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殿様の試写室

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ブランカニエベス -2-
Blancanieves

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(C)2011 Arcadia Motion Pictures SL, Nix Films AIE, Sisifo Films AIE, The Kraken Films AIE, Noodles Production, Arte France Cinema

スペインという国には情念のかたまりといったイメージがあります。
クールジャパンというあとづけのイメージとは違う濃くて激しい国家精神――
あ、少しおおげさですか。

白雪姫といえば森を舞台に小人たちと過ごすお姫様という
ディズニーワールドに洗脳されている気味がありますが、
スペインの白雪姫はちょっと、いえ、かなり違います。

きれいでピュアで心根が優しくて、字が読めないところは(でも、決しておバカさんではないけれど)
ディズニー版とも通じる部分もあります。
しかし、これまでと大きく違う点は彼女が闘牛士であること。

さあ、いったいどんな白雪姫なのでしょうか。


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ストーリー
時代は1920年代。
スペインNO.1の人気を誇る天才闘牛士アントニオ・ビヤルタ。
彼は多くの観衆と美しい身重の妻が見守る中、6頭の牛を相手に闘います。
華麗な技にオーレの大歓声!
ですが、最愛のふたりに悲劇が待ちうけるのは残酷なならいであります。
観衆の興奮が最高潮に達したそのとき、
アントニオの体は猛牛の角に貫かれ、ドウと倒れるのでした。
悲鳴をあげ、ショックから産気づく妻のカルメン。
2人はともに病院へ。
アントニオは一命をとりとめますが、全身に麻痺が残り、二度と闘牛場には立てない身に。
そして、妻カルメンは娘を産み落とした後、そのまま還らぬ人となってしまいます。

天才闘牛士の父の血を受け継ぎ、美しい母カルメンの命とひきかえに生まれたカルメンシータ。

父は妻カルメンを亡くした衝撃から立ち直れないまま、
娘カルメンシータを置き去りにして邪悪な継母エンカルナと再婚してしまいました。

残されたカルメンシータは祖母に愛され、雄鶏を友に、素直で愛らしい少女に成長し、
聖体拝受式を迎えます。
祖母が縫ってくれた美しいドレスを着て、ダンスをするカルメンシータでしたが、
その幸せな場で愛する祖母を見送ることになってしまったのです。

ああ、カルメンシータ。

父と継母の家にひきとられるカルメンシータ。
身体の不自由な父アントニオを開かずの間に閉じ込めたまま、贅沢三昧な日々を送る継母。
彼女は哀れなカルメンシータを不潔な地下室に住まわせ、下働きとしてこきつかうのでありました。
ある日、カルメンシータは開かずの間の父と出会います。
「おとうさま!」「カルメンシータ!」
母カルメンが亡くなって以来、初めて父と娘として出会うことができたのでした。
その日からエンカルナの目を盗み、
これまでの日々を取り返すかのように父娘の情愛を深める二人。
父は闘牛士としての技を伝え、娘はやがて闘牛士への夢を抱くのでありました。

しかし、邪悪なエンカルナの陰謀によって父娘は再びひき裂かれてしまいます。

ああ、カルメンシータの運命や、いかに……


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つくづく思います。
熟知した単純なストーリーであっても、台詞や華やかな色彩が無くても、
こんなにものすごい映画ができるものなのですねぇ。
台詞を言わない俳優たちの演技がこれほど観る者をひきつけるものなのですねぇ。

闘牛場に向う人々の影が真っ白い道に短く黒い矢印を示し、
光と影のコントラストを、絵画のように、いえ、絵画よりも先鋭に刻み込みます。
カルメンシータのあとをついてまわる雄鶏のとさか、
頭を低く構え、角をつきつけてくる猛牛をさばく布、
モノクロームであっても、なによりも赤い強烈な色彩を感じさせます。

映画は光であり、映像である。
映画の基本ともいえるものを教えてもらいました。

祖父をはじめとする活弁士たちの感動に思いを至らせつつ、
つくづく祖父の活弁でこの映画を観たかった孫であります。





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ブランカニエベス
監督・脚本・原案/パブロ・ベルヘル、製作/アイボン・コーメンザナ、ジェローム・ヴィダル、撮影/キコ・デ・ラ・リカ、音楽/アルフォンゾ・デ・ヴィラロンガ、美術/アラン・ペイネ、編集/フェルナンド・フランコ、衣装デザイン/パコ・デルガド
出演
マリベル・ベルドゥ/エンカルナ(継母)、ダニエル・ヒメネス・カチョ/アントニオ・ビヤルタ(父親)、アンヘラ・モリーナ/ドナ・コンチャ(祖母)、マカレナ・ガルシア/カルメン(白雪姫)、ソフィア・オリア/カルメンシータ(白雪姫 子供時代)、インマ・クェスタ/カルメン・デ・トリアーナ(母親)、ホセ・マリア・ポー/ドン・カルロス(興行主)
12月7日(土)新宿武蔵野館他全国ロードショー
2012年、スペイン、フランス、104分、モノクロ
提供/新日本映画社、配給・宣伝/エスパース・サロウ、後援/スペイン大使館、協力/セルバンテス文化センター、http://blancanieves-espacesarou.com/

by Mtonosama | 2013-11-28 06:46 | 映画 | Comments(6)
ブランカニエベス -1-
Blancanieves

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(C)2011 Arcadia Motion Pictures SL, Nix Films AIE, Sisifo Films AIE, The Kraken Films AIE, Noodles Production, Arte France Cinema

ブランカニエべス。
またまた覚えにくい名前です。

100回くらい繰り返してやっとなんとか言えるようになりました。
スペイン語で『白雪姫』という意味だとか。
カサブランカ(白い家)のブランカですね。
となるとニエべスが雪?
Nieveが雪でNievesは複数形みたいです。

