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タグ:ウディ・アレン ( 8 ) タグの人気記事

ローマでアモーレ -2-
To Rome with Love

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(C)GRAVIER PRODUCTIONS,INC. photo by Philippe Antonello

約半世紀にわたって映画を撮り続けていながら、
基本的に変わらないウディ・アレンってすごいです。
例のごとく神経症的にイライラした彼がスクリーンに登場すれば、
「あ~あ、またかよ」と思いながらも、笑ってしまいますしね。
これぞ、映画のツボ。
寅さんであり、水戸黄門なのであります。
そう、ウディ・アレンは毎年1回のお約束。アメリカの寅さんなのかも。

ということで、ストーリーにいきます。

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ストーリー
エピソード1
NYからローマに訪れたヘイリー。ヴェネツィア広場で道を訊ねます。
たまたま声をかけた相手がイケメン弁護士のミケランジェロ。
二人はあっという間に恋に落ち、婚約しました。
娘のフィアンセに会うため、元オペラ演出家の父ジェリーと精神科医の母フィリスがローマへ。
父ジェリーと社会派弁護士ミケランジェロとの会話はいまいちかみ合わないけれど、
ジェリーは葬儀屋を営むミケランジェロの父ジャンカルロの驚くべき才能を発見します。
なんと彼は超一流の美声の持ち主だったのです。さあ、元オペラ演出家の血が騒ぎます。
ところが、ジャンカルロの美声はシャワーを浴びている間しか発揮できません。
ジャンカルロを担ぎ出してオペラ界への復帰を目論むジェリーが考え出した奇策とは?…

エピソード2
田舎からやってきた新婚さんアントニオとミリーがローマのテルミニ駅に到着。
新生活を始めようと、仕事を紹介してくれたアントニオの親戚に会うため、
ハネムーンを兼ねて花の都ローマへとやってきました。
ホテルにチェックインしたところで、ミリーが「美容院に行かなきゃ」と言い出します。
これがケチのつき始め。
一人で残されたアントニオの部屋をノックしたのは、
なんと人違いで派遣されてきた超セクシーなコールガール・アンナ。
「間違いだから」と逃げ回るアントニオがベッドへ押し倒されたなんとも間の悪いその時、
親戚が登場。
誤解を恐れたアントニオは彼女を妻と紹介するのでありました。
一方、慣れない都会で迷子になった妻・ミリーは映画の撮影現場に遭遇。
憧れの映画スター・サルタと対面し、有頂天。
ところが、このサルタときたら、とんでもないプレイボーイで、
ミリーをランチに誘い、その後はあわよくば、とH光線大噴射。
ところが、そのレストランにはアントニオと妻になりすましたコールガールのアンナはじめ、
親戚一同が…

エピソード3

かつてローマで建築を勉強したアメリカ人建築家ジョン。
30年前に暮らしたことのあるトラステヴェレ地区を散策中、建築家志望のジャックと出会います。
この街で恋人サリーと暮らすジャック。
ジョンにとっては自分の若い頃を見るようでありました。
そんなジャックとサリーが暮らすアパートにサリーの親友で売れない女優のモニカが転がり込むことに。
このモニカ、サリーの説明によれば、あらゆる男性を虜にする魅力の持主だとのこと。
でも、サリーにぞっこんのジャックは平気――だった筈なのに、
モニカにすっかり心を奪われてしまいます。
そんな様子を見てジョンはジャックに警告しますが…

エピソード4
ローマに住む平凡な中年男レオポルド。妻と2人の子ども。
平凡ながらも満たされた日々を送っていました。
そんなレオポルドの生活が一転。ある朝、出勤しようと家を出た途端、
大勢のマスコミに取り囲まれ、テレビ局の車に乗せられてしまいました。
そして、ニュース番組に出演!
キャスターから朝食のメニューを訊かれ、「トースト2切れとカフェオレ」と答えます。
と、それだけで、なんとローマで一番の超有名人に。
街を歩けばサイン攻め、映画のプレミア上映にもレッドカーペットを踏みながらの登場。
美女たちはこぞって彼のベッドにやってきます。夢のようなセレブ生活。
でも、どこに行ってもパパラッチにつきまとわれ、一挙手一投足に注目される生活に
疲れてしまったレオポルド。さあ、一体どうなっていくのでしょう…

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街かどで交通整理する警官が下手くそな英語でローマの素晴らしさを語り、
やがて4つのエピソードがアップテンポで展開。
そして、またおまわりさんの下手くそな英語で無事エンディングを迎えます。
イントロ、アドリブ、エンディングへ。
ジャズ的な進行で、いつものように忙しくはありますが、
安心して観ていられるウディの映画はやはりアメリカの寅さんかも。

いやぁ、それにしても、ペネロペ・クルスはグラマラスです。
「苦い米」(‘49)のシルヴァーナ・マンガーノの肉体に圧倒された
幼い日を思い出しましたよ。
「外国の女の人はすごいなぁ」と幼児だったとのはびっくりしたものです。
肉体の存在感というのも映画の重要なポイントですねぇ。





