春野奈々子を呼び出して助けを求めることに。
ちょうど就活中の奈々子も同級生のよしみで幸之助の誘いを受けるのでありました。

さあ、ダイエットプロジェクトが始まります。
プロジェクトに参加するのは幸之助はじめ体脂肪率が40%を超える社員たち。
営業部の丸山、総務部の福原、開発部の太田の4人です。
会社命令なら仕方ないといやいやダイエットを始めましたが、
カレーライスやイチゴのミルフィーユやたっぷりの揚げ物に生ビール大ジョッキをこよなく愛する面々。
大丈夫なのか?

が、
元妻と暮らす愛娘に好かれたい丸山、
新しい恋を成功させたい福原、
奈々子に一目惚れした太田、
皆がそれぞれに痩せる理由をみつけ、積極的にダイエットに挑戦していきます。

とはいえ、その行く手には山あり谷あり。
ストレスやプレッシャーから4人のイライラは沸点ぎりぎり。
食べ物をめぐる裏切り(!)、厨房での秘密の大宴会、あるいは自殺騒ぎで新聞ネタに。

そんな彼らを励まし、なんとか希望を持たせようとする奈々子。
はたして幸之助たち4人はダイエットを成功させることができるのだろうか?
そして、幸之助起死回生の記者発表会はどうなる……

高校時代はおデブさんだったという設定の優香さん演ずる奈々子。
彼女をつくりあげたのは大量のシリコンで作った人工皮膚。
あ、頼りない二代目副社長・幸之助を演じた浜野謙太さんもこの人工皮膚のお世話になった一人です。
俳優の顔や体に合わせた人工皮膚を作り、撮影ごとに、スタッフ2~3人がかりで
4時間を費やして変身させたのだそうです。

映画をつくりあげるためとはいえ、痩せさせるのも太らせるのも大変なことです。

最後に一品。低カロリーで見た目は豪華な料理をご紹介して終わりますね。


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チキンの胡麻サルサ152kcal

材料
鶏モモ肉 100g、塩少々、こしょう少々、白いりゴマ 大さじ1、トマト1/2個、タマネギ1/10個、レタス1枚、
調味料A:乾燥パセリ少々、レモン汁少々、タバスコ少々、塩少々

作り方
1.鶏モモ肉は皮をとり、両面に塩・こしょうを振り、片面にゴマをまぶす。
2.トマトは種を取り、粗みじんに、タマネギはみじん切りに、レタスは細切りにする。
3.トマトとタマネギを調味料Aで合わせ、サルサソースを作る。
4.温めたオーブントースターにクッキングシートを敷き、鶏モモ肉を並べ、10~15分焼く。
5.器にレタスと鶏モモ肉を盛り、サルサソースをかける。

以上、殿様の料理教室でした。

あ、そうそう。
小林きな子さんと草野イニさんのダイエット前と後の姿はどうぞ映画をご覧になってご確認くださいませ。





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体脂肪計タニタの社員食堂
監督/李闘士男、脚本/田中大祐、フードスタイリスト/飯島奈美、原作/「体脂肪計タニタの社員食堂」田中大祐著(角川書店刊)「体脂肪計タニタの社員食堂~500kcalのまんぷく定食」タニタ著(大和書房刊)
出演
優香/春野奈々子、浜野謙太/谷田幸之助、草刈正雄/谷田卯之助、宮崎吐夢/丸山、小林きな子/福原、草野イニ/太田、渡会久美子/光子、藤本静/信子、酒向芳/小泉、駒木根隆介/居酒屋の大将、吉田羊/丸山の元妻、壇蜜/看護士
5月25日(土)全国ロードショー、http://www.tanitamovie.jp/

by Mtonosama | 2013-05-08 06:28 | 映画 | Comments(6)
体脂肪計タニタの社員食堂 -1-

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©2013「体脂肪計タニタの社員食堂」製作委員会

去年は「丸の内タニタ食堂」もできたりして、かなり話題のタニタ食堂です。
それがなんと映画にもなってしまいました。
しかし、またわざわざ観にいくとのも物好きであります。

でもね、これ、結構おもしろかったです。

皆さん、もちろんご存じとは思いますが、
タニタ食堂というのは、健康計測機器メーカー・タニタが社員の健康維持を目的として作られた社員食堂です。
旬の食材を使い、色合いや味付けにもこだわり、おまけにダイエットにも良いヘルシーなレシピ。
そんなこんなで話題を呼び、
2010年に発売された「体脂肪計タニタの社員食堂〜500kcalのまんぷく定食〜」は
レシピ本としては異例の売上累計485万部を突破、大ベストセラーになりました。
本作「体脂肪計タニタの社員食堂」はこのベストセラー本を映画化したもの。