いえ、スペイン語の意味を追求する必要はありませんでした。すいません。

頂いた試写状を見ると、強烈な眼力のゴージャスな女性が目に飛び込んできたので、
恋に生きる激しい女性の映画かなぁ、と思っていました。

ところが、さにあらず、意味がわかってみれば”白雪姫”、
映画を観てみればモノクロ、無声映画!
モノクロ無声映画といえば『アーティスト』(‘12)もありましたけど。
本作はなんといっても光と影の国スペインの映画でありますから、
スペインの強い陽光がみなぎり、コントラストが鮮明であります。

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な~るほど、台詞がなくても映像はこんなに多くのことを語るのか――
と目からうろこが落ち、視力が改善するという稀有な体験をさせていただきました。

しかし、ここで愚痴を言わせていただけば、
試写室に入る時間が遅れ(ま、自分が悪いんですけど…)、
最前席の中央というお気に入りの席に座れず、不本意ながら後方座席になってしまいました。
前席には座高の高いおにいさんが座り、スクリーンの下部真ん中がマッチの頭状に欠落。
ああ、イライラ。
椅子に座る時は多少姿勢やお行儀が悪くなってもいいから、
椅子の背から上には頭を出さないようにしてほしいものです。

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「ブランカニエベス」
第37回トロント国際映画祭でのプレミア上映に始まり、いくつもの国際映画祭に出品。
ゴヤ賞といえば、スペイン版アカデミー賞ともいうべき大変な賞でありますが、
その第27回ゴヤ賞で最優秀作品賞をはじめとして18部門にノミネートされ、
なんと最多10部門を制覇したのが本作「ブランカニエベス」。
第60回サン・セバスチャン国際映画祭では審査員特別賞・最優秀女優賞を果たし、
第85回アカデミー賞では外国語映画賞のスペイン代表作に選ばれました。
世界の主要な映画賞を50部門以上受賞という大変な映画なのであります。
それがモノクロ無声映画なのです。

活弁士を祖父に持つとのとしては、
スクリーンの横で名調子を聴かせる祖父を想像するという望外の喜びも味わうことができました。
(祖父は“センチメンタル夢郷”と呼ばれた洋画専門の弁士でした)

モノクローム、白雪姫。
最近目につく手法とテーマではありますが、
いかにもスペインらしい鮮烈な陰影と、
グリム童話の持つダークな側面が一体となった美しくて懐かしくてすこ~し怖い作品です。
メメントモリ(死を想え)という言葉を想い起こさせます。
陰影の深さは、強い陽光であり、同時に、カタコンベ(地下墓所)の暗闇と土の匂いです。

小人、意地悪な継母――
白雪姫という大人も子どもも知るシンプルな物語だからこそ実現できた無声映画。
台詞はなくても、これほどの作品ができるとは驚異であります。

さあ、いったいどんなお話なのでしょう。
あ、お話は皆さんもよくご存知の「白雪姫」ではありますけれどね。

続きは次回に。
乞うご期待でございます。



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ブランカニエベス
監督・脚本・原案/パブロ・ベルヘル、製作/アイボン・コーメンザナ、ジェローム・ヴィダル、撮影/キコ・デ・ラ・リカ、音楽/アルフォンゾ・デ・ヴィラロンガ、美術/アラン・ペイネ、編集/フェルナンド・フランコ、衣装デザイン/パコ・デルガド
出演
マリベル・ベルドゥ/エンカルナ(継母)、ダニエル・ヒメネス・カチョ/アントニオ・ビヤルタ(父親)、アンヘラ・モリーナ/ドナ・コンチャ(祖母)、マカレナ・ガルシア/カルメン(白雪姫)、ソフィア・オリア/カルメンシータ(白雪姫 子供時代)、インマ・クェスタ/カルメン・デ・トリアーナ(母親)、ホセ・マリア・ポー/ドン・カルロス(興行主)
12月7日(土)新宿武蔵野館他全国ロードショー
2012年、スペイン、フランス、104分、モノクロ
提供/新日本映画社、配給・宣伝/エスパース・サロウ、後援/スペイン大使館、協力/セルバンテス文化センター、http://blancanieves-espacesarou.com/

by Mtonosama | 2013-11-25 04:54 | 映画 | Comments(8)
おじいちゃんの里帰り -2-
Almanya – Willkommen in Deutschland

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©2011-Concorde Films

脚が短くて胴が長い巨大なネズミみたいなもの―ダックスフントのことです―
を大事そうに散歩させているドイツ人。
ワケのわからない言葉を話し、水の流れるヘンなトイレで用をたすドイツ人。
おばあちゃんの目に映った初めてのドイツはとってもおかしな国でした。

でも、おじいちゃんもおばあちゃんも
(もちろん、50年前は若いおとうさんとおかあさんでした)、
もうドイツに暮らして半世紀。
ドイツで生まれた三男とドイツ人の母との間に生まれたその孫は、
サッカーのドイツ・トルコ戦では自分はどちらを応援すべき?と悩む程大きくなりました。
悩める6歳・チェンク少年はおじいちゃんもおばあちゃんも大好きです。

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あ、そうそう、もうひとりの孫は22歳の女子大生チャナン。
おじいちゃんとおばあちゃんのこれまでの人生をよく知らないチャナンくんや観客に
彼女がいろいろ説明してくれます。
そんな優しくて頼りがいのあるチャナンも、実は家族には内緒でイギリス人の彼氏とつきあい、
おなかには彼の赤ちゃんまでいるという大変な事態にあるんですけどね。