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ローマでアモーレ
監督・脚本/ウディ・アレン、製作/レッティ・アロンソン、スティーヴン・テネンバウム、ジャンパオロ・レッタ、ファルータ・アラタン、共同製作/ヘレン・ロビン、デヴィッド・ニコルズ、撮影監督/ダリウス・コンジ
出演
ウディ・アレン/ジェリー、アレック・ボールドウィン/ジョン、ロベルト・べニー二/レオポルド、ペネロペ・クルス/アンナ、ジュディ・デイヴィス/フィリス、ジェシー・アイゼンバーグ/ジャック、グレタ・ガーウィグ/サリー、エレン・ペイジ/モニカ
6月8日(土)新宿ピカデリー&Bunkamuraル・シネマ他にて全国ロードショー
2012年、アメリカ=イタリア=スペイン、1時間51分、日本語字幕/石田泰子、後援/イタリア大使館、イタリア文化会館、協力/イタリア政府観光局(ENIT)、提供/角川書店、ロングライド、配給/ロングライド、http://romadeamore.jp/

by Mtonosama | 2013-06-02 06:25 | 映画 | Comments(6)
ローマでアモーレ -1-
To Rome with Love

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(C)GRAVIER PRODUCTIONS,INC. photo by Philippe Antonello

いや、しかし、ウディ・アレンという人は実にマメな監督さんです。
毎年、毎年、よく新作がつくれるものだと感心します。
「ミッドナイト・イン・パリ」の印象もまだ真新しいまま、というのにもう新作ですもん。

あの性格ですから(って、おつきあいをしたことはありませんが)、
1年経って時期がくると新作を出さないことには不安になってしまうのでしょうかね。
当たり外れがあろうが、好き嫌いがあろうが、やることはやるってところがすごいです。

今さらながら、彼のご紹介をさせていただけば、

1935年ニューヨーク州ブルックリン生まれ。ユダヤ系の家庭に育ち、映画、ジャズ、コミック、手品に傾倒し、高校在学中にギャグライターとしてデビュー。その後もライター、放送作家として新聞やラジオにギャグを提供。1960年からはスタンダップ・コメディアンとして活躍した。1965年、脚本も担当した「何かいいことないか子猫チャン」(クライブ・ドナー監督)で映画俳優として、翌66年”What’s up,Tiger Lily?”(日本未公開)で監督デビュー。
「ミッドナイト・イン・パリ」で作品賞を含むアカデミー賞4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞。本作に続く最新作はサンフランシスコを舞台にしたケイト・ブランシェット、アレック・ボールドウィン出演の”Blue Jasmine”。

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日本未公開映画を含めれば、監督作品は44本にのぼります。
1965年の「何かいいことないか子猫チャン」(脚本・出演)から数えれば、約半世紀の間、
ほぼ毎年のように脚本書いたり、監督したり、出演したり、声優やったり(!)。
そして、もう今年は78歳。いや、ほんと、お達者です。

前作「ミッドナイト・イン・パリ」では久々に素敵なウディ映画を楽しませてもらいましたが、
本作はまたまたウディ監督の悪い癖が出たような忙しい映画でした。
ご本人も出演していましたしね。
(個人的にはご本人が出演しない方が好きでして・・・・・)

舞台はパリからローマへ。
オペラに、コロッセウムに、気の良いコールガール。
ローマの楽しさを十二分に味わえる作品ではあります。
コールガールがローマの楽しさを代弁するものかどうかは、未経験ゆえになんともいえませんが。

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その上、
「それでも恋するバルセロナ」(‘08)http://mtonosama.exblog.jp/11353830/ 
に続き、ウディ作品には二度目の出演となるペネロペ・クルス、
「ライフ・イズ・ビューティフル」(‘97)のロベルト・べニー二、
「レッド・オクトーバーを追え!」(‘90)のアレック・ボールドウィン。
(彼、えらく貫禄が出てきてがっかり(いえ、びっくり)しました)
あ、それからウディ・アレン。
といった豪華出演者たち。

この4人の名優たちを軸にしたエピソードが、
例のごとくめくるめくスピード感で展開されるのが本作「ローマでアモーレ」です。

当試写室主の好き嫌いはさておいて、
ローマの観光名所や、ペネロペ・クルスの豊満なバディ。
かなりイライラさせられるウディ・アレン演じる花嫁の父、
本作が映画デビューとなるテノール歌手ファビオ・アルミリアートのなんともザンネンな歌い手ぶり。
怒ったり笑ったりしながら、1800円(1000円)分の元をとることはできると思います。

