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さざなみ
-1-
45YEARS

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(C) The Bureau Film Company Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2014 (C) Agatha A. Nitecka


『さざなみ』 
オリジナルタイトルは“45YEARS”。
45年というタイトルがなぜ『さざなみ』なのか。

ま、それはおいおいわかることでありましょう。

2015年ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞し、
さまざまな映画賞の受賞とノミネートで話題を呼んでいる作品です。
結婚45年を迎えた夫婦の物語で、
妻を演ずるのはシャーロット・ランプリング。
夫を演ずるはトム・コートネイ。

トム・コートネイは60年代初頭イギリスで起こった新しい映画運動の代表作
『長距離ランナーの孤独』(‘62 トニー・リチャードソン監督)
で主人公を演じたちょっとジョージ・ハリソン似(当時は)の男優です。

トム・コートネイ
1937年2月25日、イギリス・ヨークシャー州出身。
大学卒業後、王立演劇学校で学び、1960年舞台デビュー。
トニー・リチャードソン監督に抜擢され、『長距離ランナーの孤独』に主演。
英国アカデミー賞新人賞を受賞。
『ドクトル・ジバゴ』(‘62)でアカデミー賞助演男優賞、
『ドレッサー』(‘83)ではアカデミー賞主演男優賞にノミネート、
第41回ゴールデングローブ賞で主演男優賞を受賞。
主に舞台を中心に活動し、これまでにトニー賞にも2度ノミネートされた。
2001年には40年間に及ぶ映画と舞台での活躍が評価され、
ナイトの称号が贈られた。

フィルモグラフィ
1962年 『長距離ランナーの孤独』
1965年 『ドクトル・ジバゴ』
1983年 『ドレッサー』
1999年 『ハロルド・スミスに何が起こったか?』
2007年 『ライラの冒険 黄金の羅針盤』
2012年 『カルテット!人生のオペラハウス』
『モネゲーム』
2013年 『リスボンに誘われて』

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(C) The Bureau Film Company Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2014(C)45Years Films Ltd


一方、シャーロット・ランプリングは
あの『愛の嵐』(‘73 リリアーナ・カヴァーニ監督)で
ナチの帽子をかぶり、裸の上半身に肘上まである黒い手袋とサスペンダーの付いたズボンだけを
身につけた衝撃的なシーンで世界中の度肝を抜いた女優です。

シャーロット・ランプリング
1946年2月5日、イングランド・エセックス州出身。
父は軍人で、オリンピックのメダリスト。母親は画家。
幼少期に父の仕事の関係でイギリスとフランスの各地を転々としたため、語学が堪能。
ロンドンで秘書として働いていた時、モデルとしてスカウトされる。
1965年リチャード・レスター監督に見出され、『ナック』で映画デビュー。
1966年公開の『ジョージー・ガール』で次世代スターとして注目される。
その後ロンドンのロイヤル・コート・シアターで演技を学び、
堪能な語学力を活かし、イタリアへ。ルキノ・ビスコンティ監督に見初められる。
1969年『地獄に堕ちた勇者ども』に出演。
退廃的な魅力を発揮し、世界中の注目の的に。
1973年『愛の嵐』。
以降はフランスやアメリカの作品にも出演、国際的に活躍している。

フィルモグラフィ
1965年 『ナック』
1966年 『ジョージー・ガール』
1969年 『地獄に堕ちた勇者ども』
1973年 『愛の嵐』
1974年 『蘭の肉体』
1975年 『さらば愛しき女よ』
1977年 『オルカ』
1982年 『評決』
2001年 『まぼろし』
2003年 『スイミング・プール』
2006年 『氷の微笑2』
2007年 『エンジェル』
2008年 『ある侯爵夫人の生涯』
2010年 『わたしを離さないで』
2011年 『ブリューゲルの動く絵』
『メランコリア』
2013年 『17歳』
『リスボンに誘われて』

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(C) The Bureau Film Company Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2014(C)Agatha A. Nitecka


そんな二人も
トム・コートネイは79歳、
シャーロット・ランプリングは70歳です。

いつも思うのですが、時の流れは本当に容赦のないものです。
昔、目を瞠るような美貌を誇っていた俳優達が
年月の経過と共に老いていく姿は
映画以上に心に訴えかけてくるものがあります。

でも、だからこそ演じられる作品があるんですね。
本作はまさにそんな映画です。

観る年代によって感じることは大きく違うと思います。
さあ、いったいどんな映画なのでしょうか。
続きは次回までお待ちくださいませ。



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さざなみ
脚本・監督/アンドリュー・ヘイ、プロデューサー/トリスタン・ゴーライアー、原作/トリスタン・ゴーライアー“In Another Country”、撮影/ロル・クローリー、BSC
出演
シャーロット・ランプリング/ケイト・マーサー、トム・コートネイ/ジェフ・マーサー、ジェラルディン・ジェームス/リナ、ドリー・ウェルズ/サリー、デヴィッド・シプリー/ジョージ
4月9日(土)よりシネスイッチ銀座他全国順次公開
2015年、イギリス、英語、カラー、95分、配給/彩プロ

by Mtonosama | 2016-03-29 06:30 | 映画 | Comments(6)
      ブリューゲルの動く絵 -1-
                  The Mill and the Cross