そんな大家族や、あれやこれやを抱えて、おじいちゃんの里帰りが始まります。


ストーリー
ドイツに住み、ほぼ半世紀。
猛烈に働いて家族を養い続けてきたイルマズ家の当主フセイン。
大学生の孫娘、6歳の孫もいる大家族のおじいちゃんだ。
一見平凡な家族だが、それぞれが悩みを抱えている。
おじいちゃんの長男ヴェリと次男のモハメドは子どもの頃から仲が悪いが、いまだに険悪。
孫娘チャナンは英国人の彼氏との間に子どもができ、誰にも話せず頭が真っ白。
6歳のチェンクでさえ、サッカーのトルコVSドイツ戦で生まれて初めてのアイデンティティの悩みに直面――

そんなある日、突然おじいちゃんが言う。
「故郷の村に家を買ったから、家族みんなでトルコへ行くぞ!」
みんな気乗りしないが、おじいちゃんの強い意志に押しまくられ、渋々従うのだった。
そして、出発まで後わずかというとき、
なんと100万1人目の移住者として
メルケル首相の前でスピーチをしてほしいという招待状が!
誇らしさと50年ぶりの帰郷を前に孫のチェンクとスピーチの練習に励むおじいちゃん。
浮かない顔のチャナンを気遣うことも忘れない優しいおじいちゃんだった。

そして、いよいよ家族のさまざまな思いを乗せ、おじいちゃん自らが運転するマイクロバスは
一路トルコへ……


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チャナンの妊娠やチェンクのアイデンティティ、ヴェリやモハドの長年の兄弟ケンカ――
さあ、ドイツ移住後初めての里帰り。
旅はいつでも大きなお土産をもたらしてくれるものですが、
このお里帰りもきっとそれぞれの心の内にすばらしいお土産をもたらしてくれたことでしょう。

おじいちゃんとおばあちゃんが初めてドイツに来た時、
おじいちゃんたちがドイツ語を話し、
駅やお店屋さんのドイツ人たちがトルコ語を話しています。
知らない言葉へのとまどいがうまく表現されてるなぁと笑ってしまいました。
ドイツの生活習慣のひとつひとつがトルコ人にとっては
「え~~っ!こんな不便な生活信じられな~い」
だったんでしょうね。
セピア色の50年前と原色の現代。時間旅行とトルコ旅行。
融通無碍なロードムービーでした。良い映画でした。





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おじいちゃんの里帰り
監督/ヤセミン・サムデレリ、脚本/ヤセミン&ネスミン・サムデレリ、製作/アニー・ブルンナー、アンドレアス・リヒター、ウルズラ・ヴェルナー
出演
ヴェダット・エリンチン、ラファエル・コスーリス他
11月30日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町他ロードショー
2011年、ドイツ、ドイツ語・トルコ語、101分、日本語版字幕/間渕康子、トルコ語協力/武田歩、後援/ドイツ共和国大使館、東京ドイツ文化センター、協賛/トルコ航空、配給/パンドラ
http://www.ojii-chan.com

by Mtonosama | 2013-11-22 07:43 | 映画 | Comments(6)
おじいちゃんの里帰り -1-
Almanya – Willkommen in Deutschland

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©2011-Concorde Films

なぜかドイツ好きなとのであります。
ドイツに住んでいるトルコ人の話も好きで、トルコ系の監督もチェックしたくなります。

トルコ系の監督といえば、ファティ・アキン。
今年8月当試写室にて「トラブゾン狂想曲-小さな村の大きなゴミ騒動-」を上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/20208072/、http://mtonosama.exblog.jp/20224972/
これはトルコを舞台にしたドキュメンタリーでしたが、
ハンブルグ出身の彼がハンブルグを舞台に撮影した「ソウル・キッチン」(‘09)も面白かったです。

今回、当試写室で上映するのは、
ドイツからトルコへ一家を引き連れて里帰りするおじいちゃんの話。
そして、監督はやはりトルコ系ドイツ人二世、ヤセミン・サムデレリです。
脚本は、彼女と妹ネスリン・サムデレリが実体験を下敷きにして、
なんと50回も書き直した末に仕上げたもの。
その辺の苦労と結果は作品の中で充分にご満喫いただけるものと存じます。

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トルコ系移民というと、
宗教も生活習慣も違うドイツではたいそう辛い思いをしたのではなかろうか、
「おじいちゃんの里帰り」も、もしかしてそんな体験を描いたものではなかろうか、
などとお思いではありませんか。
Ja…、Nein….
う~ん、Jeinというところでしょうか。

映画はおじいちゃんがドイツへ来る前のトルコ、ドイツ初めて物語、家族が増えていくドイツ生活、
そして、里帰りのパートから成り立っています。
苦労もあったけど、楽しいこともある。「人生いろいろ」というところです。
(島倉千世子さんのご冥福をお祈り申し上げます)
というわけで、JaともNeinとも言い切れません。
でも、おおむね楽しいかな。

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ヤセミン&ネスリン・サムデレリにせよ、ファティ・アキンにせよ、
トルコ系2世たちは普通にドイツ人として生活しています。
姉のヤセミンは8歳になるまで自分の名前はJasminだと思っていましたし(Jasminはドイツ語では
ヤスミンと発音するので、先生に「あなたの名前はYaseminよ」と言われるまでわからなかったんですって)、
妹のネスリンはカトリック系の小学校に通学し、ミサでは讃美歌を歌っていましたし。

でも、最初にトルコからドイツへやってきた人たちはいろいろカルチャーショックを受けたでしょうね。
映画でもおじいちゃんの若い頃のビックリ仰天ぶりがおもしろおかしく描かれていて
笑っちゃいました。

