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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

<   2016年 06月 ( 11 )   > この月の画像一覧


三毛猫ひかちゃん 
 -43-



あたし、ひかちゃん。


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きゃわいいわねえ。
ふっ、昔の写真を持ち出すのはあたしも歳をとったからなのかしら・・・




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今じゃすっかりTV三昧の日々なの。


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TVを観るなら、なんたって岩合さんの「世界ネコ歩き」よね。


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興奮しちゃうわ。





ところで


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あのね。
お金を使いたがらない飼い主がね、
――あ、ケチっていうの?――
この間キャリーバッグを買ってくれたのよ。
今までは山用のリュックサックで運ばれてたの。

これ、小型犬用のバッグなんだけど、
あたしだって3.8kgもあるんだから、この位の大きさは必要なのよね。

リュック式にもショルダー風にも手提げにもなる
モンベルの3wayキャリーよ。
左右と上がネットになっているから
閉所恐怖症のあたしでも大丈夫。

今度はこのバッグでお出かけするところを
見てもらいたいわ。



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7月1日は海開き。
6月の雨の一日、
職人さんたちは海の家の内装工事を進めていたの。

あたしもキャリーに入って海に行こうかしら。
あ、でもトンビには気をつけないと・・・

飼い主の知人がね、
小型犬がトンビに連れ去られるところを目撃したんだって。
こわいわねえ。

夏もトンビもすぐそこに来てるわよ。

ひかり


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by Mtonosama | 2016-06-30 06:16 | 映画 | Comments(10)

ラスト・タンゴ
-2-
Un tango más

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(C) WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion


タンゴが生まれたのは1860年頃のこと。
その頃、「タンゴ」という言葉は一般社会から反感を持たれる場所で踊られる
荒々しく即興的なダンスのスタイルの呼び名だったそうです。

それが、今では無形文化遺産に認定(‘09)されました。

1910年代にはヴァイオリン、ピアノ、コントラバス、バンドネオンによる
今日に伝わるタンゴ楽団のサウンドが確立。
タンゴはダンス・音楽・歌・詩のすべてで大発展し、
アルゼンチン、ウルグアイ両国の文化を代表するジャンルになっています。

愛と憎しみと苦しみ
すべてが妖艶なステップや激しいリズムに刻まれ、昇華していきます。

はい、こればっかりは観ないと始まりません。

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ストーリー
ブエノスアイレスの夜。
2台の車が走っている。
タクシーの後部座席に座るのはマリア・ニエベス、80歳。
真っ赤なショートヘア、細く描かれた眉。
紫煙をくゆらせながら車窓からの夜景を眺めている。
もう1台にはフアン・カルロス・コペス83歳が自らハンドルを握る。
タンゴに革命を起こし、今なお現役でステージに立つ男だ。
ビシッとスーツを着こなし、鋭い視線で周囲を睥睨する。

二人は世界中で喝采を浴びたタンゴダンサー。
出会ったのはマリアが14歳、フアンが17歳の時だった。

出会いが二人を最高のダンスパートナーにし、最高の恋人に変えた。
タンゴ・ブームに沸くブエノスアイレスの街で踊る二人。
だが、ブームはあっけなく去っていった。
フアンは仲間を集め、ショー形式のタンゴで公演する。
マリアもステージに立つが、
他のショーダンサーに目移りするフアンが気になってならない。

二人はアメリカ公演に旅立つ。
金もなく辛い日々が続く中、
小さな卓子の上で踊る二人のタンゴが大評判を呼ぶ。
ツアーも成功を収め、二人はラスベガスで結婚式を挙げた。

温かな家庭を夢見るマリア。
野心に燃えるフアン。

4年後大盛況だったショーのブームは終わる。
追い詰められたフアンを救い出したのはマリアではなく
20歳も若いミリアムだった。
娘も生まれていた。
だが、マリアは怒りと憎しみと悔しさが沸き返る心に蓋をして
フアンとタンゴを踊り続けた――

二人はブロードウエイで公演した「タンゴ・アルヘンティーノ」で
最高のペアとして伝説を残したが、
心は離れたままで踊り続けるのだった。

そして、1997年の日本公演を最後にコンビを解消する……

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嗚呼、この二人ときたら
争うかのように、また、エロティックなまでに
絡み合い、ステップを刻むアルゼンチン・タンゴの
あの妖艶さ、激しさそのままのような人生ではありませんか。

この二人の若い姿を現在のダンサーたちが再現します。

若いダンサーも美しいけれど
いまやレジェンドを化した老いたマリアとフアンの人生の方に
心を動かされるのは
当方、酸いも甘いも嚙み分ける150歳というお年頃になったからでしょうか。






