ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

タグ:ダコタ・ファニング ( 2 ) タグの人気記事

17歳のエンディングノート -2-
NOW IS GOOD

f0165567_5504640.jpg

(C)2012 Blueprint Pictures (Now) Limited, BBC and The British Film Institute. All Rights Reserved.


テッサのやりたいこと。
お酒を飲む、パーティで一晩中踊る、一人暮らし、SEX、有名人になる、ハワイでサーフィン、法律を破る、
ドラッグ、車の運転、グラストンベリー・フェスへ行く、タトゥーを入れる、インドで象に乗る、レイシストを殴る、
マウンテンスキー、朝日を見て、夕日を見る・・・・・・

おいおい。
とのがテッサの母親だったら、「ちょっとそれはどうかな、テッサちゃん」なんて部分もあるかも。
でも、「この子は後数カ月しか生きられないんだから」って思ったり――

と、そんな自問自答に耐えられなくなったのか、
テッサの母親は、娘のことを夫に全て任せて、病気に目を向けようとしません。
現実逃避のママとテッサにのめりこむパパ。
実はどっちも少し面倒くさいから、彼女はこのリストを誰にも見られないように隠しているんですけどね。

f0165567_662440.jpg

そもそも、なぜ彼女はあと数カ月しか生きられないのでしょうか?

映画は、テッサが白血病と診断されてから4年後に始まります。
彼女は医師から病気が末期に入ったことを告げられ、
彼女が選んだのは治療を続けることではなく、今まで通りの生活を保つこと、
QOL(Life Of Quality)の維持でした。
つまり、〈今、この瞬間を大切にすること〉を選んだのです。

オル・パーカー監督は言っています。
「僕たちは少女が死ぬまでの悲劇ではなく、
自分が間もなく死ぬだろうことを自覚した少女の新しい人生の物語を始めようと思った」

なるほど。
さあ、どんなお話なのでしょうか。


f0165567_68493.jpg

ストーリー
大人になるまで生きられないと宣告されたテッサ。
会社を辞めて治療法探しにのめりこむ父と
現実を受け入れられずテッサを看病できない母。
「おねえちゃんは死んだら僕に取り憑く?」と訊いてくる小さな弟。
そんな家族と暮らしながら、
どうすれば生きていることを実感できるのかと、テッサは考え続けていました。

17歳になり、その時が近いことを知ったテッサは、親友のゾーイを呼び出し、
9ヶ月で一生分の経験をするためのTo Doリストを作り上げます。
Sexあり、ドラッグあり。この瞬間をできる限り充実して生きるためのリスト――

そんなテッサに番狂わせが。
隣家に越してきた青年。若いのにガーデニングが趣味のアダムを好きになってしまったのです。
事故で夫を亡くし立ち直れない母親のために、入学したばかりの大学を休学して、
面倒を見ているといういまどき珍しい男の子でした。
テッサの病気を知ったアダムは彼女をバイクに乗せてどんどん外の世界へ連れ出します。
美しい森や友人のホームパーティ。
クールなテッサがどんどんアダムにのめりこんでいきました。

しかし、テッサの気持を知った父親はアダムとの交際に猛反対。
どうするアダム、そして、テッサ……

17歳って、身体も、心も、頭も、子ども度と大人度は7:3位の比率。
難しい年頃です。
でも、死は誰にでも平等に訪れます。
かなり、残酷・・・・・
だとすると、開き直りにも似た“Now is good”という言葉は意味深いし、重いですね。

「明日どうなる?」なんて誰にもわからないことで思い悩むより、
今を思いっきり生きる方が大切。
僅かな余命の内にも、大きく燃え上がる可能性のある種火は灯り続けているのですから。

テッサのTo Doリストは実現しないことの方が多かったけれど、
リストに書きこみもしなかった思いがけない〈恋〉を知ったテッサの笑顔に乾杯したい気分です。

ダコタ・ファニング、良い女優さんになりました。





今日もポチッとしていただけたら嬉しうございます。
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
☆4月26日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

17歳のエンディングノート
監督・脚本/オル・パーカー、原作/ジェニー・ダウンハム「16歳。死ぬ前にしてみたいこと」(PHP研究所)、撮影/エリック・ウィルソン、製作/ピーター・チャーニン、グレアム・ブロートベント、製作総指揮/クリスティーン・ランガン、アダム・クーリック、ピーター・ハムデン、提供/BBCフィルムズ、UKフィルム・カウンシル、提携/TF1、ライジング・スター・フィルムズ、リップシンク・プロダクションズLLP
出演
ダコタ・ファニング/テッサ、ジェレミー・アーヴァイン/アダム、パディ・コンシダイン/パパ、オリヴィア・ウィリアムズ/ママ、カヤ・スコラデラリオ/ゾーイ、エドガー・キャナム/キャル、ジョー・コール/スコット、ジュリア・フォード/サリー、ジュリアン・ウェイダム/ドクター・ライアン、ジョセフ・アルティン/ジェイク、レイキー・アヨーラ/フィリッパ、トム・ケイン/ポール、フランツ・ドラメー/トミー、サイモン・ウィルソン/スーツ、スーザン・ブラウン/シャーリー、クレア・スウィンバーン/看護士、サラ・ハドランド/キャロライン、ケイト・ディッキー/ドクター、ローズ・レスリー/フィオナ、イザベラ・ラフランド/ベス、パトリック・バラディ/リチャード、ルーク・キャロル/インストラクター、ダレン・モーフィット/マーク
4月27日(土)新宿武蔵野館他全国ロードショー
2012年、イギリス、103分、日本語字幕/松岡葉子、配給/キノフィルムズ
http://www.17ending.com/

by Mtonosama | 2013-04-26 06:21 | 映画 | Comments(4)
17歳のエンディングノート -1-
NOW IS GOOD

f0165567_6234936.jpg

(C)2012 Blueprint Pictures (Now) Limited, BBC and The British Film Institute. All Rights Reserved.