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そもそもどうしてトルコ人はドイツにやってきたんでしょう。
トルコからドイツへの移民は1960年代の初め頃から本格的に始まりました。
第二次大戦後、日本と同様に復興期から高度成長期を迎え、労働力が不足した西ドイツが、
スペイン、ポルトガル、ギリシャ、イタリア、トルコから多くの労働者を迎え入れました。
1960年頃といえば冷戦のさなかであり、ドイツに近い東欧との往来は断たれてしまっていました。
それが、こうした国々から労働者を受け入れた理由。
その中でもトルコからの労働者が最も多かったんですね。
最初は出稼ぎのつもりだった彼らも1970年代になると家族も呼び寄せるようになりました。
本作のヤセミン&ネスリン・サムデレリもそんな風にしてドイツで生まれた世代という訳ですね。

60年代。
おじいちゃんがおばあちゃんにプロポーズし、子どもたちが生まれます。
そして、もう少し稼ぎたいもの、と出稼ぎにでかけたドイツ。
70年代。結局は家族を呼んで暮らすことになった頃から、現代へ。

約半世紀の間に孫も生まれ、すっかりドイツに根を張ったおじいちゃんの一家です。
さあ、いったいどんなお話なのでしょうか。
続きは次回に。
乞うご期待でございます。



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おじいちゃんの里帰り
監督/ヤセミン・サムデレリ、脚本/ヤセミン&ネスミン・サムデレリ、製作/アニー・ブルンナー、アンドレアス・リヒター、ウルズラ・ヴェルナー
出演
ヴェダット・エリンチン、ラファエル・コスーリス他
11月30日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町他ロードショー
2011年、ドイツ、ドイツ語・トルコ語、101分、日本語版字幕/間渕康子、トルコ語協力/武田歩、後援/ドイツ共和国大使館、東京ドイツ文化センター、協賛/トルコ航空、配給/パンドラ、http://www.ojii-chan.com

by Mtonosama | 2013-11-19 07:18 | 映画 | Comments(6)
ウォールフラワー -2-
The Perks of Being a Wallflower

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(C)2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.


物語の背景は1980年代後半から90年代初め。
舞台はピッツバーグ。
ザ・スミス、ソニック・ユース、デヴィッド・ボウイなどの楽曲も映画の大切な要素です。
どことなく懐かしい雰囲気の中、
ティーンエイジャーはリアルタイムで、
30代はそれなりに、
それ以上の年代もあの頃の気持になって
楽しめると思いますよ。

さあ、上映です。


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ストーリー
チャーリー16歳。高校生活が始まった。だけど、何も期待することはない。
夏休みの間、口をきいたのは家族とだけ。友だちもいない。
ランチもひとり。もし声をかけられることがあったとしても、悪口くらいだし。
ただ国語のアンダーソン先生だけは優しい言葉をかけてくれる。
両親との関係は悪くはないけれど、親と話したって楽しいわけじゃない。
課題図書の「アラバマ物語」に没頭し、ザ・スミスの「アスリープ」を聴きながら、
展望の見えない3年間をやり過ごそうとしている。

そんなチャーリーがアメフトの試合を観に行った。
そして、なんと自分から、同じ授業を選択している上級生のパトリックに声をかけた。
彼としては持てる勇気をふりしぼった行為だ。
かなり派手めなパトリックだが、案外気安く隣に座るように勧めてくれた。
そこへ現れたのが上級生のサム。彼女の頬笑みはチャーリーの心を一撃。
試合が終わると、二人はチャーリーをお茶に誘ってくれた。音楽の話で盛り上がる。
「つきあってどのくらい?」チャーリーの質問に二人は大笑い。
というのも、サムの母親とパトリックの父親は再婚同士。二人は義理の兄妹だったのだ。

パーティの夜。チャーリーはいつもの壁際にいる。
お気に入りの曲に変わり、フロアの中央に飛び出すサムとパトリック。
周囲を圧倒するハデハデの二人。
そんな二人を見て、壁から一歩ずつフロアへと進み、踊り始めたチャーリー。
もう壁の花じゃない!

サムとパトリック、仏教徒でパンクのメアリー・エリザベス、映画学科志望のアリスが編集するミニコミ誌を手伝い、彼らがパフォーマンスする「ロッキー・ホラー・ショー」を応援し、
文才を認めてくれたアンダーソン先生の個人指導を受け、
勉強が苦手なサムの大学受験を手伝い――
チャーリーの高校生活は楽しいことで満ちていた。

チャーリーにとっては辛い想い出のクリスマスがもうすぐやってくる。
辛い記憶・・・・・
大好きな叔母さんが彼のクリスマスプレゼントを買いに行く途中、
交通事故で死んでしまったのだ――
いつもこの時期になると不安定になってしまうチャーリー。
だけど、今年は違う。彼の周りには仲間がいる。

5月、3年生のサムとパトリックの卒業の日が近づいていた。
別れの日が近づくにつれて、心に封印していた記憶が頭をもたげ、チャーリーを揺らすのだった……

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明るいだけの学園ものかと思いきや――
(わ、この学園ものなんて言葉がもう化石化しているかもしれませんね)

優等生で、美人で、明るくて、スポーツ万能、っていう学園ステレオタイプが主人公なんて、
そうじゃない学生にとっては「ケッ!」じゃないでしょうか。
カースト最下位の主人公だったら圧倒的多数の生徒たちも安心して心を開けます。

優等生なのにサッカーも上手で顔もなかなかイケテルっていう子が昔よりかなり増えてる気がする昨今。
絵に描いたようなティーンエ―ジャーは逆に主役になりにくいかもしれませんね。

