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殿様の試写室

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ザ・ロード -2-
THE ROAD

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「パパ、僕たちは善き者なの?」
う・う・う…
最初から泣いてどうする!
でも、けなげなんです。そして、いたいけない子どもなんです。
10歳くらいの男の子って、ほんとに可愛いです。

「そうとも。これからもずっと善き者だ」
う、うわあぁぁぁ(号泣)

このような言葉で、廃墟の中で、生きる意味を確かめ合う父と子。
父は「ロード・オブ・ザ・リング」で勇者アラゴルンを演じたヴィゴ・モ―テンセンです。

     「ロード・オブ・ザ・リング」ではプラチナブロンドのさらさらヘア、
     エルフ族の弓の名手レゴラスを演じたオーランド・ブルームにのぼせあがっていた殿。
     あまりにも渋すぎるアラゴルンは関心外でした。
     なんと軽薄なのでありましょう。反省しきりであります。

ストーリー
果てしもない旅の疲れと汚れがその父子の顔と衣服を覆っています。
旅と呼ぶにはあまりにも絶望的なその道程。2人が目指すのは南でした。
空は厚い雲に覆われ、耐えがたい寒気が2人を苛みます。
南へ行けば、この寒さも少しは和らぐでしょうか。
父が押すショッピングカートの中には防水シート、ポリ袋、毛布に双眼鏡、そして拳銃。
それが全財産です。
文明が崩壊して10年以上経った世界では、
わずかな生存者の誰もが燃料と食物を探し求めています。
生き残った内のある者は徒党を組んで人々を襲い、その肉を喰らう食人集団となり、
他の人々は彼らから逃げ、身を隠しながら、食物を探し、あてもなくさ迷います。

ある日、路上にうち捨てられた車中で寝ていた父親は、何かが迫りくる気配を感じました。
息子を起こし、急いで森の中へ。やってきたのはトラックに乗った武装集団。
その一人に見つかってしまった父は拳銃で威嚇するものの、
男は息子の細い喉にナイフを突き付けます。
間一髪、男は父親の放った銃弾を受け、即死。
息子は返り血を浴びて呆然自失―――

2人の行く手は餓死か、自殺か、食人集団のえじきか。
この救いのない世界で、父は息子に正しく生きるための箴言を伝えます。
「あの男は善き者ではなかった。悪者には気をつけないといけない。
俺たちは火を運んでいるのだから」
「火って?」
「心に宿る火だよ」
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寒さと飢えに挫けそうになったある日、
父は廃墟になったスーパーマーケットで缶コーラを見つけます。
一口飲んだ息子は「おいしい」とつぶやき、げっぷをします。
滝で身体を洗ったときには初めて見た虹に心を奪われました。
とある民家の地下シェルターには奇跡的に2人では食べきれないほどの食料もみつけました。
湯をわかし、体を洗い、髪を切る父子。
しかし、幸福は長くは続きません。
不審な足音を耳にした父は、嫌がる息子をなだめ、
再び、南へのあてのない旅を続けるのでした……

救いのない旅、暗い空、身の毛もよだつ食人集団。
いやだなぁ、殿は食人集団に入りたくないなぁ。
でも、こんな状況になったら、それもあり、なんだろうか。
少年の母のように息子も夫も捨てて、どこかでひっそり命を断つって方がいいかなぁ。
自分本位過ぎるような気がするけど。
飢え死にするのは苦しいだろうなぁ。

映画とわかっていながら、はまりこんでしまうのは、
近い将来、訪れるかもしれない大災害が絵空事とはいえないことや、
父子が歩み続ける土地にリアリティがあり過ぎるから、でしょうか。
本当に実在する場所で撮った映像ですからね。

ヴィゴ・モ―テンセン。あの深刻な顔つきはまさにこの映画にはうってつけ。
悩めるイエス・キリストのようでもありました。

しかし、どんなにつらい状況にあろうとも、生き続けていかねばならない人間って、
なかなかつらい生物ですよね。
「生存する」ことは本能だから、”善き者”として「生きる」のか―― 
うーん、難しい。

間もなく公開です。

                        

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♪6月21日に更新しました。いつも応援いただき、本当にありがとうございます♪

