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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

<   2014年 12月 ( 13 )   > この月の画像一覧


2014 BEST10 OF
殿様の試写室
-4-

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ひかちゃん、こんなに小さくて、まだうぶげが生えてて、
とっても可愛い仔猫ちゃんだったのに。

背景の部屋も前の家。

今のひかちゃんは仔猫時代と同様目つきは悪いけれど、身体は12倍位になりました。
おうちも山から平地に。
いろいろあった1年でしたが、映画も良い作品がありました。
さて、いよいよ2014年2位と1位の発表です。
皆さまの予想はいかがでしょうか。



2位 悪童日記
LE GRAND CAHIER



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時代は第2次世界大戦下。
双子の兄弟が、生まれて初めて会うおばあちゃんの住む町へ疎開し、
そこで経験した日々を描いた話です。
原作は日本でも20数年前大きな話題になりました。

これも戦争時代の話ですが、痛いほどに胸に迫るのは
いまの時代が映り込んでいるからでしょうか。
いや、感動しました。

当試写室では9月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/22971875/ http://mtonosama.exblog.jp/22988975/



さて、いよいよ第1位の発表です。
もしかして「やっぱり」とお思いの方もおられるかもしれません。
そうです。2014年堂々のベスト1に輝くのは


第1位 チョコレート・ドーナツ
ANY DAY NOW



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いやはや、最近これほど泣いた映画はありません。
涙の数だけでも群を抜いた1位でありましょう。
ハンカチをかんでももれる嗚咽に困ってしまいました。
時は70年代。
ゲイのカップルがひきとった母親にネグレクトされているダウン症の男の子。
彼らの心の交流を描いた作品でした。

あざといような構成ではありながら、
静かに、そして、濃厚に心にしみる名作であります。

当試写室では4月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/21786380/ http://mtonosama.exblog.jp/21812203/


今年も一年間当試写室へお運びいただき、誠にありがとうございました。
今年は良い年だったという方も、そうでない方も
さまざまな映画と喜びを共有し、あるいは、涙を流してこられたことと思います。
来年はどんな年でしょう。
みなさまにとって素晴らしい年であることを心よりお祈り申し上げます。
どうぞまた来年も当試写室へお立ち寄りくださいませ。



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☆12月31日に更新しました。今年も大変お世話になりました。皆さまどうぞ良いお年をお迎えくださいませ☆
by Mtonosama | 2014-12-31 06:12 | 映画 | Comments(10)

2014 BEST10 OF
殿様の試写室

-3-

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今年も残すところ後2日です。
光る海はのどかですが、とても寒い年末です。
あれもできなかった、これもやり残したと反省ばかりの年の暮ですが、
もうここまできたら、エイヤッと投げ飛ばしてしまいましょう。

さあ、今日は4位と3位です。


4位 さよならアドルフ
LORE

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ナチス幹部の子どもたちの戦後という視点から
ナチスをそして戦争を捉えた作品でした。
その新しい見方に驚かされました。

どんな立場であれ、子どもたちが自分たちだけで戦後を生きることは
あまりに悲惨であります。
14歳のローレを演じたサスキア・ローゼンダールという女優、すごかったなぁ。

当試写室では1月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/21216787/ http://mtonosama.exblog.jp/21235663/



3位 ショートターム
SHORT TERM 12


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親の虐待やなんらかの家庭問題によって心に傷を持つティーンエイジャーが
身を寄せる短期間のシェルターと彼らをケアする職員たちを描いた映画。

学園ドラマ風な展開を予想していたら・・・
なんということでしょう。
心が昂るほどに感動した作品でした。
ストーリーや構成にとりたてて変わった点があるわけではありません。
ただ、密度が濃いとでもいったらいいのでしょうか。
観終わった後もこみあげる感動を鎮めるのに苦労しました。

当試写室では10月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/23184847/ http://mtonosama.exblog.jp/23201146/




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☆12月30日に更新しました。ベスト10も後2つ。そして今年も後2日。どうぞお風邪など召しませんように☆
by Mtonosama | 2014-12-30 05:41 | 映画 | Comments(2)

2014 BEST10 OF
殿様の試写室

-2-

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眉毛やおひげのポヤポヤ具合もきゃわいい仔猫ちゃんだったひかちゃん。
もう今はこんな小さなゴミ袋にはおさまりきらない大きなおねえさんになりました。
そんな若者の成長を見守る150歳のとのが発表するのは
7位から5位までです。
さ、行きます。



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7位 イーダ
IDA

いつも言っているような気がしますが、しーんとした映画が好きです。
その無音の音が聞こえてくるような映画でした。

モノクロでなんとなくレトロな印象ですが、現代のポーランド映画です。
光と影の妙なる配合から生まれる映像美。
古き良きポーランドの美しさを彷彿とさせながら、
これまであまり知らされてこなかった
ポーランドの持つ暗い側面を描き出した作品。

