ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

タグ:アミール ( 1 ) タグの人気記事

            100歳の少年と
    12通の手紙
-2-
             Oscar and the Lady in Pink
             Oscar et la Dame Rose

f0165567_6142015.jpg


       (C)2008 Pan-Européenne–Studiocanal–Oscar Films–TF1 Films
          Production–Cinémaginaire–RTBF (Belgian Telecision)


死は誰にでも平等に訪れます。
でも、10歳の男の子のところに来るのはちょっと早すぎるのでは?
と思いますが、これも人生なのです。

あ、泣かないでください。
流すなら、悲しみの涙ではなく、感動の涙を☆

ストーリー
12月
10歳の少年オスカーは、白血病で小児病棟に入院していました。
病棟には多くの子どもたちがいて、学校もあります。
今日もオスカーは学校でいたずらをしました。
でも、先生は犯人がオスカーだと知ると振り上げていた拳を下ろしてしまいます。
医師も両親も、彼に真実を告げることをしません。
でも、その中に一人だけ例外がいました。
病院内で偶然出会ったデリバリーピザの女主人ローズです。
このローズ、口の悪さは天下一品ですが、
オスカーが出会った大人の中では唯一人の正直な人でした。
オスカーはローズを一目で気に入ってしまいました。

f0165567_6192519.jpg

ある日、オスカーは自分の命があと僅かしかないことを知ってしまいます。
悲しみのあまり正面から彼と向き合おうとしない両親や、周囲の大人たちに
幻滅したオスカー。
彼は病院の掃除道具室にたてこもってしまいました。
困った院長はオスカーが唯一面会を望んだローズを探し出し、助けを求めます。

ところが、ローズときたら、病人も慈善も大っ嫌い。
オスカーの話し相手になって、という院長の懇願も一旦は断ってしまいます。
ですが、ナース室へ毎日ピザ配達させてもらうこととひきかえに、
渋々、オスカーの元に訪れることを承知します。

元プロレスラー(!)のローズが語る楽しい試合の話に夢中になるオスカー。
でも、オスカーは院長とローズの約束が12日間しかないことを知り、
自分の余命が少ないことを察してしまいます。

そんなオスカーのために、ローズは「これから1日を10年と考えて過ごしてみない?」と提案。
「あなたは今日12月20日に生まれ、12日後には120歳になるのよ。
そして、毎日、神様に手紙を書くの。
20歳になったオスカー、30歳になったオスカー、100歳になったオスカーがね」と……

「僕は100歳で、自分がなにを言っているかわかっています。
 人は年をとればとるほど、人生を味わうためのセンスが必要になる。
 洗練された人、芸術家にならなくちゃならない。
 10歳とか20歳のときには、どんなばかでも人生を楽しむことができるけど、
 100歳になって体がいうことをきかなくなったら頭をつかわなくちゃならない」

f0165567_6171484.jpg

12月30日、100歳になったオスカーはこんな手紙を書き、ローズに渡し、
ローズはそれをいつものように風船につけて空の神様のところへ飛ばすのです。

もうホントに良いお話なんです。
ローズのプロレス時代のエピソードも楽しいし、
大変な病気も、子どもたちの間ではそれは個性であって、かっこいいことだし、
病気が進んで、体を自由に動かせなくなっても、
100歳の老人がそうであるように、体を動かせない分、知恵が豊かになるのだし、
死ぬってことは神様に近くなることだし―――

ちょっと違うところから光を当てるだけで、
人間って本当に素晴らしいんだなって思えてきます。

ローズの運転するピザの配達車もローズの着る洋服もきれいなローズピンク。
メルヘンティックな色とサーカスみたいにドキドキするローズのプロレスシーン。

なんていったらいいでしょうか。
そうそう、透明ガラスの裸電球から溢れる眩しい光に照らされたお祭りの夜店?
そこだけはどきどきするほど、楽しいのに、背後には神社の暗い森がシーンと佇む感じ。
もちろんフランス映画だから神社なんかありませんけどね。

色とりどりなこの世。
静かで安らぎにみちたあちらの世界。
そんな対照的な世界を感じることができました。

映画を観終わってからも、目元、口元に生まれた微笑はずっと残っている感じです。
「不思議な国のアリス」のチェシャ猫になったみたいです。

そして、オスカーを演じたアミールくんの可愛いことといったら。

悲しいことを抱えている人、つらい人、
もちろん、幸せな人にだって、絶対お勧めの映画です。
これを観た後、とっても幸せな気持ちになったとのです。

                       

ブログランキングに参加しています。
ポチ☆ッとクリックしていただけたら、うれしいです♪
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
♪10月11日に更新しました。いつも応援してくださって、ありがとうございます♪

100歳の少年と12通の手紙
監督・脚本/エリック=エマニュエル・シュミット、撮影/ヴィルジニー・サン=マルタン、音楽/ミシェル・ルグラン
出演
ミシェル・ラロック/ローズ、アミール/オスカー、アミラ・カサール/ゴメット婦長、ミレーヌ・ドモンジョ/リリー、マックス・フォン・シドー/デュッセルドルフ医師、コンスタンス・ドレ/オスカー母、ジェローム・キルシャー/オスカー父、ティエリー・ヌーヴィック/ビクター、ブノワ・ブリエール/司会者、マチルド・ゴファール/ペギー、ブルーノ・メッツガー/ペギー父、キャサリン・イスラエル/ペギー母、エリック・レミ/ポップコーン、ジョナス・ウェルツ/アインシュタイン、マーティン・ニッセン/ベーコン
11月6日(土)よりTOHOシネマズシャンテ他にて全国ロードショー
2008年、フランス、105分、配給/クロックワークス/アルバトロス・フィルム、
http://100-12.com/

by mtonosama | 2010-10-11 06:40 | 映画 | Comments(9)