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殿様の試写室

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星の旅人たち -1-
The Way

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© The Way Productions LLC 2010

なぜか切なくなるほどに好きなんです。
いえ、恋人ではありません。犬でも猫でもありません。

ロードムービーが好きなんです。
A地点からB地点へ移動するというだけのことなのに、なぜこんなに好きなのか、
自分でもわかりません。

例えば、「ローマの休日」(‘53 ウィリアム・ワイラー監督)も、
とのの基準ではロードムービーなので、
「ローマの休日」は物心がついて一番最初に観たロードムービーかもしれません。

「ローマの休日」をロードムービーのジャンルに入れる理由ですか?
それはもちろんオードリーがヴェスパに乗ってローマ市内を移動するからです。
あのシーンがなければ、ただの恋愛映画です。
ま、ただの、っていうのはちょっと言い過ぎですが。

「バニシング・ポイント」(‘71 リチャード・C・サラフィアン監督)などという映画も
破滅へと向かうロードムービーでした。
「イージーライダー」(‘70 デニス・ホッパー監督)も忘れてはいけません。
破滅志向が満ち溢れていたあの時代はタイトルにもひかれて観にいったものです。
ああ、そうそう。
とのの大好きな「サウンド・オブ・ミュージック」(‘65 ロバート・ワイズ監督)だって
ものすごいロードムービーだと思います。

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A地点からB地点への移動。
ロードムービーには地理的な旅もありますし、心の旅もありますし、人生の旅もあります。
でも、比喩や隠喩ではなく、徒歩にせよ、自転車にせよ、スクーターにせよ、バイクにせよ、車にせよ、
列車にせよ、飛行機にせよ、必ず、なんらかの移動を伴うことが必須条件。

と、やかましくわめいているのはなぜか。
はい、今回、上映する「星の旅人たち」というのがロードムービーなんですね。
移動手段は徒歩。目的地はサンティアゴ・デ・コンポステーラ。

サンティアゴは、フランス語でサン・ジャック、英語ではセント・ジェイムス、日本語では聖ヤコブ。
つまり、キリストの12使徒の1人ヤコブを意味するスペイン語です。

コンポステーラとは、ラテン語のCampus stellae<星の野>、
あるいはCompositum<墓場>を由来として名づけられたと、いろいろな説があります。
本作邦題は響きのきれいな<星の野>を採用して「星の旅人」としたのでしょうね。

そう、目的地はキリストの12使徒の1人、聖ヤコブの遺骸が祀られているスペイン北部
ガリシア地方のサンティアゴ大聖堂です。

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巡礼ロードムービーである本作。
このサンティアゴ巡礼を描いた映画としてはルイス・ブニュエル監督「銀河」(‘68)や、
コリーヌ・セロー監督の「サン・ジャックへの道」(‘05)が既にあります。
おばかなとのは本作パンフレットの写真が「サン・ジャックへの道」に似ているし、
監督がエミリオ・エステベスなので、「こりゃ、パクリに違いない」などと失礼なことを思ってしまいました。
エミリオ・エステベスさん、ごめんなさい。
知らない間に監督としても大成していらしたんですね。
「サン・ジャックへの道」にも劣らない素晴らしい映画でした。

巡礼と一言で言いますが、800キロにも及ぶ長い旅を続けるためには、
単に物好きというだけではつとまりません。何か理由が必要な筈です。
重たい理由や、エヘへと笑ってしまうような理由。
さまざまな理由を抱えた巡礼者が理由の軽重にかかわらず、歩き続ける姿。
それには無条件でカタルシスを感じてしまいます。

なぜ人は聖地をめざすのでしょうか?
巡礼こそ究極の心の旅、人生の旅だからでしょうか?

さあ、どんなお話なのでしょうね
乞うご期待でございますよ。

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☆5月22日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

星の旅人たち
監督・脚本・製作/エミリオ・エステヴェス、製作/フリオ・フェルナンデス、デヴィッド・アレクザニアン、撮影/ラウル・ダバロス、A.C.E.、音楽/タイラー・ベイツ
出演
マーティン・シーン/トム、エミリオ・エステヴェス/ダニエル、デボラ・カーラ・アンガー/サラ、ヨリック・ヴァン・ヴァーへニンゲン/ヨスト、ジェームス・ネスピット
6月2日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
2010年、アメリカ・スペイン合作、英語、128分、後援/スペイン政府観光局、NPO法人日本カミーノ・デ・サンチアゴ友の会、提供/ニューセレクト、配給/アルバトロス・フィルム、字幕翻訳/寺尾次郎、http://www.hoshino-tabibito.com/

by Mtonosama | 2012-05-22 06:37 | 映画 | Comments(8)