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オールド・ボーイ -2-
OLDBOY

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©2013 OB PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED


最初、試写状を見たとき「スパイク・リー監督、どうしちゃったの?」と思ってしまいました。
だって、原作はコミックで、さらにリメーク映画ですから・・・

決して、劇画やコミックに偏見を持っているわけではありません。
自慢じゃないけど、貸本漫画を毎日6冊ずつ読み漁った漫画少女でしたから。
でも、スパイク・リーですからねぇ。少しばかり違和感を持ってしまったのは事実。

とはいえ、雨に濡れるチャイナタウンの風情やスタイリッシュな映像。
これまでのスパイク・リー作品とは違うけれど、なかなかそそられる映画ではあります。

舞台はアメリカの架空の都市。
時代は1993年から2013年。
そう、9.11同時多発テロ、イラク戦争、ハリケーン・カトリーナ、オバマ大統領誕生――
アメリカ激動の時代を背景にした20年間です。

オリジナル版のテーマと構成を受け継ぎながらも、
原作とも韓国版とも違うエンディングが用意されていますよ。
ただのリメークとは違うかもしれません。

さあ、いったいどんなお話なのでしょうか。


ストーリー
仕事はできるが、傲慢で酒びたりの広告代理店重役のジョー。
結婚生活は破綻し、3歳になる一人娘とも離れ離れに暮らしていた。
1993年10月8日。
この日も娘ミナのバースデイパーティをすっぽかし、新たなクライアントを接待していた
ジョーだが、無礼な言動のため、自ら大切な商談をぶち壊しにしてしまう。
雨の中、泥酔して中華街をさまようジョーの傍らに黄色い傘をさした美女が近づく。
その謎の女の誘惑こそ、彼の20年に及ぶ悪夢の始まりだった。

目覚めた時、ジョーは不思議な部屋にいた。
壁には十字架がかけられ、聖書が置かれているが、ドアにはノブがない。
人を呼んでも返事はない。
ドアの小窓から届けられるのはデリバリーの餃子と一瓶のウォッカ。
彼はこうして自分が監禁されたことを知るのだった。

単調な時間が流れていく。
そんな時、部屋のテレビがショッキングなニュースを報じた。
妻のドナが自宅で殺され、現場からジョーの指紋がついた凶器が発見されたという。
何者かの罠にはまり、殺人犯になってしまったジョー。

1999年。
テレビでは5年前のドナ殺人事件にスポットをあて、
ある夫婦にひきとられた一人娘ミナの近況を紹介していた。
チェロを弾きこなす小学生となったミナの姿に、
ジョーはこれまで感じたことのない父としての愛を実感するのだった。

9.11同時多発テロ。イラク戦争。ハリケーン・カトリーナの襲来。
初の黒人大統領バラク・オバマの誕生。
世の中は動いていた。
だが、悲しみを怒りに変えたジョーは酒を断ち、厳しいトレーニングを自らに課すのだった。
この部屋を出て、ミアとの再開を果たすために。

2013年
バスルームの壁を壊し、脱出を計画するジョー。
その時、またもやテレビにはいとしいミアの姿が。
美しい女性に成長したミアを想わず見つめる彼に噴霧される怪しい煙。
それを吸い込んだジョーはそのまま気を失ってしまう。

ジョーの意識がかえったのは草原に置かれた大きな箱の中。
思いもよらず20年ぶりに解放されたジョーが目にしたのはあの日と同じ黄色い傘の女だった……


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20年もの監禁生活から解放され、「今浦島」となりながらも、
鍛え抜いた身体で襲いかかる悪漢どもを蹴り倒し、投げ飛ばし、ぶちのめすジョー。

痛快なアクションに興奮しつつも募るのは、
誰が、そして、なぜ、彼は監禁されなければならなかったのか、ということです。
次第に明らかになる謎と思いがけない結末。
復讐、憎悪。

いやはや、人間とはまったく残酷な生きものであります。

それにしても今回は黒人の登場が少なかったスパイク・リー作品。
彼もこういうエンターテインメント映画を作るんですね。





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オールド・ボーイ
監督/スパイク・リー、脚本・共同製作/マーク・プロトセヴィッチ、撮影/ショーン・ボビット、美術/シャロン・シーモア、衣装/ルース・カーター、スタントコーディネーター/マーク・ノービー、格闘コーディネーター/J・J・ベリー
出演
ジョシュ・ブローリン/ジョー・ドーセット、エリザベス・オルセン/マリー・セバスチャン、シャールト・コプリー/エイドリアン・謎の男、サミュエル・L・ジャクソン/チェイニー、マイケル・インペリオリ/チャッキー、リンダ・エモンド/エドウィナ・バーク、ジェームス・ランソン/トム・メルビー医師、ポム・クレメンティフ/“黄色い傘の女”ハエン=ボク
6月28日(土)新宿バルト9他全国ロードショー
2013年、アメリカ、英語、カラー、103分、配給/ブロードメディア・スタジオ
http://www.oldboymovie.jp/

by Mtonosama | 2014-06-25 06:24 | 映画 | Comments(4)
オールド・ボーイ -1-
OLDBOY


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(c)2013 OB PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED.


