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殿様の試写室

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<   2013年 07月 ( 11 )   > この月の画像一覧

マジック・マイク -2-
Magic Mike

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(C)2012 The Estate of Redmond Barry LLC. All right reserved.

おもちゃ箱から飛び出した理想のボーイフレンド・ケン人形、
ロープにつかまって宙を飛ぶターザン、
制服姿も凛々しい兵士や消防士、
あるいはマッチョな肉体だけを売りにするストリップダンサー――

一言で男性ストリップといってもただ踊るだけではなく、
いろいろなキャラ付けが必要なんですね。
観客である女性たちの要求するところは男性観客よりも幅広いのでしょう。
いや、勉強になりました。
それを映画館の客席という特等席から観ることができるんですから、
なかなか稀有な体験であります。

150歳にして初めて観た男性ストリップ、満喫させてもらいました。
しかし、クラブ“エクスクイジット”(あ、本作中のストリップ・バーです)の
お客さんたちの大胆かつ天真爛漫なこと。
これがアメリカ女子の真髄ですかねぇ。

さあ、いったいどんなステージを、いや、ストーリーを楽しめるのでしょうか。


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ストーリー
フロリダ州西海岸タンパ。
自称・青年実業家のマイクはオリジナル家具を手がける夢を持ちながら、幾つもの仕事を掛け持ちしている。昼は工事現場で屋根瓦を張り、夜はクラブ“エクスクイジット”のトップストリップダンサーとして活躍する。ステージ名は‘マジック・マイク’だ。
クラブのオーナー・ダラスも看板スターのマイクに一目おいている。
そんなダラスに共同経営者になれないかと持ちかけるマイク。

ある日、マイクは昼の仕事先で知り合った19歳のアダムをクラブに連れていく。
未知の世界にたまげるアダム。
ところが、そのアダムに思わぬ展開が。
新ネタを披露する筈だったターザンが酔っ払って寝込んでしまったため、
急遽その代理で舞台に出ることになってしまった。
キッドというステージ名を与えられ、とりあえず舞台に。
ところが、素人まるだしのキッドに客は大興奮。
嬌声に後押しされ、客席の女性客を抱き寄せてキスするアダムに観客たちは卒倒寸前。

思わぬ才能と度胸を認められてアダムはクラブの一員に加えられる。
マイクはダンスパフォーマンスの他にも、女性との付き合い方、大金を稼ぐ方法など、
ひとつひとつ大人への道を教える師匠だった。

アダムの姉、ブルックは弟がストリッパーになると聞き、驚いた。
真面目な彼女がおそるおそるクラブを訪れるが、舞台を見て納得。マイクに弟を託す。
アダムはマイクを兄のように慕い、華やかな世界にますます魅了されていくのだった。

タンパはフロリダ州ではジャクソンビル、マイアミに次いで3番目に大きな街。
クラブ“エクスクイジット”も毎晩大盛況だが、オーナーのダラスはマイアミ進出を狙っていた。
共同経営を目論むマイクの心中は穏やかではない。

その一方で、マイクはアダムの姉ブルックと少しづつ話すようになる。
そして、これまで付き合った女性とはまったくタイプの違うブルックに魅せられていく。
「ストリッパーの他にどんな仕事をしているの」と訊くブルック。
だが、彼女のその素直な質問で、マイクは夢を実現させるための努力を何もしていなかったことに気付かされる。そして、次第に今後の人生を真剣に考えるようになっていくのだった。

その頃、ステージにもすっかり慣れたアダムはマイクに秘密で危ない儲け話に手をだし、
トラブルに巻き込まれてしまう……


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いやぁ、強烈な男性ストリップダンサーのパフォーマンスにすっかり度肝を抜かれてしまいました。
これでもか、これでもか、と繰り出される超エロかっこいいストリップに息をのみ、
もう降参です、となった頃、
しみじみと展開される純情無垢なマイクとブルックの恋物語。
毒気にあてられ気味の150歳はその純情さにホッとしてしまいました。

ストリップでアドレナリンを全放出させられ、穏やかで真面目な恋に癒される――
大人の遊園地みたいな映画でした。

しかし、男性ストリップを見物するため、はとバス・夜のツアーに参加してみたいような気もしないではありません。





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マジック・マイク
監督/スティーヴン・ソダーバーグ、脚本/リード・キャロリン、製作/ニック・ウェクスラー、グレゴリー・ジェイコブス、チャニング・テイタム、リード・キャロリン、撮影/ピーターアンドリュース
出演
チャニング・テイタム/マジック・マイク、アレックス・ぺティファー/アダム、キッド、コディ・ホーン/ブルック、オリヴィア・マン/ジョアンナ、マット・ボマー/ケン、ライリー・キーオ/ノラ、ジョー・マンガニエロ/ビッグ・ディック・リッチー、ケヴィン・ナッシュ/ターザン、アダム・ロドリゲス/ティト、ガブリエル・イグレシアス/トバイアス、マシュー・マコノヒー/ダラス
8月3日(土)シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー
2012年、アメリカ、110分、日本語字幕/石田泰子、配給/カルチュア・パブリッシャーズ、
http://magic-mike.jp/

by Mtonosama | 2013-07-31 06:56 | 映画 | Comments(4)
マジック・マイク -1-
Magic Mike

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(C)2012 The Estate of Redmond Barry LLC. All right reserved.


