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            ブラック・スワン -2-
                         Black Swan

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                      (C)2010TwentiethCenturyFox.

                      ブラック・スワン。黒鳥のパ・ド・ドゥ。
               昔、少女漫画でこのこじゃれた言葉を知り、意味もわからないままに、
                      ただ、この響きに憧れていたとのです。

パ・ド・ドゥ(仏:Pas de deux 「2人のステップ」の意) とは、バレエ作品において男女2人の踊り手によって展開される踊りをいう。多くはバレエの中の最大の見せ場となっている。同性2人による踊りは「デュエット」といい、パ・ド・ドゥとは区別される。概して東洋の舞踊は女性が一人で踊るものが多いのに対し、男女が一緒に踊るパ・ド・ドゥは西洋に特有のもので、西洋における「愛」を象徴するものだとの見方がある。
(Wikipediaより)


                         へぇ!知らなかったぁ。

                  前編で少しご紹介した白鳥オデッタと黒鳥オディールの一人二役。
            純真なオデッタと邪悪なオディールという両極端なキャラクターを一人で演じるのは
                       バレリーナならずとも難しそうです。
      それを映画では、精神的にも2つの相反する存在に引き裂かれていくきまじめな優等生的ヒロインを
                 演ずるわけですから、ナタリー・ポートマンも大変でした。

                        さあ、どんなお話でしょうか。

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ストーリー
ニューヨーク・シティ・バレエ団の新シーズンのオープニングを飾る演目が「白鳥の湖」に決まりました。
斬新な「白鳥の湖」の演出に意欲を燃やす芸術監督のルロイ。
彼は、長年バレエ団のスターだったプリマ・ドンナのベスが引退を決めたため、
後任プリマの選出に燃えていました。
ルロイは若く才能のあるダンサーたちの中から数名を選び出し、キャスティング・オーディションを実施します。

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プリマ候補のひとりニナも気持の高ぶりを抑えることができずにいました。
アッパー・ウェストサイドのアパートメントに元バレエ・ダンサーの母と暮らすニナ。
その母もまた娘がプリマとしてステージに立ち、白鳥を舞うことを夢に見て、
献身的に娘をサポートし続けてきました。

オーディション当日、ルロイの前で懸命に舞うニナ。
「白鳥の湖」で主役を演じるには、可憐で繊細な白鳥だけではなく、
邪悪で奔放な黒鳥にもなりきることが必要です。
しかし、その日、新人ダンサーのリリーの言動に動揺し、
実力を出し切れなかったニナは深い失意を胸に帰宅。
翌日、どうしても主役を諦めきれないニナはルロイのオフィスを訪れます。

そのとき、彼女が塗っていたのは引退したプリマ・ベスの部屋から盗み出した口紅。

「君は理想の白鳥だが、君には黒鳥を踊るだけの激しい感情を表現することはできない」
そんな厳しい言葉を発しながら、意外にもルロイが選んだ新しいプリマはニナでした。
「君の課題は悪の分身である黒鳥への変身だ」
そう言い放ったルロイが黒鳥の模範演技をさせたのは新人のリリー。
エキゾチックで官能的なリリーの演技は、まさに黒鳥の魔性が宿ったかのよう。
ニナは自分にはないリリーの魅力に複雑な感情を抱かないわけにはいきませんでした。

ルロイに課された厳しい練習に明け暮れるニナでしたが、満足の行く演技はできないまま。
それどころか、次々と降りかかる不気味なできごとに心をかき乱されていくのでした……

本作は、ミッキー・ロークの復活作品として話題になった「レスラー」を送り出したダーレン・アロノフスキー監督の最新作。男臭いレスリングから、今回はまあきれいなきれいなバレエの世界へ180度転回しましたねぇ。
でも、過保護で世間知らずなお嬢ちゃまバレリーナが、正気と狂気、純真と邪悪、愛と憎悪、白と黒、まさにオデットとオディールのように相反するものへと引き裂かれていく美しくもおどろおどろしい世界の表現はレスリングの持つ虚構性に通じるものかもしれませんけど。

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               演出家ルロイを演じたヴァンサン・カッセルは素敵でした。
               ま、ナタリー・ポートマンには努力賞というところでしょうか。

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                 あ、ニナが嫉妬したリリー役のミラ・クニスが良かったです。
                 アンジェリーナ・ジョリーを若くしたような眼力の強い女優です。
                       黒鳥の官能的な舞が印象的でした。

                      ラストのバレエ・シーンも息を呑みました。

          でも、ニナというヒロインのキャラクターとナタリー・ポートマンのキャラが余りにも
    ぴったりし過ぎて逆に物足りなさを感じてしまったんですけど、皆さんはどうお思いになるでしょうか。

                                   

ブラック・スワン
監督/ダーレン・アロノフスキー、脚本/マーク・ヘイマン&アンドレ・ハインズ&ジョン・マクローリン、ストーリー/アンドレ・ハインズ、撮影監督/マシュー・リバティーク、ASC、振付家/ベンジャミン・ミルビエ、バレエ・コスチューム・デザイン/ロダルテ
出演
ナタリー・ポートマン/ニナ・セイヤーズ、ヴァンサン・カッセル/トーマス・ルロイ、ミラ・クニス/リリー、バーバラ・ハーシー/エリカ・セイヤーズ(ニーナの母)、ウィノナ・ライダー/ベス・マッキンタイア
5月11日(水)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2010年、110分、配給/20世紀フォックス映画、http://movies2.foxjapan.com/blackswan/


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by mtonosama | 2011-05-02 06:27 | 映画 | Comments(2)
            ブラック・スワン -1-
                         Black Swan

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                        (C)2010TwentiethCenturyFox.