本作で主人公を演じるのはダコタ・ファニングです。
1994年生まれですから今年19歳、来年は20歳か。
いいなぁ、まだまだ若い。
初めてテレビに出たのは5歳の時だといいますから、
14年もの演技経験を若干19歳にして持っているわけですね。

「アイ・アム・サム」(‘01)でショーン・ペンの娘役として見せてくれた達者な演技は素晴らしかったけれど、
よくあるコマッシャクレタ子役を思わせる部分もあって、ちょっと待てよ、と警戒してました。

それが――
当試写室でも2009年3月に上映した「リリー、はちみつ色の秘密」
http://mtonosama.exblog.jp/10525674/
で14歳になった彼女を観ましたが、とても美しい少女になっていました。

そして、今回の「17歳のエンディングノート」。
小さかったダコタももう19歳。
こまっしゃくれた天才子役とか美少女とかでなく女優として彼女が演じたのは
余命宣告を受けた17歳の少女・テッサでした。

f0165567_6404421.jpg

原題は“Now is good”なのに、邦題はエンディングノート?
実際にエンディングノート用のノートが販売されていたりして、
この言葉、今、はやってます。
150歳のとのなんかは1冊持っていないといけないかもしれません。

生きる時間を限定されてしまった17歳の少女が、
最期の時間までにやっておきたいことのリストを作って実現していくというお話なのですが・・・

リストの項目は万引きだったり、SEXだったり、あるいはドラッグだったり。
17歳のテッサが死への過程で真剣に考えて作ったリストだから、
エンディングノートなんですね。
ま、タイトルとして人目をひくことは確かでしょう。

2011年には邦画「エンディングノート」(砂田麻美監督)が話題になったので、
そんなこともあっての邦題なのかもしれません。

ガンを宣告されたお父さんが終活と称してその日までの段取りを自分で取り決める様子をその娘が撮影したドキュメンタリー映画で、
破顔一笑といったお父さんの明るい笑顔のタイトル画像が印象的でした。


本作も、死を避けられないものとして扱ってはいますが、
心が暖かくなるラブ・ストーリーです。

f0165567_6423147.jpg

監督は「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(‘12)
http://mtonosama.exblog.jp/18459415/  http://mtonosama.exblog.jp/18510401/
の脚本を書いたオル・パーカー。
彼がジェニー・ダウンハムのベストセラー小説「16歳。死ぬ前にしてみたいこと」を脚本化し、
監督もやってのけました。

リストの項目をひとつひとつ消していく様子を観ていると、
死への峠を一歩一歩進んでいく悲しい道を連想するよりも、達成感を共感してしまいます。
(手帳に書いた今日の予定をひとつずつ消していくときの「やったね!」っていう気分といったらいいでしょうか)
そして、「これはもしかしたら治るんじゃないの?」なんて思ってしまうのですが、
死はやはり150歳のおばあさんにも、17歳の少女にも平等に訪れます。
だから、奇跡のどんでん返しは起きません。

17歳なんて若過ぎて人生がどんなものかもわかっていないのに死んでいくなんて可哀想?
そう思いますよね。

でも、どんな年代にだって様々なステージがあり、
華やぐ時期も、もがく時期も、実りの時期も、雪に埋もれる時期もあります。
今のステージをどう演じるかは17歳も30歳も50歳も150歳も変わりはないはず。

なんて考えるのはダコタ・ファニングが素晴らしい演技を見せてくれたからかもしれません。

さ、いったいどんなお話なのでしょうか。
続きは次回までお待ちください。乞うご期待でございます。



今日もポチッとお願いできれば嬉しゅーございます。
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
☆4月23日に更新しました。今朝も寒いです。いつも応援ありがとうございます☆

17歳のエンディングノート
監督・脚本/オル・パーカー、原作/ジェニー・ダウンハム「16歳。死ぬ前にしてみたいこと」(PHP研究所)、撮影/エリック・ウィルソン、製作/ピーター・チャーニン、グレアム・ブロートベント、製作総指揮/クリスティーン・ランガン、アダム・クーリック、ピーター・ハムデン、提供/BBCフィルムズ、UKフィルム・カウンシル、提携/TF1、ライジング・スター・フィルムズ、リップシンク・プロダクションズLLP
出演
ダコタ・ファニング/テッサ、ジェレミー・アーヴァイン/アダム、パディ・コンシダイン/パパ、オリヴィア・ウィリアムズ/ママ、カヤ・スコラデラリオ/ゾーイ、エドガー・キャナム/キャル、ジョー・コール/スコット、ジュリア・フォード/サリー、ジュリアン・ウェイダム/ドクター・ライアン、ジョセフ・アルティン/ジェイク、レイキー・アヨーラ/フィリッパ、トム・ケイン/ポール、フランツ・ドラメー/トミー、サイモン・ウィルソン/スーツ、スーザン・ブラウン/シャーリー、クレア・スウィンバーン/看護士、サラ・ハドランド/キャロライン、ケイト・ディッキー/ドクター、ローズ・レスリー/フィオナ、イザベラ・ラフランド/ベス、パトリック・バラディ/リチャード、ルーク・キャロル/インストラクター、ダレン・モーフィット/マーク
4月27日(土)新宿武蔵野館他全国ロードショー
2012年、イギリス、103分、日本語字幕/松岡葉子、配給/キノフィルムズ
http://www.17ending.com/

by Mtonosama | 2013-04-23 06:55 | 映画 | Comments(8)