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殿様の試写室

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プリンセス・カイウラニ -2-
Princess Kaiulani

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(C)2010 Oahu Productions LLC.All rights reserved

「プリンセス・カイウラニ」の主役はハワイの美しい海とカイウラニ王女です。
また彼女が留学した英国ノース・ノーフォークにあるホーカム・ホールとその周囲をとりまく風景にも注目です。
あ、ハワイ王国の政治が行われたホノルル・イオラニ宮殿に初めてカメラが入ったことも
忘れてはいけません。

そして、ヒロインであるカイウラニ王女を演じたのは「ニューワールド」(‘06公開)で
ポカホンタスを演じて話題となったクオリアンカ・キルヒャー。
彼女のエキゾチックな美貌もさることながら、その人権活動家としての行動も
カイウラニ王女の勇敢な活動と重なるものがあります。

2歳から9歳までハワイ島で暮らし、ハワイ文化がその身にしみこんでいる彼女ですが、
16歳のときにワシントンD.C.で先住民族の権利を訴える国連宣言についてスピーチをしたこともあります。

今回の出演についても
「カイウラニ王女の生涯と彼女が国民のために訴えた嘆願は
3億6千万人以上の先住民の権利と独自の文化を守るという国連の宣言とも関連します」

と述べています。


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ストーリー
1889年。イオラニ宮殿に初めて電気が灯る。
点燈の式典でカイウラニ王女がスイッチを押したその時、反王制派が反乱を起こした。
騒乱の中、からくもハワイを脱出した王女は父アーチボルトと共に英国へ向かう。
彼女を迎え入れたのは父の旧友テオ・ディヴィーズとその家族。
息子クライヴは王女に邪険な振る舞いをみせるが、妹アリスは彼女を優しく受け入れた。

アリスと一緒に寄宿学校で学び始めた王女。
彼女を待ち受けていたのはいわれのない人種差別だった。
故郷からの手紙を教師によって破り捨てられたり、「醜い先住民!」と罵られたり。
英国での辛い生活の中で慰めとなったのはディヴィース兄妹の存在だった。
王女はいつの間にか、アリスの兄クライヴと愛し合うようになっていた。

そんなある日、悲報が入る。
サンフランシスコで療養していたカラカウア王が亡くなったというのだ。
ハワイでは叔母リディアがリリウオカラニ女王に即位。
そして、カイウラニ王女は女王によって王位継承権第1位に指名されたのである。

だが、ハワイではリリウオカラニ女王への軍事行動が画策されていた。
王国にとってきわめて不利な新憲法の押し付けを女王は断固として拒絶していたからだ。

そんな状況を知る由もない王女はクライヴのプロポーズを受け入れた。
それを知ったクライヴの父テオは「ハワイ王国崩壊」の電報を王女には見せないことにする。
何も知らない王女のもとを訪れた父アーチボルト。電報のことを知った彼女はクライヴに別れを告げ、故国ハワイへ向かう。

王政崩壊とアメリカ軍による国民虐殺の事実を知らされたカイウラニ王女は、
アメリカ大統領クリーブランドにハワイ暫定政権不支持を要請するためワシントンへ……



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愛を諦め、故国のために闘うことを選ぶカイウラニ王女の毅然とした態度に心打たれました。

最近、闘う女性の映画が目につきます。
先日試写を見た「The Lady アウンサンスーチー 引き裂かれた愛」もそうですし、
とのは未見ですが、「スノーホワイト」も闘う白雪姫なんですよね。

大きな声を出したり、武器を持って殺戮行為に走るのではなく、
知性と品格と勇気を持って凛として困難な事態に立ち向かう女性の姿には心底感銘します。
自分にできるできないは別問題として、見習いたいと思います。
こんな気持ちを与えてくれるのも映画の役割ですよね。