あれはバブルの頃だったんでしょうかねぇ。
鳩バスの夜の東京ツアーのコースに男性ストリップが入っていたような。

あっ、今もありました。
〈熱体高気圧!J MEN’S TOKYO(外国人男性ダンサーのストリップダンスショー)〉ですって!
http://www.f-banchan.net/tokyo/hatobus/hatobus.htm

観客が、踊り子さんのTバックにおひねりをはさんだりするんですよね。
人気ダンサーほどパンツのあっちからもこっちからもお札をはみださせている、という熱狂的な光景。

昔、梅沢登美男のショーに行ったことがあります。あ、仕事です。
梅沢さんが美しく変身して歌謡曲に合わせて日舞を舞うと
興奮したJマダムたちがステージに駆けあがり、彼の首にお札でできたレイをかけるんです。
お札1枚じゃないですよ。お札を綴り合せてつくったレイなんですから!
あれには驚きました。

そんな札束レイを用意する資金もなく、
メンズダンサーのTバックにお札をつっこむ勇気もないとのとしては
本作に登場するダンサーたちの筋骨隆々としたナイスバディと
女ごころを知り抜いたエロかっこいいダンスに
キャッと口をおさえるだけで良しと致しますわ。

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監督はスティーヴン・ソダーバーグ。
「トラフィック」(’00)でオスカー受賞、
「エリン・ブロコビッチ」(’00)でジュリア・ロバーツをオスカー女優に押し上げ、
「オーシャンズ」シリーズ(’01/’04/’07)や「チェ」二部作(’08)など
次々と意外作を送り出してきた人物です。

そんなソダーバーグ監督が今回着目したのは男性ストリップの世界。

「エージェント・マロリー」(’11)で起用した俳優チャニング・テイタムの実体験を知り、
それを映画にしちゃいました。
もちろん、そのチャニング・テイタムは本作で主役を演じ、製作も担当しています。

さてさて、その実体験とは?
はい、彼・チャニング・テイタムはハリウッド・デビュー前、
18歳から19歳になる8ヶ月の間、ストリッパーをしていたことがあります。
本作はその実話をベースにした青春の日々を描いた映画なんです。

なんで、ストリッパーをしていたかというと、
彼、たまたまラジオで耳にした男性ストリッパーのオーディションに応募したんですって。
2時間のステージで150ドル。週に600ドル稼げたそうで、18歳の男の子にとってはおいしい仕事です。
お金は稼げるし、女性客は嬌声をあげる――
ロックスターになった気分だったそうですよ。

チャニング・テイタムのそんな話を聴いて、ソダーバーグ監督、食指をそそられました。

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映画は、当時18歳だったチャニングの視点を与えられたアダムと
兄貴的存在である30歳のマジック・マイクによってひっぱられていきます。
このマジック・マイクが、アダムのストリップと“青春”の日々の師匠という役どころ。
それをチャニング・テイタムが演じます。

若いきれいな男の子と、
ちょっと大人になってストリッパー以外の生計の道を求める男の子。
さらにはちょいと熟れてきた男の子に、マッチョな男の子。
(150歳のとのにとってはみんな男の子なのであります)
そうした男子たち(本作では“タンパのキングたち”と呼ばれてます)のストリップ。

あ~あ、お客さん、涎を拭いてくださいよ。
ちょっとちょっと踊り子さんには触らないで。

かなりテンション上がってしまいそうなキングたちのダンス。
150歳の年寄りには毒気が強すぎたかも。

さあ、いったいどんなお話でしょうか。続きは次回までお待ちくださいませ。
乞うご期待でございますよ。



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マジック・マイク
監督/スティーヴン・ソダーバーグ、脚本/リード・キャロリン、製作/ニック・ウェクスラー、グレゴリー・ジェイコブス、チャニング・テイタム、リード・キャロリン、撮影/ピーターアンドリュース
出演
チャニング・テイタム/マジック・マイク、アレックス・ぺティファー/アダム、キッド、コディ・ホーン/ブルック、オリヴィア・マン/ジョアンナ、マット・ボマー/ケン、ライリー・キーオ/ノラ、ジョー・マンガニエロ/ビッグ・ディック・リッチー、ケヴィン・ナッシュ/ターザン、アダム・ロドリゲス/ティト、ガブリエル・イグレシアス/トバイアス、マシュー・マコノヒー/ダラス
8月3日(土)シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー
2012年、アメリカ、110分、日本語字幕/石田泰子、配給/カルチュア・パブリッシャーズ、
http://magic-mike.jp/

by Mtonosama | 2013-07-28 05:35 | 映画 | Comments(8)
三毛猫ひかちゃん -5-


あたし、ひかちゃん。

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暑いわねぇ。
さすがに、あたしも「ごはん、ねぇ、ごはん~」と大声でわめきながら、
飼い主のあとをついて歩くのはやめているわ。
だって、クールじゃないもの。


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あ、これ?
簾を下ろしてあげようとひもをひっぱっていたら絡まっちゃったの。

「香炉峰の雪は簾をかかげてみる」
と、清少納言さんは言ったけど、
あたしは簾を下げて爪でバリョバリョしたかったのよ。

でも、飼い主ったら、
あたしのハイジャンプの届かない場所にひもを丸めちゃったの。
あの人もちょっとは知恵がついてきたようよ。


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こないだね、飼い主の友人があたしのことを見にやってきてくれたの。
ふたりともかわいい、かわいいって言ってくれたわ。
飼い主が言うにはね、
いつも一緒に呑んでるときとは全然違うところから声を出してたそうなんだけど…

