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殿様の試写室

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殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!


関ケ原
-1-

SEKIGAHARA

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©2017「関ケ原」製作委員会


今回、当試写室では
一大合戦スペクタクル&大名たちの心理戦を描いた
邦画の大作『関ケ原』を上映します。
夏休みならではの豪華版であります。

とはいえ
日本史は大の苦手のとの。
チャンバラ映画は好きでしたが、
日本史となるとまったくお手上げなのであります。

というのも
高校時代の日本史の先生が大っ嫌いで
日本史を一切勉強しなかったから。

いまとなれば
先生が嫌いなら
良い成績をとって見返してやるという選択肢も
あったなぁとは思うのですが・・・

でも、150歳ともなると
知らないではすまされません。
そこで先生になっていただいたのが
司馬遼太郎とNHK大河ドラマとBS3[英雄たちの選択」です。

大河ドラマ『新選組』にはまって
司馬遼太郎先生と出会い、
幕末物は読破しましたが、
戦国時代は未だ苦手。
でも、本作『関ケ原』の原作は司馬遼太郎です。
読まねばなりますまい。

ま、原作は近々挑戦するとして
今回は映画『関ケ原』であります。

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皆さまはよくご存じのことでありましょうが、

関ケ原の戦い

関ケ原の戦いは慶長5年9月15日(西暦1600年10月21日)関ケ原が主戦場となった合戦です。
石田三成と武断派の武将たちは秀吉命ずるところの朝鮮出兵をきっかけに対立を深めていました。

やがて名だたる大名たちが三成率いる「西軍」と家康率いる「東軍」に分かれ激突したのが
関ケ原の合戦であります。

日本を二分し、天下分け目の合戦と称される歴史の節目となる戦いでした。

とはいえ、
この戦い、わずか6時間で終了。

大河ドラマ『真田丸』でも
「あれ、もう終わっちゃったの?」でしたよね。

天下分け目の合戦、
未来を決する戦いと言われ、
これまで数々の映画やドラマで扱われながら、
真っ正面から戦いそのものを描くのは
本作が初めて。
日本映画史上初の挑戦です。

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監督・脚本は原田眞人。
原田眞人
1949年生まれ。
1979年『さらば映画の友よ』で監督デビュー。
『KAMIKAZE TAXI』(‘95)では
フランス・ヴァレンシエンヌ冒険映画祭で
准グランプリ及び監督賞を受賞。
社会派エンタテインメント『金融腐蝕列島(呪縛)』(’99)、
『クライマーズ・ハイ』(’07)、
http://mtonosama.exblog.jp/8486082/
モントリオール世界映画祭で
審査員特別グランプリを受賞した『わが母の記』(’11)、
http://mtonosama.exblog.jp/17450310/ http://mtonosama.exblog.jp/17461880/
モンテカルロTV映画祭で最優秀監督賞を受賞した
『初秋』(’12)など小津安二郎監督に深く影響を受けた家族ドラマ、
時代劇初挑戦となった『駆込み女と駆出し男』(’15)、
http://mtonosama.exblog.jp/23949051/  http://mtonosama.exblog.jp/23959759/
戦後70年に合わせて公開され、
第39回日本アカデミー賞優秀監督賞、優秀脚本賞などを獲得した
『日本のいちばん長い日』(’15)まで作品の幅は広い。
『ラストサムライ』(’03 エドワード・ズウィック監督)では
俳優としてハリウッドデビュー。
最新作は『検察側の罪人』(’18)

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監督の司馬遼太郎「関ケ原」映画化への思いは25年前に遡ります。
当時は過去の巨匠たちが誰も描かなかった合戦を
雇われ武将・島左近を主人公に映画化したいと思ったといいます。

その5年後、『ラストサムライ』に出演した監督は、
再び『関ケ原』への想いが強まりました。
その時の主人公は島津惟新入道。
世界戦史々上最も勇壮な「愚行」といわれる
島津の退け口といわれる退却戦を描きたかったそうです。