ああ、凛々しい女になりたいです。





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プリンセス・カイウラニ
監督・製作・脚本/マーク・フォービー、製作/ナイジェル・トーマス、ローリー・アぺリアン、リック・ガリンデス、ロイ・ティジョー、撮影/ガブリエル・ベルスタイン、音楽/スティーヴン・ウォーペック
出演
クオリアンカ・キルヒャー/カイウラニ王女、バリー・ペッパー/ローリン・サーストン、ウィル・パットン/サンフォード・B・ドール、ショーン・エヴァンス/クライヴ・デイヴィーズ、ジミー・ユィール/アーチボルト・クレグホーン、ジュリアン・グローヴァー/デオ・デイヴィーズ、タムシン・マーチャント/アリス・デイヴィーズ、レオ・アンダーソン・アカナ/リリウオカラニ王女、オーシャン・カオウィリ/カラカウア王
7月7日(土)新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー
2010年、98分、日本語字幕/松岡葉子、後援/ハワイ州観光局、配給/アニープラネット
http://www.princess-eiga.com/

by Mtonosama | 2012-07-12 08:01 | 映画 | Comments(8)
プリンセス・カイウラニ -1-
Princess Kaiulani

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(C)2010 Oahu Productions LLC.All rights reserved

「プリンセス・カイウラニ」はハワイを舞台にした映画です。
それも知られざる史実を描いた作品――

なんだかんだいいながらハワイものを上映することが多い当試写室でございます。
今年5月に上映したばかりの「ファミリー・ツリー」
http://mtonosama.exblog.jp/17519042/ http://mtonosama.exblog.jp/17531572/ 
から僅か2ヶ月しか経っていません。


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今回はハワイ王国最後の王女さまであるプリンセス・カイウラニが主人公の映画です。
前回の「ファミリー・ツリー」とはかなり違った作品ですので、
歴史もの、女性ものがお好きな向きにはまたまたお楽しみいただけることと存じます。



しかし、ハワイを訪れても、美しい風景と過ごしやすい気候にばかり気をとられ、
その歴史を意識することがありません。
こんなことじゃいけない、とハワイの人々の間にもハワイの歴史や伝統を大切にする動きも出ています。
昨年7月当試写室で上映した「ワンヴォイス」も
http://mtonosama.exblog.jp/16256283/ http://mtonosama.exblog.jp/16242302/
ネイティヴハワイアンの高校生たちが歌を通してハワイ語を覚え、
島の歴史や伝統を学びながら自分達のアイデンティティを意識し始めるまでを描いた作品でした。

「プリンセス・カイウラニ」は、この美しいハワイがアメリカ50州目に加えられる前、
ハワイ王国によって治められていた頃のお話です。

ハワイがアメリカ合衆国最後の州に加盟するまでの歴史をウィキってみましたら、
いや、もう大変な歴史があったんですね。


1898年米西戦争の折、ハワイの重要性を認識したアメリカは、3年前に滅亡したハワイ王国を併合し、ハワイ準州としました。当時の大統領は前任者クリーブランド大統領とは対照的に帝国主義政策を進めたマッキンリー。これ以後、ハワイはアメリカの太平洋支配の拠点となり、パールハーバーに大海軍基地が建設され、それは現在もアメリカ海軍太平洋艦隊の基地として重要な地位を占めています。

と、これが簡単過ぎるハワイ州成立時とそれ以後の話。

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映画はハワイ王国最後の王女さまプリンセス・カイウラニを主人公にした物語です。
太平洋上に全長2400kmにわたり8つの島と100以上の小島から成るハワイ諸島によって構成されたハワイ。
その地勢と利権に目をつけたアメリカ人の策略でカイウラニ王女は故郷を追われました。
愛するハワイと国民の権利を求め、23歳で若すぎる死を迎えるまで闘い続けた王女。
彼女の生きた時代はまさにアメリカによってハワイ王国の命運がつきる頃と重なります。
知らなかったハワイ史とハワイ文化。そして、王女の秘められた悲恋。

優雅で誇り高く、国と国民を愛し抜いた王女は毅然としていて、あのアウンサンスーチー女史を連想させます。
(あ、アウンサンスーチーさんが主人公の「ザ・レディ」も近日公開です)

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夭折する美しいプリンセス――
もうそれだけで絶対に観たくなってしまう本作を監督したのは、
これがデビュー作となるマーク・フォービー。

ハワイに生まれ育った妻のレイラニと共にイオラニ宮殿を観光中、目に焼きついたのがカイウラニ王女の写真。
彼女の写真を見て、本作の企画を思いついたということです。
当時のハワイ王族の手紙を閲覧するなど、リサーチと歴史研究を重ね、2年を費やした後に
脚本を完成させました。