当試写室では7月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/22648159/ http://mtonosama.exblog.jp/22666265/


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6位 罪の手ざわり
天注定


少し前、中国というと蘇州夜曲の嫋々とした調べと共に
思い浮かべる国でありました。
少し前じゃないか・・・

この映画はそんな中国を期待すると、ありゃりゃってことになります。
中国で実際にあった事件を基に、
急速に発展する国家の片隅に追いやられ、隙間に落ち込み、希望を失い、
罪を犯すに至った人々のドラマを描いた作品。
でも、どこか白髪三千丈的、あるいは三国志的な
物語上手な中国を感じさせてくれる映画でした。

当試写室では5月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/22012938/ http://mtonosama.exblog.jp/22036947/


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5位 ダブリンの時計職人
Parked


アイルランド映画です。
なんか良いなぁ。寒そうな北の海。
アイルランドって行ったことはないけど、本当にそそられます。

でも、これは海辺の駐車場に停めた車の中で寝泊まりする
ホームレスの物語でした。
その主人公がかつてはダブリンで時計職人をしていたので『ダブリンの時計職人』です。

アベノミクスなんて電線の上でカーカーなくカラスよりも高い場所での話。
少しもお金が回ってこないとのとしては海辺で暮らす身だしなみの良いホームレスに
共感するところが多かったのであります。

当試写室では3月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/21583251/ http://mtonosama.exblog.jp/21602929/



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☆12月29日に更新しました。昨日、完泳できました!☆
by Mtonosama | 2014-12-29 06:43 | 映画 | Comments(8)

2014 BEST10 OF
殿様の試写室

-1-

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2014年もまもなくおしまい。個人的にはとても大変な年でした。
11月の引越本番には緊張、疲労、ストレスが重なり
年甲斐もなく高熱を出してしまいました。
そうなんです。こう見えて緊張しいで気の弱い150歳なんです。
そうやって、ドキドキワサワサしていたら、またベスト10の時期がやってきました。

今年も良い映画がたくさんありました。
落ち込んだり、弱っている時には
warm @ heart系や号泣系やしんみり系や感動系やハラハラ系や――
なんやねん、結局ほとんどのジャンルやん

そ。どの映画もふさぎこんだ気持や心を元気にしてくれるカンフル剤なんです。
さあ、今年もいきますよ。
10位から8位までです。



10位 ブルージャスミン
Blue Jasmine

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ウディ・アレン監督の44作目。
超セレブな女性の転落と復活へのもがきを描いています。
ケイト・ブランシェット演じるジャスミンのあがきがあまりに醜いけれど切なくて
ウディ・アレン監督ってホントに意地悪なんだから、
とあらためて感じてしまいました。

ファッションも素敵でした。写真のニットはボレロなんだけど可愛いかったなぁ。

当試写室では4月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/21893442/ http://mtonosama.exblog.jp/21918214/



9位 グレートデイズ!―夢に挑んだ父と子―
DE TOUTES NOS FORCES

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えー、私スイマーでありますので、水泳シーンの出てくる映画は絶対に外せません。
というわけで、なんとも苛酷な人生とレースを選んだ父子の物語。
失業した父と脳性麻痺を抱える反抗期の息子。
そんな息子を受け入れられず、ずっと背を向けてきた父が
息子と二人でアイアンマンレースに出場するという映画。
これ、実話なんですよね。

当試写室では8月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/22780314/ http://mtonosama.exblog.jp/22797660/



8位 ダラス・バイヤーズ・クラブ
Dallas Buyers Club

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女が好きでロデオが好きな電気技師ロン・ウッドルーフ。
無学であらくれでどうしようもない男。
その男がAIDSになってしまったんですねぇ。

彼は未承認AIDS治療薬の密売組織「ダラス・バイヤーズクラブ」を立ち上げ、
時代は80年代。
偏見と不安の中で死を待つだけの患者たちを助けたんですねぇ。

こういう感動作はやっぱり捨てがたいです。

当試写室では2月に上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/21382392/ http://mtonosama.exblog.jp/21396911/



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☆12月28日に更新しました。スイマーのとのは本日除夜の鐘水泳です。25mを108回煩悩の数だけ泳ぎぬき、今年起きたあんなことこんなことを水に流してきます。あ、明日更新できなかったらどうしよう☆
by Mtonosama | 2014-12-28 07:06 | 映画 | Comments(6)
二重生活
-2-
Mystery

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今まで観てきた中国映画は良い意味でも悪い意味でもある種の泥臭さがありました。
本作はこれまでとはちょっと感じが違うなぁという印象を持ちました。
都会的とまではいえませんが、少なくとも中国的ではありません。
ロウ・イエ監督が上海という大都市出身者だからか、
それとも海外生活が長いからでしょうか。