そして、本作『関ケ原』の主人公は
司馬遼太郎原作と同じく石田三成。

石田三成といえば頭は良いけれど
豊臣家臣からは毛嫌いされたクールで融通のきかない男。
日本史に苦手なとのですが、そんなイメージを持っています。
演ずるは岡田准一です。

そして、裏切り者というイメージでとらえられる小早川秀秋。
東出昌大がハムレットもかくやーーー
と思われる懊悩、逡巡、苦悩を見せてくれます。

岡田准一の三成。
どんな人物になっているのでしょう。
そして、どんな合戦が戦われるのでありましょう。
続きは次回まで乞うご期待でございますよ。



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関ケ原
監督・脚本/原田眞人、原作/司馬遼太郎、製作/市川南、佐野真之、撮影/柴主高秀、美術/原田哲夫、衣装/宮本まさ江、編集/原田遊人
出演
岡田准一/石田三成、役所広司/徳川家康、平岳大/島左近、東出昌大/小早川秀秋、音尾琢磨/福島正則、北村有起哉/井伊直正、松角洋平/加藤清正、和田正人/黒田長政、滝藤賢一/豊臣秀吉、キムラ緑子/北政所、前田利家/西岡徳馬、直江兼続/松山ケンイチ、大場泰正/大谷刑部、中越典子/花野、有村架純/初芽、伊藤歩/蛇白・阿茶、壇蜜/妙善、中嶋しゅう/赤耳
8月26日(土)全国ロードショー
2017年、日本、2時間29分、カラー、配給/東宝、アスミック・エース
http://wwwsp.sekigahara-movie.com/

# by Mtonosama | 2017-08-03 06:05 | 映画 | Comments(6)

三毛猫ひかちゃん
-57-


あたし、ひかちゃん。

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暑いわねぇ。
あんまり暑いからまたまた逃亡。
お隣の軒の上で涼ませていただいたわ。

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でもね、お外からダニを拾ってきたっていう
あらぬ疑いをかけられて、ダニ退治のお薬をつけられた上、
お風呂へ連れ込まれちゃったの。
ひどいでしょ?

足の甲やすねをダニらしき虫に刺された飼い主。
痒くて掻き壊しちゃった自分が悪い癖に
あたしのせいだって決めつけて
バケツの中にぶちこんだのよ。

シャーーッ!
ウナァ~~~~ッ!

あたしだって、
知る限りの猫語を使って抵抗したんだから。

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ひどいでしょ?
にくったらしいたらありゃしない。

でもね、飼い主の虫刺され痕は
相当なものであることは確かね。

実は今回も撮影したんだけど、
あまりの汚らしさに掲載は中止したのよ。

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ふーーーっ
ひどい目にあったわ。

でも、あたし、思うんだけど、
飼い主もさっさと皮膚科へ行けばいいのよ。

今日はあたしの愚痴になっちゃったわね。
お詫びに涼し気な写真でお別れするわ。

皆さんもこの暑さと虫刺されにはくれぐれも気をつけてね。

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じゃあね!

ひかり


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ダニ被害者の飼い主
# by Mtonosama | 2017-07-31 06:18 | 映画 | Comments(8)

ローザは密告された
-2-

MA’ROSA

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©Sari-Sari Store 2016


フィリピンって東南アジアですが、
なんかタイやベトナム、カンボジアとは
雰囲気が違いますよね。
島だからでしょうか。

今後メンドーサ監督の活躍を通じて
フィリピンともお馴染みになっていけるかもしれません。

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ストーリー
夕方、ローサはスーパーマーケットへ買い出しに。
晩御飯の買い物にしては大量だ。
次男のカーウィンが一緒に来ているところを見ると
彼女が営むサリサリストアの買い出しのようだ。

雷鳴が轟くスコールの中、
二人が乗り込んだタクシーが停まったのはスラム街の一角。
大きな袋をいくつも抱えた二人を長男のジャクソンが手伝う。
店に入ると夫のネストールは店番もせず、
2階の小部屋でヤクをやっている。