さあ、一体どんなお話なのでしょう。
続きは次回まで乞うご期待でございます。



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ローマでアモーレ
監督・脚本/ウディ・アレン、製作/レッティ・アロンソン、スティーヴン・テネンバウム、ジャンパオロ・レッタ、ファルータ・アラタン、共同製作/ヘレン・ロビン、デヴィッド・ニコルズ、撮影監督/ダリウス・コンジ
出演
ウディ・アレン/ジェリー、アレック・ボールドウィン/ジョン、ロベルト・べニー二/レオポルド、ペネロペ・クルス/アンナ、ジュディ・デイヴィス/フィリス、ジェシー・アイゼンバーグ/ジャック、グレタ・ガーウィグ/サリー、エレン・ペイジ/モニカ
6月8日(土)新宿ピカデリー&Bunkamuraル・シネマ他にて全国ロードショー
2012年、アメリカ=イタリア=スペイン、1時間51分、日本語字幕/石田泰子、後援/イタリア大使館、イタリア文化会館、協力/イタリア政府観光局(ENIT)、提供/角川書店、ロングライド、配給/ロングライド、http://romadeamore.jp/

by Mtonosama | 2013-05-29 06:52 | 映画 | Comments(8)
ミッドナイト・イン・パリ -2-
Midnight in Paris

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PhotobyRogerArpajou(C)2011Mediaproduccion,S.L.U.,VersatilCinema,S.L.andGravierProductions,Inc.

1920年代のパリ。
主人公ギルが憧れるこの時代はエコール・ド・パリの多くの画家たちが日々酒を飲み、
アーネスト・ヘミングウェイやF・スコット・フィッツジェラルドらがパーティに明け暮れていた時代。
この頃、ガートルード・スタインがヘミングウェイのことをロストジェネレーションの作家と呼びました。
映画ではキャシー・ベイツが演じたこのガートルードいう女性。
アメリカの著述家、美術収集家で、パリに芸術家たちが集うサロンを開いていた人です。
華やかで、自堕落で、芸術的で、いかにも売れっ子脚本家が憧れそうな時代ではあります。
さあ、どんなお話かというと


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ストーリー
花の都パリ。
ハリウッドの売れっ子脚本家のギルはビバリーヒルズに豪邸を購入できるほどの高額所得者ですが、
実のところ、娯楽映画のシナリオ書きにはもうウンザリ。
本格的な作家になるため、パリに移住することを夢みています。
ところが、現実主義者の婚約者イネズが望むのは安定したリッチな生活。
意見の合わない2人の前に、イネズのボーイフレンド・ポールが現れました。
芸術や歴史について博識ぶりをひけらかすいけすかないヤツです。

第1夜
ポールと踊りにいったイネズと別れ、夜のパリを散策するギル。
ホテルへの帰り道がわからなくなり、座り込んでいると時計台が12時の鐘を打ちました。
そこへ現れた1台のクラシックカー。おしゃれで気のいい酔っ払いたちがギルを車へ誘います。
車が向かった先はとあるパーティ会場。
そこで出会ったアメリカ人カップルはスコット&ゼルダ・フィッツジェラルドと名乗ります。
あれ?あの偉大な作家夫婦と同姓同名ではありませんか!
おや、ピアノを弾いている男はコール・ポーター?
え!パーティの主催者はジャン・コクトーだって!?
なんと、ここはギルがさっきまでいた2010年のパリではなく、1920年のパリのパーティ会場でした。
さらにパーティの後、流れて行ったバーではギルが敬愛してやまないアーネスト・へミングウェイに
紹介されたのです。

第2夜
興奮さめぬまま、再び昨夜の場所に向い、あの車に乗り込むギル。
車にはへミングウェイが乗っています。
そして、彼に連れられていったのはガートルード・スタイン女史が主宰するサロン。
そこで女史と絵画論を闘わせていたのはなんとパブロ・ピカソでした。
ギルはピカソの愛人アドリアーナに心を奪われ、彼女もまたギルに興味津津。

第3夜
今宵のパーティ会場は華やかな遊園地。再び出会ったアドリアーナの美しさは輝くばかり。
誰もいない静まり返った真夜中のパリをそぞろ歩くふたり。
そこで出会ったのはスコット・フィッツジェラルドと夫婦喧嘩してセーヌの流れに
身を投げようとしているゼルダでした。
彼女を鎮める際、思わず婚約者イネズのことを口にし、アドリアーナと気まずく別れたギル。
ひとり取り残され、サルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル、マン・レイと共にシュールレアリスティックな夜を過ごすことに。

第4夜
T・S・エリオットと乗り合わせ、ガートルード女史のサロンを訪れたギル。
アドリアーナはヘミングウェイと連れだってキリマンジャロへ出かけ不在でしたが、
ギルの小説を読んだ女史は「あなたの小説は異色でSFのようだわ」と褒めてくれるのでした。

第5夜
夜は1920年のパリ、昼は小説の手直しに没頭するギル。
その間に、イネズといけすかないポールとの仲は深まっていくばかり。
でも、今晩もまたタイムトリップ。
そこで出会ったのはキリマンジャロから帰ってきていたアドリアーナでした。
ギルは今こそチャンスとばかりにアドリアーナと激しくも甘い口づけを交わします。
恋に酔いしれるふたりの前に現れたのは時代がかった1台の馬車。
ふたりが着いたのは伝説のレストラン、マキシム。なんと、そこは1890年のパリ!
マキシムに居並ぶロートレック、ドガ、ゴーギャン、まさにベル・エポックの画家たち。
彼らは口々にルネッサンス期の素晴らしさを語り、
アドリアーナはこのまま華やかなベル・エポックのパリに留まりたいと言い出します。
1920年こそ理想の黄金期だと信じてきたギルの頭は大混乱。
どうなる?ギル、どうする?ギル……

