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殿様の試写室

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サイド・エフェクト -2-
Side Effects

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©2013 Happy Pill Production

アメリカ映画を観ていると、洗面室からアスピリンを出して服用する場面がありますよね。
アスピリンって映画で覚えた薬かもしれません。

咽喉が痛いといえば長ネギを焼いて首筋にまきつけられたり、
頭が痛いとぐずろうものなら、さっさと寝なさいと怒られ、
薬なんてあまり飲ませてもらえなかった幼少期。
日本ではそんな時代でも、
アメリカ映画では洗面所の鏡の裏にしこまれた棚の中には
清潔そうな薬瓶がいっぱい詰め込まれていました。
彼我の違いをあらためて感じさせられたものです。
(こっちは富山の薬売りが持ってきた薬でした)
すいません。話が古くって・・・

こんな記事を読みました。

アメリカ社会では鬱だといえばプロザックを勧められ、生理痛にアスピリンを処方され、出産の時に麻酔を使うのも当たり前。落ち着かない子供をコントロールするため、痛みや心の悩みをコントロールするために、薬がいとも当たり前に使われるのは、「自然」を科学で支配しようとしてきた西洋の文化の価値観を象徴しているのかもしれません。
http://www.freedom-osaka.jp/?p=69

「サイド・エフェクト」はそんな薬漬け社会が下敷きにあるかも。
眼をしっかり見開いて観ていないと、練りに練ったトリックにひっかけられてしまいます。
さあ、いったいどんなお話なのでしょう。


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ストーリー
エミリー・テイラーの順風満帆な人生はある日突然音を立てて崩れた。
エリート金融マンの夫マーティンがインサイダー取引で逮捕されてしまったのだ。
最愛の夫は収監され、豪華な邸宅も没収されたエミリーは夫を待ちながら孤独に耐えた。
4年後、服役を終えた夫とNYのアパートメントで新生活をスタートさせた。

ある日、アパートメントの地下駐車場でエミリーは事故を起こし、病院に運び込まれる。
ケガは軽傷だった。
だが、診察した精神科医ジョナサン・バンクスは事故現場にブレーキ痕がなかったことや、
事故当時エミリーが取り乱していたという駐車場係の証言もあり、
自殺未遂ではないかと推測。実は、彼女は夫の収監中に鬱病を再発していた。
バンクス医師は抗鬱剤を処方し、カウンセリングを受けることを条件に退院許可を出す。
数日後、夫と連れだってパーティに出かけたエミリーだったが、なぜか激しく動揺し、
帰路、地下鉄のホームで電車に飛び込みかける。

バンクス医師は以前エミリーが受診していたヴィクトリア・シーバート医師に相談。
彼女からエミリーが睡眠障害や吐き気などの副作用に悩んでいたことを聞きだし、
アブリクサという新薬を投与することに。
するとエミリーの症状はみるみる改善されていった。

だが、それから間もなく、とんでもない事件が起こる。
エミリーの夫マーティンの死体が自宅の廊下で発見されたのだ。
発見者はエミリー。
現場には争ったあともなく、凶器のナイフにはエミリーの指紋が――
取り乱したエミリーは殺人容疑で逮捕された。
やがて裁判が始まり、エミリーの証人として出廷したバンクス医師は、
彼女は抗鬱剤アブリクサの副作用で夢遊病になり、夫を刺したと証言。
協議の結果、心身喪失を認められたエミリーは殺人罪を問われることなく、
精神医療センターで治療を受けることになるのだが……

薬に絡む巧妙なトリック、そして、罠。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じる不思議な女医。
その登場はいかにも謎めいています。

可憐な被害者なのか、それとも、悪女なのか。
大人しそうな顔をしたルー二ー・マーラ。

みんな一癖も二癖もありそうな女性ばかりですが、
バンクス博士を演じるジュード・ロウも
刑務所から出てきた途端に殺されるエミリーの夫を演じるチャニング・テイタムも、
男たちはどこか人の良い感じがするんですよね。

とにかくラストまで気を抜かずに観ていないと困ったことになります。
ま、ひっぱられていってしまうんですけどね。

心理サスペンスとして結構ハラハラしたし、
アメリカのお薬事情のことなんかも見えて面白かったけど、
それにしても、ソダーバーグ監督、ほんとに引退しちゃうんですかねぇ。