売人が来てローサに麻薬を手渡す。

ローサとネストールは慣れた手つきで
麻薬を砕き、小さな袋に詰めていく。
この小袋が一家の生活を支えているのだ。

客が来る。
携帯電話画面の暗号を確認し、
タバコの箱に麻薬の小袋を押し込み、手渡す。

7時前、長女のラケルが学校から帰宅。
夕飯を買いに出かけるローサ。

雨の中、車から一団の男たちが降り、
ローサの店へ。
警察だ。
覚醒剤と顧客リストが押収され、
ラケルのスマホまで持ち去る警察。

連行されたローサとネストール。
「ブツと顧客リストがある。保釈はできないが、
20万ペソ(約45万円)で手を打ってやるぞ」
払えないなら刑務所行き、それが嫌なら売人を教えろという。

売人のジョマールを呼び出すローサ。

ローサは警官と共に
ジョマールを待ち受ける。

逮捕されたジョマールのバッグからは大量の麻薬と金が。
警官たちは押収した金を嬉しそうに山分けする。

「麻薬の取引は終身刑だ。20万ペソを払えば助けてやる」
ジョマールにも告げる……

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金、暴力。
警察全体が悪の巣窟です。

人で溢れるスラム街での逃亡と追跡。
絶望して足取り重く進むローサや子どもたちを
舐めるように追うカメラ。
揺れる画面。
緊迫感漂うドキュメンタリータッチの映像です。

ともすれば警察の悪事だけがクローズアップされがちですが、
警察官もまた月収2~3万円で暮らす低所得者です。
そして、ローサの存在は
日本でいえば、商店街の昔ながらの雑貨屋さんのおばちゃんが
麻薬を販売しているようなもの。

問題は
麻薬に関わらなければ生きていけないという貧困なんですよね。
これって社会構造を変えないことにはいたちごっこでしょう。

ドゥテルテ大統領がいくら張り切っても
今日もまたスラムの片隅でローサたちはヤクを売り、
ジャンキーたちはなけなしの金を握りしめて
サリサリストアにやってくるのでしょう。

やっぱり感情移入しづらい映画です。
でも、大きな課題をつきつけてくる作品でした。






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ローザは密告された
監督/ブリランテ・メンドーサ、製作/ロレート・ラリー・カスティーリョ
製作総指揮/ブリランテ・メンドーサ、脚本/トロイ・エスピリトゥ、撮影/オディッシー・フローレス
出演
ジャクリン・ホセ/ローザ、 フリオ・ディアス/ネストール、 フェリックス・ローコー/ジャクソン、アンディ・アイゲンマン/ラケル、 ジョマリ・アンヘレス/カーウィン
7月29日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
2016年、フィリピン、110分、配給/ビターズ・エンド、日本語字幕/大西公子、字幕監修/澤田公信

# by Mtonosama | 2017-07-28 06:11 | 映画 | Comments(2)

ローザは密告された
-1-

MA’ROSA

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©Sari-Sari Store 2016


その国のことを知らないと
自分はどういうスタンスに立つべきか、
主人公に感情移入できるのか、
いったい誰が悪者なのかすらわからなくなり、
とまどってしまいます。

本作はフィリピン、
「ローザ」というサリサリストアが舞台です。
フィリピン?
知ってるつもりでも、
案外わかっていません。

サリサリストア?
なんか乾燥した肌みたいな名前です。

サリサリというのはタガログ語で
「なんでも」という意味だそうです。
サリサリストアは
いってみればフィリピン版コンビニでしょうか。

フィリピンの女性は働き者だけど、
男性は怠け者という風評を聞いたことがあります。
フィリピンからやってきたメイドさんは
家事が上手で、英語も話せるから、
子どもの英会話能力が高まるというのも
聞いたことがあります。

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一方
貧困、スラム、麻薬という
イメージもこの国からは切っても切り離せません。