でも、あたしね、
かわいいってことは言われ慣れてるの。
飼い主なんて、オリラジのチャラオさんの真似して
毎朝、「キミ、キャワイイね」ってお腹や耳をグリグリするのよ。
ちょっとヘンタイっぽいのよね。

ほら、あたし、クールで売ってるじゃない?
だから、かわいいって言われるよりはカッコ良いって
言ってもらえると嬉しいの。

毎日、暑いから、みなさんも熱中症に気をつけてね。
また、くるわ。

ひかり


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by Mtonosama | 2013-07-26 06:11 | 映画 | Comments(12)
31年目の夫婦げんか -2-
Hope Springs

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(C)2012 GHS PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.

カウンセリングねぇ。
それも妻が自分の定期預金を解約し、高いカウンセリング料金を支払ってまで。

いえ、ここでひかないでください。
(実は、とのも、そんなお金があるなら、さっさと女友だちと旅行に行くよ、と思った口ですが)
スクリーンの中のメイン州は素敵なところでしたから。
って、そこにいくか・・・

しかし、ここまで退屈な男と長い間一緒に暮らして、
「私、このままでいいのかしら」と自問した結果がカウンセリング?
ありえねぇ~!
自分だったら、あれもしたいし、これもしたいし、そうそう、あんなところにも行ってみたい・・・・・
と、カウンセリング以外の選択肢がゴロゴロ出てくるんですけど。

ま、あくまで選択肢として夫婦生活カウンセリングを選んだ夫婦ならどうなるか?
反対意見はひとまず呑み込んでストーリーにいってみましょうか。


ストーリー
一大決心をして夫の寝室を訪れるケイ。
ベッドからギロリと睨みつける夫のアーノルドに「今夜は一緒に過ごしたいの」と伝えるも、
「その気分じゃない」と一蹴される。

結婚31年目、毎朝ベーコンエッグを食べ、同じ時間に帰宅し、同じ会話を交わし、
同じゴルフ番組を観るアーノルド。子どもたちは既に独立し、2人の間にはけんかの種もみつからない。

そんな夫婦関係を見直したいと考えたケイは結婚生活カウンセリング本の著者バーナード・フェルド医師のHPにアクセスする。

朝、アーノルドに“カップル集中カウンセリング”を受けたいと告げるケイ。
その料金はなんと1週間4000ドル!
驚くアーノルドをさらに仰天させたのは、ケイは定期預金を解約し、既に申し込んでいたこと。
「俺は行かない」と突っぱねるアーノルドだったが、結局は機上の人となり、
メイン州はグレート・ホープ・スプリングスへと向かう。

さて、カウンセリング初日。
フェルド医師にここに来た理由を訊かれ、
「この人ともう一度結婚したいんです――」と答えるケイ。

2日目。
2人の出会い、プロポーズ、寝室を別にしたのはいつからか、
などなど問われるままに夫婦の日々を語る2人。
「最後にセックスをしたのはいつ?」との問いにムッとするアーノルド。
その日、2人にフェルド医師から与えられた最初の宿題は「今晩しばらく抱き合うこと」!!!
それを聞いて医師に喰ってかかるアーノルド。
その口汚い言葉にケイはキレた。そして、泣きながら外へ飛び出していく。
いつもは穏やかで従順なケイの態度の急変に動揺したアーノルドは、夜遅くにホテルに戻ってきたケイと宿題を果たす――

3日目。
宿題をやってきたことを医師に報告する2人。
だが、次に出された宿題は……


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泣きながらカウンセラーのオフィスを飛び出したケイは
グレート・ホープ・スプリングスの街をさまよい歩き、
とある海辺の居酒屋へ辿り着きます(この店がとても良い感じでした)。
そこの女将にグチをこぼすケイ。女将は一言「エッチしたいのね」。
そこで、彼女いきなり、店にたむろする常連たちに向って
「ここのところ、奥さんとやってない人は手を上げて」。
ハ~イと手を上げるほぼ全員。笑っちゃいました。

だって、欧米の映画では夫婦は皆同じベッドで寝てるし、
やがてどちらからともなく手がのび・・・(キャッ!)
ってのがお決まりのパターンじゃないですか。
アメリカじゃ誰でもそうなんだと思ってました。

ま、洋の東西を問わず熟年夫婦は、女は女同士、男は男同士で群れるものなのかもしれません。
等と思いつつ、「ありえねぇ」等と言いつつ、
ケイのような試みもあってもいいのかな、
とふと思ってしまったとのでした。

それにしても、アメリカ映画のこの驚くべき予定調和。
黄門さまの印籠もまっさおな展開にはいつもながら笑わせていただいてます。





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31年目の夫婦げんか
監督/デヴィッド・フランケル、脚本/ヴァネッサ・テイラー、製作/トッド・ブラック、ガイモン・キャサディ、製作総指揮/スティーヴ・ティッシュ、ジェイソン・ブルメンタル、ネイサン・カヘイン、ジェシー・ネルソン、撮影/フロリアン・バルハウス
出演
メリル・ストリープ/ケイ・ソームズ、トミー・リー・ジョーンズ/アーノルド・ソームズ、スティーヴ・カレル/バーナード・フェルド医師
7月26日(金)TOHOシネマズシャンテ、新宿シネマカリテ他ロードショー
2012年、アメリカ、100分、配給/GAGA★、字幕翻訳/関美冬、http://31years.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2013-07-23 06:16 | 映画 | Comments(8)
31年目の夫婦げんか -1-
Hope Springs

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(C)2012 GHS PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.