ウォールフラワーなんていうかなり切ないタイトル、
同時に遠い記憶のかなたから浮かび上がってくるどちらかといえばカースト下位に属していた自分。
自信なんて持ちようもなかった幼い自分。
何やっても上手にできないならひとりっきりでいた方が良いと思ってた自分。
そんないろんな自分をきっと思い出してしまうかもしれません。
そして、深い共感とともにうなづいてしまう青春映画です。

そうだよ、そうだよ。
うまくいかないことだらけだったのに、今はなんとか大人になれています。





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ウォールフラワー
監督・脚本・原作/スティーブン・チョボスキー、撮影監督/アンドリュー・ダン、プロデューサー/リアンヌ・ハルフォン、ラッセル・スミス、ジョン・マルコヴィッチ、製作総指揮/ジェームズ・パワーズ、スティーブン・チョボスキー
出演
ローガン・ラーマン/チャーリー、エマ・ワトソン/サム、エズラ・ミラー/パトリック、メイ・ホワットマン/メアリー・エリザベス、ケイト・ウォルシュ/母、ディラン・マクダーモット/父、メラニー・リンスキー/ヘレンおばさん、二―ナ・ドブレフ/キャンディス、ジョニー・シモンズ/ブラッド、ジョーン・キューザック/バートン医師、ポール・ラッド/ミスター・アンダーソン
11月22日(金)TOHOシネマズシャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー
2012年、アメリカ、103分、字幕翻訳/石田泰子、配給/ギャガGAGA★
http://wallflower.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2013-11-16 07:24 | 映画 | Comments(7)
ウォールフラワー -1-
The Perks of Being a Wallflower

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(C)2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.


150歳にもなりながら青春ものを好きなとのです。
でも、さすがに最近では観てガッカリということも多いのですが、
本作「ウォールフラワー」にはあのエズラ・ミラーが出るというので行ってきました。

エズラ・ミラー
「少年は残酷な弓を射る」(‘11)で美しくて怖い少年を演じたあの彼です。
2012年6月に当試写室でも上映しましたので、ぜひエズラの美しさをご覧になってください。
http://mtonosama.exblog.jp/17699705/、http://mtonosama.exblog.jp/17710433/
あ、いえいえ、美少年の話となるとつい熱くなる困った150歳であります。

スクール・カースト最底辺に属する少年チャーリーが主人公の小説「ウォールフラワー」。
これを原作者本人が映画化しました。
1999年にアメリカで出版され、学校によっては必読書として、あるいは、禁書として、
扱われたという両極分解大人気小説です。
作者はスティーブン・チョボスキー。
初めて書いた小説が映画となり、脚本も監督も手がけました。

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この小説、ベストセラーとあって映画化のオファーがものすごかったとのこと。
しかし、チョボスキーさん、それを断り続けてきた甲斐がありました。
実は、既に脚本家としても賞賛を受けていたスティーヴン・チョボスキーですが、
彼が本作の脚色も始めていると聞いたかのジョン・マルコヴィッチ、
プロデューサーに名乗りをあげたんです。
というわけで、かなり力の入った映画です。

いっとう最初にエズラ・ミラーを紹介してしまいましたが、
主役のチャーリーはローガン・ラーマン。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」など
ハリウッド大作でも主役をはっています。
また、チャーリーの初恋の人サムは「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役のエマ・ワトソン。

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ついつい自分の美少年好みを先行させてしまいましたが、
この3人の実力派によってキャピキャピしたアメリカ青春映画とはひと味違う作品に仕上がりました。

ところで、アメリカのティーンエ―ジャーたちがいたく共感したスクール・カーストって?

邦画でも「桐島、部活やめるってよ」(‘12)
http://mtonosama.exblog.jp/17843483/、http://mtonosama.exblog.jp/17853290/ 
で、神木隆之介演じる高校映画部部長及び映画部員たちがカースト最下位でした
(映画部って人気ないんですね)。
NHK連ドラ「ごちそうさん」に出てくる“西門さん”こと東出昌大は野球部のモテ系男子、
つまり、カースト上位役で出てましたけどね。

100年前のことでよく覚えてはいないけど、
とのの高校生の頃もそんなカーストが存在してたような・・・(遠い目)

さあ、原作者であり、監督であり、脚本も書いた一人三役のスティーブン・チョボスキー。
一体どんな映画を見せてくれるのでしょう。

続きは次回で。
乞うご期待でございますよ。



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ウォールフラワー
監督・脚本・原作/スティーブン・チョボスキー、撮影監督/アンドリュー・ダン、プロデューサー/リアンヌ・ハルフォン、ラッセル・スミス、ジョン・マルコヴィッチ、製作総指揮/ジェームズ・パワーズ、スティーブン・チョボスキー
出演
ローガン・ラーマン/チャーリー、エマ・ワトソン/サム、エズラ・ミラー/パトリック、メイ・ホワットマン/メアリー・エリザベス、ケイト・ウォルシュ/母、ディラン・マクダーモット/父、メラニー・リンスキー/ヘレンおばさん、二―ナ・ドブレフ/キャンディス、ジョニー・シモンズ/ブラッド、ジョーン・キューザック/バートン医師、ポール・ラッド/ミスター・アンダーソン
11月22日(金)TOHOシネマズシャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー
2012年、アメリカ、103分、字幕翻訳/石田泰子、配給/ギャガGAGA★
http://wallflower.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2013-11-13 06:56 | 映画 | Comments(6)
マラヴィータ -2-
MALAVITA

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(C)EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION –GRIVE PRODUCTIONS Photo : Jessica Forde