そうそう、暴言大統領というあだ名を持つ
こわもてのドゥテルテ大統領も忘れてはいけません。

フィリピンってどんな国でしょう。

以前、マニラとセブ島へ行ったことがあります。
そう、100年位前でしょうか。
やはり麻薬の国という印象は既に刷り込まれていましたわ。

で、
本作は麻薬の映画なのです。

マニラのスラム街で夫ネスト―ルと
サリサリストアを経営するローザ。
スーパーなどで仕入れた商品を売ります。
仕入れ価格は高くても
タバコなど1本からバラ売りするので商売になります。
まとまったものを買うだけのお金のない人たちが
バラで買っていきます。
割高ですけど、
貧しいからそういう買い方しかできないんですね。

ローザには4人の子どもがいます。
この一家も貧しいので、
米や洗剤販売という本業の他、
少量の麻薬を扱っています。
もちろん良いことではありません。
でも、
麻薬がどれだけ人々の間に浸透しているかの
証明みたいなものです。

ドゥテルテ大統領は
一貫して麻薬、薬物犯罪への取り組みを宣言しているのは
知っています。

ロドリゴ・ドゥテルテ
フィリピン共和国第16代大統領。
1945年南レイテ州マアシン生まれ。
1949年、家族でダバオに移住。その後、父がダバオ州知事に。
1972年、司法試験に合格。
特別弁護士を務めた後、ダバオ市検察庁の検察官に。
1988年、ダバオ市長に就任。
その後、2016年まで6期市長を務める。
2016年5月、大統領に就任。

ダバオ市長時代には
自警団による麻薬、薬物犯罪者の暗殺を黙認してきたとされ、
大統領就任直後から
麻薬、薬物犯罪者の殺害を容認、報奨金などで奨励している。

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この麻薬・薬物犯罪者の暗殺を担っているのが実は警察。

フィリピン国家警察にはドゥテルテ大統領以前から
汚職の歴史があります。

フィリピン国内には麻薬中毒者は370万人もいます。
これって群馬県高崎市の人口とほぼ同じ。
かなりやばい数字ですね。

大統領選翌日の16年5月10日から17年5月9日までの
1年間で1日平均9人の麻薬関連の死者が出ました。
その内5人が警察により殺害されているのだそうです。

監督はフィリピン映画界の鬼才ブリランテ・メンドーサ。
第69回カンヌ国際映画祭ではローザを演じた
ジャクリン・ホセがフィリピン初の主演女優賞を手にしました。

さあ、いったいどんな映画なのでしょうか。
続きは次回まで乞うご期待でございますよ。



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☆7月24日に更新しました。暑さ厳しき折、皆さまどうぞご自愛くださいませ☆

ローザは密告された
監督/ブリランテ・メンドーサ、製作/ロレート・ラリー・カスティーリョ
製作総指揮/ブリランテ・メンドーサ、脚本/トロイ・エスピリトゥ、撮影/オディッシー・フローレス
出演
ジャクリン・ホセ/ローサ、 フリオ・ディアス/ネストール、 フェリックス・ローコー/ジャクソン、アンディ・アイゲンマン/ラケル、 ジョマリ・アンヘレス/カーウィン
7月29日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
2016年、フィリピン、110分、配給/ビターズ・エンド、日本語字幕/大西公子、字幕監修/澤田公信



# by Mtonosama | 2017-07-25 06:24 | 映画 | Comments(6)

静かなる情熱

エミリ・ディキンスン

-2-

A QUIET PASSION

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(C)A Quiet Passion Ltd/Hurricane Films 2016. All Rig hts Reserved.