本作はまたまた熟年夫婦が主人公の映画であります。
団塊の世代である(あ、アメリカではベビーブーマーと言うんでしたっけ?)熟年夫婦を
主人公にすれば、同じ思いを抱える同年配の観客が映画館にやってくると考えたのでしょうか。

ま、そんなマーケティング分析は脇へおいておきましょう。

さてさて同じ年代の観客達がどんな思いを抱えているかというと、
配偶者が富士山頂の空気みたいな存在になってしまって、
一緒にいると息苦しいって感じ?

本作でも、
寝室は別(ほらほら、うなずいてますね)、
夫の唯一の趣味はゴルフ番組を観ること(あるいは野球やサッカーや相撲を観ること)、
毎日の日課も会話もほぼ変化なし(会話なしもありますよね)、
争いもないし、喜びもなし(争いはあり)。
妻は思いました。結婚して31年。
「わたし、死ぬまでこの生活の繰り返し?」

洋の東西を問わず、夫婦関係とは実に難しいものであります。
新婚時代はそれなりに楽しかったはずなのに、どうしてこうなるかなぁ――

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監督はデヴィッド・フランケル。
「プラダを着た悪魔」(‘06)の監督です。
そして、「死ぬまでこの生活の繰り返し?」とそっと自問するけなげな妻はメリル・ストリープ。
居眠りしてるくせにゴルフ番組をつけっぱなしでソファーに陣取る頑固な夫はトミー・リー・ジョーンズ。
2人の名優がこのきわめてありがちな夫婦関係を軽妙に演じるコメディです。

しかし、トミー・リー・ジョーンズ、
ほんとに「いる、いる、こんなオヤジ」って感じで、ちょっとむかつくほど。
確実にイラッとさせてくれます。さすが、宇宙人ですね。
あ、そうそう。もうひとり重要な人物がいます。
それが夫婦関係カウンセラー。
スティーヴ・カレルが演じます。

なにゆえカウンセラーが登場するかというと、
けなげな妻ケイが夫婦関係を修復しようと
カウンセリングを受けることを決意したからなんです。
カウンセラーが登場するあたり、いかにもアメリカ的です。

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脚本家のヴァネッサ・テイラーは独身ですが、
長い結婚生活の中でお互いに情熱や魅力を失わないようにするにはどうすればいいのか?
夫婦間に距離が生じてしまったとき、もう一度やり直すことはできるのか?
ということを以前から考えていました。
その疑問がこの脚本を書くきっかけになったといいます。
(ヴァネッサさん、まだまだ結婚に幻想を抱いていますね)
本作が映画脚本家デビューとなりました。

物語の舞台はアメリカ最東北部のメイン州。すぐ隣はカナダです。
夫婦がカウンセリングのために訪れるメイン州”グレート・ホープ・スプリングズ”は
架空の街ですが、海に近い美しい場所。
おいしいロブスターが楽しめそうな街です。

さあ、ケイとアーノルドはどんなカウンセリングを受けるのでしょうか。
続きは次回までお待ちくださいませ。



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31年目の夫婦げんか
監督/デヴィッド・フランケル、脚本/ヴァネッサ・テイラー、製作/トッド・ブラック、ガイモン・キャサディ、製作総指揮/スティーヴ・ティッシュ、ジェイソン・ブルメンタル、ネイサン・カヘイン、ジェシー・ネルソン、撮影/フロリアン・バルハウス
出演
メリル・ストリープ/ケイ・ソームズ、トミー・リー・ジョーンズ/アーノルド・ソームズ、スティーヴ・カレル/バーナード・フェルド医師
7月26日(金)TOHOシネマズシャンテ、新宿シネマカリテ他ロードショー
2012年、アメリカ、100分、配給/GAGA★、字幕翻訳/関美冬、http://31years.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2013-07-20 06:16 | 映画 | Comments(6)
ヒロシマナガサキ
White Light/Black Rain:The Destraction of Hiroshima and Nagasaki
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©2007 Home Box Office,Inc.All rights reserved

前回、当試写室で上映した「ひろしま」。
そして、今回上映する「ヒロシマナガサキ」。
いずれもアメリカ人監督によるドキュメンタリー映画です。

毎年、8月が近づくと、わたしたちを覆う重苦しい気分。
と同時に、ああ、またこの季節か、と若干引き気味になっている自分もいます。

そんな自分を鞭打つように岩波ホールで試写を観てきました。
結果、「ひろしま」はこれまでの原爆へのイメージを覆す新しい視点の作品でしたし、
本作も、原爆投下を過去にとどめず、現在、そして、未来につないでいく作品でした。
観に行ってよかった。