                  ♪ターラララララー・ララー・ララー・ララララララー♪
                          え?わかんないですか?
                         「白鳥の湖・情景(第2幕)」。
               P.I.チャイコフスキー作曲のバレエ音楽、あのおなじみの旋律です。

    「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」とともに、チャイコフスキーの3大バレエのひとつ「白鳥の湖」。
       それをモチーフにして、驚くべき転回を見せた作品が、本作「ブラック・スワン」です。

 「リトル・ダンサー」(’00)のラストシーンで、アダム・クーパーがステージへと飛び立つ場面にたいそう感激し、
                彼が出演する「スワン・レイク」の舞台を観にいったとの。
      でも、アダム・クーパーの「スワン・レイク」はチュチュをまとった女性バレリーナではなく、
        男性が白鳥を舞うという演出家マシュー・ボーンの新解釈による「白鳥の湖」。
           いわゆる正統派クラシックバレエの「白鳥の湖」ではありません。

                「白鳥の湖」って、そもそもどんなお話なのでしょう。

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白鳥の湖
序奏
オデットが花畑で花を摘んでいると悪魔ロッドバルトが現れ、白鳥に変えてしまう。
第1幕
王宮の前庭
今日はジークフリート王子の21歳の誕生日。
お城の前庭には王子の友人が集まり祝福の踊りを踊っている。
そこへ王子の母が現われ、明日の王宮の舞踏会で花嫁を選ぶようにと言う。
まだ結婚したくない王子は物思いにふけり、友人達と共に白鳥が住む湖へ狩りに向かう。
第2幕
静かな湖のほとり
白鳥たちが泳いでいる。
そこへ月の光が射し、たちまち娘たちの姿に変わっていった。
その中でひときわ美しいオデット姫に王子は惹きつけられる。
彼女は夜だけ人間の姿に戻ることができるのだ。
この呪いを解くただ一つの方法は、まだ誰も愛したことのない男性に愛を誓ってもらうこと。
それを知った王子は明日の舞踏会に来るよう、オデットに言う。
第3幕
王宮の舞踏会
世界各国の踊りが繰り広げられているところへ、悪魔の娘オディールが現われる。
王子は彼女を花嫁として選ぶが、それは悪魔が魔法を使ってオデットのように似せていた者であり、
その様子を見ていたオデットは、王子の偽りを白鳥達に伝えるため湖へ走り去る。
悪魔に騙されたことに気づいた王子は嘆き、急いでオデットのもとへ向かう。
第4幕
もとの湖のほとり
破られた愛の誓いを嘆くオデットに王子は許しを請う。
そこへ現われた悪魔に、王子はかなわぬまでもと跳びかかった。
激しい戦いの末、王子は悪魔を討ち破るが、白鳥たちの呪いは解けない。
絶望した王子とオデットは湖に身を投げて来世で結ばれる。

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一人二役
通常オデット(白鳥)とオディール(黒鳥)は同じバレリーナが演じる。全く性格の違う2つの役を踊り分けるのはバレリーナにとって大変なことであり、32回のフェッテ(黒鳥のパ・ド・ドゥ)など超技巧も含まれる。
プティパ版初演時、マリインスキー・バレエ団(キーロフ・バレエ団)のプリマ、ピエリーナ・レニャーニが両方踊ったのが好評を得たため定着した。
(Wikipediaによる)

             と、まあ、またまたWikipediaのコピペで申し訳ございません。
     なるほど、こういうお話だったのですね。ひたすらアダム・クーパーに見とれていたとのは、
                ストーリーがいまいちよくわからなかったもので…

          この正統派「白鳥の湖」をモチーフとし、かつまた、白鳥と黒鳥との一人二役を
        螺旋のようにからませたサイコ・ストーリーに仕上げた作品が、「ブラック・スワン」です。
         本作で第83回アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマン。
          彼女は少女の頃にバレエを習っており、今回も撮影前の10ヶ月というもの、
           連日5時間に及ぶトレーニングを重ね、その結果9kgも痩せたそうです。
             ヒロインのニナ同様、プリマとなるため、必死の努力をしました。
                   彼女、いつでも本当に優等生ですよね。

               さて、いったいどんなお話なのでしょう。続きは次回で。
                       乞うご期待であります。

                              

ブラック・スワン
監督/ダーレン・アロノフスキー、脚本/マーク・ヘイマン&アンドレ・ハインズ&ジョン・マクローリン、ストーリー/アンドレ・ハインズ、撮影監督/マシュー・リバティーク、ASC、振付家/ベンジャミン・ミルビエ、バレエ・コスチューム・デザイン/ロダルテ
出演
ナタリー・ポートマン/ニナ・セイヤーズ、ヴァンサン・カッセル/トーマス・ルロイ、ミラ・クニス/リリー、バーバラ・ハーシー/エリカ・セイヤーズ(ニーナの母)、ウィノナ・ライダー/ベス・マッキンタイア
5月11日(水)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2010年、110分、配給/20世紀フォックス映画、http://movies2.foxjapan.com/blackswan/


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by mtonosama | 2011-04-29 06:21 | 映画 | Comments(6)