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ラスト・タンゴ
監督・脚本/ヘルマン・クラル、製作/ニルス・ドゥンカー、ディーター・ホレス、ヘルマン・クラル、製作総指揮/ヴィム・ヴェンダース、ロドリゴ・フュルト、ヤコブ・アブラハムソン、撮影/ヨー・ハイム(ドイツ撮影監督協会)、フェリックス・モンティ(アルゼンチン撮影監督協会)、音楽/ルイス・ボルダ、セステート・マジョール、ゲルト・バウマン、美術/マティアス・マルティネス、振付/メリーナ・ブルフマン、レオナルド・クエジョ、サブリナ&ルベン・べリス、ブレンダ・アンヒエル
出演
マリア・ニエベス、フアン・カルロス・コペス、パブロ・ベロン/フアン・カルロス・コペス(壮年時代)、アレハンドラ・グティ/マリア・ニエベス(壮年時代)、フアン・マリシア/ファン・カルロス・コペス(青年時代)、アジェレン・アルバレス/マリア・ニエベス(青年時代)
7月9日(土)Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
2015年、ドイツ・アルゼンチン、85分、後援/アルゼンチン大使館、セルバンテス文化センター東京、提供/ニューセレクト、配給/アルバトロス・フィルム、http://last-tango-movie.com/

by Mtonosama | 2016-06-27 05:52 | 映画 | Comments(12)

ラスト・タンゴ
-1-
Un tango más

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(C) WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion


男と女が存在するのは
ダンスをするため
踊りをせんとや生まれけむ、であります。
あ、「遊びをせんとや生まれけむ」でしたっけ?。

セクシーとか官能的という言葉は
このダンスのためにあるのでしょうね。

そう、アルゼンチン・タンゴです。

本作はアルゼンチンで語り継がれる伝説のタンゴ・ダンサー
マリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペス
の半生を切り取ったドキュメンタリーです。

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いえ、ドキュメンタリーといっていいのでしょうか。
実物の老マリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペス
そして、彼らの青年時代、壮年時代を踊り、演ずるダンサーも登場するのだから、
ドキュメンタリー・ドラマというのかもしれません。
あるいはドラマティック・ドキュメンタリー?

でも、そんな呼び方などどうでもいいほど
圧倒的なダンスです。

監督はヘルマン・クラル。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレス生まれの監督です。

ヘルマン・クラル

1968年生まれ。
1991年にドイツへ渡り、ミュンヘン テレビ・映画大学で映画を専攻。
1993~96年 ヴィム・ヴェンダース監督『ベルリンのリュミエール』(未/‘95)に参加。
1998年 卒業制作の『不在の心象』(未/‘98)はアドルフ・グリンメ賞にノミネート。
山形国際ドキュメンタリー映画祭で大賞受賞した他
バイエルン映画祭で若手ドキュメンタリー賞を受賞。

ヴィム・ヴェンダースを製作総指揮に迎えて制作された
『ミュージック・クバーナ』(‘04)はベネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され、
世界中で公開された。
ドイツ・アルゼンチン・日本共同製作となった
『EL ÚLTIMO APLAUSO』(未、‘05)はミュンヘン国際ドキュメンタリー映画祭で
バイエルン州映画映像基金のドキュメンタリー・タレント賞、
ミュンヘン市の新人映画賞を受賞。
現在は一児の父となり、ミュンヘンとブエノスアイレスを行き来する生活。

音楽好きでも知られたあのヴィム・ヴェンダースのお弟子さんですからね。
期待できますよ。

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あ、マリア・ニエベスとフアン・カルロス・コぺスもご紹介しなくては。

マリア・ニエベス
1934年ブエノスアイレス生まれ。ガリシア移民の貧しい過程に育つ。
姉の影響でタンゴを踊り始め、
14歳のときフアン・カルロス・コぺスと出会い、恋に落ちる。
二人は愛と別れを繰り返しながら半世紀、共に踊り続ける。
アルゼンチンだけでなくアメリカ、ヨーロッパでも大成功を収める。
1977年の東京公演を最後にペアを解消、引退するが
98年に復活、第10回国際タンゴフェスティバルのトリを飾る。
現在も日本のタンゴスクールの校長を務めるなど、アルゼンチン・タンゴの普及に努める。

フアン・カルロス・コぺス
1931年ブエノスアイレス生まれ。電気職人を目指していたが、
街のクラブステージを巡る内にマリア・ニエベスと出会い、タンゴの道を進み始める。
タンゴ集団の結成・解散を繰り返しながらプロ・ダンサーに。
ニューヨーク始め国際的なツアーを行なうようになる。
83年にはパリで大成功を収める。
「タンゴ・アルヘンティーノ」にマリアと参加し、振付も担当。
カルロス・サウラ監督の『タンゴ』(‘87)など振付師としても活躍。
2000年には「コぺス、タンゴ、コぺス」を初演。
現在も精力的に活躍している。

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しかし、人生というのは多彩なものです。
踊る人、それを撮る人、演じる人
いろいろな人々が自分のステージで全身で生きているのですから。