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優香さん演ずる主人公の栄養士・春野奈々子が、
本物のタニタ食堂栄養士・荻野奈々子さんと同名であったり、実在の会社が登場するというロコツなPR映画ではありますが、ダイエット効果があるかも?なコメディです。

ま、観るだけでダイエットなんて甘い考えは禁物ですが。


監督は李闘士男。
日大芸術学部在学中から、とんねるず、ビートたけし、タモリ、ダウンタウン、SMAPなど
バラエティ番組の演出家として活躍し、98年に「美少女H」でテレビドラマの演出、
その後「世にも奇妙な物語」「学校の怪談」などを担当。
04年に「お父さんのバックドロップ」で映画監督デブ、いや、デビュー。
テレビ畑出身の監督さんです。

この映画がそれなりに説得力を持つのは、
この李監督自身が18キロの減量成功者だから。

ダイエット停滞期とかダイエットストレスによるドカ喰いとか、
なるほど、なるほど、と真剣にうなずくシーンも続出。


ダイエット停滞期
ダイエット中の「停滞期」が、どのタイミングでどのくらいの期間続くのか、個人差はあるが、一般的にはダイエット開始後1ヶ月前後、もしくは体重の5%(50kgの人なら2.5kg)減量したタイミングから始まり、1ヶ月前後続く。
「ホメオスタシス機能」という飢餓に対する人間の防衛本能が働き、身体が簡単に脂肪を落とさないようにセットされてしまう。
この機能は、人間が生きるために重要な体温や血糖値の調節などを、外部環境が変わっても常に正常に保つための働きのこと。食事からのエネルギーの吸収率や、運動時の消費エネルギーなども「ホメオスタシス機能」により調節されている。
非常時で食事がほとんど摂れない生活が続いた場合でも、ある程度の体重減少が起きた時点で「ホメオスタシス機能」が働くことにより、食事からのエネルギー吸収率が高まり、基礎代謝量や運動時の消費エネルギーも低く抑えられ、それ以上の体重減少を防ぎ、生命が守られるといういわば危機管理機能。つまり、ダイエット中の「停滞期」は、この「ホメオスタシス機能」が非常時と同様の働きを発揮することで表れる現象である。
(「タニタの健康応援ネット からだカルテ」より

停滞期にはストレスからイライラしたり、ウツ状態になったりすることもあるそうですよ。
ま、こんなことも李監督自身が経験したことなのでありましょう。

本作に出演する小林きな子さんや草野イニ(くさのいに)さんは撮影と並行して実際にダイエットに挑戦。
健康に痩せることを目標に、撮影と同時にダイエットプロジェクトが展開されました。
タニタの栄養士さんの指導のもと、決められたものしか口にせず、
撮影後やオフ日にはジムへ通い、筋トレや有酸素運動に励みました。
その結果、1ヶ月後、小林きな子さんは体重12キロ、体脂肪率4%。
草野イニさんは体重16.4キロ、体脂肪率7.1%の減少を果たしました。
パチパチパチ!

いえいえ裏話で盛り上がっていてはいけません。
さあ一体どんなお話なのでしょう。乞うご期待でございますよ。



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体脂肪計タニタの社員食堂
監督/李闘士男、脚本/田中大祐、フードスタイリスト/飯島奈美、原作/「体脂肪計タニタの社員食堂」田中大祐著(角川書店刊)「体脂肪計タニタの社員食堂~500kcalのまんぷく定食」タニタ著(大和書房刊)
出演
優香/春野奈々子、浜野謙太/谷田幸之助、草刈正雄/谷田卯之助、宮崎吐夢/丸山、小林きな子/福原、草野イニ/太田、渡会久美子/光子、藤本静/信子、酒向芳/小泉、駒木根隆介/居酒屋の大将、吉田羊/丸山の元妻、壇蜜/看護士
5月25日(土)全国ロードショー、http://www.tanitamovie.jp/

by Mtonosama | 2013-05-05 07:06 | 映画 | Comments(4)
モネ・ゲーム -2-
Gambit

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(C)2012 Gambit Pictures Limited