さあ、一体どんなお話でしょうか。
乞うご期待でございますよ。



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プリンセス・カイウラニ
監督・製作・脚本/マーク・フォービー、製作/ナイジェル・トーマス、ローリー・アぺリアン、リック・ガリンデス、ロイ・ティジョー、撮影/ガブリエル・ベルスタイン、音楽/スティーヴン・ウォーペック
出演
クオリアンカ・キルヒャー/カイウラニ王女、バリー・ペッパー/ローリン・サーストン、ウィル・パットン/サンフォード・B・ドール、ショーン・エヴァンス/クライヴ・デイヴィーズ、ジミー・ユィール/アーチボルト・クレグホーン、ジュリアン・グローヴァー/デオ・デイヴィーズ、タムシン・マーチャント/アリス・デイヴィーズ、レオ・アンダーソン・アカナ/リリウオカラニ王女、オーシャン・カオウィリ/カラカウア王
7月7日(土)新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー
2010年、98分、日本語字幕/松岡葉子、後援/ハワイ州観光局、配給/アニープラネット
http://www.princess-eiga.com/

by Mtonosama | 2012-07-09 06:48 | 映画 | Comments(5)
ファミリー・ツリー -2-
The Descendants

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© 2011 Twentieth Century Fox

とのの場合、ジョージ・クルーニーは「オー・ブラザー!」(‘01)とか
「バーン・アフター・リーディング」(‘09)とかコーエン兄弟監督の作品が印象深いです。
「ゴルゴ13」のように大きな目で、まじめそうな顔をしているのに、
必死に笑いをこらえてる感じの彼の目元や口元が本当に好きなんです。
そんなコメディっぽい役のクルーニーが好きなのですが、
「ラスト・ターゲット」で演じた殺し屋も素敵でした。
http://mtonosama.exblog.jp/16095831/ http://mtonosama.exblog.jp/16112857/

今回、彼が演じるのは高校生の長女と10歳の次女を持ち、妻に浮気され、
その上、その妻に先立たれてしまうという弁護士の役。
仕事が第一で家庭を顧みないというありがちな親父です。

なんと、クルーニーが父親役ですよ。
初恋の人が十数年ぶりのデートに赤ん坊をおんぶして現れたような異和感を感じます。
しかし、そこはアレクサンダー・ペイン監督とジョージ・クルーニーです。
期待してみようではありませんか。


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ストーリー
マット・キングはハワイ・オアフ島に暮らす弁護士です。
彼は今、大変な時を迎えていました。
妻のエリザベスがパワーボートのレース中に海に転落し、意識不明になってしまっていたのです。
家族をあまり顧みることなく、弁護士業務に明け暮れていたマットは、
妻の意識が戻ったら、良き夫、良き父親になることを深く心に誓うのでした。
ですが、それは簡単なことではなく、反抗期真っ盛りの長女アレックスやら、
10歳になる次女のスコッティの起こす問題やら、
家族にしっかり関わってこなかったマットはてんてこ舞い。

さらに、マットの抱えるもう一つの問題は先祖の遺した広大な土地でした。
実はマットはカメハメハ大王の子孫。
ハワイ政府から信託されたカウアイ島の広大な原野を所有しているのですが、
その売却を考えていました。
この土地を売ってしまえば、一族には莫大なお金が入るのですが、
ハワイの大自然が損なわれると反対する親族もいるし、
島の人々もことの経緯に深い関心を寄せていました。
マットは、というと、亡父の教えに従って質素に暮らしてきたが、
妻が回復したら土地を売ったお金で贅沢な暮らしをさせてあげたいと考えています。
でも、妻は眠り続けたまま。

ハワイ島の全寮制高校で学んでいる長女のアレックス。
マックスは妻の病状の悪化を受けて彼女を迎えにいきます。
仲の良い母娘だったのに、クリスマスにケンカをしてから口をきいていなかった
アレックスは母の病状を聞いて動揺。
そして、その時、彼女が口にしたのは
「ママは浮気してたんだよ」
長女の言葉にショックを受け、親友夫妻に問いただすと、
なんと彼らは妻エリザベスがマックスとの離婚を本気で考えていたことを告げたのでした。
マックスは妻とその浮気相手ブライアンへの怒りに燃えながらも、
妻のためにブライアンに会い、彼女の病状を伝えることを決意します。