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素敵な設定だと思いません?
ギルならずともこんな状況に陥ってみたいものです。
大混乱中のギルには気の毒だけれど、ま、良い結末をみつけてくれるとは思いますよ。

ギルもアドリアーナもロートレックも、過ぎてしまった時代を恋い慕うんですね。
昔は良かったなぁ、という思いは誰しも抱くものですが、
懐古趣味は夜の魔法の中だけにしておきましょう。
お昼の世界のギルも気にはなりますし。

しかし、ウディ・アレンの職人気質なこの展開。
そして、映画の素直な流れ、と同時に、レトロな中にもきらびやかなパリの夜。
1950年代のハリウッドの良い部分をすべて落とし込んだ映画じゃないでしょうかね。
良かったですよね。1950年代って・・・・・

あれ?





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ミッドナイト・イン・パリ
監督・脚本/ウディ・アレン、製作/レッティ・アロンソン、スティーヴン・テネンバウム、ハウメ・ロウレス、製作総指揮/ハビエル・メンデス、撮影監督/ダリウス・コンジ
出演
キャシー・ベイツ/ガートルード・スタイン、エイドリアン・ブロディ/サルバドール・ダリ、カーラ・ブルーニ/美術館ガイド、マリオン・コティヤール/アドリアナ、レイチェル・マクアダムス/イネズ、マイケル・シーン/ポール、オーウェン・ウィルソン/ギル、ニーナ・アリアンダ/キャロル、カート・フラー/ジョン、トム・ヒドルストン/F・スコット・フィッツジェラルド、ミミ・ケネディ/ヘレン、アリソン・ビル/ゼルダ・フィッツジェラルド、レア・セドゥ/ガブリエル、コリー・ストール/アーネスト・ヘミングウェイ
5月26日(土)東京ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ他全国ロードショー
2011年、スペイン=アメリカ合作、カラー、1時間34分、英語、フランス語、日本語字幕/石田泰子、提供/角川書店、ロングライド、東宝、配給/ロングライド
http://www.midnightinparis.jp/

by Mtonosama | 2012-05-19 07:14 | 映画 | Comments(13)
ミッドナイト・イン・パリ -1-
Midnight in Paris

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PhotobyRogerArpajou(C)2011Mediaproduccion,S.L.U.,VersatilCinema,S.L.andGravierProductions,Inc.


ウディ・アレンという人は本当に多作な監督です。
好き嫌いはあると思うんです。とのもこの監督はどちらかといえば、あまり好きなタイプではありません。
でも、これほど規則正しく、ほぼ毎年、映画を発表するということはなかなかできることではないと思います。
それゆえに鼻につくということもあるかもしれませんけどね。

とのが当試写室を開室してから、今月でちょうど4年目に入りましたが、
あまり好きなタイプではないと言っているにもかかわらず、既に、
「それでも恋するバルセロナ」http://mtonosama.exblog.jp/11353830/
「ウディ・アレンの夢と犯罪」http://mtonosama.exblog.jp/12899266/ http://mtonosama.exblog.jp/12924989/
と2本上映していました。

彼の監督作品だけでも、もうウンザリするほどあるし、
おまけに出演作、声の出演まで含めたら、この小さな試写室はパンクしてしまいます。

今年で77歳になるウディ・アレン。
巨匠と呼べるお歳でもありますから、受賞したアカデミー賞も、作品賞・監督賞各1回(「アニー・ホール」)、
脚本賞3回(「アニー・ホール」、「ハンナとその姉妹」、「ミッドナイト・イン・パリ」)と大変なものです。
本作で今回見事3度目のアカデミー賞脚本賞に輝いたウディ。
でも、いつも通り授賞式には姿を見せませんでしたけどね。

ウディ・アレンといえばNYですが、本作「ミッドナイト・イン・パリ」はタイトル通りパリが舞台。
「NYに住んでいるのでなければ、一番愛する街はパリだ」と言明するウディ・アレンが、
どんな映画を撮ったのか、嫌いといいながらも期待してしまいます。

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エッフェル塔に、凱旋門に、モネの睡蓮の池に、セーヌ河。
これは「地球の歩き方」?と見まごうパリの名所がこれでもか、と登場します。
そして、バックに流れるせわしないナレーション。
はいはい、お約束のウディ節ですね。
いやみでスノッブなインテリ男も登場しますし、
はたから見ればちょっと変だけど、自分だけはまともな人間と思いこんでる主人公もいつも通りかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。どこか違うような気がします。
なんか、いつもより夢見がちなんです。
どこかファンタジックで、いつものウディ・アレンらしくありません。
もちろん、早口で饒舌なウディ・アレン節がなく、いやみなスノッブ男さえ登場しなければ、ですけどね。