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                   (c) 2010, Angelus Silesius, TVP S.A

                   遠方の岩山の頂には大きな風車が見えます。
                 近景には悲嘆にくれる聖母マリアとおぼしき女性が。
        その向かって右には黒い鳥が羽を休める車輪のようなものが天に突き出しています。
                    これが話にきく車輪刑という拷問具でしょうか。
              中央には十字架の下で疲れ果てて膝をつく男性の姿が見えます。
                  彼が、刑場に向かうイエス・キリストに違いありません。
           おや、画面の左手には興奮した女性が背後の人に押しとどめられています。
         歩けなくなったイエスに代わって十字架を運ぶように命じられたシモンの妻ですね。

                右遠景にある円い空間に向かって、人々が駆けていきます。
            ああ、あれが処刑場のあるゴルゴダの丘でしょう。もう人垣もできています。

                  ピーテル・ブリューゲル「十字架を担うキリスト」

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                   ©Kunsthistorisches Museum Vienna

ピーテル・ブリューゲル
16世紀ネーデルラントの画家。聖書の世界や民衆の祝祭、子どもの遊びなどを主題とする
版画や油彩画はいきいきとした彼らの生活を描きだしている。
また諺を通じて、民衆の知恵を表現し、寓意的な主題で人間の弱点、無知、愚行などを
批判的に描写し、ネーデルラントを治めていたハプスブルグ家の支配者や人文主義者たち
からも高い評価を受けた。

生地や生年についてはいまだ定かではない。
アントワープで修業し、聖ルカ組合に親方として登録。
1563年にブリュッセルに移住、師であるピーテル・クック・ヴァン・アールストの娘
マイケンと結婚。1569年没。

      さらにWikiってみたところ、「『股の間から景色を覗いて農村風景のスケッチをとる習慣があり、
                その姿勢の最中に死んだ』という民間伝承が残されており、
  阿部謹也は『それこそまさに“逆立ちした世界”を描き、農民との間に生きたブリューゲルにふさわしい最期だ』
                         と評している」とありました。

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ブリューゲルといえば、美術の教科書でもおなじみです。
「雪中の狩人」とか「バベルの塔」とか。




                この人の絵画にはびっしりと人やものが描きこまれているので、
        混雑した美術館で、お客さんの背後から背伸びして覗きこむという鑑賞法は似合いません。
                             っていうか、無理。
            画集ならばじっくり観られるけれど、本物と比べるとちょいと小さすぎます。

             「バベルの塔」など建築現場の職人さんたちもしっかり描かれていて、
                 じっくりと近くで観れば、リアルな表情もわかります。
        できるものなら絵の中に入り込んで観てみたいという衝動を感じてしまうほどです------

    などという無茶な願いを実現してしまったのが、本作「ブリューゲルの動く絵」 (The Mill and the Cross)。

                          ね、もうワクワクしますよね。
                     さあ、続きは次回で。乞うご期待でございます。

                                  

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ブリューゲルの動く絵
監督・製作/レフ・マイェフスキー、脚本/マイケル・フランシス・ギブソン、レフ・マイェフスキー、マイケル・フランシス・ギブソン著“The Mill and the Cross”より着想
製作総指揮/アンゲルス・シレジウス、撮影監督/レフ・マイェフスキー、アダム・シコラ、衣装デザイン/ドロタ・ドクエプロ、美術/カタジ―ナ・ソバンスカ、マルセル・ストラヴィンスキ、メイク・デザイン/ダリウス・クリシャク、モニカ・ミロフスカ、音楽/レフ・マイェフスキー、ヨゼフ・スカルツェク、雲のフォーメーション撮影/ジョン・クリストフェルス、美術監督/スタニスワフ・ポルチェク、視覚効果/オデオン・フィルム・スタジオ、視覚効果スーパーバイザー/パヴェウ・ティボラ、3Dアニメーション/マリウス・スクジェプチンスキ、合成/ダウィド・ボルケウィッツ、ワルデマー・モルダルスキ、サウンド・デザイナー/レフ・マイェフスキー、ラボ/WFDiFワルシャワ
出演
ルトガー・ハウアー/ピーテル・ブリューゲル、シャーロット・ランプリング/聖母マリア、マイケル・ヨーク/ニクラース・ヨンゲリング
12月17日(土)より渋谷・ユーロスペース他全国順次ロードショー
2011年、ポーランド・スウェーデン、96分、英語、配給/ユーロスペース+ブロードメディア・スタジオ、協賛/駐日ポーランド共和国大使館、http://www.bruegel-ugokue.com/

by mtonosama | 2011-11-26 06:09 | 映画 | Comments(8)