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娘2人、そして、なぜかアレックスのボーイフレンド・シドも一緒に、カウアイ島に滞在するブライアンを訪ねるマット。
カウアイ島到着後、先祖伝来の土地・ハナレイに別れを告げるため、その地を訪れます。
神が宿るかのようなその雄大な景色にしばし声もなく見入る親子。

翌日、ブライアンと出会ったマット。
その後は親族会議に出席し、土地の売却に決断を出さないとならないのですが…

生意気な娘たち、さらに長女のボーイフレンド。
世代のギャップに右往左往し、親戚たちからは土地の売却を期待され、
おまけに、これまで顧みてこなかった妻は昏睡状態に陥っているばかりか、
浮気までしていた・・・・・

そんな事態に、弁護士らしくクールに対処するというのではなく、
ドタバタと困惑しつつ、でも、おまぬけ過ぎることもなく、
ひとつひとつに答えを出していくマット。良い感じでした。

反抗期の長女が父親をちゃんとフォローしてくれ、
変人としか思えない彼女のボーイフレンドが案外な働きを見せてくれたり、
あっけらかんとした次女がナイーブな女の子だったり、と、
登場する1人1人のキャラクターのそれぞれが葉を茂らせた枝。
カメハメハ大王以来の太い幹に生えた枝。まさにファミリー・ツリーなんですね。
枝や葉が寄り添いあい、支え合うように、家族が1本の木として成長していきます。

日常生活でたまった心の澱が溶けていくようなそんな映画でした。

ジョージ・クルーニー。やっぱり良いです。





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ファミリー・ツリー
監督/アレキサンダー・ペイン、原作/カウイ・ハート・へミングス、脚本/アレキサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ、撮影/フェドン・パパマイケル、ASC、製作/アレキサンダー・ペイン、ジム・テイラー、ジム・パーク
出演
ジョージ・クルーニー/マット・キング、シャイリーン・ウッドリー/アレクサンドラ(長女)、アマラ・ミラー/スコッティ(次女)、ニック・クラウス/シド、ボー・ブリッジズ/ヒュー(マットの従兄弟)、ジュディ・グリア/ジュリー・スピア
5月18日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2011年、アメリカ、115分、配給/20世紀フォックス、http://www.foxmovies.jp/familytree

by Mtonosama | 2012-05-12 16:50 | 映画 | Comments(12)
ファミリー・ツリー -1-
The Descendants

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© 2011 Twentieth Century Fox


お待たせしました!
ジョージ・クルーニーの登場です。
え、別に待ってない?
そんなことをおっしゃらず、ちょっといつものおふざけクルーニーとは違う顔の彼を楽しんでいってください。
違う顔といったって、まじめくさったり、深刻な顔という訳ではありませんから。
ああ、ジョージ・クルーニーって本当に良いわぁ。大好きです。
あ、言っちゃった・・・

「ファミリー・ツリー」。ハワイを舞台にした映画です。
オリジナルタイトルは”The Descendants”。
意味は〈子孫、末裔、祖先などからの伝来物〉とジーニアス英和大辞典にはあります。
邦題「ファミリー・ツリー」も〈家系(図)、(ある家族の)先祖と子孫〉とありますから、
ま、家族の映画ということでしょうが、
オリジナルタイトルには〈祖先などからの伝来物〉という意味もあるのが気になります。
そして、本作のキャッチフレーズ「ハワイに暮らしていても人生は楽じゃない」って言葉も。

そ、夢の国とか、この世の楽園とか、いいますけど。
ハワイに住もうが、タヒチに暮らそうが、人生って楽じゃないです。

みんながみんな日がな一日ビーチで寝そべってるわけじゃなし、
全員がシュノーケルつけて海中散歩を楽しんでいるわけではありませんものね。もちろん。

監督はアレキサンダー・ペイン。「サイドウェイ」(’04)で良い味出してくれたあの監督です。
「サイドウェイ」はワイナリーをめぐる男2人のロードムービーでしたが、
さりげなくワイナリーというはやりものを取り入れながら、
人生の渋い部分や美味しい部分を描いていくうまさ、
そう、まるでワインのような美味しさは抜群でしたよね。