中国も変わってきているのですね。

本作は中国の大手サイトに投稿された夫の浮気に悩む女性の話をヒントにしたものです。
『二重生活』というタイトルは文字通り
妻と愛人との間にそれぞれ家庭を築き、二重生活を営む夫が登場するという
現代中国のひずみを描いた作品です。
が、しかし、英語タイトルが”Mystery”とあるところがミソなんですわ。

どんなお話かというと――


ストーリー
湖北省の省都・武漢市。雨の降りしきる中、若者たちの運転する車が一人の女性をはねた。

可愛い娘と優しい夫を持ち、人も羨むような生活を送るルー・ジェ。
現在は子育て中だが、夫と共同で経営する会社も順調だ。
ある日ルー・ジェはカフェで娘の幼稚園のママ友サン・チーから相談を持ちかけられる。
「夫に愛人がいるみたいなの」――
返答に窮して窓の外に目をやるルー・ジェ。
と、そこには自分の夫ヨンチャオが若い女とキスする姿が。

調べてみると、ヨンチャオの携帯メールには出会い系サイトの履歴が。
さらにヨンチャオを追跡するルー・ジェ。
するとその行き先はなんとママ友サン・チーの家だった。

そんな折、車にはねられて死亡した女性の身元が判明。
スン・シャオミンという大学生だ。
検死の結果、彼女の頭には事故以前に受けたとみられる打撲痕がみつかる。
事故ではなく事件か。
担当刑事は調査を開始。
そして、死亡女性の携帯メールから死亡前に一緒だった人物が判明。
なんとその人物はルー・ジェの夫ヨンチャオだった。
しかし、事故を起こした若者が大物の息子だったため、事件は示談で解決されることに――

すべてを悟ったルー・ジェは復讐を開始する。
追いつめられたサン・チーはヨンチャオとの間の子どもは
ルー・ジェが二度目の流産で入院した日に授かった子であることを告白する。
さらには待望の男児だったため、彼の母も二人の関係を承認しているという……

まずは「まあまあ、なんてお盛んなの」とビックリ。
奥さんがいて、愛人がいて、さらに、女子大生ともおつきあい。
高麗人参効果?はたまた冬虫夏草の霊験?
ヨンチャオさん、凄過ぎでしょ。

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先ほど中国的な印象は感じさせない映画だと申しましたが、
ふたりの女性と家庭を持つ男性というのは中国では結構多いのだそうです。
一人っ子政策というのもありますしね。
女子より男子に優位をつける傾向や、
弱きをくじき、強きをたすける警察とか、
描き方は別にしても内容やテーマはかなり中国的といえるかもしれません。

古い中国も現代の中国も描きどころは満載なんでしょう。

ヨンチャオさんの絶倫ぶりには驚きましたが、
湖北省特有の激しい雨の中で繰り広げられる人間模様に
中国映画の新しい表現を見た気がしました。





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☆12月25日に更新しました。
皆さん、素敵なプレゼントが届いていましたか?うちにはサンタさん、来てくれませんでした☆

二重生活
監督・脚本・製作/ロウ・イエ、脚本/メイ・フォン(『天安門、恋人たち』、『スプリング・フィーバー』)、ユ・ファン、製作/チェン・シー、撮影/ツアン・チアン(『スプリング・フィーバー』)
出演
ハオ・レイ(『天安門、恋人たち』)/ルー・ジエ、チン・ハオ(『スプリング・フィーバー』)/ヨンチャオ、チー・シー/サン・チー、ズー・フォン/トン・ミンソン、ジョー・イエワン/チン・フェン、チャン・ファンユアン/シャオミン、チュー・イン/ハンホイ
2015年1月24日新宿k’s cinema、渋谷アップリンクほか全国順次公開
2012年、中国、フランス、98分、配給/アップリンク
http://www.uplink.co.jp/nijyuu/

by Mtonosama | 2014-12-25 06:09 | 映画 | Comments(8)
二重生活
-1-
Mystery

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久々の中国映画です。
当試写室では6月に『収容病棟』
http://mtonosama.exblog.jp/22312433/ http://mtonosama.exblog.jp/22337835/
という中国の精神病院内部を撮影したドキュメンタリー映画を上映していますから
実に半年ぶり。
あ、9月に『郊遊』
http://mtonosama.exblog.jp/22854876/ http://mtonosama.exblog.jp/22873727/
を上映しましたか。でも、これは台湾映画でした。