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監督はスティーヴン・オカザキ。1952年ロスアンゼルス生まれの日系3世です。
1991年「Days of Waiting(待ちわびる日々)」ではアカデミー賞短編ドキュメンタリー部門でオスカーを受賞。
戦時下のアメリカで日系アメリカ人の夫と離れることを拒み、夫と共に強制収容所での生活を選んだエステル・イシゴという女性を描いた映画でした。
日系人に課せられた強制収容や、日本本土に投下された原爆。
それはアメリカに住む日系人として等閑視できない現実だったのでしょう。

本作「ヒロシマナガサキ」は監督の内部で25年もの間大切に暖められてきた作品です。
意欲的で、わかりやすく、力強い映画――
被爆者に関して、そんな長編映画を作りたいと思い続けていたそうです。

今まで、それがかなわなかったのは、最初の頃は技術的な問題もありましたが、
日米の検閲の問題もありました。

被爆50年目にあたる1995年に米スミソニアン協会で原爆展が開催される、
と報道されたことがありました。
とのなども「おお、いよいよアメリカで!」と思ったことを記憶しています。
ところが、米国内で猛反発が起き、原爆展は中止。
展示とともに計画されていた映画製作もストップしてしまいました。

さまざまな紆余曲折を経て本作が完成したのは2007年のことです。

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14人の被爆者の証言と、原爆に関与した4人のアメリカ人の証言を軸に構成された本作。
監督は500人以上の被爆者と会い、その内の100人以上に取材、
そして、この映画のために14人の被爆者の証言を選びました。

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原爆が投下されてから、まもなく70年を迎えます。
しかし、彼らの悲しみ苦しみはいまだ色褪せることはありません。

10歳の時、長崎で被爆した下平作絵さんは、最後に生き残った家族が亡くなったとき、
自殺を考えたといいます。
そのとき思ったこと。
「人間はギリギリのときに、死ぬ勇気と生きる勇気と二つ並べられるんじゃないかな。
妹は残念ながら死ぬ勇気を選びましたが、わたしは生きる勇気を選びました」……

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被爆者として初めて国連で演説し、被爆者援護や核兵器廃絶運動に尽くし、
先日(7月6日)82歳で亡くなった山口仙二さん。長崎で14歳の時に被爆し、
40日後ようやく意識を取り戻しました。そのときの記憶を語ります。
「看護婦さんが治療のために、病室に近づいてくると、
大人も子供も『殺してくれーっ』と嘆願するんです。治療が痛いから」……

原爆投下は戦争を終結させるための使命だと信じていたセオドア・“ダッチ”・バン・カーク。
彼は原子爆弾リトル・ボーイを搭載したエノラ・ゲイの航空士でした。彼は言います。
「何人かが集まると必ずバカなヤツがこう言う。イラクに原爆を落とせばいいんだ。
彼らは核兵器が何なのかわかっちゃいない。わかっていたらいえないことだ」……

冒頭、カメラは渋谷・センター街の中高生を映し出します。
そして「1945年8月6日に何が起きたか知っていますか」と訊ねますが、
誰一人答えることのできる子はいませんでした。

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さて、証言者です。野球観戦で興奮もする普通に生活を楽しむ人々です。
彼らは誰も「原爆は許さない!」と声を荒げはしません。
ただ静かに記憶と体験を語り、手術の後をカメラの前にさらします。

活動家が大きな声で叫ばなくても、原爆が圧倒的な破壊力を持つ暴力装置であることは
わかっています。
充分にわかっています。
今、私たちにはこれを68年前の悲劇としてドキュメンタリー映画を観て
オシマイにしてしまわないための想像力と行動力とが必要です。

その想像力を今、私たちが向き合っている現実に対して拡げていく必要があることをあらためて感じました。

山口仙二さんのご冥福をお祈り申し上げます。合掌。





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ヒロシマナガサキ
監督・製作・編集/スティーヴン・オカザキ、共同プロデューサー/後藤太郎、繁沢敦子、撮影監督/川崎尚文、撮影/スティーヴ・コンディオッティ、一之瀬正史、田宮健彦、スティーヴン・オカザキ
証言者
居森清子、笹森恵子、中沢啓治、田中ヤスヨと岡チエミ、下平作江、吉田勝二、坪井直、肥田舜太郎、深堀悟、キム・パニョン、永野悦子、山口仙二、谷口稜曄
モリス・ジェプソン、ローレンス・ジョンストン、ハロルド・アグニュー、セオドア・“ダッチ”・バン・カーク
7月20日(土)~8月16日(金)岩波ホールにて緊急上映
2007年、アメリカ、1時間26分、カラー、配給/シグロ・ザジフィルムズ、協力/岩波ホール・ANT-Hiroshima、特別推薦/日本原水爆被害者団体協議会、http://www.zaziefilms.com/hiroshimanagasaki/

by Mtonosama | 2013-07-17 07:37 | 映画 | Comments(8)
ひろしま 石内都・遺されたものたち
Things Left Behind

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(C)NHK/Things Left Behind, LLC 2012

石内都さんという写真家をご存知でしょうか。
広島で被爆し亡くなった方たちの遺品を撮影している写真家です。
彼女が写した、そのワンピースや花柄のブラウスなどの写真をご覧になった方もいらっしゃると思います。
その石内都写真展が2011年10月14日から翌年2月12日までカナダ・バンクーバーの
ブリティッシュ・コロンビア大学人類学博物館で開催されました。


