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ミルクMILK

ショーン・ペンは嫌いです。
ん?確か、前にもこんなこと言ったような。
そう、そう、彼が監督した「イントゥ・ザ・ワイルド」を紹介したとき(‘08年8月)だった。

はい。嫌いなことは嫌いなんです。
なんか妙に自信過剰で、男くさい(これって、マドンナとの結婚・離婚騒動で刷り込まれた印象かもしれませんが)。

その男くさいショーンがゲイの政治家を演じたのが「ミルク」。
この映画でショーン・ペンはアカデミー賞最優秀主演男優賞を
脚本を書いたダスティン・ランス・ブラックは最優秀脚本賞をとりました。

ミルクって牛乳じゃあなく、ハーヴィ・ミルクという実在した人物のことです。
1999年「タイム誌が選ぶ20世紀の100人の英雄」に選ばれた人で
ゲイであることを公表してアメリカで初の公職についた人
それが、この「ミルク」で描かれるハーヴィ・ミルク。

        1978年11月27日
        サンフランシスコ市々政執行委員(日本で言えば市議です)の
        ハーヴィ・ミルクが撃たれました。
        犯人は同じ市政執行委員のダン・ホワイト。
        敬虔なキリスト教徒であり、地元の保守層の票を背景に当選した彼は
        ゲイであるミルクの華々しい政治手法に不満を感じていたのです。

この映画には、ひとりの同性愛者がウォール街での安定した職を捨て
70年代、サンフランシスコのゲイ・コミュニティの声を代弁し
さらに社会的弱者やマイノリティのために闘い続け、
志半ばで斃れるまでの8年間が描かれています。

        《ストーリー》
        1972年、ニューヨーク。
        地下鉄の階段でハーヴィ・ミルクは20歳年下のスコット・スミスと出会い
        恋に落ちる。
        二人はサンフランシスコへ。
        ゲイやヒッピー達が大勢暮らすカストロ地区で、髪を伸ばし
        気ままな暮らしを楽しんでいた。
        やがて自分たちのアパートの1階に「カストロ・カメラ」という小さなカメラ屋を開業。
        店にはゲイやヒッピーをはじめ、周辺の商店主や住民も集まり
        情報交換の場となっていた。
        しかし、周辺には同性愛者たちを快く思わない保守的なカトリック系の商店主達も
        多く暮していた。
        ミルクは差別的な商工会に対抗し、新しい商工会を結成。
        恋人のスコットやカストロ・カメラに集まる人々の協力を得て
        地元商店街や住民の抱える問題に関わっていく。
        やがて彼は「カストロ・ストリートの市長」と呼ばれるように。
        1973年にはサンフランシスコの市政執行委員に立候補し
        すべての人のための権利と機会の平等を求めて選挙を戦うが、落選。
        やがて、政治の世界にのめりこみ、次第に大きな存在になっていくハーヴィから
        恋人のスコットは去っていく。
        77年、4度目の選挙で当選。
        「アメリカよ、目覚めよ。人種差別、性差別、年齢差別はやめよう。
        憎しみあうことはやめにしよう。
        われわれはもう悩むことなく、クローゼットに隠れることもない。もう二度と!」

        彼は高らかに声を上げる。
        ミルクはアメリカ史上において、同性愛者であることを公言して
        選ばれた初めての公職者となった。
        当選を喜ぶ支援者の中には新しい恋人ジャック・リラ
        選挙参謀の同性愛者の女性アン・クローネンバーグ
        そして、スコットの姿もあった。
        委員就任後、公共・福祉政策の立案で住民の賛同を得たミルクの前に
        立ちふさがったのは同性愛者の教師は解雇できるという案件だった…

映画はミルクがマイクに向かって語る思い出や決意をはさみながら進行します。
その言葉の中には
私のような人間、すなわち活動家であり、ゲイである者は、
不安で臆病で怖がりで気持の乱れた人の標的になる恐れがあることを十分理解している
」(1977年録音)
というものも。
彼は死を覚悟して活動していたんですね。
70年代のアメリカはまだまだそんな時代だったということです。

        それにしても、いつも思うのですが、アメリカの政治家はかっこいい演説をします。
        「映画だからね」なんて思っていたけど
        オバマ大統領のスピーチは映画よりかっこいいじゃないですか。
        日本の政治家も、もっと胸にぐさりとくる真実味のある言葉を
        発してもらいたいものです。

この映画にはミルクの近くにいた彼の友人たちも出演しています。
彼らはまた脚本家ダスティン・ランス・ブラックのリサーチに協力
撮影現場で多くの時間を過ごし、俳優たちの役作りにも貢献しました。
「ミルク」の中に闘う70年代の昂揚感や緊迫感がみなぎっているのは
ミルクを間近に見て、共に行動した彼らの思いが反映しているからかもしれません。

ミルク
監督/ガス・ヴァン・サント、脚本・製作総指揮/ダスティン・ランス・ブラック
キャスト
ショーン・ペン/ハーヴィ・ミルク、ジェームズ・フランコ/スコット・スミス、
ジョシュ・ブローリン/ダン・ホワイト、アリソン・ピル/アン・クローネンバーグ
4月18日(土)、シネマライズ、シネカノン有楽町2丁目、新宿バルト9他にて全国ロードショー
http://milk-movie.jp/enter.html

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by mtonosama | 2009-04-14 06:12 | 映画 | Comments(12)