フランス・ノルマンディ地方。
モンサンミッシェルで有名なノルマンディですが、
あのかたつむりのような島は本作には出てきませんので最初に申し上げておきますね。

この地を訪れた人の
「ヒースの花だけが咲いている寂しいところだったよ」
という言葉が印象的で、暗い海とヒースの草っぱらばかりの土地と思い込んでいました。

そして、あのノルマンディ大作戦ですものね。
この地がフランスの片田舎というイメージは拭えません。
(行ったことはないので、あくまでイメージですが)

映画の中でもノルマンディ作戦をめぐるフレッドと隣人との会話はみどころです。

それはさておき、その片田舎に引っ越してきたアメリカ人一家。
ノルマンディでいったい何をしでかすのでしょうか。


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ストーリー
深夜の道をひた走る一台の車。到着したのはノルマンディの田舎町。
人目を避けるように古びた家のドアを開ける4人家族。
一見したところ、この一家は平凡なアメリカン・ファミリーだが、
父親であるフレッド・ブレイクの経歴がかなりなもの。
かつてブルックリンでマフィアを率いていた彼、
8年前に別の組織のボスを密告したことで殺し屋につけ狙われることに。
今や、FBIの証人保護プログラムを適用されている。
それ以来、妻のマギー、17歳の娘ベル、14歳の息子ウォレン、愛犬のマラヴィータと共に
FBIが用意したフランス各地の家を転々として、今回ノルマンディに到着したという訳だ。
だが、コソコソと引越ししなくてはならない理由にはもう一つあった。
ブレイク一家を監視するFBI捜査官スタンスフィールドから
「街になじめ。90日ごとの引越しはイヤだろう」と釘を刺されるフレッドなのだが――
実は、この男、頭にくると昔の血が騒ぐ困ったヤツ。
その日も水道修理にやってきた工事屋の言葉に腹を立てボコボコにしてしまった。
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そして、この血は妻のマギーや娘や息子にも。
皆一癖も二癖もある家族なのだ。
そんな家族を見張るのがちょっと頼りないスタンスフィールドの部下ディ・チッコとミモ。



隣人との会話から作家と称することになったフレッド。
日々、タイプライターに向って自伝を書き綴る。
マギーも近くの教会の神父にこれまでのことを告解。
娘のベルは高校の数学代用教師を射とめようと必死だし、
息子のウォレンはいじめっ子への仕返しや恐喝に励む。
4人が4人とも勝手な行動をとるのだが、
そんな頃、暗殺者たちが一歩一歩近づいてきていた……

いやいや、出るわ、出るわ。バズーカ砲にマシンガン。
17歳のベルも14歳のウォレンも銃を片手に大活躍。
ハリウッド的展開を見せながらも、さすがリュック・ベッソン監督。
笑いながらも手に汗握らせていただきました。
同時に、ハラハラしながらも笑わせてもらいました。

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なんでフランスの学校に行ってるのに子どもたちは英語で通してるの?とか、
フレッドはなんでお隣さんとも英語で話すの?とか言いたくなるけど、
そこはあの「ジャンヌ・ダルク」も英語で通したベッソン監督。
世界に通用するためにはフランス語を捨てることにもやぶさかではないのでしょう――
いやぁ、痛快でありました。

ま、面白かったから良しとしますが、
デ・ニーロにも下手くそな(多分)フランス語を披露してほしかったな、とは思います。
いえ、フランス語はわからないんですけどね、気分ってものがありますから。





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マラヴィータ
監督/リュック・ベッソン、脚本/リュック・ベッソン、マイケル・カレオ、製作総指揮/マーティン・スコセッシ、タッカー・トゥーリー、製作/ヴィルジニー・ベッソン=シラ、ライアン・カヴァナー、原作/トニーノ・ブナキスタ、撮影/ティエリー・アルボガスト
出演
ロバート・デ・ニーロ/フレッド・ブレイク、ミシェル・ファイファー/マギー・ブレイク、トミー・リー・ジョーンズ/スタンスフィールド、ベル・ブレイク/ディアナ・アグロン、ジョン・ディレオ/ウォレン・ブレイク、ジミー・パルンボ/ディ・チッコ、ドメニク・ランバルドッツィ/ミモ
11月15日(金)TOHOシネマズ有楽座、TOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショー
2013年、アメリカ・フランス、英語、111分、字幕翻訳/松浦美奈、配給/ブロードメディア・スペシャル、http://www.malavita.jp/

by Mtonosama | 2013-11-10 07:10 | 映画 | Comments(10)
マラヴィータ -1-
MALAVITA

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(C)EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION –GRIVE PRODUCTIONS Photo : Jessica Forde


この映画、なんの事前情報もなく、出かけました。

この日は東京国際映画祭で 映画を観る予定もあったので、
本作「マラヴィータ」の試写よりも映画祭優先かな、と、ちょっとなまいきなとのでありました。

ところが、映画祭というのがやたら混んでいて、とのが駆けつけた15時の時点で観られる映画は
18時10分開演の“We are the Best !”というスウェーデン映画しか残っていませんでした。
(いや、これがまた良かったんですけどね)
とりあえず“We are the Best !”の座席を押さえ、
「マラヴィータ」を観るため、試写室へ走りました。
ギリギリ間に合い、補助席ゲット。映画祭と試写室が同じ六本木で良かった!
しかし、150歳にもなって全力疾走はくたびれます。

ま、走っただけの甲斐はありましたけど。
出演はロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー。そして、トミー・リー・ジョーンズ。
このゴージャスなキャスティングにまずは満足。
ところが、さらに、ですね。
監督がリュック・ベッソン。そして、巨匠マーティン・スコセッシも製作総指揮に加わる
というなんともド派手な作品なのです。

