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チョコレートドーナツ -2-
ANY DAY NOW

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©2012 FAMLEEFILM,LLC

おとうさんがいて、おかあさんがいて、子どもはふたり。
おとうさんは会社で働いて、おかあさんはおうちで子どもの世話をし、家事をする――

でしたが、今では家族像はいろいろ。
シングルマザー、あるいはシングルファーザーが子どもを育て、
あるいは同性の両親が養子で迎えた子どもと暮らす――

今でこそ、家族の多様性が受け入れられてはいますが、
ほんの30数年前にはそれは当たり前のことではなかったのですね。

さあ、どんなお話かといいますと・・・・・


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ストーリー
1979年、カリフォルニア州ウエストハリウッド。
ある夜、ポールはショーバーでルディを見初める。
ルディはベット・ミドラーのようなシンガーを夢見るダンサー。
ポールは法律を学び世界を変えようと志した弁護士。
二人は魅かれ合い、恋に落ちた。

ルディのアパートの隣室には麻薬中毒の母親と暮らすダウン症の子どもマルコが。
ある夜、大音量で音楽をかけっぱなしにしたまま、母親は男と出かけてしまう。
翌朝、文句を言おうと隣室を訪れたルディは一人で人形を抱いてうずくまるマルコを発見。

ポールから法律的な助言を得ようと、マルコを連れて彼が勤務する検事局に向うルディ。
だが、ポールは「家庭局に連絡してマルコを施設に預けろ」と冷淡だ。
失望したルディがアパートに戻ると、捜査員と家庭局の職員から、
マルコの母親が麻薬所持で逮捕されたと伝えられる。
そして、マルコは強制的に施設へ連れていかれてしまった。

翌日ポールは謝罪しようとルディの部屋を訪れる。
これまでの人生を打ち明け合い、愛を確認する二人。
その帰り道、家に戻ろうと施設を抜け出し、夜の街を人形を抱いて歩くマルコをみつける。
思わず彼を連れ帰る二人。
そして、二人はいとこ同士と偽り、マルコと三人で一緒に暮らし始めた。

初めて学校に通うマルコ。
ポールはマルコの宿題を手伝い、ルディは朝食を作り、
マルコが大好きなハッピーエンドのお話を聞かせながら寝かしつける。

3人が暮らし始めて1年が経とうとする頃、ポールは上司のホームパーティに招待された。
そして、二人がゲイであることが周囲の知るところとなる。
ポールは仕事を解雇され、マルコもまた家庭局に連れていかれてしまった――

絶望が二人を襲うが、
「今こそ法律で世界を変えるチャンスじゃないかしら」と語るルディの言葉に
ポールは昔の情熱を思い出す。
マルコを取り戻すため、二人は法廷に立つ。
多くの証言者たちが「マルコを心から愛し、大切に育てる親だ」と証言する。
だが、ゲイであることが原因で二人の申し立ては却下される――

その一方でルディの夢がかなう。
マルコに手伝ってもらって送ったデモテープが認められ、
クラブで歌えることになったのだ。

二人はマルコを連れ戻そうと、差別問題に強い弁護士に依頼し、控訴。
再び三人で暮らせる日が近づいたかに見えたが、服役中の母親が法廷に現れ、
自分がマルコと暮らすと主張し……


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ルディを演じたアラン・カミングが素晴らしい!その歌唱も泣かせます!!
これまでゲイを演じる俳優は
あざといというか、くさいというか、その演技がとても鼻につくことが多かったとのです。
(あ、ミルクを演じたショーン・ペンは良かったです)

でも、彼の場合は違いました。
激しさもあり、優しさもあり、きわめて自然なんです。母性すら感じました。

また、マルコ役のアイザック・レイヴァ。彼も素晴らしかったです。
中学の頃から俳優をめざしていたアイザックですが、
2010年に彼の母が設立した障害を持った成人のための演劇学校に入学。
数週間後、本作のためのオーディションビデオを撮影し、
見事、この役を勝ち取り、最高の演技を見せてくれました。

ゲイですが、それがなにか?
ダウン症だとなにか問題でも?

偏見も差別もふっとぶ良い映画でした。
3人で暮らす幸せな一年が8ミリカメラの荒い画像で映し出され、
それが3人のはかない幸せを表現するかのようでした。

軽々しく泣いてはいけない、と言い聞かせながらも、
やはりラストは滂沱の涙でありました。





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☆4月17日に更新しました。いつも応援してくださり、ありがとうございます☆

チョコレートドーナツ
監督・脚本・製作/トラヴィス・ファイン、脚本・アソシエートプロデューサー/ジョージ・アーサー・ブルーム、プロデューサー/クリスティーン・ホスステッター・ファイン、チップ・ホーリハン、リーアム・フィン、撮影監督/レイチェル・モリソン、編集/トム・クロス、オリジナル音楽/ジョーイ・ニューマン、音楽監修/PJブルーム
出演
アラン・カミング/ルディ・ドナテロ、ギャレット・ディラハント/ポール・フラガー、アイザック・レイヴァ/マルコ・ディレオン、フランシス・フィッシャー/マイヤーソン判事、グレッグ・ヘンリー/ランバート、クリス・マルケイ/州検察官ウィルソン、ドン・フランクリン/ロニー・ワシントン、ジェイミー・アン・オールマン/マルコの母、ケリー・ウィリアムズ/ミス・フレミング、アラン・レイチンス/レズニック判事、ミンディ・スターリング/ミス・ミルズ、ダグ・スピアマン/ジョニー・ボーイ、ランディ・ロバーツ/PJ、ミラクル・ローリー/モニカ、マイケル・ヌーリ/マイルズ・デュブロー、ジェフリー・ピアース/プリット警察官
4月19日(土)シネスイッチ銀座他全国順次ロードショー
2012年、アメリカ、97分、カラー、日本語字幕/大西公子、配給/ビターズ・エンド
http://bitters.co.jp/choco/

