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シング・ストリート 
~未来へのうた~
-2-
Sing Street


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(C)2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved


スマホもLINEもなかった1980年代。
30年前の少年たちは何をしていたんでしょう。

14、15歳の男の子って、
子どもっぽい子もいるけど、大人に片足入りかけてる子もいて、色々。
でも、自分の世界はしっかり持っています。

身長はまだ小学生並みなのに
こじっかりしたマネージャーや
楽器ならなんでもこなし、作曲もお手のものの
ウサギをこよなく愛するオタク少年。
案外身近にいそうな中学生です。
このバンドメンバーたち、
「可愛い!」なんて、軽々しく口走ったら失礼な程、一生懸命なんです。
ああ、自分にもこんな時代があったんだよな、と
鼻につーんときました。

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ストーリー
部屋でギターをつま弾くコナー。
ギターの合間に聞こえてくるのは両親の怒鳴り声。

父親が失業。
気持の荒んだ両親はいつだって夫婦喧嘩をしている。
とうとうコナーにもお鉢が回ってきた。
学費の安い公立校への転校を言い渡されたのだ。

タバコ、喧嘩、授業中の大騒ぎ。
諦めきった教師は授業しながら酒瓶をあおる始末。
開いた口がふさがらないコナーだったが、
転校早々学校一番の悪がき・バリーに目をつけられる。

そんなコナーの慰めは毎週木曜夜7時放映の音楽番組。
大学を中退してひきこもり中の兄ブレンダンの解説を
聞きながらのひとときは至福の時だった。

登校2日目。
校長から校則違反だと靴を取り上げられ、
靴下で歩いているとバリーに殴られる。

と、ボコボコにされたコナーの前に
女神が降臨!
校門の前に佇むラフィーナである。

自称モデルの彼女にすっかり心を奪われたコナーは
「僕のバンドのミュージック・ビデオに出ない?」
と声をかけ、電話番号を聞き出すことに成功。
バンドなんてまだ影も形もないのに――

文化系クラスメート・ダーレンがマネージャーになり、
さっそくメンバー集めに乗り出す。
まず、父親がカバーバンドを組んでいて、
自宅に楽器が揃い、その全てを弾きこなせるエイモンに声をかける。
コナーがボーカル、エイモンがギター。
キーボードはンギグ。
彼はメンバーに黒人がいるとバンドに箔がつくという理由で選ばれた。
ベースとドラムはメンバー募集のビラを見てきた2人が参入。
バンド名は“シング・ストリート”だ。

デュラン・デュランのコピーから始まった“シング・ストリート”。
だが、録音テープを聴いたコナーの兄ブレンダンはダメ出し。
「好きな女の子を口説くのに他人の曲を使うな!」

反省したコナーは歌詞を書き、エイモンの作曲で作りあげた
“The Riddle of the Model(モデルの謎)”のテープをラフィーナに届け、
ビデオ出演の同意を取り付ける……

楽しい映画です。
ずーっと80’s調の曲が流れ、
“シング・ストリート”が演奏する曲には
ゲイリー・クラークが作詞・作曲した80’sのエキスがたっぷり。

1985年アイルランド経済は絶不調の頃。
大人達は嘆いたり、喧嘩したり、仕事もみつからず、暗い顔をするばかり。
でも、そんなの関係ないよ、と
演奏に励み、幼い野望に燃える少年達を見ていると
知らず知らずに元気になっていきます。

不景気だからこそ、夢を信じて
荒海に乗り出していくことって案外正解だし、
かっこいいのかもしれません。






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シング・ストリート ~未来へのうた~
監督・脚本/ジョン・カーニー、音楽/ゲイリー・クラーク&ジョン・カーニー、衣装/ティツィアーノ・コルヴィシエリ、編集/アンドリュー・マーカス、ジュリアン・ウルリッチ、美術/アラン・マクドナルド、撮影/ヤーロン・オーバック、原案/ジョン・カーニー&サイモン・カーモディ
出演
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ/コナー、ルーシー・ボイントン/ラフィーナ、ジャック・レイナー/ブレンダン、マリア・ドイル・ケネディ/ペニー(コナー母)、エイダン・ギレン/ロバート(コナー父)、ケリー・ソーントン/アン、ベン・キャロラン/ダーレン、マーク・マッケンナ/エイモン、パーシー・チャンブルカ/ンギグ、コナー・ハミルトン/ラリー、カール・ライス/ゲイリー、イアン・ケニー/バリー、バクスター・ドン・ウィチャリー/校長
7月9日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント他全国順次ロードショー
2016年、アイルランド・イギリス・アメリカ、106分、カラー、字幕翻訳/石田泰子
配給/GAGA、http://gaga.ne.jp/singstreet/

by Mtonosama | 2016-06-21 04:50 | 映画 | Comments(8)