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サイド・エフェクト
監督/スティーヴン・ソダーバーグ、製作/ロレンツォ・ディ・ボナペンチュラ、グレゴリー・ジェイコブズ、脚本・製作/スコット・Z・バーンズ、美術/ハワード・カミングス
出演
ジュード・ロウ/ジョナサン・バンクス博士、ルー二―・マーラ/エミリー・テイラー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/ヴィクトリアル・シーバート博士、チャニング・テイタム/マーティン・テイラー、ヴィネッサ・ショウ/ディアドラ・バンクス
9月6日(金)TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー
2013年、アメリカ、英語、106分、字幕翻訳/川又勝利、配給/プレシディオ
http://www.side-effects.jp/

by Mtonosama | 2013-09-07 07:12 | 映画 | Comments(4)
サイド・エフェクト -1-
Side Effects

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©2013 Happy Pill Production

サイド・エフェクト=副作用
しかし、こんなことが映画になってしまうのだなぁと、
これでもかとばかりにネタを探し求めるハリウッドにはホントに感心します。

そう、鬱病をめぐるお話なんです。
とはいっても、ただの病気の話ではありません。

効き目の高い薬なら、当然、副作用も伴う訳でありますが、
作用があれば副作用や反作用があるのは薬だけではありません。

鬱病の薬と殺人事件と男女の仲、最後まで気が抜けない心理サスペンスが登場しました。

監督は7月末当試写室でも上映した「マジック・マイク」のスティーヴン・ソダーバーグです。
http://mtonosama.exblog.jp/20099859/ http://mtonosama.exblog.jp/20118976/
そうそう、あのストリップダンサーを演じたチャニング・テイタムも出演します。
(今回は「え?あの締まった身体はどこにいった・・・」ですけど)

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「セックスと嘘とビデオテープ」(‘89)で鮮烈なデビューを果たしたソダーバーグ監督。
弱冠26歳でカンヌ国際映画祭パルムドールを史上最年少で受賞して24年。
ジャスト50歳を迎えた今年、なんと本作「サイド・エフェクト」が彼にとっての最後の劇映画になります。

なにゆえ最後なのか、というと、
なんと、画家になりたい、のだそうです!
(ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに語った話です)

「エリン・ブロコビッチ」(‘00)、「トラフィック」(‘00)、「オーシャンズ」シリーズ(‘01~)、「チェ」二部作(’08)など
一つのカラーにしがみつくことなくさまざまな作品を発表し続けてきたソダーバーグ監督ですから、
画家という道も案外彼らしい選択かもしれませんね。

お金がなくなったら監督業にもどって「オーシャンズ」シリーズを制作するんですって。

さてさて、本作ですが、最後の劇映画というだけあって、
謎やらヒッカケやら一筋縄ではいかない作品であります。

一筋縄ではいかない理由のひとつは
脚本担当のスコット・Z・バーンズがNYの精神病棟施設ベルビュー・ホスピタルで過ごすという経験をしたこと。
といっても患者として過ごしたのではなく、TVドラマの取材をしたのですが。

彼は医療TVドラマ「Wonderland」(‘00)の脚本を書く際、
犯罪歴を持つ患者も含む多くの収容者と取り組む精神科医の様子を観察し、
大きな影響を受けたということです。

ここでの体験から精神病理学の世界を舞台にしたサスペンスを書きたいと思ったバーンズ。
当時ベルビュー・ホスピタルの司法精神医学部の要職にあった人物のアドバイスを受け、
書きあげたのがこの「サイド・エフェクト」でした。

抗鬱剤の副作用なんてところに着眼するのは、薬大国アメリカならではでしょう。

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どこまでが正常で、どこからが病気なのか、
薬剤の副作用で起こした犯罪は果たして罰せられるのか・・・・・

最後の最後まで気を抜けないお話ですよ。
さあ、どんな展開なのでしょうね。
続きは次回まで乞うご期待でございますわよ。



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サイド・エフェクト
監督/スティーヴン・ソダーバーグ、製作/ロレンツォ・ディ・ボナペンチュラ、グレゴリー・ジェイコブズ、脚本・製作/スコット・Z・バーンズ、美術/ハワード・カミングス
出演
ジュード・ロウ/ジョナサン・バンクス博士、ルー二―・マーラ/エミリー・テイラー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/ヴィクトリアル・シーバート博士、チャニング・テイタム/マーティン・テイラー、ヴィネッサ・ショウ/ディアドラ・バンクス
9月6日(金)TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー
2013年、アメリカ、英語、106分、字幕翻訳/川又勝利、配給/プレシディオ
http://www.side-effects.jp/

by Mtonosama | 2013-09-04 06:45 | 映画 | Comments(11)