今回、上映する『二重生活』はロウ・イエ監督作品です。
『天安門、恋人たち』(‘06)で5年間の映画製作・上映禁止処分となった監督です。

当試写室でも上映した『北京の自転車』(‘00)
http://mtonosama.exblog.jp/13949277/ http://mtonosama.exblog.jp/13972911/
の王小帥(ワン・シャオシュアイ)監督や
今年5月に上映した『罪の手ざわり』(‘13)
http://mtonosama.exblog.jp/22012938/ http://mtonosama.exblog.jp/22036947/
の賈樟柯 (ジャ・ジャンクー)監督などと同じく
第6世代に属する新しい感性の監督です。

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ロウ・イエ監督
1965年、上海に生まれる。両親は劇団員。
1983年に上海華山美術学校アニメーション学科卒業後、上海アニメーションフィルムスタジオでアニメーターとして働く。
1985年北京電影学院映画学科監督科入学。80年代から90年代初期にかけての上海の満たされない若者たちを撮った卒業制作映画『デッド・エンド最後の恋人』(‘94)は
中国の伝統と典型的な中国文化を描くことの多かった陳凱歌(チェン・カイコウ)や張芸謀(チャン・イーモウ)監督らの第5世代の監督とは一線を画した作品。1996年マンハイム・ハイデルバーグ映画祭で監督賞を受賞した。
1998年、中国初のインディーズ映画製作会社となるドリーム・ファクトリーを設立。
上海の通りで密かに撮影した『ふたりの人魚』(‘00)は国内での上映が禁止されたが、
同年のロッテルダム国際映画祭と東京フィルメックスでグランプリ。
『パープル・バタフライ』ではチャン・ツィイー、仲村トオルを起用し、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品。
2006年、天安門事件にまつわる出来事を扱った『天安門、恋人たち』が第59回カンヌ国際映画祭で上映され、5年間の映画製作・上映禁止処分となる。
2008年、禁止処分中に中国ではタブー視されている同性愛を描いた『スプリング・フィーバー』が第62回カンヌ国際映画祭で脚本賞受賞。
2011年、禁止処分が解除され、中国国内で撮影されたのが本作『二重生活』。本作は第65回カンヌ国際映画祭ある視点部門に正式招待。
ほか第7回アジア映画大賞で最優秀作品賞ほか3部門を受賞した。

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当局による禁止処分もなんのその国際的に評価を高める監督であります。
『初恋の来た道』(張芸謀監督)、革命直後の古い中国を描いた作品も捨てがたいけれど、
現代中国をヴィヴィッドに切り取った本作にも「へえ~。今の中国ってそうなんだ」の感新た。
中国語が話されていなければこれはどこの国を描いたのか一瞬わからなくなるほどです。

さあ、いったいどんなお話でしょう。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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二重生活
監督・脚本・製作/ロウ・イエ、脚本/メイ・フォン(『天安門、恋人たち』、『スプリング・フィーバー』)、ユ・ファン、製作/チェン・シー、撮影/ツアン・チアン(『スプリング・フィーバー』)
出演
ハオ・レイ(『天安門、恋人たち』)/ルー・ジエ、チン・ハオ(『スプリング・フィーバー』)/ヨンチャオ、チー・シー/サン・チー、ズー・フォン/トン・ミンソン、ジョー・イエワン/チン・フェン、チャン・ファンユアン/シャオミン、チュー・イン/ハンホイ
2015年1月24日新宿k’s cinema、渋谷アップリンクほか全国順次公開
2012年、中国、フランス、98分、配給/アップリンク
http://www.uplink.co.jp/nijyuu/

by Mtonosama | 2014-12-22 06:06 | 映画 | Comments(6)
トラッシュ!この街が輝く日まで
-2-
TRASH

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(C)Universal Pictures

「リオデジャネイロのゴミ山で生活する少年たちが主人公ね」
位の前知識でスクリーンに臨むと「あれあれ?このシーンは何なん?」的展開が。
一筋縄じゃいかないぞと姿勢を正させる緊張感に包まれます。
これぞ映画の醍醐味であります。

といっても通好みのこむつかしい映画ではありません。
緊迫感を煽り、はらはらさせ、キャッ!と小さな悲鳴まで上げさせ、
さらに、「なるほど、こういう伏線だったか」と膝をたたかせ、
トラッシュ・ワンダーランドとダルドリー・ワールドを満喫させてもらいました。


ストーリー
リオデジャネイロ郊外。
巨大なゴミ山が拡がり、大きなトラックが次々とゴミを運びこんでくる。
そのゴミ山でゴミを拾って生活する3人の少年――ラファエル、ガルド、ラット。
ある日ラファエルはゴミの中から財布を拾い上げた。
そこに入っていたのはお金、ID、少女の写真、アニマル・ロトのカードとコインロッカーの鍵。