おっと締めに入ってしまったか?
いえいえ、この映画、そんな簡単に締められるようなタマじゃありません。

続きは次回にお届けします。
乞うご期待でございますよ。



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ラスト・タンゴ
監督・脚本/ヘルマン・クラル、製作/ニルス・ドゥンカー、ディーター・ホレス、ヘルマン・クラル、製作総指揮/ヴィム・ヴェンダース、ロドリゴ・フュルト、ヤコブ・アブラハムソン、撮影/ヨー・ハイム(ドイツ撮影監督協会)、フェリックス・モンティ(アルゼンチン撮影監督協会)、音楽/ルイス・ボルダ、セステート・マジョール、ゲルト・バウマン、美術/マティアス・マルティネス、振付/メリーナ・ブルフマン、レオナルド・クエジョ、サブリナ&ルベン・べリス、ブレンダ・アンヒエル
出演
マリア・ニエベス、フアン・カルロス・コペス、パブロ・ベロン/フアン・カルロス・コペス(壮年時代)、アレハンドラ・グティ/マリア・ニエベス(壮年時代)、フアン・マリシア/フアン・カルロス・コペス(青年時代)、アジェレン・アルバレス/マリア・ニエベス(青年時代)
7月9日(土)Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
2015年、ドイツ・アルゼンチン、85分、後援/アルゼンチン大使館、セルバンテス文化センター東京、提供/ニューセレクト、配給/アルバトロス・フィルム、http://last-tango-movie.com/

by Mtonosama | 2016-06-24 06:17 | 映画 | Comments(10)

シング・ストリート 
~未来へのうた~
-2-
Sing Street


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(C)2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved


スマホもLINEもなかった1980年代。
30年前の少年たちは何をしていたんでしょう。

14、15歳の男の子って、
子どもっぽい子もいるけど、大人に片足入りかけてる子もいて、色々。
でも、自分の世界はしっかり持っています。

身長はまだ小学生並みなのに
こじっかりしたマネージャーや
楽器ならなんでもこなし、作曲もお手のものの
ウサギをこよなく愛するオタク少年。
案外身近にいそうな中学生です。
このバンドメンバーたち、
「可愛い!」なんて、軽々しく口走ったら失礼な程、一生懸命なんです。
ああ、自分にもこんな時代があったんだよな、と
鼻につーんときました。

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ストーリー
部屋でギターをつま弾くコナー。
ギターの合間に聞こえてくるのは両親の怒鳴り声。

父親が失業。
気持の荒んだ両親はいつだって夫婦喧嘩をしている。
とうとうコナーにもお鉢が回ってきた。
学費の安い公立校への転校を言い渡されたのだ。

タバコ、喧嘩、授業中の大騒ぎ。
諦めきった教師は授業しながら酒瓶をあおる始末。
開いた口がふさがらないコナーだったが、
転校早々学校一番の悪がき・バリーに目をつけられる。

そんなコナーの慰めは毎週木曜夜7時放映の音楽番組。
大学を中退してひきこもり中の兄ブレンダンの解説を
聞きながらのひとときは至福の時だった。

登校2日目。
校長から校則違反だと靴を取り上げられ、
靴下で歩いているとバリーに殴られる。

と、ボコボコにされたコナーの前に
女神が降臨!
校門の前に佇むラフィーナである。

自称モデルの彼女にすっかり心を奪われたコナーは
「僕のバンドのミュージック・ビデオに出ない?」
と声をかけ、電話番号を聞き出すことに成功。
バンドなんてまだ影も形もないのに――

文化系クラスメート・ダーレンがマネージャーになり、
さっそくメンバー集めに乗り出す。
まず、父親がカバーバンドを組んでいて、
自宅に楽器が揃い、その全てを弾きこなせるエイモンに声をかける。
コナーがボーカル、エイモンがギター。
キーボードはンギグ。
彼はメンバーに黒人がいるとバンドに箔がつくという理由で選ばれた。
ベースとドラムはメンバー募集のビラを見てきた2人が参入。
バンド名は“シング・ストリート”だ。

デュラン・デュランのコピーから始まった“シング・ストリート”。
だが、録音テープを聴いたコナーの兄ブレンダンはダメ出し。
「好きな女の子を口説くのに他人の曲を使うな!」

反省したコナーは歌詞を書き、エイモンの作曲で作りあげた
“The Riddle of the Model(モデルの謎)”のテープをラフィーナに届け、
ビデオ出演の同意を取り付ける……

楽しい映画です。
ずーっと80’s調の曲が流れ、
“シング・ストリート”が演奏する曲には
ゲイリー・クラークが作詞・作曲した80’sのエキスがたっぷり。

1985年アイルランド経済は絶不調の頃。
大人達は嘆いたり、喧嘩したり、仕事もみつからず、暗い顔をするばかり。
でも、そんなの関係ないよ、と
演奏に励み、幼い野望に燃える少年達を見ていると
知らず知らずに元気になっていきます。

不景気だからこそ、夢を信じて
荒海に乗り出していくことって案外正解だし、
かっこいいのかもしれません。






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シング・ストリート ~未来へのうた~
監督・脚本/ジョン・カーニー、音楽/ゲイリー・クラーク&ジョン・カーニー、衣装/ティツィアーノ・コルヴィシエリ、編集/アンドリュー・マーカス、ジュリアン・ウルリッチ、美術/アラン・マクドナルド、撮影/ヤーロン・オーバック、原案/ジョン・カーニー&サイモン・カーモディ
出演
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ/コナー、ルーシー・ボイントン/ラフィーナ、ジャック・レイナー/ブレンダン、マリア・ドイル・ケネディ/ペニー(コナー母)、エイダン・ギレン/ロバート(コナー父)、ケリー・ソーントン/アン、ベン・キャロラン/ダーレン、マーク・マッケンナ/エイモン、パーシー・チャンブルカ/ンギグ、コナー・ハミルトン/ラリー、カール・ライス/ゲイリー、イアン・ケニー/バリー、バクスター・ドン・ウィチャリー/校長
7月9日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント他全国順次ロードショー
2016年、アイルランド・イギリス・アメリカ、106分、カラー、字幕翻訳/石田泰子
配給/GAGA、http://gaga.ne.jp/singstreet/

by Mtonosama | 2016-06-21 04:50 | 映画 | Comments(8)

