ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

タグ:インポッシブル ( 2 ) タグの人気記事

インポッシブル -2-
THE IMPOSSIBLE

f0165567_6145558.jpg

(C) 2012 Telecinco Cinema, S.A.U. and Apaches Entertainment, S.L.

2004年12月、スマトラ島沖大地震による津波では
被害地域全域でおよそ30万人近い方が亡くなりました。
そして、多くの家族は以前の構成とは大きく姿を変えました。
その中で、本作のモデルになったベロン一家は家族5人全員が助かったというのは
ほとんど奇跡といっていいでしょう。
亡くなった数十万人の方々への深い哀悼の念を今さらながら新たにします。


ストーリー
2004年12月24日、英国人のベネット一家がタイ・プーケット国際空港に降り立った。
夫の仕事の関係で日本に住む家族は、クリスマス休暇をタイで過ごそうとしていた。
ヘンリーと元医師の妻マリアの間にはルーカス、トマス、サイモンという3人の男の子がいる。

その夜、海岸で燈籠を空に揚げ、幻想的なひとときを過ごした一家は
翌日も南国の美しい海で素晴らしい一日を過ごした。

開けて12月26日。
一家がホテルのプールでそれぞれにくつろいでいた時、無数の鳥が一斉に飛び立ち、
大地が大きく揺れた。
海の方に目をやると、ビーチのヤシの木が次々に押し倒され、
巨大な水の塊がホテルへと押し寄せてくる。
ヘンリーはとっさにトマスとサイモンを抱え上げ、
マリアはプールサイドで呆然としている長男ルーカスを呼んだ――

その後――
マリアとルーカスは大津波に呑み込まれ、濁流に押し流されていた。
大津波の直撃を受けながらも2人は水のない草むらにまで辿り着くことができた。
津波にもまれるさ中に重傷を負っていたマリアだが、移動中、子どもの泣き声を聞く。
津波の襲来に怯えるルーカスを説得し、小さな子どもを救出。
大木に避難していた3人はやがて地元の住民に救い出される。

f0165567_6165048.jpgマリアは病院に搬送されたが、そこは大勢のケガ人への対応で大混乱。
医師でもあるマリアは自ら薬剤を指定し、止血を要請する。
夫も下の息子たちも死んでしまったと思っている彼女は、ルーカスだけを残して
死ぬわけにはいかなかったのだ。
だが、心配するルーカスに向って「誰かのために何か役立つことをしなさい」と言い渡すマリア。
ルーカスは母親の言葉に応え、自分たちと同じように家族と離れ離れになった人たちの
肉親捜しに奔走する――

一方――
ヘンリー、トマス、サイモンは無事だった。
ヘンリーは7歳と5歳の幼い2人を安全な避難所へ送り出した後、妻と長男の安否を確認するため、
行動を起こそうとする。
だが、どうやって――
途方に暮れたまま、親切な男性が貸してくれた携帯で英国の父親に電話をかけ、泣き崩れるヘンリー。
そんな彼を力づけてくれたのはそこに居合わせた知らない人々だった。
「絶対、諦めない」
そう心に誓ったヘンリーは何ひとつ手がかりのない中、
病院や避難所をめぐって妻たちを捜し始める……

f0165567_617336.jpg

津波に流されていくシーンや、励まし合う被災者の姿。
大混乱の中、行方不明者を探す姿には臨場感以上のものを感じます。
実話ゆえベネット一家の無事はわかってはいるのですが、
それでも、津波にもまれるマリアとルーカスには拳を握りしめてみいってしまいました。
それにつけても奇跡的に助かったベネット一家の影に
そうでなかった人々がどれほどいたか、とあらためて考えてしまいます。

マリアを演じたナオミ・ワッツもヘンリー役のユアン・マクレガーの演技にも
エキセントリックな部分はなく、あの大災害に生きた家族を素直に演じていました。
子役の少年たちもこの惨劇を演じることにより、きっと心に大きく残るものがあったと思います。

2年を費やして準備され、60以上のロケ地で撮影された本作。
そのロケ地は実際の出来事が起こった場所でした。
驚くべき人数の人が亡くなった災害だったからこそ、
彼らへの哀悼と敬意をこめて映画を作らなくてはならなかったことでしょう。





今日もポチッとお願いできればうれしゅーございます。
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
☆6月8日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

インポッシブル
監督/J・A・バヨナ、脚本/セルヒオ・G・サンチェス、撮影/オスカル・ファウラ、美術/エウへニオ・カバレロ、音楽/フェルナンド・ベラスケス、SFX/パウ・コスタ、VFX/フェリックス・バージェス、製作/ベレン・アティエンサ
出演
ナオミ・ワッツ/マリア、ユアン・マクレガー/ヘンリー、トム・ホランド/ルーカス、オークリー・ペンダーガスト/サイモン、ジェラルディン・チャップリン/老婆
6月14日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
2012年、スペイン・アメリカ、カラー、115分、字幕翻訳/野崎文子
http://gacchi.jp/movies/impossible/

by Mtonosama | 2013-06-08 06:30 | 映画 | Comments(6)
インポッシブル -1-
THE IMPOSSIBLE

f0165567_540756.jpg

(C) 2012 Telecinco Cinema, S.A.U. and Apaches Entertainment, S.L.