なぜか、すぐに警察がやってきて財布を見つけたら謝礼を出すという。
なにか、ある――

以前、駅で生活していたラットの記憶を頼りに
財布の中に入っていた鍵に合うコインロッカーを探し当てた。
そこにあったのは1通の手紙と数字を書いたメモ。
手紙は刑務所に収監されている男・クレメンチに宛てたものだった。

その夜、少年たちの言動に疑問を抱いた警察はラファエルを連れ去り、暴行を加える。
少年たちの保護者であるジュリアード神父が警察署へ乗り込んでいくが、
何も知らされず悲しげな顔で虚しく戻ってきた。
今まで行方不明になった子どもたちの悲しい末路を見てきたからだ――

翌日、ゴミ山のはずれで大けがを負ったラファエルが発見された。
その哀れな姿にショックを受けたラットは財布の謎を追うのはやめようと訴える。
首を振るラファエル。

少年たちは次の日からそれぞれが持つ手がかりをもとに行動開始。
ラットは財布の持主であるジョゼ・アンジェロの行方を追い、
ガルドはジュリアード神父と働くオリヴィアの助けを借りて、
コインロッカー内にあった手紙の宛名であるクレメンチに会うため刑務所へ。

その夜、警察はゴミ山で生計を立てる貧しい人々が暮らすスラムを焼き払った。
また少年たちを助けるオリヴィアも逮捕してしまう。
警察の手が迫る中、少年たちは突き止めたヒントを組合せて着実に真実へ近づいてゆく。

彼らがつきとめた真実。
そして、彼らのとった行動とは……

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あ~、ドキドキした。ハラハラした。

灼けたトタン屋根の上を猫のごとく、
あるいは、ましらのごとく跳躍する少年たちの細い足が宙に舞います。
鈍化した動体視力では追い切れないほどの躍動感、素早さ。
勇気と賢さと優しさで思いがけない成果と結果を出していく3人。
少年たちの輝きが網膜に焼きつきました。

スラムの汚い水たまりで楽しげに泳ぐ少年たちと
白いビーチと真っ青な海で笑いさざめく少年たち。
ポルトガル語とガルドの話すゆっくりした英語(ガルドは物知りの上、英語も話せるんです)。
緊張するシーンの合間に流れるサンバやボサノバのまったり感。
メリハリがきいてます。

少年たちの冒険をぜひ劇場でお楽しみください。





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トラッシュ!この街が輝く日まで
監督/スティーヴン・ダルドリー、脚本/リチャード・カーティス、原作/アンディ・ムリガン「トラッシュ」(株式会社KADOKAWAメディアファクトリー刊)、製作/クリス・サイキエル、撮影/アドリアーノ・ゴールドマン、音楽/アントニオ・ピント
出演
マーティン・シーン/ジュリアード神父、ルーニー・マーラー/オリヴィア、ワグネル・モウラ/ジョゼ・アンジェロ、セルトン・メロ/フェデリコ、リックソン・テベス/ラファエル、エデュアルド・ルイス/ガルド、ガブリエル・ウェインスタイン/ラット
2015年1月9日(金)ロードショー
114分、字幕翻訳/松岡葉子、ユニバーサル映画、配給/東宝東和
http://trashmovie.jp/

by Mtonosama | 2014-12-19 06:27 | 映画 | Comments(10)
トラッシュ!この街が輝く日まで
-1-
TRASH

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(C)Universal Pictures


どんな名優も子どもと動物には勝てないと申します。
そんな定説通りの作品がまたまた登場しました。

古くは『禁じられた遊び』(‘52 ルネ・クレマン監督)。
最近では『明日の空の向こうに』(‘13 ドロタ・ケンジェジャフスカ監督)というポーランド映画、
http://mtonosama.exblog.jp/18368661/ http://mtonosama.exblog.jp/18413699/
少し前なら『スラムドッグ$ミリオネア』(‘08 ダニー・ボイル監督)
http://mtonosama.exblog.jp/10706035/
『リトル・ダンサー』(‘00)でしょうか。

本作はその『リトル・ダンサー』の監督スティーヴン・ダルドリーの最新作です。
ね、それを聞いただけで観たくなってしまいませんか?