石内 都(いしうち みやこ、1947年3月27日 - )は、日本の写真家。 群馬県新田郡生まれ、横須賀市で育つ。横須賀市立第二高等学校卒業。多摩美術大学デザイン科染織デザイン専攻中退。初期三部作「絶唱、横須賀ストーリー」「APARTMENT」「連夜の街」で街の空気、気配、記憶を捉えた。その後、同い年生まれの女性の手と足をクローズアップした「1・9・4・7」など身体に残る傷跡シリーズを撮り続ける。1979年、第4回木村伊兵衛賞受賞。1994年、グッゲンハイム美術館での「戦後日本の前衛美術」展に招待。1999年、第15回東川賞国内作家賞、第11回写真の会賞受賞。2005年「Mother‘s2000-2005 未来の刻印」でヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表。2006年、日本写真協会賞作家賞受賞。2008年写真集「ひろしま」(集英社)、写真展「ひろしまStrings of Time」(広島市現代美術館)により2009年第50回毎日芸術賞受賞。 「ひろしま」は沖縄、東京、大阪、宮崎、長野、バンクーバーでも個展開催。


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本作は、その写真と、石内都さんの写真撮影の風景と、
写真展に訪れた人々が感想を述べる様子を撮ったドキュメンタリー映画です。
静かなバンクーバーの森の中にある博物館で、
遺品を写した写真を真剣にみつめる人々の視線が印象的な映画でした。
監督は日本映画の字幕翻訳家でもあり、
「ANPO」(‘10)の監督でもあるリンダ・ホーグランドさん。
http://mtonosama.exblog.jp/14476842/、http://mtonosama.exblog.jp/14495497/ 
彼女が1年以上にわたって石内さんに密着して制作した作品です。

映画に登場する石内都さんは「ANPO」にも出演した日本を代表する女性写真家です。
このバンクーバーでの写真展では48点の写真を展示しました。

それは市松人形だったり、ワンピースだったり、水玉模様のブラウスだったり、壊れたメガネだったり・・・・・
1945年8月6日午前8時15分までは確実に存在していた人々の遺した品々です。
その空蝉ともいえる遺品だけを撮影します。

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石内さんが撮影するのは広島記念資料館に保存されている品々。
2007年、書籍編集者からの依頼で広島を撮影することになったのが
広島へ行くきっかけでした。それ以来、毎年広島で撮影しています。

石内さんは資料館展示室には展示されていない品を窓辺の太陽光で撮影します。
彼女は撮影するとき被写体と対話をするような感じになるのだといいます。
それらの被写体は声をかけると応えてくるような、
そんな強烈な存在感を放っています。

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2007年以来、原爆の被害者たちの遺品をひとつひとつ丁寧に自然光の下で撮影し続ける石内さん。
着る人のいなくなったワンピースもブラウスもまるでアパレルメーカーのカタログのように美しく、
思わず手にとりたくなってしまいます。
これらを1945年8月6日の8時15分まで身につけていた人はもういません。

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昔「砂丘」(‘70 ミケランジェロ・アントニオー二監督)という映画を観ました。
そのラストで若い女性が恋人の遺したジャケットを抱いて泣き崩れるシーンがありました。
例によって、映画の内容は覚えていないのですが、このラストシーンだけははっきりと覚えています。
今までこれを着ていた人がもういない――
彼のにおいも温かみすらも感じられるのに、その主はいない。
死はこういうものなのかと、思い知らされました。

本作を観ていてこのラストシーンが思い出されてなりませんでした。

「広島を固定されたイメージから解放してあげたい」という写真家・石内都の言葉をかみしめたいと思います。





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ひろしま 石内都・遺されたものたち
監督/リンダ・ホーグランド、エグゼクティブ・プロデューサー/小谷亮太、リンダ・ホーグランド、プロデューサー/橋本佳子、浜野高宏、撮影/山崎裕、音楽・演奏/武石聡、永井晶子、写真家/石内都、製作/NHK/Things Left Behind,LLC
7月20日(土)~8月16日(金)岩波ホールにて緊急上映
2012年、アメリカ・日本、80分、配給/NHKエンタープライズ、http://www.thingsleftbehind.jp/

by Mtonosama | 2013-07-14 06:11 | 映画 | Comments(4)
クロワッサンで朝食を -2-
Une Estonienne à Paris

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(C)TS Productions - Amrion Ou - La Parti Production - 2012

ジャンヌ・モローの名前に魅かれはしたものの、
パリ在住の裕福な老夫人とその身の廻りを世話するために
故郷エストニアから単身でパリにやってきた中年女性の登場――
とくれば、眼には見えずとも確実に存在する上下関係を感じさせられて、
イヤな感じになるに違いない、と最初は思っていました。

裕福でわがままな老夫人フリーダを演じるのはジャンヌ・モロー。
冴えないファッションで憧れのパリを散策する家政婦アンヌを演じるはエストニアの女優ライネ・マギ。

パリの高級アパルトマンで優雅に暮らすフリーダ、
そして、かつての鉄のカーテンの中にあった小国エストニアの中年女性アンヌ。
ファッションひとつとっても、
シャネルとジュエリーを最初から身につけて生まれてきたかのごとくに着こなすフリーダと、
野暮ったいダウンコート、毛糸の手袋と帽子を身に付けた田舎のおばさんアンヌ。
水と油のような二人です。
さあ、この違い過ぎる二人が織りなすのは、いったいどんなお話なのでしょうか。


