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殿様の試写室

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女神はニ度微笑む
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KAHAANI

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当試写室では初めてとなるインド映画の上映です。
インド映画を観たことがないわけではありませんが、
あの、歌って踊ってコラサッサ~。
あれが少しばかり苦手でして、ご紹介することがかないませんでした。

やはり映画をとりまく環境の違いといいましょうか。
インドの方々の映画への期待の大きさと申しましょうか。
参加型の映画鑑賞とでもいうべき鑑賞法――

例えて申せば、百数十年前、『月光仮面』を映画館で観た時の日本の少年少女の大興奮。
あのようなものをかの国の方々は今も映画に持ち続けていらっしゃるのかもしれません。

ご記憶の方はいらっしゃいましょうか?
『月光仮面』がスクリーンに登場したとき、
館内の子どもたちが皆一斉にあの歌を歌ったものでありましたよ。
♪どーこの誰かは知~らないけれど、だ~れもがみ~んな知っている。
 月光仮面のおじさんは正義の味方だ。良い人だ。
疾風のように現れて、疾風のように~去っていく♪

アナ雪でも同じような現象が起きたのでしょうか。

あの熱気、あの興奮。
インドの方たちはあれを期待するあまり、
3時間も4時間も美男美女が歌って踊って恋をする映画を愛してやまないのだと思っていました。

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ところがでございます。
本作は少しばかり様子が違います。
歌も踊りも美男美女の甘い恋物語もありません。

あ、美女は登場しますよ。
インドの美人は本当に神々しいほど美しいですよね。
美男?
う~ん、美男っていうのかなぁ。
美男なのかもしれないけど、こればっかりは好みですから。

「もったいぶっていないで、どんな映画なのか早くお言い」

はい、ミステリーでございます。

最近、『マダム・イン・ニューヨーク』(‘12)や『めぐり逢わせのお弁当』(‘13)といった
静かなインド映画が話題になりました。
静かというのは歌や踊りがないという意味もありますが、
ここではじっくりと心温まる映画という意味も含ませていただきます。

もともと映画大国のインド。力は持っていますからね。
「インド映画はどうも…」と敬遠していた方も再び注目なさったのではないでしょうか。

本作『女神はニ度微笑む』は
インドのアカデミー賞といわれるインド・フィルムフェア賞で監督賞、主演女優賞など
5部門を独占した話題作です。

巨大都市コルコタ(旧名:カルカッタ)へ行方不明になった夫を探すため
単身乗り込んできた美しいヒロインが遭遇するさまざまな事件。
謎が謎を呼ぶ先の読めない展開にぐいぐい引き込まれるミステリー作品でありますよ。

アメリカを越え世界一の年間製作本数を誇る超映画大国インド。
ボリウッドなんて呼び名はインドに対して失礼ですよね。
だってアメリカを超えているんですから、
ハリウッドに無理矢理こじつける必要はありません。

本作はそんなインドが世界に投げかけた本格派サスペンス・エンタテインメントです。

さあ、いったいどんな映画なのでしょう。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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☆2015年2月12日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

女神はニ度微笑む
監督/スジョイ・ゴーシュ、音楽/ヴィシャール=シェーカル
出演
ヴィディヤー・バーラン/ヴィディヤ、パラムブラト・チャテルジー/ラナ、ナワーズッディーン・シッディーキー/カーンほか
2月21日(土)よりユーロスペースにて公開、ほか全国順次公開
2012年、インド、カラー、123分、配給/ブロードウェイ、字幕/松岡環
http://megami-movie.com/

by Mtonosama | 2015-02-12 06:37 | 映画 | Comments(5)