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コッホ先生と僕らの革命 -1-
Der ganz grosse Traum

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(C)2011 DEUTSCHFILM / CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT / SENATOR FILM PRODUKTION

ロンドンオリンピックも終わりました。
なでしこジャパンは銀メダルに輝きましたが、日本男子サッカーは後一歩というところでメダルに及ばず。残念。

さて、サッカーと言えばドイツ。
と、球技の苦手なとのですら頭に刷り込まれている位、サッカーとドイツは切っても切れない関係。
守護神オリバー・カーンの姿は未だ鮮明です。

ドイツはFIFAワールドカップ優勝3回を誇り、FIFAランキングでは常に上位、
世界を代表するサッカー強豪国として知らない人はいません。

ところが、そんなドイツでも19世紀末ではサッカーは敵性スポーツ。
帝国主義下のドイツでは反英意識が強く、イギリスで生まれたサッカーなど反社会的な球技。
ドイツ人はサッカーのサの字も知らないし、
まして、そんな敵性スポーツを帝政ドイツの学校で教えるなどとんでもないことでした。

でも、そのとんでもないことをして、今回映画になった人がいました。
それがコンラート・コッホ。「コッホ先生と僕らの革命」の主役です。
演じるのは「グッバイ、レーニン」(‘03)のダニエル・ブリュール。
ちょっと頼りない男の子という印象の強かった彼も、
今回はドイツサッカー界の大恩人とでもいうべき人物を爽やかに演じてくれました。


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コンラート・コッホ
コンラート・コッホは1846年、ドイツ・ブラウンシュヴァイクに生まれた。ゲッティンゲンで神学と哲学を学ぶ。
1868年には教師として母校カタリネウム校でドイツ語と古典語を教え、1874年主任教授に昇進すると
体育教師アウグスト・ヘルマンと共にゲームスポーツの一環としてドイツに初めてサッカーを導入。
ドイツ語でサッカーのルールブックを出版するなどドイツサッカーの発展育成に尽力。
1911年に永眠するまで母校で教鞭をとった。

ま、コッホ先生はこんな人生を送った人。
映画では、オックスフォード大学に留学し、その地で親しんだサッカーボールを
抱えて、母校の英語教師に就任するという設定になっています。

しかし・・・・・

当時、つまり1870年代初頭ですが、普仏戦争に勝って国家統一を果たしたドイツ帝国は勢いづいていました。
次に戦争する相手はイギリスだということで反英感情に湧きかえっていたわけです。
だから、映画では、コッホ先生はオックスフォード帰りということになっていますが、
これはお話を面白くするための演出。英語の教師をするというのも同じくつくり話で、
進歩的な校長先生の理解があって英語教師として着任ということになっています。

でも、コッホ先生がドイツサッカーの父というのは本当です。

スポーツといえば軍事教練の真似事のような体操にしか過ぎなかったドイツの学校に、
不道徳かつ反社会的なゲームスポーツであり、
敵国イギリスで生まれたサッカーを持ち込むなど、とんでもないことだった筈です。

きっと大騒ぎになったことでしょうね。
さあ、コッホ先生と生徒たち、いったいどんな風にしてドイツにサッカーをとりいれることに成功したのでしょうか。

続きは次回で。
乞うご期待でございますよ。



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☆8月20日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

コッホ先生と僕らの革命
監督/セバスチャン・グロブラー、脚本/フィリップ・ロス、ヨハンナ・シュトゥットゥマン、原案/セバスチャン・グロブラー、ラウル・ライネルト、製作/アナトール・ニッチケ(DEUTSCHFILM)、ラウル・ライネルト(CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT),
H.W.ユルゲン(ARD DEGETO)、撮影/マルティン・ランガー
出演
ダニエル・ブリュール/コンラート・コッホ、ブルクハルト・クラウスナー/校長、カトリン・フォン・シュタインブルク/ヨストの母親、ユストゥス・フォン・ド―ナニー/フェリックスの父親、アクセル・プラール/スポーツ用品の製造業者、ユルゲン・トンケル/体育教師、トマス・ティーマ/歴史学教師
9月15日(土)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2011年、ドイツ映画、114分、字幕翻訳/吉川美奈子
http://kakumei.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2012-08-20 06:19 | 映画 | Comments(6)