シング・ストリート 
~未来へのうた~
-1-
Sing Street

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(C)2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved


『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりの歌』の
ジョン・カーニー監督最新作。
舞台はアイルランドの首都ダブリン。
時は1985年。
主人公は14歳の男の子。
そして、80‘sのヒット曲。
世の中は不景気でも
夢と希望と野望でいっぱいの少年達。
バンドを結成し、ミュージック・ビデオだって自分で撮影し、
ちょっと年上の女の子に恋もする――

もう、これだけで観たくなってしまいませんか?
アイルランド。
素敵ですよね。

でも、80年代ってそんな昔でもないし、
とのは年齢的にもいろいろ忙しい時代だったから、
音楽も一生懸命聴いてなかったかな。

なのに、
映画の背後に流れる曲の懐かしさといったらどうでしょう。
デュラン・デュランでしょ、
ホール&オーツでしょ。
忙しかろうが、音楽にのめりこんでいなかろうが、
音楽は時代と一体化して、
150歳の体にもしみついていたんだなあと嬉しくなりました。

そして、ジョン・カーニー監督が本作のために書いた歌も良いんです。
150歳になると、サウンドトラック盤が欲しい映画ってあまりないけど、
『シング・ストリート』の場合は
久々にサウンドトラック盤が買いたくなりました。

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1985年
大不況に突入したアイルランド。
3人きょうだいの末っ子14歳のコナーは
父親が失業して、一流の私立学校から地元の荒れた公立校に転校させられます。
でも、そこで出会った男の子達とバンドを組むんですけどね。

これ、監督の少年時代の体験そのままなんですって。
その荒れた学校のある通りがシング・ストリートという名前なんです。

アイルランドといえばカトリックの国なので
学校は男女別学だし、
両親は毎日けんかばかりしていて、
そんな暮らしに嫌気がさしたママには恋人ができたりもするけど
離婚はできないし・・・

その辺の事情を頭に入れつつ
もう30年以上(!)も昔のこととなった80年代の
アイルランドのボーイズバンドを満喫してください。

主人公のコナーを演じたのは数千人の中から選ばれた
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ。
フェルディア君の家族はオペラやアイルランドの民族音楽の世界で活躍。
彼自身ボーイソプラノでオペラに出たこともあります。

フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
2000年ダブリン生まれ。母親の影響で幼少期から歌のレッスンを受け、
7歳と12歳の時にオペラ「魔笛」にプロキャストとして参加し、
アイルランドツアーを経験。
14歳の時、母親が本作の主役募集を知り、オーディションに応募。


ジョン・カーニー監督
ダブリンを拠点に活躍する脚本家、映画監督。
『ONCE ダブリンの街角で』(‘06)が大ヒット。
アメリカでは僅か2館の公開から口コミで140館まで拡大し、
インディペンデント・スピリット賞の外国映画賞を受賞。
サウンドトラックはグラミー賞にノミネートされ、
主題歌「Falling Slowly」はアカデミー賞のオリジナル歌曲集を受賞。
この映画の舞台版はトニー賞のミュージカル賞を獲得。
2014年11月には日本でも上演された。
『はじまりのうた』(‘13)も全米中心に大ヒット。
本作劇中歌「Lost Stars」もアカデミー賞歌曲賞にノミネート。
アイルランドのロックバンド「ザ・フレイムス」でべーシスト。
本作劇中歌も担当している。

音楽と恋は、少年少女も、元・少年少女も
元気にしてくれますよね。
さあ、いったいどんなお話でしょうか。
次回まで乞うご期待でございますよ。



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シング・ストリート ~未来へのうた~
監督・脚本/ジョン・カーニー、音楽/ゲイリー・クラーク&ジョン・カーニー、衣装/ティツィアーノ・コルヴィシエリ、編集/アンドリュー・マーカス、ジュリアン・ウルリッチ、美術/アラン・マクドナルド、撮影/ヤーロン・オーバック、原案/ジョン・カーニー&サイモン・カーモディ
出演
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ/コナー、ルーシー・ボイントン/ラフィーナ、ジャック・レイナー/ブレンダン、マリア・ドイル・ケネディ/ペニー(コナー母)、エイダン・ギレン/ロバート(コナー父)、ケリー・ソーントン/アン、ベン・キャロラン/ダーレン、マーク・マッケンナ/エイモン、パーシー・チャンブルカ/ンギグ、コナー・ハミルトン/ラリー、カール・ライス/ゲイリー、イアン・ケニー/バリー、バクスター・ドン・ウィチャリー/校長
7月9日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント他全国順次ロードショー
アイルランド・イギリス・アメリカ、106分、カラー、字幕翻訳/石田泰子
配給/GAGA、http://gaga.ne.jp/singstreet/

by Mtonosama | 2016-06-18 05:46 | 映画 | Comments(4)