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今回もそうでした。ハワイという永遠の楽園を舞台にしながら、暖かい潮風だけではなく、
ブルブルってくる冷たい風を吹かせたり、
ヤシの葉影どころか建物の北側の湿っぽい日陰もあったり、
いかなる名所や名物でも、決してステレオタイプに終わらせない監督です。
第84回アカデミー賞脚色賞を受賞しています。

ハワイであれ、どこであれ、人が暮らす生活の場である以上、
思い通りにいかないことや悩みや苦しみがあるのは当たり前。
知らず知らずに抱いていた根拠のない憧れに
「それは違うよ」と優しく教えてくれるだけでなく、
「じゃあ、どうすればいいのかな」と一緒に考えながら歩いていってくれるような優しい映画です。
「サイドウェイ」もそんなところに惹かれて好きになった映画でした。

さあ、一体どんなお話なんでしょう。乞うご期待でございますよ。



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ファミリー・ツリー
監督/アレキサンダー・ペイン、原作/カウイ・ハート・へミングス、脚本/アレキサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ、撮影/フェドン・パパマイケル、ASC、製作/アレキサンダー・ペイン、ジム・テイラー、ジム・パーク
出演
ジョージ・クルーニー/マット・キング、シャイリーン・ウッドリー/アレクサンドラ(長女)、アマラ・ミラー/スコッティ(次女)、ニック・クラウス/シド、ボー・ブリッジズ/ヒュー(マットの従兄弟)、ジュディ・グリア/ジュリー・スピア
5月18日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2011年、アメリカ、115分、配給/20世紀フォックス、http://www.foxmovies.jp/familytree

by Mtonosama | 2012-05-09 05:52 | 映画 | Comments(8)
                ワンヴォイス -2-
                  ハワイの心を歌にのせて
                        ONE VOICE


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                      ©2009 Juniroa Productions Inc.

               ハワイ、オアフ島で創立120年を迎えるカメハメハ・スクール。
         (カメハメハと聞いて“かめはめ波~~~!”を連想した方、それ、違いますから)
        カメハメハ・スクールはハワイ原住民の血をひく子どもたちが通学する名門校です。
  このハイスクールで毎年1回3月に“ハワイアン・スクール・コンテスト”という合唱コンクールが開催されます。
これは9~12年生の2,000人もの生徒たちが学年ごとに、すべてハワイ語によるハーモニーを競うコンテストです。

カメハメハ・スクール
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カメハメハ大王直系の子孫プリンセス・バーニス・バウアヒ・ビショップの遺産から寄付を受けて1887年に創立されたハワイ州全体にわたる学校。入学対象は、ネイティヴを祖先に持つネイティヴ・ハワイアンの子どもたちです。
734,000坪の敷地に幼稚園、小学部、中等部、高等部があり、マウイ島(22,000坪)、ハワイ島(367,000坪)にもそれぞれ幼稚園、小学部、中等部、高等部があります。州内5島には32の幼稚園も。生徒数6,500人の同校は全米最大を誇る私立校です。
1888年、同校はハワイ語の使用を禁じられます。
その後1896年にはハワイの公立校でもハワイ語を禁止。
ハワイ語が州の公用語と認められるのは約100年を経た1987年のことでした。

                      “ハワイアン・スクール・コンテスト”は
         いまやハワイ全土でTV、インターネットで生中継されるほどの大イベントになっています。
             ハワイでは今ハワイ語の復活をめざす研究や試みが進められていますが、
            このコンテストもネイティヴ・ハワイアンの文化やアイデンティティを根付かせ、
                 復権するための重要なイベントとして回を重ねているんですねぇ。
 

          このコンテスト、9年生から12年生までの生徒は全員参加が義務付けられています。
             学校や生徒はもちろんのこと、家族もまた準備とリハーサルに追われ、
             指揮者に選ばれたリーダーは苦労してクラスをまとめあげていきます。