シング・ストリート 
~未来へのうた~
-1-
Sing Street

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(C)2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved


『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりの歌』の
ジョン・カーニー監督最新作。
舞台はアイルランドの首都ダブリン。
時は1985年。
主人公は14歳の男の子。
そして、80‘sのヒット曲。
世の中は不景気でも
夢と希望と野望でいっぱいの少年達。
バンドを結成し、ミュージック・ビデオだって自分で撮影し、
ちょっと年上の女の子に恋もする――

もう、これだけで観たくなってしまいませんか?
アイルランド。
素敵ですよね。

でも、80年代ってそんな昔でもないし、
とのは年齢的にもいろいろ忙しい時代だったから、
音楽も一生懸命聴いてなかったかな。

なのに、
映画の背後に流れる曲の懐かしさといったらどうでしょう。
デュラン・デュランでしょ、
ホール&オーツでしょ。
忙しかろうが、音楽にのめりこんでいなかろうが、
音楽は時代と一体化して、
150歳の体にもしみついていたんだなあと嬉しくなりました。

そして、ジョン・カーニー監督が本作のために書いた歌も良いんです。
150歳になると、サウンドトラック盤が欲しい映画ってあまりないけど、
『シング・ストリート』の場合は
久々にサウンドトラック盤が買いたくなりました。

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1985年
大不況に突入したアイルランド。
3人きょうだいの末っ子14歳のコナーは
父親が失業して、一流の私立学校から地元の荒れた公立校に転校させられます。
でも、そこで出会った男の子達とバンドを組むんですけどね。

これ、監督の少年時代の体験そのままなんですって。
その荒れた学校のある通りがシング・ストリートという名前なんです。

アイルランドといえばカトリックの国なので
学校は男女別学だし、
両親は毎日けんかばかりしていて、
そんな暮らしに嫌気がさしたママには恋人ができたりもするけど
離婚はできないし・・・

その辺の事情を頭に入れつつ
もう30年以上(!)も昔のこととなった80年代の
アイルランドのボーイズバンドを満喫してください。

主人公のコナーを演じたのは数千人の中から選ばれた
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ。
フェルディア君の家族はオペラやアイルランドの民族音楽の世界で活躍。
彼自身ボーイソプラノでオペラに出たこともあります。

フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
2000年ダブリン生まれ。母親の影響で幼少期から歌のレッスンを受け、
7歳と12歳の時にオペラ「魔笛」にプロキャストとして参加し、
アイルランドツアーを経験。
14歳の時、母親が本作の主役募集を知り、オーディションに応募。


ジョン・カーニー監督
ダブリンを拠点に活躍する脚本家、映画監督。
『ONCE ダブリンの街角で』(‘06)が大ヒット。
アメリカでは僅か2館の公開から口コミで140館まで拡大し、
インディペンデント・スピリット賞の外国映画賞を受賞。
サウンドトラックはグラミー賞にノミネートされ、
主題歌「Falling Slowly」はアカデミー賞のオリジナル歌曲集を受賞。
この映画の舞台版はトニー賞のミュージカル賞を獲得。
2014年11月には日本でも上演された。
『はじまりのうた』(‘13)も全米中心に大ヒット。
本作劇中歌「Lost Stars」もアカデミー賞歌曲賞にノミネート。
アイルランドのロックバンド「ザ・フレイムス」でべーシスト。
本作劇中歌も担当している。

音楽と恋は、少年少女も、元・少年少女も
元気にしてくれますよね。
さあ、いったいどんなお話でしょうか。
次回まで乞うご期待でございますよ。



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シング・ストリート ~未来へのうた~
監督・脚本/ジョン・カーニー、音楽/ゲイリー・クラーク&ジョン・カーニー、衣装/ティツィアーノ・コルヴィシエリ、編集/アンドリュー・マーカス、ジュリアン・ウルリッチ、美術/アラン・マクドナルド、撮影/ヤーロン・オーバック、原案/ジョン・カーニー&サイモン・カーモディ
出演
フェルディア・ウォルシュ=ピーロ/コナー、ルーシー・ボイントン/ラフィーナ、ジャック・レイナー/ブレンダン、マリア・ドイル・ケネディ/ペニー(コナー母)、エイダン・ギレン/ロバート(コナー父)、ケリー・ソーントン/アン、ベン・キャロラン/ダーレン、マーク・マッケンナ/エイモン、パーシー・チャンブルカ/ンギグ、コナー・ハミルトン/ラリー、カール・ライス/ゲイリー、イアン・ケニー/バリー、バクスター・ドン・ウィチャリー/校長
7月9日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント他全国順次ロードショー
アイルランド・イギリス・アメリカ、106分、カラー、字幕翻訳/石田泰子
配給/GAGA、http://gaga.ne.jp/singstreet/

by Mtonosama | 2016-06-18 05:46 | 映画 | Comments(4)