シリア・モナムール
-2-
Eau Atgentee,Syrie autoportrait

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邦題は『シリア・モナムール』
原題は“Eau Argentee,Syrie autoportrait”
「銀の水、シリアの自画像」という意味でしょうか。

「銀の水」Eau Argenteeはクルド語では「シマヴ」。
このシマヴこそ殺戮と残虐さに満ちた映像に
詩と愛を注ぎかけて
ほのかに輝く銀色に染め上げる女性です。

SNSの悲惨な映像を見ながら罪悪感にうちひしがれていた
オサーマ・モハンメド監督は
同じくSNSの洪水の中でそのシマヴという女性に出会いました。

シマヴは破壊されつくした街ホムスに留まり
カメラを回し続ける女性です。

彼女は監督に“ハヴァロ”(クルド語で「友」の意)と呼びかけ、
罪悪感に沈んだ彼を救い出しました。
「ハヴァロ、もしあなたがシリアにいたとしたら何を撮る?」と。

シマヴは監督の目となり、耳となり、手となってカメラを回します。
例え、自身が銃弾に倒れても、
その身を病院のベッドに横たえながらも、
撮影し続けます。

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血まみれの男が斃れています。
彼は前日『ヒロシマ・モナムール』の上映で知り合い、
言葉を交わした男でした。
また、亡くなった小さな少女を抱いて泣き叫ぶ父の姿もあります。
最初、お人形を抱いているのかと思ってしまったほど
小さな愛らしい遺骸でした。
道路に横たわる犬、
片目と片足をなくした猫もカメラをみつめています。

You Tubeから取り出したデモや瓦礫や遺体や歎きの動画
そして
シマヴが撮影する映像。

シマヴはまた瓦礫となったホムスに残る子どもたちのための学校も作っていました。
どんな状況に置かれても友達と会い、学校に来るのは楽しいのでしょう。
にこやかな笑顔が観客の目に焼きつきます。

――次のシーン――

小さな硬直した遺体が横たわっていました。
眼を背けたくなるようなシリアの現実。

ときおり挟みこまれるシマヴとオサーマの声が
愛の睦言のように聞こえます。
それは残虐なシーンに曝された眼と耳には救いとなると同時に
手の施しようもないシリアの現状を際立たせるのですが――

オサーマ・ムハンメド
1954年ラタキア生まれ。1979年全ロシア映画大学卒業。
1988年に長編デビュー作『Stars in Broad Daylight』を発表。
現代シリア社会を痛烈に批判する作品として国内上映禁止されるが、
カンヌ国際映画祭‘88”監督週間“で公式上映、
同年開催バレンシア国際映画祭では最高賞を受賞。
長編2作目『The Box of Life,2002』は
カンヌ国際映画祭‘02「ある視点部門」に公式出品。
2014年『シリア・モナムール』は
カンヌ国際映画祭‘14“スペシャルスクリーニング“部門でワールド・プレミア上映。
山形国際ドキュメンタリー映画祭‘15で優秀賞を受賞。

カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、アブダビ国際映画祭、
ドバイ国際映画祭、MoMAドキュメンタリー・フォートナイトなど
世界中の映画祭で審査員やワークショップの講師を務める。

ウィアーム・シマヴ・べデルカーン
シリア・ホムス市出身のクルド人女性。
シリア国内で身の安全を確保するため別名で活動していたが、
近年シリアとトルコの国境付近の難民キャンプに移動、
子どもたちのための学校を開いた。

いや、はっきり言って観ることが辛い映画です。
観たからといってシリアにとって何の力にもなれないかもしれません。
でも、観ることから始まるものがあるのも確かでしょう。

本作を観ることは蝶の羽のひとそよぎのようにか細い行為かもしれません。
でも、その蝶の羽が大きな風となって
何かを変える奇跡が起こってくれますように。






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シリア・モナムール
監督、脚本/オサーマ・モハンメド、ウィアーム・シマヴ・べデルカーン、オリジナル音楽・ヴォーカル/ノマ・オルマン、写真/ウィアーム・シマヴ・べデルカーン、1001年のシリアの人々、オサーマ・モハンメド、編集/アサド・メゾン、追加編集/ダニ・アボ・ロー、レア・マッソン、音楽編集/ラファエル・ジラルド、ミキサー/ジャン=マルク・シック、エグゼクティブ・プロデューサー/セルゲイ・ラウル、カミーユ・レムレ、オルワ・ニラビワ、ダイアナ・エル・ジョルデ、協力/ルチアーノ・リゴリーニ
6月18日(土)シアターイメージフォーラムほか全国順次公開
2014年、シリア・フランス映画、アラビア語、96分、カラー、日本語字幕/中沢志乃、配給宣伝/テレザとサニー

by Mtonosama | 2016-06-15 04:30 | 映画 | Comments(4)

シリア・モナムール
-1-

Eau Argentee,Syrie autoportrait

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シリア・モナムール。
痛みとつらさと悲しみが凝結した映画です。

