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殿様の試写室

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タグ:アイリス・アプフェル ( 2 ) タグの人気記事



IRIS APFEL
アイリス・アプフェル!
94歳のニューヨーカー
-2-
IRIS

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(C)IRIS APFEL FILM, LLC.


なんといっても彼女の人気を不動のものにしたのは
2005年の84歳のとき。

アイリスのファッション・コレクションの展覧会が
メトロポリタン美術館で開催されたことです。
彼女のデザインしたものとか、
創作したものとかでなく
彼女のファッション・コレクションの展覧会に
驚異的な人数の観客が押し寄せ、記録的な動員数をたたき出したのです。

そのコレクションは彼女が旅の間に集めた品々。
珍しい織物は衣服に
素朴な工芸品は宝飾品に
アジアの民族衣装はお洒落なファッションに変身しています。
いや、圧巻です。
彼女の並みはずれたファッションセンスは
まさに芸術の世界に属するものだと心の底から思いました。

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センスは一朝一夕にしてはならず。
アイリスの生まれ、生い立ち、
幼い頃から「人とは違うスタイル」を意識する豊かな感性。
それと毎年3ヶ月以上かけて世界中を旅したことが
アイリスをさらに磨きあげたのでしょうか。

映画には60年以上共に生き抜いてきた夫カールが
しじゅう彼女の隣に寄り添っています。

「ハリー・ウィンストンより4ドル程度のアクセサリーに胸が踊るの」

真っ白な髪とトレードマークである大きな丸い黒ぶち眼鏡。
そして何よりも当意即妙で品の良いユーモア。

「自分を美人だと思ったことは一度もない。
私みたいな女は努力して魅力を身につけるの。色々なことを学び個性を磨くのよ」


さて、メトロポリタン美術館で
彼女のコレクションが大評判を呼び、
それはニューヨークを出て全米の各都市を巡回。
84歳のアイリスは自ら「80代の新人」と称しました。
その天性の魅力に惹きつけられた
ファッションデザイナーや「J.Crew」のCEO、
ミュージシャンや映画監督などが本作にも登場して彼女を誉めそやします。

そこにいつも寄り添い、ジョークを言ったり、
彼女を見守るのは100歳の夫カール。

スクリーンで観るアイリスは誰もが羨む幸運で有能な女性です。
あまりに幸せそうな人を見るとついついわが身に引き比べ
チッ!と舌打ちしたくなるもの。

でもね、彼女の人の気をそらさないユーモアと明るい存在感は
そんなひがみ根性は弾き飛ばしてしまいます。

94年も生きていればいろいろあったに決まっています。

「子供は望まなかった。全てを手に入れるのは無理だとわかっていたから、
キャリアと旅行を選んだ」


潔い人生です。

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まだ人生に納得のいかない人に、彼女の一言を。

「人生なんて陰鬱で退屈なもの。
でも、ドレスアップした時には少しだけ楽しみもあるのが人生」


本当にそう。
学校で、会社で、家で、面白くないことがあったら、
っていうか、面白くないことの方が多いかもしれません。
そんな時、いつもの洋服にジャラジャラとアクセサリーをつけて
一人ファッションショーをやるのも良いかもしれません。

この映画、絶対元気が出ます。
アクセサリーの使い方も目から鱗です。

今回、当試写室で紹介した画像だけでは絶対足りません。
ぜひ、映画館へいらしてくださいませ。





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IRIS APFEL
監督/アルバート・メイプルズ、製作/ローラ・コクソン、レベッカ・メイズルズ、ジェニファー・アシュ・ラディック、共同製作/ポール・ラブレース、製作総指揮/ドリーン・スモール、撮影/アルバート・メイプルズ、ネルソン・ウォーカーⅢ、ショーン・ブライス・ウィリアムス
2016年3月5日(土)角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
2015年、アメリカ、英語、80分、日本語字幕翻訳/チオキ真理、配給/KADOKAWA
http://irisapfel-movie.jp/

by Mtonosama | 2016-03-05 06:20 | 映画 | Comments(8)

IRIS APFEL
アイリス・アプフェル!
94歳のニューヨーカー
-1-
IRIS
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(C)IRIS APFEL FILM, LLC.