元気で要領が良くて賢くてはしっこい男の子が3人も登場するのですから、
共演するマーティン・シーンやルーニー・マーラも影が薄くなってしまいます。

スティーヴン・ダルドリー監督といえば
デビュー作『リトル・ダンサー』、
『めぐりあう時間たち』(‘02)、
『愛を読むひと』(‘08)
http://mtonosama.exblog.jp/18368661/
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(‘11)
4作品続けてアカデミー賞作品賞、監督賞にノミネートを果たした監督です。
そういえば『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』にも少年が出ていましたね。

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ダルドリー監督、これまでのアカデミー賞ノミネート数は19。
『めぐりあう時間たち』のニコール・キッドマン、『愛を読むひと』のケイト・ウィンスレットに
アカデミー賞主演女優賞をもたらしました。

彼が演出したミュージカル『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』は
トニー賞で最優秀ミュージカル賞を含む10部門の賞を受賞。
ブロードウェイでのイギリス演劇の歴代最多受賞数を記録したのだそうです。
順風満帆ではありませんか。

でも『リトル・ダンサー』は本当に良かったですものね。

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さて、本作『トラッシュ』は題名通りゴミ山が舞台。
主人公の少年たちがゴミ山でバレエ――
を踊るのでは、もちろんありません。

ブラジルはリオデジャネイロ郊外のゴミ山でゴミを拾って生活している少年たちの物語です。

主人公を演じるのは映画と同様スラム街で生まれ育った少年たち。
オーディションで選ばれました。
演技経験などありませんが、彼らの素晴らしさは映画から迸り出ています。

ああ、こんな天真爛漫で生き生きした少年たちもいずれはおっさんになってしまうのか、
と、いらぬことまで考えてしまう程おばさんの心を揺らしてくれました。

本作の原作者アンディ・ムリガンが描いた舞台は架空の国。
この人、ブラジル、インド、フィリピン、マレーシアで教鞭をとっていたことがあり、
それらのどこかの国が彼の書いた小説の舞台であったようです。

映画はリオデジャネイロで撮影。
2年後にオリンピックを控えたブラジルの活気を良きにつけ悪しきにつけ感じさせられますよ。

さあ、一体どんなお話でしょうか。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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☆12月16日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆

トラッシュ!この街が輝く日まで
監督/スティーヴン・ダルドリー、脚本/リチャード・カーティス、原作/アンディ・ムリガン「トラッシュ」(株式会社KADOKAWAメディアファクトリー刊)、製作/クリス・サイキエル、撮影/アドリアーノ・ゴールドマン、音楽/アントニオ・ピント
出演
マーティン・シーン/ジュリアード神父、ルーニー・マーラー/オリヴィア、ワグネル・モウラ/ジョゼ・アンジェロ、セルトン・メロ/フェデリコ、リックソン・テベス/ラファエル、エデュアルド・ルイス/ガルド、ガブリエル・ウェインスタイン/ラット
2015年1月9日(金)ロードショー
114分、字幕翻訳/松岡葉子、ユニバーサル映画、配給/東宝東和
http://trashmovie.jp/

by Mtonosama | 2014-12-16 07:10 | 映画 | Comments(4)
ジミー、野を駆ける伝説
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Jimmy’s Hall


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(C)Sixteen Jimmy Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Element Pictures, France 2 Cinema,Channel Four Television Corporation, the British Film Institute and Bord Scannan na hEireann/the Irish Film Board 2014


本作の主人公ジミー・グラルトンはアイルランド・リートリム州出身の実在の人物。
内戦後の混迷した時代、庶民の絶大な支持を得た活動家でした。
が、しかし、有名な歴史上の偉人というわけではなく、
そのプロフィールなどはほとんど知られてはいません。

原題”Jimmy’s Hall”はダンスやアートや娯楽を愛したジミーが仲間たちと作った
コミュニティ・ホールから来ています。

なんでホールが問題に?
そこが当時の時代性を現わしているんでしょうねぇ。
庶民の息抜きの場であり、自己啓発の場であったホールは
カトリック教会や地主層らにとって目の敵だったのであります。

いったい何時の時代をいっているのか?中世か?などと思いますが、
これが20世紀のことなのです。

そんなホールを建て、アメリカ仕込みのダンスも披露し、
弱者救済の政治闘争にも身を投じたジミー・グラルトン。
さあ、いったい彼はどんな人物だったのでしょうか。


ストーリー
1932年、アイルランドを分断した内戦が終結してから10年。
祖国アイルランドを追放され、アメリカにいたジミー・グラルトンが10年ぶりに
故郷リートリム州に帰ってきた。
かつては地域のリーダーとして住民の信頼を集めていたジミーは仲間たちの歓迎を受け、
昔の恋人ウーナとも再会を果たす。だが、10年という時の流れは無情だ。
彼女は既に結婚し、2児の母となっている。
久々に故郷へ戻ったジミーの望みは年老いた母の面倒を見ながら、穏やかに生活すること。
しかし、そんな彼を周囲は放ってはおかなかった。
畑仕事からの帰り道、ジミーは若者たちから閉鎖されているホールの再開を訴えられる。

f0165567_5463640.jpg10年前ジミー達が建設したホールは、地元の老若男女が集まって芸術を学び、詩を詠み、人生や政治について語り合うコミュニティセンターであった。教会の監視を気にせず、歌やダンスに熱中できるそこは地域住民の学びの場であり、心のよりどころでもあった。