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         映画の最初は、いかにもアメリカナイズされたしぐさで自信たっぷりにリーダーたちが
                        コンテストに臨む気概を語ります。
                裕福な子もいるし、不幸な家庭環境を背負った子もいる。
         初めは自信に満ち溢れていたリーダーたちも思い通りにならない練習に悩んだり、
                      愚痴が出てきたり、挙句、先生に怒られたり。
              そうこうしてる内に、歌を通じてハワイ語が上手になっていくんですよね。
          観ている内に、どうしてもひいきしたくなってしまう子やクラスが出てきちゃうんです。
                      ただの映画観客に過ぎないのですけど。

                 もうコンテストの日になると、出場する生徒たちと同様緊張し、
                彼らの家族と同じく両手をしっかり組み合わせて観てしまいます。
        生徒たちが真剣に何かに突き進む様子って、なんでこんなに感動しちゃうんでしょうね。
                  それにハワイ語のコーラスってなんて優しいんでしょう。
     練習を通じて、男子はより男らしく、女子はより女らしく、なっていくし、この変化がまたすばらしい。
             「フェミニズムなんてスットコドッコイだい!」って気分になってしまいます。

                でもね、明るくて、きれいで、癒しのリゾートであるハワイも、
              言葉を禁止され、伝来の文化もつぶされてきた過去があったんですね。
         それをしゃかりきにならず、自然体で復活させていこうとしているハワイアンたちって
                          なんてすばらしいんでしょう。

    あ、大事なこと言い忘れてました。生徒達が選んだ課題曲の中にBEGINの「涙そうそう」をカバーし、
              全米で大ヒットしたケアリイ・レイシェルの「カ・ノホナ・ピリ・カイ」も。
              ラストに流れるこのメロディに、どんどん心がゆるんでいきますよ。

            観光地としてのハワイ以外の一面を知ることができて、ホント良かった! 
                     やっぱりもう一回行きたいです。ハワイ。


  



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ワンヴォイス
監督/リゼット・マリー・フラナリー、プロデューサー/ヘザー・ハウナニ・ギウニ&ルース・ボラン、エディター/ゼルダ・グリーンステイン、撮影監督/ブライアン・ウィルコックス
出演
ジョシュア“ババ”タバレス、カハラ・ロウ、トルーマン・レイ・チャン、ブローリン・デューク・カヴェヒ、ナディア・レイ、シェナ・アチョン、ザカリー・ラム、マカフィー・トルコ、マックスウェル・ムカイ、イザヤ・パマティガン
8月6日(土)よりシネクイント他全国ロードショー
2009年、アメリカ、カラー、89分、配給/グラッシー、提供/レイドバックコーポレーション、グラッシー、キングレコード、後援/ハワイ州観光局、協力/フラハワイ
http://www.onevoicemovie.jp/

by mtonosama | 2011-07-11 06:22 | 映画 | Comments(10)
                  ワンヴォイス -1-
                    ハワイの心を歌にのせて                           
                           ONE VOICE

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                      ©2009 Juniroa Productions Inc.

                         もう12年前になるでしょうか。
                       とのもハワイに行ったことがあります。
                  早朝、ホノルルに到着し、ホテルのチェックインの時間まで、
                 半分眠った頭と身体で大型バスであちこち連れ回されました。
                 記憶に残っているのは♪この~木、何の木、気になる木♪の
                        《日立の樹》モンキー・ポッドだけ。
             当時は今ほど早起きではなかったので、バスの中ではほとんど寝てました。

           映画に関するハワイ知識も「ジュラシック・パーク」がハワイで撮影されたってこと位。
                      ノースショアに向かうレンタカーから見えた山並に
          「ほんとだ!映画と同じだ」と喜びながらも、突然降りだしたシャワーのような大雨に、
                  ミーハー気分で借りたカブリオーレの幌を閉めることができず、
                       びしょぬれになってしまったというお粗末さ。

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                          そんな満たされないハワイ初体験、
                         火山も見たい、シダの洞窟も見たい―――
                       の夢も空しく、その後、ハワイには行けてません。

                               だからでしょうか。
         オアフ島で毎年3月に開催される“ハワイアン・スクール・ソング・コンテスト”に向け、
    練習に励む生徒達の素顔を追ったドキュメンタリー「ワンヴォイス」に食指を動かしてしまったのは。

                      「ワンヴォイス」は、生徒達が一生懸命練習して
                   年に一度のコンテストですばらしい歌声を披露するまでを
                          記録したドキュメント映画です。

    だったら「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」のマーチングの高校生も感動させてくれますけど?