美術品詐欺。そして、そこで使われたのがモネの「積みわら」というのがミソの本作。
さすが、コーエン兄弟。
「積みわら」はシリーズ作品で25点もあるということで、
これを詐欺の映画に使おうと思いついたんですね。

さあ、一体どんなストーリーが展開されるのでしょう。


ストーリー
ロンドンの美術鑑定士ハリーは完全無欠な詐欺の計画を立てた。

彼の雇い主ライオネル・シャバンダーはTV局から出版社まで所有するメディア王。
大金持ちである。その富は美術品収集に注ぎ込まれていた。
カタブツのハリーが騙そうとしているのはそのライオネルだ。

なぜか?
傲慢で気どり屋で最低男の雇い主・ライオネルからこれまで受けた数々の侮辱に反撃するためだった。
そんなハリーに協力するのは贋作が趣味のネルソン少佐。
少佐が描いたモネの贋作を、雇い主シャバンダーに15億円(!)で売りつけようというのだ。
そして、ハリーのシナリオにはもう一人重要な人物がいた。
その人物とはPJ・プズナウスキー。彼女を探すため、ハリーと少佐は一路テキサスへ。

さて、なぜモネなのか?なぜPJが重要人物なのか?
話せば長くなるが、1891年、印象派の巨匠モネは2枚の油絵を完成させた。
「積みわら 夜明け」と「積みわら 夕暮れ」だ。
その後「夕暮れ」は戦争を挟み、数奇な運命を辿る。
1941年、パリの美術館からナチスに奪われ、
1945年、パットン将軍第一師団がナチスを襲撃。そして「夕暮れ」は消える。
この時の隊長がPJ・プズナウスキーの祖父だというのだ。
ずいぶん入念なシナリオではないか


印象派のコレクターであるシャバンダー。
彼が咽喉から手が出る程、欲しいのがモネのこの二作品。
まずは「積みわら 夜明け」を1100万ポンドで落札。
オークションで最後まで争った日本のメディア王アキラ・タカガワを蹴落とす。

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ハリーのシナリオは、PJを「積みわら 夕暮れ」の持主に仕立て上げれば、
シャバンダーは確実にくいついてくる――というものだった。

さて、テキサス。ハリーと少佐はPJをうまく説得できるか?
「いいわよ」
あっさり話に乗ってきたPJ。
趣味はロデオ、鶏肉工場で働き、トレーラーハウスで祖母と二人暮らしのPJにとって
飛行機でロンドンへ行くだけでも夢のような話。
ハリーは壁に飾った贋作の「夕暮れ」をバックにPJと祖母の写真を撮り、シャバンダーに見せる。
写真を見たシャバンダーは即座に無視するが、ハリーからPJの祖父の話を聞く内に興味津々。
いよいよPJがロンドンへ。

舞台は整った。ハリーの計画通りにことが運べば、15億円が転がり込むはず――
だったが……

その後、シャバンダーがPJにぞっこんになったり、
どこか抜けてるハリーが鑑定士をクビになったり――

カタブツなんだけど、詰めが甘い英国人ハリー。
顔とスタイル、抜群。外見だけナイスな女子と思いきや、案外賢いヤンキーガール。

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ステレオタイプな国民性を対比させてウラをかくという
これまたよくあるパターンのコメディ。

リメイク版の抱える問題はさすがのコーエン兄弟も克服できなかった・・・?

コリン・ファース、ちょっと重すぎたかもしれません。
いえ、身体が、ではなく、これまでの役柄が。
王様、スパイときた後、ツメの甘い鑑定士はコリン・ファースには酷かなぁ。
重厚な役柄に続く軽妙なコメディは難しかったか。

でも、不器用そうな美術鑑定士を不器用に演じるコリン・ファースも
なかなか味わい深いものがありました。





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☆5月2日に更新しました。もう5月。この試写室も今月で5年を迎えました。いつもありがとうございます☆

モネ・ゲーム 
監督/マイケル・ホフマン、脚本/ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン、製作/マイク・ロベル、アダム・リップ、撮影/フロリアン・バルハウス
出演
コリン・ファース/ハリー・ディーン、PJ・プズナウスキー/キャメロン・ディアス、アラン・リックマン/ライオネル・シャバンダー、トム・コートネイ/ネルソン少佐、スタンリー・トゥッチ/マーティン・ザイデンベイバー
5月17日(金)TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
2012年、アメリカ、90分、配給/ギャガ、http://monetgame.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2013-05-02 06:24 | 映画 | Comments(4)