ジミーはホールの再建を決意。そこではジミーの持ちこんだアメリカ製の蓄音機が
ジャズを奏で、住民たちは再びホールに集まる。
一方これを快く思わないのが教会のシェリダン神父。
ダンスパーティの来場者をチェックし、ホールに近づかないよう警告を発するのだった。

ある日、ジミーが以前所属していたIRAのメンバーがやってきた。
地主によって自宅から追い出され、妻と5人の子どもと共に路頭に迷っている労働者を
救うために力を貸してほしいというのだ。

だが、それはとても大きな政治的な決断だった……

「我々は人生をみつめ直す必要がある。
欲を捨て、誠実に働こう。
ただ生存するためではなく、喜びのために生きよう。
自由な人間として!」

80年前、一度ならずニ度までも国を追われながら
「ただ生存するためではなく喜びのために生きよう!」と声をあげ、行動した一人の男。

立派だ!かっこいい!
でも、それだけだったら文部省推薦映画です。

150歳になったら自分で映画を選ぶことはできます。

この映画の素晴らしさ。
それは――
俳優であります。

ジミー・グラルトンを演じたバリー・ウォード。
とてもセクシーでした。
きっとジミー・グラルトンという人もその政治力や指導力で人々の支持を勝ち得たのではなく、
人間的な魅力ゆえに支持者も協力者も集まってきたのではないでしょうか。

蒼い月明かりの射し込むホールでかつての恋人ウーナとダンスをする場面は素敵でした。
抑えに抑えた恋心が溢れ出てくるような美しいシーン。
バリー・ウォードの魅力に150歳のとのもロマンティックな気持になりました。





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ジミー、野を駆ける伝説
監督/ケン・ローチ、製作/レベッカ・オブライエン、脚本/ポール・ラヴァティ、製作総指揮/パスカル・コシュトゥー、グレゴワール・ソーラ、ヴァンサン・マラヴァル、アンドリュー・ロウ、エド・ギニー、撮影監督/ロビー・ライアン
出演
バリー・ウォード/ジミー、フランシス・マギー/モシー、アイリーン・ヘンリー/アリス、シモーヌ・カービー/ウーナ、ステラ・マクガール/ステラ、ソーチャ・フォックス/モリー、マーティン・ルーシー/デジー、マイケル・マーフィー/トミー、シェーン・オブライエン/フィン、デニース・ガフ/テス、ジム・ノートン/シェリダン神父、アシュリン・フランシオーシ/マリー・オキーフ、ショーン・T・オーマリー/ジャーナリスト、カール・ギアリー/ショーン、ブライアン・F・オバーン/デニス・オキーフ、コナー・マクダーモットロー/ドハティ、シーマス・ヒューズ/ルアリ、アンドリュー・スコット/シーマス神父、マイケル・シェリダン、レベッカ・オマラ/オキーフ夫人、ダイアン・パークス/モシーの妻
2015年1月17日(土)新宿ピカデリー&ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
2014年、イギリス=アイルランド=フランス、109分、日本語字幕/太田直子、配給/ロングライド
http://www.jimmy-densetsu.jp/

by Mtonosama | 2014-12-13 06:08 | 映画 | Comments(6)
ジミー、野を駆ける伝説
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Jimmy’s Hall


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(C)Sixteen Jimmy Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Element Pictures, France 2 Cinema,Channel Four Television Corporation, the British Film Institute and Bord Scannan na hEireann/the Irish Film Board 2014


ケン・ローチ監督作品です。
『天使の分け前』(‘12)でホンワカニンマリさせてくれてから2年。
新作『ジミー、野を駆ける伝説』が堂々の登場です。
2006年カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した『麦の穂を揺らす風』に続き、
またもやアイルランドをテーマにした作品。

『麦の穂をゆらす風』を観たときも「どうして今アイルランド?」と思いましたが、
今回もまた何故?

ケン・ローチ監督ってアイルランド出身?
そういうわけでもないんですよねぇ。
社会派監督でもあるし、
時代の動きをリアルタイムにしっかりキャッチなさる方という印象があるので、
以前ほど北アイルランドの問題を耳にしない昨今またどうしてアイルランドなの?
という疑問がつきまといます。

あらためてケン・ローチ監督の経歴を見てみますと、


ケン・ローチ
1936年6月17日、イングランド中部・ウォリックシャー州生まれ。電気工の父と仕立て屋の母を両親に持つ。高校卒業後に2年間の兵役についた後、オックスフォード大学に進学。法律を学ぶ。卒業後、劇団の演出補佐を経て、63年にBBCテレビの演出訓練生となり、翌年演出デビュー。67年『夜空に星のあるように』で長編映画監督デビュー。2作目『ケス』でカルロヴィヴァリ映画祭グランプリを受賞。その後、ほとんどの作品が世界三大映画祭などで高い評価を受けている。
カンヌ国際映画祭では『麦の穂をゆらす風』がパルムドールを獲得。『Black Jack』『リフ・ラフ』『大地と自由』が国際批評家連盟賞を受賞。審査員賞を『ブラック・アジェンダ/隠された真相』『レイニングストーン』『天使の分け前』が受賞している。