ストーリー
エストニアの田舎町で母の最期を看取ったアンヌ。
葬儀も終わり、子どもたちも帰っていった後、彼女はもの想いに耽っていた。
そこへ、かかってきた一本の電話。
パリで暮らすエストニア出身の老夫人が世話係を捜しており、
フランス語を話せるアンヌにどうだろうと、以前勤めていた老人ホームからの電話だった。
アンヌは若い頃から憧れていたパリへと旅立つことにする。

空港に迎えにきたのはステファンという同年代の男性。
彼は老夫人が暮らすパリ16区の高級アパルトマンへとアンヌを案内する。
だが、彼女は既に就寝中。
問題があったら自分が経営するカフェへ連絡するように言い残し、ステファンが帰った後、
アンヌはアパルトマンを出て、心ときめかせながら夜のパリの街を散策する。

翌朝、アンヌはフリーダの部屋へ朝食を届けるが彼女は手をつけようとしない。
さらに、不機嫌なフリーダは「家政婦などいらないわ」と彼女を解雇。
困ったアンヌがステファンのカフェに行くと、フリーダの朝食はクロワッサンと紅茶に
決まっていることを教えられる。

次の朝、言われた通り、クロワッサンと紅茶を供するアンヌ。
すると、フリーダはスーパーで買ったクロワッサンなどは偽物で、
本物のクロワッサンはパン屋で買うものだ、と怒り、またもや口をつけようとしない。

そこへやってきたステファン。満面の笑顔で迎えるフリーダ。
ステファンは「アンヌを解雇しても別の家政婦を雇うだけだよ」とフリーダを優しく諭し、
アンヌを受け入れることを納得させる。

その後アンヌは、ステファンの口から、かつてフリーダとは歳の離れた恋人であったこと、
さらに、彼女ははるか昔エストニアからパリに来て、今は天涯孤独の身であると、
教えられる。

翌朝、言われた通りパン屋で買ったクロワッサンと紅茶をテーブルに運ぶアンヌ。
フリーダは喜び、美味しそうにクロワッサンを食べながらステファンとの関係を打ち明ける。

ある日、フリーダはアンヌを誘い、一緒におしゃれをしてカフェに向う。
そして、アンヌに、ダウンはやめて、もっとシックなコートを着るようにと
自分のトレンチコートをプレゼントするのだった。
カフェに向って楽しげに腕を組んで歩く二人……

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わがままで偏屈な老マダムに仕える、田舎からやってきた冴えない中年女性。
そんな主従関係を背景にした人情ものを予想したとの。
反省します。大間違いでした。偏見でした。

皆さんが想像なさった通り、フリーダとアンヌはとても良い関係を結びます。
孤独に年老いたマダムと、孤独な中年女性の心の交流。
よくある話です。
ま、そこにステファンというマダムの元恋人が不思議な要として存在するのですが。

しかし、結局、心が交わっても、昔の恋人であっても、人はみな孤独なんですよね。
でも、孤独ってそんなに悪くない。
人生の節目節目に人はなにかを決断しながら今ここにこうしているのです。
今まで通りひとりで生きていけばいいのでしょう。

朝食はクロワッサンと紅茶。
そのクロワッサンもスーパーなんかで買ったものじゃダメ――
そんなさりげないこだわりの積み重ねが人生なのだ、と、
どこかホッとしながら静かな気持になれる優しい映画でした。





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クロワッサンで朝食を
監督/イルマル・ラーグ、脚本/イルマル・ラーグ、アニエス・フォーブル、リーズ・マシュプフ、撮影/ローラン・ブリュネ、美術/パスカル・コンシ二、製作/フィリップ・カウフマン、アドリアン・ポトフスキー&時リー・ウォータークリン、共同製作/ミレナ・ポワヨ&ジル・サクト、リーナ・スィルドス
出演
ジャンヌ・モロー/フリーダ、ライネ・マギ/アンヌ、パトリック・ピノー/ステファン、フレデリック・エポー/ドミニク(ギャルソン)、ヘレ・クニンガス/リディア
7月20日(土)シネスイッチ銀座他全国順次公開
2012年、フランス=エストニア=ベルギー、フランス語・エストニア語、95分、日本語字幕/古田由紀子、協力/ユニフランス・フィルムズ、配給/セテラ・インターナショナル
http://www.cetera.co.jp/croissant/

by Mtonosama | 2013-07-11 05:36 | 映画 | Comments(8)
クロワッサンで朝食を -1-
Une Estonienne à Paris

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(C)TS Productions - Amrion Ou - La Parti Production - 2012

最近、老人を描いた映画が本当に多いです。
とのが150歳だから、おじいさんおばあさんの映画ばかり選んでいるという訳ではないんですよ。
ええ、違いますとも。
当試写室では、厳正公平なる個人的な主観で上映いたしておりますもの。

とはいえ、この人は別格でしょう。
ジャンヌ・モローです。
御歳85歳でありながら、このゴージャスさ!
シャネルがこれほどサマになっている女優は
世界広しといえどもこのお方しかおられないのではないでしょうか。

けっして整ったお顔立ちというのではありません。
お口は大きいし、顔にも首筋にも歳相応のしわが年輪を刻んでいますし、
おなかも相当たっぷりしておいでです。
だけど、この存在感、このオーラといったらどうでしょう!