さあ、夢と言いましたが、どんな夢でしょう。

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主人公の売れっ子脚本家ギルが憧れているのは、1920年代のパリ。
彼は、ダリやヘミングウェイ、F・スコット・フィッツジェラルドが活躍したパリこそが
まさに芸術家にとっての黄金期だと信じて疑いません。
自分もそんな匂いを感じられるパリに暮らしたい、と夢見ています。

今の自分とは違う自分---
ギルのみならず誰でもひそかに夢見る自分です。

さあ、そんなギルにパリの夜が魔法をかけますよ。
一体、どんなお話でしょうか?
乞うご期待でございます。



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ミッドナイト・イン・パリ
監督・脚本/ウディ・アレン、製作/レッティ・アロンソン、スティーヴン・テネンバウム、ハウメ・ロウレス、製作総指揮/ハビエル・メンデス、撮影監督/ダリウス・コンジ
出演
キャシー・ベイツ/ガートルード・スタイン、エイドリアン・ブロディ/サルバドール・ダリ、カーラ・ブルーニ/美術館ガイド、マリオン・コティヤール/アドリアナ、レイチェル・マクアダムス/イネズ、マイケル・シーン/ポール、オーウェン・ウィルソン/ギル、ニーナ・アリアンダ/キャロル、カート・フラー/ジョン、トム・ヒドルストン/F・スコット・フィッツジェラルド、ミミ・ケネディ/ヘレン、アリソン・ビル/ゼルダ・フィッツジェラルド、レア・セドゥ/ガブリエル、コリー・ストール/アーネスト・ヘミングウェイ
5月26日(土)東京ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ他全国ロードショー
2011年、スペイン=アメリカ合作、カラー、1時間34分、英語、フランス語、日本語字幕/石田泰子、提供/角川書店、ロングライド、東宝、配給/ロングライド
http://www.midnightinparis.jp/

by Mtonosama | 2012-05-16 06:20 | 映画 | Comments(6)
ウディ・アレンかく語りき
ウディ・アレン インタビュー


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                           (c)GION

当試写室で2月末に上映した「ウディ・アレンの夢と犯罪」。
今回の作品は過剰なおしゃべりも説明もなく、じっくり見せてくれました。
しかし、監督、やはり話し足りなかったのか、インタビューで猛烈トークです。

え?ウディ・アレンのおしゃべりにはつきあいたくない、ですか?
お気持ちはわかります(笑)。

でも、こにくらしいウディ節炸裂で笑っちゃうはず。
いきます!

Q:「ウディ・アレンの夢と犯罪」ではイギリスの労働者階級が主人公ですね?

ウディ:ユアン・マクレガーとコリン・ファレル演じる二人の兄弟が金持ちの叔父の依頼を拒むことが
できないという状況を作り出すためには、彼らがお金の問題で窮地に陥る必要があったんだ。
僕は金持ちのことは簡単に描ける。
だって、パーク・アヴェニューや僕の子どもたちが通う私立学校の門で毎日彼らと接しているし
僕だってそこに属しているわけだからね。
貧しさ?それは子ども時代にたっぷり体験したよ。
だから、今回は古ぼけた脳みそをひっくり返して脚本を書いたんだ。

Q:今回の映画でも罪悪感について探求していますね?

ウディ:罪悪感というテーマには強い興味を持っているよ。
殺人は道徳的な側面と強迫観念的な側面から罪悪感というテーマを発展させ
掘り下げることを可能にしている。
2人の兄弟は同じ過去を持ち、同じ教育を受けているんだが
殺人に対して2人はまったく違った反応をとる。
1人は自分が陥った危険しか見ないし、もう1人は良心の呵責にとりつかれる。
良心の呵責を強調するのは実はとても簡単なんだ。
とても滑稽なことが起こるようにだってできるよ。
もし、これが別の時代のできごとで、僕が登場人物を演じていたとしたら
この作品を喜劇にしていたと思う。

Q:あなたは喜劇を捨てたんですか?

ウディ:僕がコメディを作ると、悲しい作品だね、と言われるんだ。
僕は悲観的だったかもしれない。
今、僕は30年前のように悲観的ではないよ。
でも、世界は今も悲劇的だね。
神はもう存在しないし、僕たちには自分たちの道徳的な選択しか残されていない。
僕の道徳的な選択はきわめてシンプルだよ。
愛と税金の他には何も重要なものはないってことさ。

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                ”アンジェラ役のヘイリー・アトウェルと”
            (c)2007 WOLVERINE PRODUCTIONS LIMITED.

ギリシャ悲劇がキーワードになっている新作「ウディ・アレン夢と犯罪」。
ウディ監督、悲劇についても大いに語ります。

Q:あなたの変化は観客に受け入れられましたか?

ウディ:僕には昔ニューヨーカーやフランス人といった観客のサークルがあった。
僕の映画はテキサスやミネソタでは1セントだって稼ぐことができなかったんだ。
そこから突然拡がっていった。おかげで資金調達が少しばかり簡単になったよ(笑)。

Q:「マッチポイント」や「ウディ・アレンの夢と犯罪」は暗い作品です。これは、今、あなたが束縛されないまじめな作者でいることができると感じているということでしょうか?

