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タグ:ウディ・アレンの夢と犯罪 ( 1 ) タグの人気記事

ウディ・アレンかく語りき
ウディ・アレン インタビュー


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                           (c)GION

当試写室で2月末に上映した「ウディ・アレンの夢と犯罪」。
今回の作品は過剰なおしゃべりも説明もなく、じっくり見せてくれました。
しかし、監督、やはり話し足りなかったのか、インタビューで猛烈トークです。

え?ウディ・アレンのおしゃべりにはつきあいたくない、ですか?
お気持ちはわかります(笑)。

でも、こにくらしいウディ節炸裂で笑っちゃうはず。
いきます!

Q:「ウディ・アレンの夢と犯罪」ではイギリスの労働者階級が主人公ですね?

ウディ:ユアン・マクレガーとコリン・ファレル演じる二人の兄弟が金持ちの叔父の依頼を拒むことが
できないという状況を作り出すためには、彼らがお金の問題で窮地に陥る必要があったんだ。
僕は金持ちのことは簡単に描ける。
だって、パーク・アヴェニューや僕の子どもたちが通う私立学校の門で毎日彼らと接しているし
僕だってそこに属しているわけだからね。
貧しさ?それは子ども時代にたっぷり体験したよ。
だから、今回は古ぼけた脳みそをひっくり返して脚本を書いたんだ。

Q:今回の映画でも罪悪感について探求していますね?

ウディ:罪悪感というテーマには強い興味を持っているよ。
殺人は道徳的な側面と強迫観念的な側面から罪悪感というテーマを発展させ
掘り下げることを可能にしている。
2人の兄弟は同じ過去を持ち、同じ教育を受けているんだが
殺人に対して2人はまったく違った反応をとる。
1人は自分が陥った危険しか見ないし、もう1人は良心の呵責にとりつかれる。
良心の呵責を強調するのは実はとても簡単なんだ。
とても滑稽なことが起こるようにだってできるよ。
もし、これが別の時代のできごとで、僕が登場人物を演じていたとしたら
この作品を喜劇にしていたと思う。

Q:あなたは喜劇を捨てたんですか?

ウディ:僕がコメディを作ると、悲しい作品だね、と言われるんだ。
僕は悲観的だったかもしれない。
今、僕は30年前のように悲観的ではないよ。
でも、世界は今も悲劇的だね。
神はもう存在しないし、僕たちには自分たちの道徳的な選択しか残されていない。
僕の道徳的な選択はきわめてシンプルだよ。
愛と税金の他には何も重要なものはないってことさ。

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                ”アンジェラ役のヘイリー・アトウェルと”
            (c)2007 WOLVERINE PRODUCTIONS LIMITED.

ギリシャ悲劇がキーワードになっている新作「ウディ・アレン夢と犯罪」。
ウディ監督、悲劇についても大いに語ります。

Q:あなたの変化は観客に受け入れられましたか?

ウディ:僕には昔ニューヨーカーやフランス人といった観客のサークルがあった。
僕の映画はテキサスやミネソタでは1セントだって稼ぐことができなかったんだ。
そこから突然拡がっていった。おかげで資金調達が少しばかり簡単になったよ(笑)。

Q:「マッチポイント」や「ウディ・アレンの夢と犯罪」は暗い作品です。これは、今、あなたが束縛されないまじめな作者でいることができると感じているということでしょうか?

ウディ:僕はギリシャ悲劇の大ファンなんだ。
これらを今でもまだ上演できるなんて素晴らしいことだよね。
僕が最初に愛したものは悲劇だし、若い頃、本当に書きたかったものも悲劇なんだ。
物語や登場人物の悲劇的な次元について取り組むのは今も好きだよ。
イングマール・ベルイマンやテネシー・ウィリアムズ、アーサー・ミラーが好きだったな。
喜劇のことは考えていなかったんだよ。だけど、映画は建築と同様、金のかかる芸術だ。
「ウディは笑わすことができるヤツじゃないか?」と周囲が気づき
「退屈させないでくれ!」と言い始めたんだ。
でも、僕は自分の作品が根本的に変わったとは思わない。
僕は毎年1本の映画を撮るが、それは喜劇かもしれないし、悲劇かもしれない。
僕は滑稽でも、悲劇的でもなく、ただ現実的なだけだと思っているだけさ。

Q:現実というのは?

ウディ:不条理だよ。現実は、表面的に楽しい瞬間のある本質的な悲劇だ。
チャンスに恵まれている人もいれば、そうでない人もいる。
彼らは違う電車に乗って旅をするが、行先は同じ。
みんな歳をとり、病気になり、そして、死ぬ。これで終わり。The Endさ。

Q:あなたは絶望的な考えから逃れる方法として映画を作る、とよく語っていますね。
映画はあなたに活力を与えているものに思えます。


ウディ:映画作りは最高の気分転換であり、気晴らしなんだよ。
現実から逃避するためにも、ずっと映画に没頭していたかったんだ。
でも、今の僕は夜、家に帰ることが嬉しい。少し変わったのかもしれないね。


     ウディ・アレン監督 
     自信があって映画を撮り続けているのか
     毎年1本の映画を撮り続けている内に自信がついてきたのか
     それとも単なるポーズか

     いつも泳いでいるような目つきで、おどおどした印象のある監督
     “いやなヤツ!”と思いつつも、なんか気になる監督です。

(ウディ・アレン監督「ウディ・アレンの夢と犯罪」オフィシャル・インタビューより)

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♡3月4日に更新しました。いつも応援をありがとうございます♡
by mtonosama | 2010-03-04 06:30 | Comments(10)