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リュック・ベッソンといったら、
2011年「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」を監督したのはいまだ記憶に新しいところです。
そうそう「グラン・ブルー」(‘88)や「ジャンヌ・ダルク」(‘99)なんかもこの人。
そして、笑えるカーアクション「タクシー1~4」も彼リュック・ベッソンによる脚本・演出作品なんですよね。
リュック・ベッソン、実にいろんなカラーを持った人です。

「マラヴィータ」はそんな彼の面目躍如、笑えるギャング映画です。
ギャング映画?
デ・ニーロとマーティン・スコセッシの名前が出れば条件反射的にギャング映画となりますよね。
しかし、ちょっと訳あり。
主人公のフレッド(デ・ニーロ)は元マフィアのボスで、
実は彼、別の組織のボスを密告し、殺し屋に狙われる身。
FBIの証人保護プログラムを適用されているのです。


証人保護プログラム
証人保護プログラム(US Federal Witness Protection Program、略:WITSEC)とは、アメリカ合衆国における法廷または上下両院における証言者を(いわゆる「お礼参り」から)保護する制度である。法廷や諮問院会で証言者を被告発者による制裁から保護するために設けられた制度。本制度はマフィアの「血の掟」によるお礼参りから証言者を保護する目的で設けられた。
該当者は裁判期間中、もしくは状況により生涯にわたって保護されることとなる。その間、住所の特定されない場所に政府極秘の国家最高機密で居住する。その際の生活費や報酬などは全額が連邦政府から支給される。内通者により居所が知られないとも限らないので、パスポートや運転免許証、果ては社会保障番号まで全く新しいものが交付され完全な別人になる。なお、被保護者の中でもとりわけ、合衆国の国益に多大なる貢献をしたものは相当裕福な経済的援助を受けることもある。居住の場所はアメリカ合衆国内にとどまらず、ラテンアメリカ各国や、在外の米軍基地内、EU領内などのNATO軍の官舎等が割り当てられることも多々ある。(Wikipediaより)


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というわけで、フランス・ノルマンディの田舎町に
妻と2人の子ども共々やってきたブレイク一家。あ、愛犬のマラヴィータも一緒です。
(タイトルでもあるこのマラヴィータ君。イタリア語で「裏社会」という意味だそうです)

さあ、どんなお話なのでしょうね。楽しみでしょ?乞うご期待でございますよ。



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マラヴィータ
監督/リュック・ベッソン、脚本/リュック・ベッソン、マイケル・カレオ、製作総指揮/マーティン・スコセッシ、タッカー・トゥーリー、製作/ヴィルジニー・ベッソン=シラ、ライアン・カヴァナー、原作/トニーノ・ブナキスタ、撮影/ティエリー・アルボガスト
出演
ロバート・デ・ニーロ/フレッド・ブレイク、ミシェル・ファイファー/マギー・ブレイク、トミー・リー・ジョーンズ/スタンスフィールド、ベル・ブレイク/ディアナ・アグロン、ジョン・ディレオ/ウォレン・ブレイク、ジミー・パルンボ/ディ・チッコ、ドメニク・ランバルドッツィ/ミモ
11月15日(金)TOHOシネマズ有楽座、TOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショー
2013年、アメリカ・フランス、英語、111分、字幕翻訳/松浦美奈、配給/ブロードメディア・スペシャル、http://www.malavita.jp/

by Mtonosama | 2013-11-07 05:46 | 映画 | Comments(4)
三毛猫ひかちゃん -9-


あたし、ひかちゃん。

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あ、これは鶴岡八幡宮の流鏑馬のお馬さんなの。
お馬さんって大きいのね。そして、足も速いのよ。
あたしも速いけど、お馬さんと較べたらどうかなぁ。


あのね、こないだ、飼い主ったら随分遅くに帰ってきたの。
東京国際映画祭っていう映画のお祭りに行ったんだって。
飼い主はね、早寝早起きが唯一の美徳ってひと。
だから、いつもどんなに帰りが遅くても夜の8時には帰ってくるのね。
それがこのお祭りのときは10時になっても帰ってこないの。

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飼い主の夫さんは家にいたけど、この人はいつも居眠りばかりしてて
つまんないし、寂しいし、飼い主のこと心配だし・・・

あたしにこんな想いをさせる飼い主がどうしよーもなく憎らしくなっちゃったわ。
でね、お仕置きをすることにしたのよ。

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どんなお仕置きかって?
ふふふ
あたしらしくないことなんだけど――

あのね、飼い主のベッドの上に
う・○・ち をしたの。

このときは飼い主の夫さんも異臭に気づいて目を覚ましたみたい。
飼い主が帰ってくる前に一生懸命片づけていたわ。
あたしのう○ちは色も形も状態もかりん糖と同じで始末しやすいのよ。

夫さん?あせっていたわよ。
きっと、飼い主のことがこわいのね。
片づけた後は、寝るのが一番とばかりにさっさと寝ちゃったけど。

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何も知らない飼い主は10時過ぎにご機嫌で帰ってきたわ。
映画が楽しかったらしい。
あたしはいつものように玄関までお出迎えして
たたきでゴロゴロしながら「お帰りなさい」を言ったの。

飼い主もいつものように鼻の下をのばして
「ひかちゃ~~ん。ただいま、ただいま、ただいま~!」ってスリスリしてきたわ。
あたしのお仕事はお見送りとお出迎えだから仕方ないけど、
ホントはこのスリスリは勘弁してほしいな。

お仕置きう○ちをした後だから、あたしも強いことはいえないけどね。

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寒くなりました。あたしはおこたの中でデレーッと伸びてます。
皆さんもお風邪など召さないようにしてね。