                           ところが、ところが、です。
      ハワイには「ジュラシック・パーク」の撮影場所やら、「ブルーハワイ」の舞台であること以上の
       過去や歴史があり、この映画はただの学園熱血ドキュメントではなかったんです――ー

1810年代終わりになると、アメリカ海外伝導評議会がキリスト教を布教するため、ハワイに宣教師を派遣します。ちょうどそのころ、ハワイではカメハメハ2世が伝統的なタブーを否定し、神官の地位や伝統宗教そのものが崩壊しつつあったため(白人との接触で原住民の価値観が変わった)、いともたやすく布教に成功しました。

 また、文字のないハワイ語をアルファベットに置き換えた上で聖書も出版。1825年、やはりカメハメハ2世の時代に王族の1人カピオラニが女神ペレに対する信仰を破棄し、キリスト教に改宗したことから、これがハワイ王国の国教となりました。ところが、宣教師達の権力が増大し、彼らは原住民の伝統文化や儀式を邪教として排斥。歌謡の一種であるオリ・伝統芸能の一種フラなども禁止してしまいます。

 カメハメハ2世の後を継いだカメハメハ3世は議会制度を導入し、さらに憲法も発布し、さらに白人も政府に加え、一気に西洋化を進めました。また、砂糖キビのプランテーションも登場し、普及。土地改革が行われたこともあり、ここに土地の所有という概念がハワイ人達に起こります。また、1840年にカメハメハ3世は、公立学校の制度も整備しました。

 その後、イギリス・フランスの侵略がたびたび発生。それどころか一時的な占拠もされてしまいます。そして、このカメハメハ1世の家系は一生独身を通したカメハメハ5世で断絶し、次の王は議会から有力な首長のひとりであったルナリオ(1835~1874年)が選出されました。 しかし、在位2年で没し、彼と王位を争った。カラカウア王(1836~1891年)が第7代国王として即位しました。そして、彼の時代に、ようやく伝統文化・芸能は復権することになりましたが、もはや大部分が忘れ去られ、手遅れという状況でした。

「歴史研究所 The History Research Laboratory by U.R.L.」
 http://www.uraken.net/rekishi/reki-sekai003.html

               すいません。とのの悪い癖で引用が長くなってしまいました。

要はネイティヴ・ハワイアンの伝統文化や儀式、歌や舞踊などアメリカの宣教師たちによって排斥されてしまったということ。ハワイ語が州の公用語として認められるようになったのも、ようやく1987年になってからのことだというんですからねぇ。

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                 この映画は、高校生たちが歌を通してハワイ語を覚え、
          島の歴史や伝統を学びながらアイデンティティを意識し始めるまでを描いた作品です。

                    この夏ハワイに行く方にとってはまさに必見。
         ネイティヴ・ハワイアンのプライドを示す映画です。知ると知らないじゃ、大違い!
                12年前、無知なままハワイへ行ったとのゆえ、説得力あるでしょ?

                                

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☆7月8日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

ワンヴォイス
監督/リゼット・マリー・フラナリー、プロデューサー/ヘザー・ハウナニ・ギウニ&ルース・ボラン、エディター/ゼルダ・グリーンステイン、撮影監督/ブライアン・ウィルコックス
出演ジョシュア“ババ”タバレス、カハラ・ロウ、トルーマン・レイ・チャン、ブローリン・デューク・カヴェヒ、ナディア・レイ、シェナ・アチョン、ザカリー・ラム、マカフィー・トルコ、マックスウェル・ムカイ、イザヤ・パマティガン
8月6日(土)よりシネクイント他全国ロードショー
2009年、アメリカ、カラー、89分、配給/グラッシー、提供/レイドバックコーポレーション、グラッシー、キングレコード、後援/ハワイ州観光局、協力/フラハワイ
http://www.onevoicemovie.jp/

by mtonosama | 2011-07-08 06:23 | 映画 | Comments(4)