2004年12月26日に起こったスマトラ島沖地震。
驚きました。
この大地震とその後の津波が、インド洋沿岸各地に大変な被害を与え、
住民はじめクリスマス休暇を楽しんでいた外国人観光客の命を奪ったことは記憶に新しいところです。
とのの近くにも「外国語学校の先生がタイに出かけていてまだ連絡がとれないのよ」と
心配する人がいました。

タイだけで5,000人以上が亡くなり、2,800人以上が行方不明、
1,400人以上の孤児を生みだす信じがたい大災害でした。

まさか、その7年後、日本がそれ以上の経験をすることになろうとは
当時は思いもしませんでした。

本作は、タイ・プーケット島で休暇を過ごしていた5人の家族がこの地震と津波に巻き込まれ、
バラバラになりながらも奇跡的に5人全員生還を果たした実話を映画化したものです。

f0165567_5564027.jpg

2011年3月11日を経験した私たちがこの映画を観ることには深い想いがあります。
また当事者の方々にとっては非常につらいことではないだろうか、とも思いました。

同様なことを本作のモデルとなったマリア・ベロンさんも語っています。

「バカンスで訪れ、誰も助けることができなかった自分たちがなぜ生き残ったのか。
そんなことばかり考えて、罪悪感からずっと何も話すことができなかった」

「3年たったある日、ラジオで経験を話す機会を与えられ、心が少し楽になった」 

マリアさんはフアン・アントニオ・バヨナ監督、脚本家のセルヒオ・G・サンチェス、
そして主演のナオミ・ワッツと何度も話し合い、自身の経験を説明したといいます。

「『なぜ、わたしたちだったのか?』とつい考えてしまう。
でも息子のサイモンに『そんなバカなこと、ずっと考えているの?』と言われて、
ハッとしました。答えの出ない問いより、生きている自分にできることをしようと思いました」


監督には
「被災した人の痛みと、それでも生きているという人の強さを描いてください」
とお願いしたということです。

 劇中の津波の描写の生々しさから、一時は公開が危ぶまれた経緯があった本作。
「そういう話も聞いているが、わたしは人間の知恵というものを信じている。
この映画を観る観ないはその人の判断だし、途中で席を立つ権利も観客にある。
ただ、あの映像は言葉では説明できない、わたしが水の中で実際に体験したことだし、
わたしを越えて、あの日亡くなられた人たちの、表すことのできない気持ちであるとも思っている」
http://www.cinematoday.jp/page/N0053034

f0165567_5433190.jpg

マリア・べロンさん、知的な風貌の女性です。


マリア・ベロン(本作主人公のモデル)
1965年10月11日、スペイン・マドリッド生まれ。現在47歳。バルセロナ自治大学・一般診療科を卒業し、メキシコシティで3年間心理療法士として活躍。夫キケの仕事の都合で日本・横浜に住んでおり、被災時は子育てのため休職していた。

自身の体験が映画化されるにあたり、マリア・ベロンは家族とともに脚本に全面協力。
心的外傷後ストレス障害に悩みながらも、「この映画は私たちの物語ではない。多くの、本当に多くの人々の物語なの」と本人が語るとおり、その使命感を持って、撮影現場にも立ち会った。また、ナオミ・ワッツとは撮影前・撮影中に渡り多くの時間を過ごすことで、その体験をまさに身をもって伝えた。ナオミ・ワッツは後に本年度アカデミー賞主演女優賞にノミネートされる。http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=7200

生き残ったことで自分を責めることもあったマリアさん。
災害は生き残った人にも大きな心の傷を与えますが、
その思いを表に出すことで傷を癒すことができたのですね。
であるならば、この映画を観ることで、感想を口にすることで、
気持が楽になる人もいるかもしれません。

本作を観て、あの出来事が再び鮮明に蘇ったとのは
当試写室での上映を自粛することも考えましたが、やはり上映させていただきます。

監督はJ・A・バヨナ。スマトラ島沖大地震をパニック映画としてではなく、
臨場感溢れる感動作として描き出しました。

さあ、どんなお話なのでしょうか。
続きは次回までお待ちください。



今日もポチッとお願いできればうれしゅーございます。
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
☆6月5日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

インポッシブル
監督/J・A・バヨナ、脚本/セルヒオ・G・サンチェス、撮影/オスカル・ファウラ、美術/エウへニオ・カバレロ、音楽/フェルナンド・ベラスケス、SFX/パウ・コスタ、VFX/フェリックス・バージェス、製作/ベレン・アティエンサ
出演
ナオミ・ワッツ/マリア、ユアン・マクレガー/ヘンリー、トム・ホランド/ルーカス、オークリー・ペンダーガスト/サイモン、ジェラルディン・チャップリン/老婆
6月14日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
2012年、スペイン・アメリカ、カラー、115分、字幕翻訳/野崎文子
http://gacchi.jp/movies/impossible/

by Mtonosama | 2013-06-05 06:12 | 映画 | Comments(8)