ウディ:僕はギリシャ悲劇の大ファンなんだ。
これらを今でもまだ上演できるなんて素晴らしいことだよね。
僕が最初に愛したものは悲劇だし、若い頃、本当に書きたかったものも悲劇なんだ。
物語や登場人物の悲劇的な次元について取り組むのは今も好きだよ。
イングマール・ベルイマンやテネシー・ウィリアムズ、アーサー・ミラーが好きだったな。
喜劇のことは考えていなかったんだよ。だけど、映画は建築と同様、金のかかる芸術だ。
「ウディは笑わすことができるヤツじゃないか?」と周囲が気づき
「退屈させないでくれ!」と言い始めたんだ。
でも、僕は自分の作品が根本的に変わったとは思わない。
僕は毎年1本の映画を撮るが、それは喜劇かもしれないし、悲劇かもしれない。
僕は滑稽でも、悲劇的でもなく、ただ現実的なだけだと思っているだけさ。

Q:現実というのは?

ウディ:不条理だよ。現実は、表面的に楽しい瞬間のある本質的な悲劇だ。
チャンスに恵まれている人もいれば、そうでない人もいる。
彼らは違う電車に乗って旅をするが、行先は同じ。
みんな歳をとり、病気になり、そして、死ぬ。これで終わり。The Endさ。

Q:あなたは絶望的な考えから逃れる方法として映画を作る、とよく語っていますね。
映画はあなたに活力を与えているものに思えます。


ウディ:映画作りは最高の気分転換であり、気晴らしなんだよ。
現実から逃避するためにも、ずっと映画に没頭していたかったんだ。
でも、今の僕は夜、家に帰ることが嬉しい。少し変わったのかもしれないね。


     ウディ・アレン監督 
     自信があって映画を撮り続けているのか
     毎年1本の映画を撮り続けている内に自信がついてきたのか
     それとも単なるポーズか

     いつも泳いでいるような目つきで、おどおどした印象のある監督
     “いやなヤツ!”と思いつつも、なんか気になる監督です。

(ウディ・アレン監督「ウディ・アレンの夢と犯罪」オフィシャル・インタビューより)

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by mtonosama | 2010-03-04 06:30 | Comments(10)
ウディ・アレンの夢と犯罪
 -2-

Cassandra’s Dream

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(c)2007 WOLVERINE PRODUCTIONS LIMITED.

カサンドラ―――すぐれた予言力を持ちながら、誰にも信じてもらえない予言者。
信じてもらえない予言など、なんの役に立ちましょう。
市民たちはカサンドラの警告を聞き入れず、トロイの木馬を市中にひきいれ
自ら滅亡へ陥ちて行ったのですから…

ストーリー

イアン・ブレイン(ユアン・マクレガー)は父親が営むロンドン南部のレストランで働きながら
バラ色の未来を夢見ていました。
カリフォルニアのホテル事業に投資し
その配当を元手にビジネスマンとして新たな人生を踏み出す――
それは、労働者階級の日常に満足できないイアンが思い描く夢でした。

弟テリー(コリン・ファレル)にもささやかな夢があります。
自動車修理工場に勤め、酒とギャンブルを楽しむ気楽な日々を送るテリーは
いつか恋人ケイト(サリー・ホーキンス)と一緒に暮らすための庭付き一戸建て住宅を
購入することを夢みていました。

性格も夢も正反対の兄弟ですが、仲の良い2人は格安で売りに出されていた
クルーザーをローンで共同購入します。
船にはカサンドラズ・ドリーム号と名付けました。
カサンドラズ・ドリームというのはテリーがドッグレースで大穴を当てた犬の名前。
しかし、その船は前の所有者が死亡したため売りに出されていたものでした。
そんな不吉なことなど意に介さないほど希望に燃えた2人は
素晴らしい初航海を満喫します。

まもなくイアンは運命的な出会いをします。
ドライブの帰途、車の故障で困っていたアンジェラ(ヘイリー・アトウェル)という若い女優を助け
お礼に彼女が出演する舞台に招待されたのです。
アンジェラの周囲には多くの男がとりまき、美しい彼女は光輝くようでした。
イアンはテリーの修理工場から借り出した高級車で彼女とデートします。
そして、とある港町のホテルでアンジェラと結ばれます。
イアンには前途洋々たる未来が待っていました。

《不吉》という名を持つカサンドラの手はまずテリーの肩を叩きます。

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テリーがマイホームの資金稼ぎのために手を出したギャンブルで
9万ポンドもの借金を作ってしまったのです。
テリーに泣きつかれたイアンはレストランの金庫から
金を持ち出して渡しますが、焼け石に水。

そのとき、現れた助け舟。
一族きっての大金持ち、美容関係の仕事を手広く展開する叔父のハワード(トム・ウィルキンソン)です。
叔父なら、テリーの借金も、イアンのホテル投資の資金も、払ってくれる――
ところが、その叔父からとんでもない交換条件が切り出されました。
「マーティン・バーンズという男を処分してくれ」

近々、伯父の財団に税務調査が入り、以前の同僚であるマーティン・バーンズの証言によって
叔父の行ってきた違法行為が暴露されるというのです。
それは叔父の破滅を意味していました。

悩みぬく兄弟。2人の出した結論とは…


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「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」
――「アンナ・カレー二ナ」(トルストイ著)の有名な一節です。

ウディ・アレン特有のせっかちな語り口はかなり抑制されてはいるものの
御大ウディの持ち味なのでしょう。ワンシーン、ワンシーンを畳み掛けるように展開していきます。
そんなウディ・アレン号に揺られながら
本作を楽しんでいる内にふと心に浮かんだのが上の一節でした。

夢見るときはとりどりでも、夢が壊れるときは皆同じなのかもしれないな
と本家アンナ・カレー二ナとは少し違う警句を思いついた殿です。

The End.