あのスパイク・リー監督が日本の劇画を映画化!
いえ、もっと詳しくいえばこの劇画を映画化し、2004年カンヌ国際映画祭で
グランプリを受賞したバク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』をリメークしました。

スパイク・リーといえば『セントアンナの奇跡』(‘08)が印象的でした。
http://mtonosama.exblog.jp/11427268/
最近の作品だと思っていたら、もう6年前になるのですね。

この時も彼の作風やテーマがなんだか変わった気がしました。
常に黒人としてのアイデンティティを意識した作品を描いてきた社会派監督。
『セントアンナの奇跡』は第2次世界大戦時イタリアへ進駐した黒人兵士師団のお話でした。

そのスパイク・リーが日本のコミックを映画化?
え、それも日本のコミックを映画化した韓国映画をリメーク?

原作「オールドボーイ ルーズ戦記」は週刊漫画アクションに掲載されていた劇画です。
現在双葉社より全8巻が発売中。
謎の軟禁施設の7.5階に10年間幽閉された男が見えざる敵を追う復讐劇で、
「ボーダー」「ハード&ルーズ」の原作者・狩撫麻礼が新たなペンネーム・土屋ガロンで
書いた物語を「天牌」の嶺岸信明が描いたもの。


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原作漫画「ルーズ戦記 オールド・ボーイ」プロフィール
1996年に当社の漫画アクションで連載を開始し、1997年から1998年にかけて単行本を出版した8巻からなる漫画シリーズで、米国ではダーク・ホース社が2006年に英語版を出版し、2007年には、米国では漫画のアカデミー賞と呼ばれるウィル・アイズナー賞の国際部門で最高作品賞を受賞しました。

映画「オールド・ボーイ」プロフィール
原作漫画のストーリーをもとに、2003年に韓国の映画監督であるパク・チャヌク氏により映画化され、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。ハリウッド版の映画化プロジェクトについて記者会見を行った俳優、映画プロデューサーであるウィル・スミス氏は、パク・チャヌク氏による韓国映画ではなく、原作漫画を元に映画化を企画中と発表した経緯があります。
http://www.futabasha.co.jp/introduction/old_boy/


韓国映画『オールド・ボーイ』はあの『JSA』(‘00)『イノセント・ガーデン』(’13)の
http://mtonosama.exblog.jp/19403806/ http://mtonosama.exblog.jp/19455603/
パク・チャヌク監督作品。
2004年にはカンヌ国際映画祭グランプリを受賞しています。

『JSA』は韓国軍を筆頭とした国連軍と北朝鮮軍の兵士が共同で警備に当たる37度線板門店において
ふとしたきっかけから許されざる友情を育む事になった南北の兵士達の交流と顛末を描いた作品でした。
一方『イノセント・ガーデン』は舞台も撮影もアメリカに移し、
パク・チャヌク監督がハリウッド映画デビューした作品です。

いずれにせよ、東西の名匠が興味を持った『オールド・ボーイ』という原作劇画、
ただものではありません。

さあ、スパイク・リー監督による『オールド・ボーイ』。
どんな作品にしあがっているのでしょうか。
原作劇画を読んだ方も、
パク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』をご覧になった方も、
長い幽閉生活から現代アメリカに戻ってきたオールドボーイ・ジョーの復讐劇をお楽しみください。

続きは次回までしばしお待ち下さいませ。



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オールド・ボーイ
監督/スパイク・リー、脚本・共同製作/マーク・プロトセヴィッチ、撮影/ショーン・ボビット、美術/シャロン・シーモア、衣装/ルース・カーター、スタントコーディネーター/マーク・ノービー、格闘コーディネーター/J・J・ベリー
出演
ジョシュ・ブローリン/ジョー・ドーセット、エリザベス・オルセン/マリー・セバスチャン、シャールト・コプリー/エイドリアン・謎の男、サミュエル・L・ジャクソン/チェイニー、マイケル・インペリオリ/チャッキー、リンダ・エモンド/エドウィナ・バーク、ジェームス・ランソン/トム・メルビー医師、ポム・クレメンティフ/“黄色い傘の女”ハエン=ボク
6月28日(土)新宿バルト9他全国ロードショー
2013年、アメリカ、英語、カラー、103分、配給/ブロードメディア・スタジオ
http://www.oldboymovie.jp/

by Mtonosama | 2014-06-22 05:25 | 映画 | Comments(4)