同じ時代、同じ地球に生きる人達の上に
このようなことが起こり、
それをスマホで伝える人達がいて
そして、それらの動画を映画にする人がいることに
時代の進歩を感じます。
と同時に
1000年前、100年前となんら変わらない
殺戮の歴史と人の残虐さに吐き気がします。

シリア。
既に23万人もの人々が死に、
難民は400万人を超えています。

本作『シリア・モナムール』の監督はオサーマ・モハンメド。
殺戮の現場であるシリアからフランスに亡命を余儀なくされた映画作家。

モハンメド監督は2011年のカンヌ国際映画祭のパネルディスカッションで
シリア政府軍に拘束され政治犯にされた市民の釈放を訴えたため
当局からの脅迫を受け、現在はフランスに亡命しています。

紛争の状況は時々刻々You Tubeにアップされます。
ネット上は殺す者、殺される者双方の記録に溢れ、
映画作家はただそれを繋ぎ合せることしかできませんでした。

だから、本作を作ったのは名も知らぬ1001人のシリア人です。
1001人。
アラビア語の“1000”と“1”という数字は“無数”を意味します。
You Tubeに画像をアップした無数のシリア人。
今は生きているのか死んでしまったのか――

本作は、原題にある通り
無数のシリア人による自画像なのです。

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オサーマ・モハンメドは
ネット画面に映し出される無名の市民によるシリアの映像を見ながら
自身は安全な地にいることへの罪悪感に深く苛まれています。

そして、
ひとつの映像が彼の眼を射ました。

それはシリア政府軍に捕らえられ拷問を受けている少年の姿。
そう、16歳か17歳くらいでしょうか。
You Tubeに投稿されたものです。
少年は裸にされ、政府軍兵士の靴に口づけさせられていました。
蹴りあげられ、銃をつきつけられていました。
その後、彼がどうなったかはわかりません。
この映像はシリア革命の引き金となった重要な映像でした。

本作の冒頭に映し出される映像でもあります。

23万人が死に、400万を超える人々が難民となっているシリア。
さまざまな宗教や民族がモザイクのように組み込まれたこの国は
北にトルコ、東にイラク、南にヨルダン、西にレバノン、
北西は地中海に面する日本の約半分の面積の国です。
2011年の世界銀行の調査では2082万人が住んでいました。

その国がなぜこのような状態になってしまったのでしょう。

2008年のリーマンショックで急激なインフレが始まり、
物価が高騰しているところへ
2010年12月 チュニジアのジャスミン革命で
アラブの春が始まったためという見方があります。

チュニジアからエジプト、リビア、シリアへと伝播したアラブの春。
チュニジアやエジプトでは大統領が退任し、
リビアではカダフィ大佐が処刑されましたが、
強権支配を続けるアサド政権を頂くシリアでは
そのまま混迷を極める内戦へと
発展してしまいました。

さあ、いったいどんなお話なのでしょう。
眼を閉じないで、次回に進みたいと思います。



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シリア・モナムール
監督、脚本/オサーマ・モハンメド、ウィアーム・シマヴ・べデルカーン、オリジナル音楽・ヴォーカル/ノマ・オルマン、写真/ウィアーム・シマヴ・べデルカーン、1001人のシリアの人々、オサーマ・モハンメド、編集/アサド・メゾン、追加編集/ダニ・アボ・ロー、レア・マッソン、音楽編集/ラファエル・ジラルド、ミキサー/ジャン=マルク・シック、エグゼクティブ・プロデューサー/セルゲイ・ラウル、カミーユ・レムレ、オルワ・ニラビワ、ダイアナ・エル・ジョルデ、協力/ルチアーノ・リゴリーニ
6月18日(土)シアターイメージフォーラムほか全国順次公開
2014年、シリア・フランス映画、アラビア語、96分、カラー、日本語字幕/中沢志乃、配給宣伝/テレザとサニー

by Mtonosama | 2016-06-12 05:03 | 映画 | Comments(4)

三毛猫ひかちゃん 
 -42-


あたし、ひかちゃん。

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なによ!




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安倍ちゃんったら、ホントに何を考えているんだか。

だから、あたしも行っちゃったわよ。国会前へ。

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6月5日
戦争法廃止、貧困・格差是正、参院選野党勝利、安倍内閣退陣
を呼び掛ける集会よ。

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参加者には年配の人がたくさん目についたけど
もちろんシールズも来たわ。
SEALDs(Student Emergency Action for Liberal Democracy-s) よ。

シールズが毎週金曜日に国会議事堂前で抗議活動を始め、
それが日本全国に拡がっていったのはあたしだって知ってるけど、
数名の学生達が手探りではじめた社会運動の半年間を記録した映画があるんだって。

あら、飼い主ったら紹介してなかったの?
なにやってんのかしら。

SEALDsの奥田愛基さん、
「安倍晋三くん、ぼくたちにはまだまだタマがある!」
って張り切っていたわ。

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あたしも真剣に聴いちゃった。

そうそう、湯川れい子さんっていう人もお話していたわ。
もう80歳なんですって。
湯川さんって音楽評論家で作詞家で翻訳家で
ピースボートの水先案内人で
反核、環境保護活動家で「九条の会」でも活躍しているのよ。
「私は政治に関わっているつもりはない。戦争がイヤなだけ」って言ってた。