試写会に行くと思わぬ有名人をお見かけすることがあります。
今回の場合は森英恵さんでした。
あ、お若い方には森泉さん、星さんのおばあちゃまと言った方が
よくわかるかもしれませんね。
森英恵さんは1926年生まれですから今年90歳。
え~っ!
とてもそんなお歳には見えませんでした。

本作『IRIS APFEL』は
90歳代の元気でお洒落でファッション業界の女性が主人公のドキュメンタリー映画。
そのつながりで森英恵さんがいらしていたと思われます。
背中もしゃんと伸びて、歩く姿も美しく
思わずみとれてしまいました。

ところが
このアイリス・アプフェルというお方のあでやかさ。
日本語でいえばアヤメ・リンゴさん。
まあまあ、なんて派手なファッションでしょう!
ニワトリの卵ほどもあるネックレスを何連も身につけ、
おまけにブレスレットも。
歩けば音がするほど飾り物をつけておいでです。

でも、これがちっとも下品ではないんですねえ。
あまりに素敵なので
帰宅後、ありったけのアクセサリーを引っ張り出して真似をしたとのです。
でも
ああ・・・

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アイリス・アプフェル
94歳の彼女。多くの有名デザイナーに尊敬され、
今もニューヨークのカルチャーシーンに影響を与える女性です。
このお方、1950年代からインテリアデザイナーとして活躍。
夫カール・アプフェルと設立したテキスタイル会社が大成功し、
ジャクリーン・ケネディや歴代大統領から
ホワイトハウスの装飾を任されました。
ジャクリーンとはひと悶着あったそうですけどね。
おっと、これはここで言ってはいけなかったでしょうか。

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1921年生まれのアイリス・バレル・アプフェルは
ニューヨーク州クィーンズのアストリアで
弁護士でブティック経営者の母セイディ・バレルと
インテリア装飾家の父サミュエル・バレルの間に
一人娘として生まれた。
ニューヨーク大学で美術史を学んだ後、
「Women’s Wear Daily」誌に就職したが、
雑用係としてのポジションでは将来が無いと退職。
インテリアデザイナーのエリナー・ジョンソンに師事。
1940年代上流階級の顧客を相手に仕事。
その後、自身でインテリアデザイン業を始める。
1948年カール・バテルと結婚。
1950年代初頭、夫妻で「Old World Weavers」社を設立。
アイリスの監修でアンティークの生地を正確に再現、製造。
大成功を収める。
夫妻は毎年世界中を飛び回り、
貴重なテキスタイルデザインを見つけては製造、修復作業に貢献。
アイリスはこの旅を通じて熱心なコレクターになる。
1950年代ニューヨーク社交シーンの常連となり、
その独創的なスタイルが称賛される。

監督はジャン=リュック・ゴダールによって
「最高のアメリカ人カメラマン」と称されたアルバート・メイズルズ。
2015年にはオバマ大統領から名誉勲章を受章したが、
同年膵臓がんのため88歳で亡くなりました。

アイリス・アプフェルさん
いったいどんな女性でしょう。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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IRIS APFEL
監督/アルバート・メイプルズ、製作/ローラ・コクソン、レベッカ・メイズルズ、ジェニファー・アシュ・ラディック、共同製作/ポール・ラブレース、製作総指揮/ドリーン・スモール、撮影/アルバート・メイプルズ、ネルソン・ウォーカーⅢ、ショーン・ブライス・ウィリアムス
2016年3月5日(土)角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
2015年、アメリカ、英語、80分、日本語字幕翻訳/チオキ真理、配給/KADOKAWA
http://irisapfel-movie.jp/

by Mtonosama | 2016-03-02 05:59 | 映画 | Comments(8)