ザ・ロード
ジョン・ヒルコート/監督、コーマック・マッカーシー/原作、ニック・ウェクスラー、ポーラ・メイ・シュワルツ、スティーヴ・シュワルツ/製作、トッド・ワグナー、マーク・キューバン、マーク・バタン、ラッド・シモンズ/製作総指揮、ジョー・ペンホール/脚本、ハビエル・アギーレサロベ/撮影
出演
ヴィゴ・モ―テンセン/男、コディ・スミット=マクフィー/少年、ロバート・デュヴァル/老人、ガイ・ピアース/復員軍人、モリー・パーカー/復員軍人の妻、マイケル・ケネス・ウィリアムズ/盗人、ギャレット・ディラハント/ギャングのメンバー、シャーリーズ・セロン/女
6月26日(土)TOHOシネマズシャンテ他全国順次ロードショー
2009年、アメリカ映画、112分、提供/ブロードメディア・スタジオ、ハピネット、配給/ブロードメディア・スタジオ
www.theroad-movie.jp

by mtonosama | 2010-06-21 06:03 | 映画 | Comments(6)
ザ・ロード -1-
THE ROAD

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恐ろしいことです。
今のまま、気温が上昇し続ければ、220年後には平均気温は100℃となり、
人類は死滅する、という説があります。

現在、我々が直面している気温の上昇は
8000年前から人類が行ってきた森林伐採の結果であり、
220年後人類が死滅した後も気温は上がり続け、320年後には400℃を超え、
地球は第2金星化するのだそうです。

なんと恐ろしい!

人類の危機は気温上昇に限りません。
核問題が公になる度に、その針が不気味に動く世界終末時計によれば、
人類に残された時間はあと5分――-

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世界終末時計(せかいしゅうまつどけい、Doomsday clock)とは、核戦争などによる人類の滅亡(終末)を午前零時になぞらえ、その終末までの残り時間を「零時まであと何分」という形で象徴的に示す時計である。実際の動く時計ではなく、一般的に時計の45分から正時までの部分を切り出した絵で表される。(Wikipediaより)

今回、当試写室で上映するのは、
遠くない未来、全人類の上に訪れた大いなる災いの後
(その災いが何だったのかは映画からはわかりません)、
それでも生き残った父と子が歩む南への道を描いた映画「ザ・ロード」です。

原作は、「ノーカントリー」(‘07 ジョエル&イーサン・コーエン監督)の原作となった
「血と暴力の国」を書いたコーマック・マッカーシー。
「ノーカントリー」怖かったですね。

終末映画といえば、大きな波がすべてを呑みこみながら襲いかかるとか…
あるいは衝撃波がエッフェル塔、国連ビルといった世界のランドマークを波状的に破壊する、とか…
とにかくCG技術をこれでもかとばかりに駆使したシーンが売りです。

ところが、「ザ・ロード」にはCG映像はありません。
人類に不幸をもたらした大きな災害のその後を映し出した風景はすべて実在する場所です。
例えば、
ルイジアナ州のハリケーン・カトリーナで壊滅した地域
ペンシルバニア州のエリー湖周辺
オレゴン州のいくつかの地域

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ほとんどの人類が死んでしまった、ある大災害の後の地球。
おそらくは大気には常に大量の粉塵が浮遊しているのでしょう。
空はいつも灰色の厚い雲に覆われ、
かつてはたくさんの車が行き交ったハイウェイは惨めな残骸をさらし、
買い物客の笑い声が響いたショッピングモールも割れた瓶が散乱し、
埃の降りつもった廃墟となっています。
森の木々は立ち枯れ、時折轟音を立てて折れ倒れてきます。
春が訪れることは二度とない世界――-

“全米各地にロケハンを敢行して撮影された終末的な世界の風景”
とキャッチフレーズにはありますが、
こうした荒涼とした風景が皆アメリカに実在するということが、また怖いです。
さあ、どんなお話でしょうか。
次回では本編を上映いたします。それまで、どうぞ、しばしのお待ちを。
To be continued.

ザ・ロード
ジョン・ヒルコート/監督、コーマック・マッカーシー/原作、ニック・ウェクスラー、ポーラ・メイ・シュワルツ、スティーヴ・シュワルツ/製作、トッド・ワグナー、マーク・キューバン、マーク・バタン、ラッド・シモンズ/製作総指揮、ジョー・ペンホール/脚本、ハビエル・アギーレサロベ/撮影
出演
ヴィゴ・モ―テンセン/男、コディ・スミット=マクフィー/少年、ロバート・デュヴァル/老人、ガイ・ピアース/復員軍人、モリー・パーカー/復員軍人の妻、マイケル・ケネス・ウィリアムズ/盗人、ギャレット・ディラハント/ギャングのメンバー、シャーリーズ・セロン/女
6月26日(土)TOHOシネマズシャンテ他全国順次ロードショー
2009年、アメリカ映画、112分、提供/ブロードメディア・スタジオ、ハピネット、配給/ブロードメディア・スタジオ
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♪6月18日に更新しました。いつも応援ありがとうございます。次回は21日に更新の予定です♪
by mtonosama | 2010-06-18 05:46 | 映画 | Comments(8)