安倍ちゃんのやることってあたしも怖いわ。背中の毛だって逆立っちゃうわよ。


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カシワバアジサイも咲いたわね。

雨が降っても、三本の矢が飛んできても、選挙には行くわよ。


ひかり


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by Mtonosama | 2016-06-10 05:30 | 映画 | Comments(12)

裸足の季節
-2-
MUSTANG

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© 2015 CG CINEMA – VISTAMAR Filmproduktion – UHLANDFILM- Bam Film – KINOLOGY


トルコ人の名前は難しいので、最初に登場人物をご紹介しますね。
しっかり者で要領も良い長女ソナイ。
次女セルマは活発だけれど、間が悪かったためにイヤな思いをさせられます。
花が咲きそめたばかりのように初々しい三女エジェは運命を受け入れ――
まだまだ子どもの四女ヌル。
幼な顔ながらなかなか行動派の末っ子ラーレ13歳。

三女エジェ以外は演技未経験。
でも、皆さまざまな困難や屈辱的な状況に立ち向かう姉妹を
ふざけあう仔犬のように、
あるいは、酸いも甘いも噛み分けたおばさんのように
あるいは、等身大の思春期の少女のように
いきいきと演じています。

ストーリー
学期末、ラーレの大好きなディレッキ先生がイスタンブールの学校に異動になった。
4人の姉達はしょげかえるラーレを励ましながら下校。
帰り路、浜辺で男子生徒達と騎馬戦をして遊ぶ。
男子生徒の肩に乗り、キャーキャーとはじける五人姉妹。

ところが、帰宅後、恐ろしい顔をして待ち構えていた祖母から激しい折檻を受ける。
「男達の首にまたがるなんて、ふしだらなことをするからよ!」
隣家の主婦が祖母に告げ口をしていたのだ。

その晩、帰宅した叔父のエロルは怒り狂い、
既に姉妹は「キズもの」にされたのではないかと疑う。
そして、姉妹を病院に連れていき、処女膜検査を受けさせるのだった。
純潔が証明され、帰宅した姉妹に祖母がいう。
「少しでも疑わしければ結婚できないんだからね!」
女の価値は純潔にこそあるのだという。

この日以来、外出を禁じられ、家に閉じ込められる姉妹達。
いまどきの洋服や化粧品はすべて捨てられ、
携帯電話やパソコンは没収、戸棚へ入れて施錠された。
そんな彼女達を待ち受けていたのは
地味な洋服、料理や掃除の花嫁修業。
花嫁としての必須事項を村の女達が毎日教えにくる。
なんと憂鬱な日々。

大のサッカーファンである五女のラーレはスーパーリーグに行きたい。
叔父に頼んではみたが、
「男だらけのサッカー場に女が行くだと?」と一刀両断。
だが、リーグが目前に迫ったある日のこと。
ファンの暴動により、男性客の試合会場への入場が禁止され、
女性客のみ入場できることに。
それでも叔父は許してくれない。

どうしてもサッカーを観たいラーレ。そして、とにかく外へ出たい姉達。
祖母の目を盗んでこっそり家を抜け出す。
通りかかったトラックに乗せてもらい、無事サッカー観戦。
ところが、この日を境に姉妹達の運命は急展開――

祖母は姉妹達を花嫁候補として村人達に品定めをさせ、
家には二度と表に出られないよう厳重な柵が取り付けられた……

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なんでもかんでも性に結びつけて曲解する祖母、叔父、村人達のいやらしさ。
そのくせ、女にだけ純潔を押しつける頑迷さ。

天真爛漫に少女時代を送っていた姉妹達がある日を境に
二百年前に戻ったかのような籠の鳥に。

ボーヴォワール女史の言う如く
周囲によって無理矢理旧来の女性像へと造り変えられてしまうのか――

確かに、情況に抗いきれず三女は死を選び、
次女は初夜の床で処女の証が認められなかったからと
病院で検査を受けさせられます。
義父などは銃持参で病院についてくるんですよ。
長女はうまく立ち回り、叔父の決めた見合い相手ではなく
自分の彼氏との結婚を果たしますが。

大きい姉達の運命を目の当りにし、
知恵と勇気をしぼり、未来を求めて
1000km先のイスタンブールへ旅立つ四女と末っ子。

痛快なテンポで繰り広げられるガールズアドベンチャーです。

フフ・・・
旧態然たる祖母、叔父、村人たちよ。
あんたたちの思い通りにはさせないよ。

ああ、面白かった!