また、来るわ。

ひかり


あたしも悪いことしたかなぁって思ってるの。だから、飼い主にポチッとしてくれたらうれしいな。by ひかり♪
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by Mtonosama | 2013-11-04 07:20 | 映画 | Comments(14)
ある愛へと続く旅 -2-
Twice Born

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(C)Alien Produzioni / Picomedia /Telecinco Cinema/ Mod Producciones 2012


本作の監督セルジオ・カステリットは言っています。

「映画は“空想の産物”とはいえ、サラエヴォ包囲に代表される旧ユーゴスラヴィアで起きた戦闘は目を背けられぬ真実であり、今なおレイプや当時の記憶が戦火を生き抜いた人々の目から読みとることができます。“真実の”映画は写実的である必要はありませんが、それでも道徳的なストーリーを持ち、感動的なドキュメンタリーで
あり、心理を描写したルポルタージュであるのです」


監督と共に脚本を担当したのはマルガレーテ・マッツアンティーニ。
本作の原作(”VENUTO AL MONDO”)も書いた彼女は、監督の奥さんです。
さらに――
ペネロペ・クルス演じるジェンマの息子ピエトロを演じたのは監督夫婦の実の息子であるピエトロ・カステリット。
線が細い反抗期の少年を好演しました。

かつて(といっても、まだ20年ほどしか経っていないのですが)
戦場だったサラエヴォ、モスタル、クロアチアで撮影された本作。
それにしても、こんなに美しい場所が戦場だったのですね・・・


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ストーリー
優しい夫と難しい年頃の息子ピエトロとローマに暮らすジェンマ。
ある日、彼女に1本の電話がかかってきた。
それは青春時代を過ごしたサラエヴォに住む友人ゴイコからだった。
ジェンマは16歳になる息子ピエトロを伴い、自らの過去を訪ねる旅に出かける。

――20年以上前サラエヴォに留学していたジェンマは友人のゴイコに
アメリカ人カメラマン・ディエゴを紹介された。
ひと目で恋に落ちたジェンマとディエゴ。
二人は結ばれ、ローマで新婚生活を送る。
幸せな二人のもうひとつの望みは子どもだったが、授かることはできなかった。

かつてイタリアの東に隣接するユーゴスラヴィアの美しい都市サラエヴォには
国境を越えて世界中から若者たちが集まってきていた。
だが、そんなサラエヴォにも民族紛争の波が押し寄せてくる。
ディエゴは戦場カメラマンとしてローマからサラエヴォに向った。
その後に続いたジェンマも人道支援活動に参加。今や戦場と化したサラエヴォに暮らし始めた。
戦地サラエヴォでの日々を送りながらも、ジェンマはディエゴの子どもを切望した。
二人は代理母を捜し始め、美しい声を持つ歌手志望の女性アスカに出会う。
彼女に願いを託すジェンマ。
しかし、戦況は日々悪化する。殺害、強姦の日常化――
美しかったサラエヴォはもうどこにもなかった。
そんな中でアスカは出産。
生まれたばかりの赤ん坊を守るためにジェンマはローマに戻ることを決意。

一秒でも早くと軍用機に飛び乗る直前、ディエゴは一人サラエヴォに残ると告げる。
それが二人にとっての永遠の別れとなってしまったのだ――

それから16年後。
ジェンマは命からがらサラエヴォを脱出し、彼女と赤ん坊を助けてくれた大尉と再婚していた。
そして、16歳になった息子ピエトロと共にサラエヴォにやってきた。
ゴイコとの再会。蘇る青春の日々。ゴイコとの間のつきない話題はディエゴの想い出。
ディエゴと出会った場所、過ごした街をピエトロと共にめぐるジェンマを見守るゴイコは
旅の終りにある島へ母と子を誘った。
そこにあったのはあまりにも重く切ない真実だった……

若い恋人たちを前面に押し出すことで戦争の悲惨さが残酷なまでに迫ります。
そう、ビットリオ・デ・シーカの名作「ひまわり」(‘70)を思い出してしまいました。
映画の冒頭、今は亡きディエゴの回顧写真展を見るジェンマの目に映る不思議な薔薇の模様。
そして、ラストで解明されるその謎。
戦争そのものを描くのではなく若い男女の愛を通じて戦争の痛ましさが浮き出してきます。

連日海外ニュースで報道されたあの戦争も20年も経つと忘れられてしまうのかもしれません。
時の流れは容赦がありません。
とはいえ、忘れ去ってしまうにはあまりにも多くの傷跡を人々の心に残しました。
そして、それは次世代につながっていきます。
16歳のピエトロという存在は戦争が終わってからの時間を意味するものであると同時に
新しい時代を引き継ぐものとして描かれているようでもありました。





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ある愛へと続く旅 
監督/セルジオ・カステリット、脚本/マルガレート・マッツアンティーニ、セルジオ・カステリット、原作/マルガレート・マッツアンティーニ(バイキング・ペンギン刊)、撮影監督/ジャンフィリッポ・コルテイチェッリ、音楽/エドゥアルド・クルス、製作/セルジオ・カステリット、ロベルト・セッサ
出演
ペネロペ・クルス/ジェンマ、エミール・ハーシュ/ディエゴ、アドナン・ハスコヴィッチ/ゴイコ、サーディット・アクソイ/アスカ、ピエトロ・カステリット/ピエトロ、ジェーン・バーキン/精神分析医
11月1日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
2012年、イタリア・スペイン、イタリア語・英語・ボスニア語、129分、原題/VENUTO AL MONDO、http://www.aru-ai.com/

by Mtonosama | 2013-11-01 06:51 | 映画 | Comments(4)