ウディ・アレンの夢と犯罪
監督・脚本/ウディ・アレン
出演
ユアン・マクレガー/イアン、コリン・ファレル/テリー、ヘイリー・アトウェル/アンジェラ、サリー・ホーキンス/ケイト、トム・ウィルキンソン/ハワード、フィル・デイヴィス/マーティン・バーン、ジョン・ベンフィールド/イアンとテリーの父親、クレア・ヒギンス/イアンとテリーの母親
2007、イギリス、108分、提供:ニューセレクト、配給:アルバトロス・フィルム
3月20日より恵比寿ガーデンシネマほか全国順次ロードショー
www.yume-hanzai-movie.com


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by mtonosama | 2010-02-23 05:25 | Comments(10)
ウディ・アレンの夢と犯罪
 -1-

Cassandra’s Dream

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(c)2007 WOLVERINE PRODUCTIONS LIMITED.

また、ウディ・アレン?
そう思われる方、多いと思います。
74歳になる今も1年に1本の映画を撮り続けている多作の監督ですものね。
当試写室でも昨年7月「それでも恋するバルセロナ」を上映したばかりです。

映画に、おしゃべりなものとそうでないものがあるとしたら、
ウディの作品は確実におしゃべりです。それも、超早口の。
そこがイヤという方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
実は殿もそうです。

しかし、今回の「ウディ・アレンの夢と犯罪」は比較的もの静かな作品
(それでも「海の沈黙」よりはにぎやかです。もちろん)。
ロンドン近郊のヨットハーバーや
薄曇りの空、それを映し込んだ鈍色の海
カサンドラズ・ドリーム号という名の帆をおろしたクルーザー。
悲劇的な終末をなんとなく予測させるようなファーストシーンです。


f0165567_9594017.jpg

ユアン・マクレガーとコリン・ファレルの渋さも
本作を従来のウディ作品と差別化する要因でしょうか。

ユアン・マクレガーはスコットランド出身
コリン・ファレルはアイルランド出身ということもあり
北国の重厚さというか、どこか不器用だけど一生懸命というか
NYのおしゃれで、インテリっぽいんだけど、なんか軽いノリとは違った雰囲気を漂わせます。
良いなぁ。ロンドン。
そうそう、本作は「マッチポイント」「タロットカード殺人事件」に続く
ロンドン3部作の締めくくりということです。
普段の饒舌さが少し影をひそめた、ウディらしくない作品にしあがっていますよ。

邦題では「ウディ・アレンの夢と犯罪」という符号みたいなタイトルになっていますが
原題は”Cassandra’s Dream”。題名からして悲劇的です。
カサンドラというのはギリシア神話に登場する予言者で、まさに悲劇の王女。
その「カサンドラの夢」というのですから、これは大いなる悲劇を予感させます。
(しかし、ヨットの名前にこのような縁起の悪い名前をつける、というのも不思議です)

カッサンドラー(希:Κασσάνδρα)は、ギリシア神話に登場するトロイアの王女。
悲劇の予言者として知られる。プリアモス王とヘカベーとの間に生まれた。
トロイアの英雄ヘクトールと「パリスの審判」で知られトロイアに戦乱と滅亡をもたらしたパリスを兄に持つ。
同じく予言能力を持つヘレノスとは双子だという。
アポローンに愛され、予言能力を授かったカッサンドラー。
しかし、その力を授かった瞬間
アポローンの愛が冷めて自分を捨て去る未来が見えてしまったため、彼の愛を拒絶してしまう。
そのため、カッサンドラーの予言は
誰にも信じられることのないように運命づけられてしまったという。

カッサンドラーは、パリスがヘレネーをさらってきたときも
トロイアの木馬を市民が市内に運び込もうとしたときも
これらが破滅につながることを予言して抗議したが、誰も信じなかった。
トロイア陥落の際、小アイアースにアテーナーの神殿の中で陵辱されたカッサンドラ。
小アイアースは、これによってアテーナーの怒りを買い
ギリシアへの航海の途中で溺死させられた。
カッサンドラーはアガメムノーンの戦利品となり、ミュケーナイにつれてゆかれ
アガメムノーンと共に、アガメムノーンの妻クリュタイムネーストラーの手にかかり
命を落とした。
これにちなんで、イタリア語では日常の会話で「カッサンドラー」は
「不吉、破局」といった意味を持たせて使う。(Wikipediaより)

と、カサンドラまでが、登場したところで、おあとは後編に続きます。

To be continued.