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裸足の季節
監督/デニゼ・ガムゼ・エルギュヴェン、脚本/デニゼ・ガムゼ・エルギュヴェン、アリス・ウィノクール、撮影/ダーヴィッド・シザレ、エルシン・ギョク、音楽/ウォーレン・エリス、製作/シャルル・ジリベール、共同製作/フランク・ヘンチキ、アンニャ・ウーラント、ミネ・ヴァルグ
出演
ギュネシ・シェンソイ/ラーレ、ドア・ドゥウシル/ヌル、トゥーバ・スングルオウル/セルマ、エリット・イシジャン/エジェ、イライダ・アクドアン/ソナイ、ニハル・コルダシュ/祖母、アイベルク・ペキジャン/エロル
6月11日(土)より、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA他全国順次ロードショー!
2015年、フランス=トルコ=ドイツ、94分、提供/ビターズ・エンド、サードストリート、配給/ビターズ・エンド、日本語字幕/大西公子、字幕監修/野中恵子
http://www.bitters.co.jp/hadashi/

by Mtonosama | 2016-06-07 05:53 | 映画 | Comments(12)

裸足の季節
-1-
MUSTANG

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© 2015 CG CINEMA – VISTAMAR Filmproduktion – UHLANDFILM- Bam Film – KINOLOGY


いまさらではありますが、
「人は女に生まれるのではない。女になるのだ」
という言葉をイヤというほど実感させられた映画であります。
ボーヴォワール先生も本作をご覧になれば
「わたしってすごかったのね!」とお思いになったことでありましょう。

『裸足の季節』
トルコの5人姉妹の物語です。

監督は本作がデビュー作となる
トルコ出身のデニゼ・ガムゼ・エルギュヴェン。

デニゼ・ガムゼ・エルギュヴェン監督
1978年トルコ・アンカラ出身。フランス、トルコ、アメリカで都会的に育った。
ヨハネスブルグ大学で文学、同大学修士課程でアフリカの歴史を専攻。
その後、フランス国立映画学校の監督専攻を修める。
卒業制作の「Bir Damla Su(Une goutte d’ eau)」はカンヌ国際映画祭の
オフィシャル・セレクションで上映され、
ロカルノ映画祭のレオパーズ・オブ・トゥモロー賞を受賞。

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自身の体験も織り込んだ本作『裸足の季節』は2015年のカンヌ国際映画祭で
ヨーロッパ・シネマ・レーベル賞を受賞。
その後、世界中の映画祭で観客賞、主演女優賞を中心に様々な賞を獲得しました。

トルコ出身女性監督によるトルコ語作品でありながら、
アカデミー賞フランス映画代表に選ばれ、同外国語映画賞にノミネート。
フランス語以外の作品がフランス代表になったのは
『黒いオルフェ』(‘59)以来なんと56年ぶり2度目の快挙です。

米バラエティ誌が選ぶ「注目すべき映画監督10人」に選ばれた
38歳の美しい女性監督です。

彼女の卒業制作は解放をテーマにした作品でしたが、
本作もトルコの片田舎に生きる思春期の少女たちの
自己解放を描いた鮮烈な印象の作品です。

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もともと現代トルコの女性問題に関心を持っていた監督。
トルコでは最近、女性の地位が社会的な問題にもなっており、
普段はフランス在住の監督、帰国の度に閉塞感を感じていたといいます。

例えば、
男女生徒が同じ階段を使うのを禁じる学校があったり、
女性は家事に専従し、子どもを生んでいればいい、
というような風潮が出てきたり。

トルコは既に1930年代という早い時期に
女性が参政権を獲得した国だったというのに、です。

主人公はイスタンブールから1000kmも離れた小さな村に住む5人姉妹。
10年前に事故で両親を亡くし、
現在は祖母、叔父夫婦と暮らしています。
とはいえ、親はいなくても姉妹5人、
学校生活を楽しみ、日々生き生きと暮らしていたのですが――

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この5人姉妹、オーディションやスカウトによって見出された新人。
三女エジェを演じたエリット・イシジャン以外はすべて演技初体験です。
でも、この子たちの輝かしさといったらありません。

原題の”Mustang”は車の名前ではなく
「野生の馬」という意味。
彼女達の躍動感はまさに野を駆ける野生の馬そのもの。
駆け回る駿馬を、狭い小屋に閉じ込めることなどできませんよねえ。

そんな彼女達の演技に対し、
第21回リュミエール新人女優賞、
第21回サラエヴォ映画祭主演女優賞、
第5回サハリン国際映画祭審査員特別賞(主演女優)
第46回インド国際映画祭主演女優賞が
5人全員に贈られています。

さあ、いったいどんなお話でしょうか。
続きは次回で。
乞うご期待でございますよ。



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裸足の季節
監督/デニゼ・ガムゼ・エルギュヴェン、脚本/デニゼ・ガムゼ・エルギュヴェン、アリス・ウィノクール、撮影/ダーヴィッド・シザレ、エルシン・ギョク、音楽/ウォーレン・エリス、製作/シャルル・ジリベール、共同製作/フランク・ヘンチキ、アンニャ・ウーラント、ミネ・ヴァルグ
出演
ギュネシ・シェンソイ/ラーレ、ドア・ドゥウシル/ヌル、トゥーバ・スングルオウル/セルマ、エリット・イシジャン/エジェ、イライダ・アクドアン/ソナイ、ニハル・コルダシュ/祖母、アイベルク・ペキジャン/エロル
6月11日(土)より、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA他全国順次ロードショー!
2015年、フランス=トルコ=ドイツ、94分、提供/ビターズ・エンド、サードストリート、配給/ビターズ・エンド、日本語字幕/大西公子、字幕監修/野中恵子
http://www.bitters.co.jp/hadashi/

by Mtonosama | 2016-06-04 05:44 | 映画 | Comments(8)