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ルイ・マル、フランソワ・トリュフォー、オーソン・ウェルズ、ルイス・ブニュエル――
1950~60年代、映画史を綺羅星のように点綴する巨匠たちの名作を
このお方が彩ってきたというのも頷けます。
しかし、今回彼女が出演した「クロワッサンで朝食を」の監督は
エストニア生まれのイルマル・ラーグ。45歳。
これまで主にテレビ畑で活躍してきた人で、本作が劇場長編映画初監督作となります。
はっきり言って巨匠ではありません。無名です。

そんなことを聞くと、「え、ジャンヌ・モロー、落ちぶれちゃったの!?」
と早とちりなさる人もいらっしゃるのではないでしょうか?

ノン、ノン!それは大女優に対しても、イルマル監督に対しても、失礼ってものです。
というのも、彼女は大作であるとか、有名監督であるとかに、とらわれず、
自身のセンスで選んだ作品に出演するピシーッと筋の通った女優だからです。

今回もイルマル監督が持ち込んだ脚本の世界に惚れ込んでの出演とあいなりました。
その脚本というのはイルマル監督の母親の身に起こった実話に基づいたお話。
“Une Estonienne à Paris”(原題:パリのエストニア人女性)です。

このエストニアですが、えっと、どこだったっけ?


エストニア
エストニアというのはバルト三国(ラトヴィア、リトアニア、エストニア)の中の一国で、
三国中一番北に位置する人口136万人ほどの国。
かつてのソ連に隣接しています。
その地理的位置から、13世紀以来、デンマーク、ドイツ系騎士団、スウェーデン、ロシア帝国、
ナチス・ドイツ、そして、近年にはソ連からの侵略によって翻弄され続けてきました。
独立したのはソ連が崩壊した1991年のことです。

自国の言語と文化を守り通してきたエストニアですが、
1920年代には多くのエストニア人が祖国を後にし、オーストラリアやブラジルに移民として渡りました。
パリに移った人も大勢います。現在、フランス在住のエストニア人は1000人を超えているそうです。
その後、第二次大戦時には、ナチス・ドイツ、続いてはソ連の脅威から逃れるため、
再び多くの人がスウェーデンやカナダへ渡っていきました。

エストニアは、現在ではeストニアと呼ばれる程のIT大国で、
2007年には世界で初めて議会選挙でインターネット投票を行った国です。
その他、室内では靴を脱ぐ習慣もあるとか。ま、これはトリヴィアです。

新鋭イルマル・ラーグ監督。先ほど無名などとご紹介しましたが、
本作はロカルノ国際映画祭でエキュメニカル賞を受賞。注目を集めています。

ジャンヌ・モロー、エストニア、クロワッサン。
不思議な組み合わせですよね。
さぁ、いったいイルマル・ラーグ監督はどんな映画を見せてくれるのでしょうか。

続きは次回まで、これは乞うご期待でございますよ。



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クロワッサンで朝食を
監督/イルマル・ラーグ、脚本/イルマル・ラーグ、アニエス・フォーブル、リーズ・マシュプフ、撮影/ローラン・ブリュネ、美術/パスカル・コンシ二、製作/フィリップ・カウフマン、アドリアン・ポトフスキー&時リー・ウォータークリン、共同製作/ミレナ・ポワヨ&ジル・サクト、リーナ・スィルドス
出演
ジャンヌ・モロー/フリーダ、ライネ・マギ/アンヌ、パトリック・ピノー/ステファン、フレデリック・エポー/ドミニク(ギャルソン)、ヘレ・クニンガス/リディア
7月20日(土)シネスイッチ銀座他全国順次公開
2012年、フランス=エストニア=ベルギー、フランス語・エストニア語、95分、日本語字幕/古田由紀子、協力/ユニフランス・フィルムズ、配給/セテラ・インターナショナル
http://www.cetera.co.jp/croissant/

☆7月8日に更新しました。いつも応援をありがとうございます☆
by Mtonosama | 2013-07-08 06:04 | 映画 | Comments(8)
三毛猫ひかちゃん -4-


あたし、ひかちゃん。

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またピンが合ってないわね。
それにまたまた評判の悪い太もも挟み状態じゃないの。
もぉーーっ。

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あたし、最近ね、気持が荒ぶっちゃって仕方ないの。
でね、荒らぶるままに障子を駆け昇って、障子紙を破っちゃったのよ。
そしたら、飼い主につかまって頭をペンッて、されちゃった。
でも、猫が紙袋に潜り込んだり、
ゴミ箱を倒して中のゴミをテシッ、テシッ、って弾いて遊ぶのはお約束よねぇ。
そうそう、ティッシュペーパーを箱から引きずり出すのも好きだわ。


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飼い主ったらね、あたしの悪さ(悪さじゃないのに)が気になるのか、
猫先輩に相談したらしいの。
そしたら、荒れる子猫対策として、遊びの重要性を説かれたらしく、
やたらハタキを振りまわすようになったのよ。
ま、あたしもハイジャンプしてあげたり、
ニャンコ先生並みの大回転受け身をしたりで
飼い主を興奮させてあげているけどね。

ったく、疲れるわよねぇ。

じゃ、またね。


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☆7月6日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆
by Mtonosama | 2013-07-06 05:25 | 映画 | Comments(16)