by Mtonosama | 2014-04-17 06:11 | 映画 | Comments(4)
チョコレートドーナツ -1-
ANY DAY NOW

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©2012 FAMLEEFILM,LLC


いやはや、ゲイの人々も少し時代が違うとかなり住みにくいことになります。
時代だけではなく国が違っても大変。
その存在すら許されなかったりしますからね。

「チョコレートドーナツ」はアメリカのお話。
アメリカだったらゲイもかなり市民権を得ているように思いますが、
この映画の舞台となった1979年はまだまだ大変でした。
だって、この前の年には、
アメリカで初めてゲイであることをカミングアウトして市会議員になったハーヴェイ・ミルクが
暗殺されたりしています。

とってもエキセントリックですよね。
ふつう殺すか?
ゲイである位のことで。
このハーヴェイ・ミルクも自分が殺されるかもしれないということを覚悟しつつ
活動していた時代です。
あ、これは映画「ミルク」(‘08 ガス・ヴァン・サント監督)からの受け売りですが。

冒頭からゲイの話になってしまいましたが、
本作はゲイがメインテーマのお話というわけではありません。
麻薬中毒の母親と暮らし、ネグレクトされているダウン症の少年が登場しますが、
ダウン症の映画でもありません。

ゲイのカップルとネグレクトされているダウン症の少年。
かなり今日的な組み合わせです。

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でも、時代は35年前。
150歳のとのにとってはそんな大昔のこととは思えないのですが、
やはりまだまだ差別の多い時代でありました。

そんな時代に、シンガーになることを夢に見ながらショーダンサーとして生活するルディ、
そして、ゲイであることを隠して生きる弁護士のポールがおりました。
この二人が出会い、愛が芽生え、共に暮らし始め、
麻薬中毒の母が逮捕され、ひとりぼっちになったダウン症のマルコと家族のように暮らし始める――

そう、こんな形の家族だってあります、という話。

ちょっと考えつかないような設定のお話です。
が、驚くことにこれは実話!

モデルになった男性ルディとNYブルックリンの同じアパートに住んでいた
脚本家のジョージ・アーサー・ブルーム。

彼によって脚本が書かれました。

ジョージが暮らすブルックリン・アトランティック大通りにあるアパートに
ひどい障害をもった子どもがいて、その母親は薬物依存症でした。
ジョージはこの子どもと過ごすルディを何度も目にすることがあり、
養子縁組についてのフィクションを書きました。
それは何度も映画化の動きがあったにもかかわらず、なぜか実現には至らず20年経過。

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20年経ったある日、ジョージの息子PJブルームが本作の監督トラヴィス・ファインの許へやってきました。
彼はトラヴィス・ファイン監督の音楽監修をしていたのです。
「親父がこのシナリオを書いたんだけど」と見せてくれた脚本。
「チョコレートドーナツ」誕生のきっかけです。

撮影裏話すらドラマティックです。
ドラマティックな設定ですが、
やりようによってはゲイカップルと母の愛を知らない少年とのお涙ちょうだい映画になってしまいます。

さあ、そこは監督の腕のみせどころでしょうね。

いったいどんなお話なのでしょうか。
続きは次回までお待ちくださいませ。



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チョコレートドーナツ
監督・脚本・製作/トラヴィス・ファイン、脚本・アソシエートプロデューサー/ジョージ・アーサー・ブルーム、プロデューサー/クリスティーン・ホスステッター・ファイン、チップ・ホーリハン、リーアム・フィン、撮影監督/レイチェル・モリソン、編集/トム・クロス、オリジナル音楽/ジョーイ・ニューマン、音楽監修/PJブルーム
出演
アラン・カミング/ルディ・ドナテロ、ギャレット・ディラハント/ポール・フラガー、アイザック・レイヴァ/マルコ・ディレオン、フランシス・フィッシャー/マイヤーソン判事、グレッグ・ヘンリー/ランバート、クリス・マルケイ/州検察官ウィルソン、ドン・フランクリン/ロニー・ワシントン、ジェイミー・アン・オールマン/マルコの母、ケリー・ウィリアムズ/ミス・フレミング、アラン・レイチンス/レズニック判事、ミンディ・スターリング/ミス・ミルズ、ダグ・スピアマン/ジョニー・ボーイ、ランディ・ロバーツ/PJ、ミラクル・ローリー/モニカ、マイケル・ヌーリ/マイルズ・デュブロー、ジェフリー・ピアース/プリット警察官
4月19日(土)シネスイッチ銀座他全国順次ロードショー
2012年、アメリカ、97分、カラー、日本語字幕/大西公子、配給/ビターズ・エンド
http://bitters.co.jp/choco/

by Mtonosama | 2014-04-14 06:03 | 映画 | Comments(9)