ウディ・アレンの夢と犯罪
監督・脚本/ウディ・アレン
出演
ユアン・マクレガー/イアン、コリン・ファレル/テリー、ヘイリー・アトウェル/アンジェラ、サリー・ホーキンス/ケイト、トム・ウィルキンソン/ハワード、フィル・デイヴィス/マーティン・バーン、ジョン・ベンフィールド/イアンとテリーの父親、クレア・ヒギンス/イアンとテリーの母親
2007、イギリス、108分、提供:ニューセレクト、配給:アルバトロス・フィルム
3月20日より恵比寿ガーデンシネマほか全国順次ロードショー
www.yume-hanzai-movie.com


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by mtonosama | 2010-02-20 06:30 | Comments(8)
それでも恋する
バルセロナ

Vicky Christina Barcelona

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      (C)2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.

バルセロナって絵になります。まだ行ったことはありませんけど…
サグラダ・ファミリアやグエル公園。
青い空とあの建造物。夏のバルセロナ。

絵どころか、映画になっちゃいました。
それもウディ・アレン監督です。
    ウディ・アレン?

    ウディ・アレンといえばNY、そして、NYといえばウディ・アレンです。
    バルセロナと彼との取り合わせには?!

    好悪が分かれるところでしょうが
    バルセロナを十分に満喫できることは保証します。
    だって、ウディ自身
    「脚本を書き始めた段階から
    バルセロナをキャラクターの1人にしたような物語にしたいと思っていた」

    と言っているくらいですから。

彼は監督作品だけで40本近く撮っていますし
たまにはNY以外の舞台で映画を撮ってみたくなったのでしょうか?
「バルセロナという街が大好きで、敬意を表したかった」
とも言っていますしね。
案外、このミスマッチが楽しかったりするのかもしれません。

今回はウディお気に入りの最近のミューズ、スカーレット・ヨハンソンに加え
ペネロペ・クルス、ハビエル・バルダムという濃厚なスペイン人俳優が
映画を盛りたてます。
あ、忘れちゃいけない。いかにもウディ・アレン好みのレベッカ・ホールも
NYのインセンスを漂わせていますよ。

                
《ストーリー》
バルセロナ・プラット空港に到着したヴィッキーとクリスティーナ。
        憧れのバルセロナでバカンスを過ごします。
        この2人、親友ですが、恋愛観は正反対。
        ブロンド・ゴージャス美女のクリスティーナは情熱的な恋を求めるタイプ。
        まじめでクールなヴィッキーが男性に望むものは誠意と安定。
        既に婚約だってしています。

        ヴィッキーの親戚の家に滞在し、ガウディの建築やミロの作品に酔いしれる2人。
        ある晩、パーティで画家のフアン・アントニオと出会います。
        男性的な魅力を発散する彼は、最近、元妻に殺されかけたばかり(!)。
        ヴィッキーは眉をひそめますが、クリスティーナは興味津津。
        パーティの後、深夜のレストランで2人は偶然フアン・アントニオと再会。
        彼は2人をオビエドへの小旅行に誘います。

        オビエドで楽しい時間を過ごした3人。
        ですが、彼と関係を持ったのはなんと婚約中のヴィッキー。
        彼とのひと時を忘れられなくなってしまいました。
        ところが婚約者のダグがバルセロナにやってきて、早く結婚しようと言い出します。

        一方、クリスティーナもフアン・アントニオとめくるめく時間を持ち
        一緒に暮らすことに。
        芸術家の恋人として、満ち足りた日を過ごすクリスティーナでしたが
        そこへフアン・アントニオの元妻マリア・エレーナが転がり込んできて…

と、まあ、なんともドタバタした恋愛コメディです。

「望まないものはわかるけど、望むものはわからないの」
と、いつも何かを追いかけているクリスティーナ。
人生設計は完璧のヴィッキー。
「人生は無意味だから楽しむべきだ」と本能全開のフアン・アントニオ。
すばらしい才能を持っているのに、その激しすぎる性格ゆえに
周囲を傷つけ、自分も傷つくマリア・エレーナ。

良いものが悪くて、悪いものが良い…
とかく人生って思った通りにはなりません。

3人のまったく性格の異なる女たちと
「今が楽しければいいのさ」とその調子良さと優しさゆえに
いつも泥沼に足をとられている男の織りなす物語。
さて、ウディ・アレンはもうひとりのキャストであるバルセロナに
どんな役割を演じさせているのでしょうか。


それでも恋するバルセロナ
脚本・監督/ウディ・アレン
キャスト
レベッカ・ホール/ヴィッキー、スカーレット・ヨハンソン/クリスティーナ
ハビエル・バルデム/ファン・アントニオ、ペネロペ・クルス/マリア・エレーナ、クリス・メッシ―ナ/ダグ
配給/アスミック・エース
6月27日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
http://sore-koi.asmik-ace.co.jp/


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by mtonosama | 2009-06-21 05:52 | Comments(14)