エミリ・ディキンスンは自分のことを
「私はミソサザイのように小さく、髪は栗のいがのように堅く、
眼はお客様が飲み残していったシェリー酒のような色です」
と語っていたそうです。

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ミソサザイ


本作の撮影にはアマストにある
エミリが実際に暮らした屋敷が使われました。

本作には約20篇の彼女の詩が織り込まれ、
その少女時代から
詩作を心のよりどころとし、
家族と共に生きた静かな時代が描かれています。
さらに、
病に苦しむ晩年からその死まで―――

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ストーリー
19世紀半ばのマサチューセッツ州。
大好きな家族と離れ、
マウント・ホリヨーク女子専門学校(現マウント・ホリヨーク大学)で
学んでいたエミリ・ディキンスン。
彼女は学校にみなぎる宗教的な色彩に神経質になっていた。

そんなエミリはアマストの自宅で
両親、兄、妹と共に暮らすことに。

裕福な弁護士である父の口添えで
彼女は地元の新聞に初めて詩を掲載されたが、
編集長は
「有名な文学は男の作品で女には不朽の名作は書けない」
と言う言葉を投げかけるのだった。

やがて彼女は妹ラヴィニアから資産家の娘、
ヴライリング・バッファムを紹介される。
活発で進歩的なヴライリングにエミリは次第に影響されていく。

間もなくハーバードを卒業した兄オースティンが
父と共に弁護士をすることになり、
妻スーザンを連れてアマストへ帰ってくる。

ふたりは隣に居を構え、やがて息子を授かる。
エミリは甥に優しいまなざしを注ぎ、
愛する生家に暮らせることを心から喜んでいた。

だが、アマストの外では世界は変わりつつあった。
時、あたかも南北戦争。
若い男たちは戦地に向かったが、
父はディキンスン家の一人息子オースティンが
参戦することを禁じた。

やがて、60万人以上の戦死者を出した
南北戦争は終わり、奴隷制度は廃止される。

エミリは外の変化とは関わりなく
「詩は救いのない者への唯一の救い」
と詩を作り続けていた。

そんな彼女の心を揺り動かす男性が現れた。
ワズワース牧師。
彼の説教に感動したエミリは
ワズワース夫妻を自宅に招待する。
そして庭を案内しながら
自作の詩を渡すのだった。

親友ヴライリング・バッファムが結婚し、
大きな喪失感を感じるエミリ。

その後、ワズワース牧師もアマストを去ることに。

さらに不幸は続く。
父が亡くなったのだ。

すっかり心を閉ざすようになったエミリ……

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なにせおうちから外へ出ることのなかった詩人ですから、
映画の舞台となるのはほぼ邸宅内部のみ。
激しい恋に落ちる訳でもなく
結婚して夫の浮気に苦しめられたり、
子どもの世話に明け暮れるわけでもありません。

映画の中で朗読される詩と会話が混然一体となった
静謐な内的世界を描き出した作品です。

18世紀末から19世紀に生きた文才のある女性
例えば、ジェーン・オースティンとかブロンテ姉妹などは
エミリのように裕福ではありませんでしたので
家庭教師をしながら作品を書いていました。

だから、最初はエミリ・ディキンスンに対して
反感を抱いたとのです。
第一、彼女はあまりにも偏屈ではありませんか。

でも、その内に、この不器用な女性の
生き方をじっくり見てやろうという気になりました。
生活の悩みがないだけ、
彼女の思索は純粋培養されたものだったような気がします。

でも、そんな彼女もぶつかった
女性への偏見。

もう
男って、なんでこうなの?





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☆7月22日に更新しました。いつも応援してくださって本当にありがとうございます☆

静かなる情熱
監督・脚本/テレンス・デイヴィス、プロデューサー/ロイ・ボウルター、ソル・パパドパウロス、撮影/フロリアン・ホーフマイスター、美術/ムージェン・セップ、衣装/カトリーヌ・マルシャン
出演
シンシア・ニクソン/エミリ・ディキンスン、 ジェニファー・イーリー /ラヴィニア・ディキンスン、キース・キャラダイン/エドワード・ディキンスン、ジョディ・メイ/スーザン・ギルバート、キャサリン・ベイリー/ヴライリング・ バッファム
7月29日(土)岩波ホールほか全国順次ロードショー
2016年、イギリス、125分、配給/アルバトロス・フィルム、ミモザフィルムズ、字幕佐藤恵子、字幕監修/武田雅子、http://dickinson-film.jp/

# by Mtonosama | 2017-07-22 05:32 | 映画 | Comments(2)