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タグ:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ ( 1 ) タグの人気記事

少年と自転車 -1-
Le gamin au vélo

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(c)christine plenus

昨年、第64回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた「少年と自転車」。
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の作品です。
去年6月に興奮してお伝えした本作http://mtonosama.exblog.jp/16059731/ですが、
いよいよ日本でも公開されます。

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督。
実は、このお二人、とのにとっては初めて見た実物のベルギー人。
穏やかで謙虚で優しそうな人たちという印象でした。
「息子のまなざし」(‘02)のキャンペーンで来日した時におみかけしたのですが。

3歳違いのこの兄弟監督、本作でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞したことにより、
なんとカンヌで5作品連続主要賞受賞という史上初の快挙をなしとげたのでした。


f0165567_6524333.jpg兄のジャン=ピエールは1951年4月21日、弟のリュックは1954年3月10日にベルギー・リエージュの近郊で生まれました。リエージュは工業地帯、労働運動の盛んな地域です。
兄ジャン=ピエールは舞台演出家を目指し、ブリュッセルへ移りました。そこで演劇界、映画界で活躍していたアルマン・ガッティと出会います。その後、兄弟はガッティの下で暮らし、芸術や政治の面で多大な影響を受け、彼の映画製作を手伝うようになりました。

兄弟は原子力発電所で働いて得た資金で機材を買い、労働者階級の団地に住み込み、
土地整備や都市計画の問題を描くドキュメンタリー作品を74年から制作し始めます。
78年に初のドキュメンタリー映画“Le chant du Rossignol”を監督し、その後もレジスタンス活動、
ゼネスト、ポーランド移民といった様々な題材のドキュメンタリー映画を撮り続けました。
86年、ルネ・カリスキーの戯曲を脚色した初の長編劇映画「ファルシュ」を監督、
ベルリン・カンヌなどの映画祭に出品。92年に第2作「あなたを想う」を撮りますが、
会社側の圧力による妥協の連続で、2人にとって満足のできない作品となってしまいました。
この失敗に懲りた彼らは、第3作『イゴールの約束』を決して妥協することなく製作。
その結果、カンヌ国際映画祭 国際芸術映画評論連盟賞をはじめ、多くの賞を獲得するなど、
世界中で絶賛されました。
第4作『ロゼッタ』ではカンヌ国際映画祭でパルムドール大賞を受賞、本国ベルギーでの成功はもとより、フランスでも100館あまりで公開され大きな反響を呼びました。
さらに2002年、第5作『息子のまなざし』でもカンヌ国際映画祭・主演男優賞とエキュメニック賞特別賞をダブル受賞。2005年には『ある子供』が史上5組目となる2度目のパルムドール大賞受賞という快挙を成し遂げました。そして、第7作『ロルナの祈り』http://mtonosama.exblog.jp/10192050/では、2008年に脚本賞を受賞、本作「少年と自転車」で史上初の5作品連続主要賞受賞を果たしたのです。
近年では共同プロデューサーとして若手監督のサポートも積極的に行っています。


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ダルデンヌ兄弟監督のこととなるとどうしても熱くなってしまうとのであります。
しかし、本作「少年と自転車」が、日本で聞いた話から生まれたと知ってまたまた熱くなってしまいました。
監督達が2003年「息子のまなざし」のキャンペーンで来日したとき、
ある女性弁護士が語った話が兄弟の心に強く残ったといいます。

どんな話かをちらっとお知らせしますね。
児童養護施設に預けられた子どもの話です。
その子は必ず迎えに来ると約束した父親を信じて、
毎日毎日屋根に上がって父親を待っていました。
でも、ある時から屋根に上がることも、父親を待つことも止め、
誰も信じなくなってしまったのだそうです。

日本で聞いたこの話が監督たちの頭にこびりついて離れませんでした・・・・・

さあ、ダルデンヌ監督、今回はどんな映画を見せてくれるのでしょうか。
続きは次回までお待ちくださいませね。



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☆3月22日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

【署名のお願い】自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう!

少年と自転車
脚本・監督/ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ、製作/ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ、ドニ・フロイド、撮影監督/アラン・マルコアン
出演
セシル・ドゥ・フランス/サマンサ、トマ・ドレ/シリル、ジェレミー・レニエ/シリルの父、ファブリッツォ・ロンジョーネ/書店の店主、エゴン・デイ・マテオ/ウェス、オリヴィエ・グルメ/居酒屋の主人
3月31日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
2011年、ベルギー=フランス=イタリア、87分、字幕/松岡葉子、配給/ビターズ・エンドhttp://www.bitters.co.jp/jitensha/

by Mtonosama | 2012-03-22 07:15 | 映画 | Comments(8)