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アンコール!! -2-
Song for Marion

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(C)Steel Mill (Marion Distribution) Limited 2012 All Rights Reserved.


無口で気難しく、近所でも有名な頑固者で、一人息子ともうまくいかないアーサー。
テレンス・スタンプが演じる役です。
彼が心を開くのはガンと闘病中の愛妻マリオンだけ。
舞台はロンドン。
夫と違って明るく誰からも愛される妻のマリオンは町のコミュニティ・センターで
合唱クラブに参加しています。

合唱といっても
♪わたしのおはかのま~えでなかないでください♪
といった歌ではなく、ポップスです。
そう。
シンディ・ローパーの”True Colours”だったり、
スティーヴィー・ワンダーの”You are the Sunshine of my Life”といった曲。

さあ、一体どんなお話でしょうか。


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ストーリー
アーサーとマリオン。二人は性格こそ正反対ですが、とても仲の良い夫婦です。
今日も彼はマリオンを車椅子に乗せて近所のコミュニティ・センターまで送ってきました。
彼女は“年金ズ”という合唱クラブに所属し、ロックやポップスを歌っているのです。
仲間はみんな陽気で楽しいおじいさんやおばあさん。
でも、アーサーはマリオンをセンターまで送ってくると、外でタバコを吸いながら
練習の終わるのを待っているだけ。

さて、この“年金ズ”を指導するのは若い音楽教師のエリザベス。
そのエリザベスの提案で“年金ズ”は国際合唱コンクールのオーディションに出場することになりました。
マリオンもメンバー達も予選を通過し、本選出場権を得るため、夢中になって練習します。
ところが、そんなある日、マリオンが練習中に倒れ、緊急入院することに。
医師は、彼女とアーサーにガンの再発を告知。
そして、もう治療の余地はないということも付け加えるのでした。

ショックを受け、一人息子のジェームスに八つ当たりしてしまうアーサー。
一方、練習に積極的に取り組み、明るく振る舞い続けるマリオン。
そんなマリオンにエリザベスは予選でのソロ・パートを任せました。
マリオン、もしかしたら最後のコンクールになるかもしれない場での初めてのソロ――

予選当日。野外ステージに“年金ズ”が登場し、ラップやロックを歌い、ロボットダンスを踊る姿に、
次第に大勢の人が集まってきました。
いよいよマリオンのソロが始まり、彼女が歌い出したのは“True Colours”。

♪私にはあなたの本当の色が見える。
だから、あなたが好き。怖がらないで、本当の色を見せて♪

マリオンが心からアーサーを想い、歌いあげた歌です。鳴りやまない拍手。
感激して駆けよる息子ジェームスと孫のジェニファー。
なのに、アーサーはひとりその場を離れるのでした。
見かねたエリザベスがアーサーに言います。
「あなたは素晴らしい女性に愛されていて、その彼女があなたのために歌ったのよ。
彼女に伝えることはないの?」……

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さあ、偏屈者のアーサーは素直になれるのでしょうか。
そして、愛するマリオン亡き後、アーサーはどんな生き方を選ぶのでしょうか。

それにしても、老人たちがロックですって。さすが、ロンドンですね。
♪Lets’s Talk About Sex♪なんて歌をついパブで口ずさんでしまうアーサー。
(テレンス・スタンプって案外歌がうまいんですよ)

日本の老人だったら、やはり演歌を歌うんでしょうか。
いや、団塊の世代なら、ロックも革命歌も歌うか。
ポール・マッカートニーだって、ミック・ジャガーだって、内田裕也だって、
みんなもう老人ですけど、バリバリでロックしているし、ロックンロールしてますもんね。
お若い方々、老人といえどカタにはめてはいけませんよ。

ロンドンの下町に繰り広げられる人生ドラマ。
おじいさんやおばあさん、そして、若いけど恋愛に不器用なコーラス指導のエリザベス先生。
みんなお気楽に歌ってだけいるんじゃなく、目標をもって明日をみつめているんだよ――
っていう映画でした。





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☆6月27日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆

アンコール!!
脚本・監督/ポール・アンドリュー・ウィリアムズ、音楽スーパーバイザー/マット・ピッファ、マギー・ロッドフォード、作曲/ローラ・ロッシ、美術/ソフィー・ベッカー、撮影/カルロス・カタラン、主題歌/セリーヌ・ディオン”Unfinished Songs”、製作/ケン・マーシャル、フィリップ・モロス
出演
テレンス・スタンプ/アーサー、ヴァネッサ・レッドグレイヴ/マリオン、シェマ・アータートン、クリストファー・エクルストン、アン・レイド/ブレンダ、エリザベス・カウンセル/シェリル、ラム・ジョン・ホルダー/チャーリー
6月28日(金)TOHOシネマズシャンテ公開、7月5日(金)全国公開
2012年、イギリス、カラー、94分、日本語字幕/加藤リツ子、配給/アスミック・エース
http://encore.asmik-ace.co.jp/

by Mtonosama | 2013-06-27 06:01 | 映画 | Comments(6)
アンコール!! -1-
Song for Marion

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(C)Steel Mill (Marion Distribution) Limited 2012 All Rights Reserved.

「アンコール!!」?
あれ?このタイトル、あの映画と似ていません?
そう、あの映画「カルテット! 人生のオペラハウス」です。
〈!〉の数が1本多いですけどね。
ま、それだけあの映画が良かったってことでしょうか。

高齢者が主役であること、ハートウォーミングな映画であること、
笑いも涙もあること、イギリス映画であること、と確かに共通点は多いです。

本作「アンコール!!」。
なんと!主役はテレンス・スタンプ。

とのにとっては『悪魔の首飾り』(‘67オムニバス映画「世にも怪奇な物語」第3話フェデリコ・フェリーニ監督)
に出た彼が印象的でありました。

そうです。
フェラーリを走らせて、首がゴロリと落ちる、あれです。
演技に悩むアルコール依存症の役者というのがあまりにはまり役だったので、
本作を観て、
なるほどこういうおじいさん役も演じるようになったんだなぁ、
歳をとったんだなぁ、
と、感慨深いものがありました。
もう73歳になったんですって。
あの細い身体に紫色のサテンのパンツをはき、シェークスピア役者を演じた彼が
愛妻家の頑固爺さんですからねぇ。
いやはや、年月の移り変わりというのは容赦のないものです。

そして、その妻を演じた女優がまたすごい!
ヴァネッサ・レッドグレーヴです。
「ジュリア」(‘77)、良かったですね。
やはりイギリスの俳優はうまいだけじゃなく深いものがあります。

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監督は新鋭ポール・アンドリュー・ウィリアムズ。1973年生まれの40歳です。
本作では脚本も書きました。
自身の祖父母の体験を基に書いた半自伝的な脚本です。

深く愛し合っていた監督の祖父母。
祖母がガンになった後、祖父は献身的に看病しました。
祖母が亡くなり、泣きじゃくる祖父の姿を見た監督。

愛する妻を失った夫が再び人生を生き直すためのきっかけになるものとは何か、
人生を前向きに生きるとはどういうことか、と考えたのでした。
そうして生まれたのがこの脚本です。
孫が愛するおじいちゃんとおばあちゃんの姿を見て、生み出した作品ですから、
そりゃあもう心がホカホカするのは確実です。

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しかし、あのテレンス・スタンプがねぇ。
髪も真っ白になり、額もずっと後退し、
紫色のサテンどころか、いかにもおじいさんっぽいコートを着て登場するんですから。
100年ぶりの同窓会でおじいさんになってしまった初恋の人に会うような気持になりました。

が、しかしっ

過去を振り向いていてばかりいては今を生きられません。

おじいさんになったテレンス・スタンプとおばあさんになったヴァネッサ・レッドグレイヴ。
はたしてどんなお話が展開されるのでしょうか。

乞うご期待でございます。
では、次回までしばしのお待ちを。



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アンコール!!
脚本・監督/ポール・アンドリュー・ウィリアムズ、音楽スーパーバイザー/マット・ピッファ、マギー・ロッドフォード、作曲/ローラ・ロッシ、美術/ソフィー・ベッカー、撮影/カルロス・カタラン、主題歌/セリーヌ・ディオン”Unfinished Songs”、製作/ケン・マーシャル、フィリップ・モロス
出演
テレンス・スタンプ/アーサー、ヴァネッサ・レッドグレイヴ/マリオン、シェマ・アータートン、クリストファー・エクルストン、アン・レイド/ブレンダ、エリザベス・カウンセル/シェリル、ラム・ジョン・ホルダー/チャーリー
6月28日(金)TOHOシネマズシャンテ公開、7月5日(金)全国公開
2012年、イギリス、カラー、94分、日本語字幕/加藤リツ子、配給/アスミック・エース
http://encore.asmik-ace.co.jp/

by Mtonosama | 2013-06-24 05:53 | 映画 | Comments(6)