なぜアイルランドか、と問う前に、
アイルランドのことを詳しく知らないということに気づきました。

アイルランドというと、
レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットのあまりにも有名な『タイタニック』。
レオさまはアイルランドからNYへ仕事を求めて乗船したという役回りでしたものね。

そうそう。『アルバート氏の人生』という秀作もあります。
http://mtonosama.exblog.jp/18316465/ http://mtonosama.exblog.jp/18325322/
19世紀のアイルランド・ダブリンでホテルマンとして一生を送った貧しい女性の物語。
1840年代のジャガイモ飢饉のため100万人もの人が生活の糧を求めて海外へ出ていった時代が背景です。

f0165567_741733.png

本作は1932年に国を分断した内戦が終結してから10年後のアイルランドの田舎町が舞台です。
え?内戦とか、ようわからんのですが。

国際法上はイギリス統治下にとどまることに不満を持つナショナリストは1919年から1921年までアイルランド独立戦争(英愛戦争)を起こし、アイルランド駐留英軍に対してゲリラ攻撃を行った。1921年にアイルランド側代表、イギリス政府は休戦に同意し、12月には英愛条約が調印された。これらの交渉にあたったのは独立戦争の英雄であるアーサー・グリフィスとマイケル・コリンズなど。条約により南アイルランドにイギリス連邦下のアイルランド自由国が成立したが、アルスター地方の内6州は北アイルランドとしてイギリスの直接統治下にとどまることになった。現在も続く北アイルランドの帰属問題はこの条約に始まっている。

アイルランドを分断することになった条約が批准されると、アイルランド国内のナショナリストたちは条約賛成派と条約反対派に二分された。1922年から1923年にかけて両者の間にはアイルランド内戦が発生し多くの犠牲者を出した。この民族主義者間の分断は現在のアイルランドの政治にも影響を与えており、保守派はフィアナ・フォイル(共和党)とフィナ・ゲール(統一アイルランド党)に分裂している。しかし経済恐慌によりヨーロッパの多くの国で政治的な混乱が発生した際にもアイルランド自由国では民主主義が揺らぐことはなかった。内戦で多くの同胞を失ったエイモン・デ・ヴァレラの率いるフィオナ・フォイルは1932年の総選挙に勝利し政権を握った。このころのアイルランドは国家破産こそ免れたものの失業率と移民数は高い水準を維持していた。一方カトリック教会は政府、社会に対し影響力を保持し続けた。
(Wikipediaより)

とまあアイルランドの当時の状況をざっと頭に入れて(って、あまりにもザツで恐縮ですが)、
ケン・ローチ監督渾身の本作、
素朴で、且、偉大な農民そして自由人であるジミー・グラルトンの生涯に目を向けてみましょう。



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ジミー、野を駆ける伝説
監督/ケン・ローチ、製作/レベッカ・オブライエン、脚本/ポール・ラヴァティ、製作総指揮/パスカル・コシュトゥー、グレゴワール・ソーラ、ヴァンサン・マラヴァル、アンドリュー・ロウ、エド・ギニー、撮影監督/ロビー・ライアン
出演
バリー・ウォード/ジミー、フランシス・マギー/モシー、アイリーン・ヘンリー/アリス、シモーヌ・カービー/ウーナ、ステラ・マクガール/ステラ、ソーチャ・フォックス/モリー、マーティン・ルーシー/デジー、マイケル・マーフィー/トミー、シェーン・オブライエン/フィン、デニース・ガフ/テス、ジム・ノートン/シェリダン神父、アシュリン・フランシオーシ/マリー・オキーフ、ショーン・T・オーマリー/ジャーナリスト、カール・ギアリー/ショーン、ブライアン・F・オバーン/デニス・オキーフ、コナー・マクダーモットロー/ドハティ、シーマス・ヒューズ/ルアリ、アンドリュー・スコット/シーマス神父、マイケル・シェリダン、レベッカ・オマラ/オキーフ夫人、ダイアン・パークス/モシーの妻
2015年1月17日(土)新宿ピカデリー&ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
2014年、イギリス=アイルランド=フランス、109分、日本語字幕/太田直子、配給/ロングライド
http://www.jimmy-densetsu.jp/

by Mtonosama | 2014-12-10 07:12 | 映画 | Comments(8)