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バチカンで逢いましょう -2-
Omamamia

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(C)2012 SPERL PRODUCTIONS/ARDEN FILM/ERFTTAL FILM. & FERN SEHPRODUKTION/SEVEN PICTURES FILM


現在のローマ法王はアルゼンチン出身のフランシスコ法王。
近くのホームレスを招き、その足を清めるなど、
これまでの法王のイメージとはかなり違った方です。

一方、719年ぶりに自由意思で生前退位したベネディクト16世は
お顔もいかつく、ちょっと厳格なイメージでしたが、
本作ではカイザーシュマーレン好きの気さくな法王さまとして登場します。


カイザーシュマーレン

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南ドイツの人が大好きなお菓子。作り方は、卵を卵黄と卵白に分け、卵白はメレンゲにします。小麦粉と砂糖、牛乳、卵黄を混ぜ合わせ、最後にメレンゲを入れて混ぜあわせ、融かしたバターがたっぷりのフライパンでパンケーキを焼きます。焼き上がったパンケーキを一口大に崩し、レーズンやアーモンドを入れ、バニラシュガーをかけてカラメリゼ(菓子の表面に薄く砂糖をふり、バーナーや焼きこてなどでカラメル状に焦がすこと)。中はしっとり、外はかりっと仕上げ、お皿に盛って更にパウダーシュガーをかけたお菓子です。

わ~、太りそう!でも、美味しそう!!
このお菓子、本作でも重要な役割を占めているんですよ。

さあ、どんなお話でしょうか。


ストーリー
マルガレーテは長年連れ添った夫の葬儀を済ませ、人生の再出発に踏み出すところ。

彼女は40年前に夫と共に南ドイツのバイエルン州からカナダに移住、
大自然に囲まれた我が家で幸せに暮らしていた。
だが、長女のマリーは一人になった母親が田舎の一軒家で暮らすのが心配でならない。
両親の家を売却し、自分たちの暮らすホワイトホースへ呼び寄せることに。

マルガレーテはマリーの家で一緒に暮らせるものと思っていたのに、
なんと老人ホームへ入居することに決まっており、
マリーたちと一緒に行く約束だったローマ旅行も中止されてしまった。
しかし、マルガレーテはどうしてもローマ法王の前で懺悔したいことがあるのだ。

ある朝、マルガレーテは置き手紙を残し、ひとりローマに旅立った。
孫娘マルティナのアパートに転がり込み、さっそくバチカンへ向かう。
だが、法王に会うのは簡単なことではなかった。

集団謁見の日、再訪したマルガレーテ。
そこで、なんと大変な事件を起こしてしまう。
盲人と偽り法王と謁見しようとしていた老詐欺師をこらしめようと、
護身用のスプレーを吹きかけたところ、なんと法王にかかってしまったのだ。
逮捕され、尋問される彼女を救ったのが、さっきの老詐欺師ロレンツォ。
彼は警察に事件はすべて自分のせいで彼女は無実だと釈明。

さて、マルガレーテ。彼女はそのロレンツォの甥ディノともローマで出会っていた。
実はディノの母親はドイツ生まれで、ディノはバイエルン料理店「リセロッタ」を経営。
だが、彼の料理はあまりにもひどく店は倒産寸前。
最初は客として訪れたマルガレーテはその不味さに自ら厨房に立ち、自分で作り始めた。
そんな縁で彼女は「リセロッタ」のシェフになり、彼女の作る料理はローマっ子の評判に。
店は今や繁盛店に大変身。

一方、法王襲撃犯として国際ニュースになった母親を心配してマリーもローマにやってきた。
孫娘のマルティナは同棲している恋人とのトラブルで傷つき、
さらにロレンツォとディノにも不幸が。

そんな傷ついた心を癒すのはマルガレーテの美味しい料理。

ある晩、マルガレーテは40年間心に秘めてきた秘密をマリーに明かす。
だが、その秘密の持つ衝撃にマリーは怒り狂う。

傷心のマルガレーテ。酔いつぶれるマリー。
そんなとき、マルガレーテの許に法王庁からとんでもない依頼が……


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マルガレーテ、マリー、マルティナ。三代のドイツ女が一致協力して作り上げる
百人分のカイザーシュマーレン。
ドイツ菓子の甘い香りがたちのぼるかぐわしい映画であります。
母・娘・孫娘。血のつながりは代々の味の伝承でもあります。
かくして女は生きていく。

母は新しい恋に生き、娘は飽きの来ていた夫と再起を誓い、
孫娘も浮気な恋人の一途な想いに再び惚れなおす――
そんなめでたしめでたしの食と恋のコメディです。

あ、カイザーシュマーレンを思い出してお腹が空いてきてしまいました。





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バチカンで逢いましょう
監督/トミー・ヴィガント、脚本/ジェーン・エインスコー、ガブリエラ・スペーリ、原案/クラウディア・カサグランデ、製作/アンドロ・スタインボーン、ガブリエラ・スペーリ、サウエイ/ホリー・フィンク、美術/パトリック・スティヴ・ミュラー、音楽/マルティン・トドシャローヴ、編集/シモン・ブラージ
出演
マリアンネ・ゼーゲブレヒト/マルガレーテ、アネット・フィラー/マリー、ミリアム・シュタイン/マルティナ、ジャンカルロ・ジャンニーニ/ロレンツォ、ラズ・デガン/シルヴィオ、ジョヴァンニ・エスポジト/ディノ、トーマス・カイラウ/法王ベネディクト
4月26日(土)新宿武蔵野館他全国順次ロードショー
2012年、ドイツ映画、カラー、105分、日本語字幕/松浦美奈、後援/ドイツ文化センター、イタリア政府観光局、配給/エデン

by Mtonosama | 2014-04-23 06:24 | 映画 | Comments(13)
バチカンで逢いましょう -1-
Omamamia

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(C)2012 SPERL PRODUCTIONS/ARDEN FILM/ERFTTAL FILM. & FERN SEHPRODUKTION/SEVEN PICTURES FILM

こんなおばちゃんがなんで人気あるの?
と、思っちゃいます。
でも、この人の人気、やはりあの名作「バグダッド・カフェ」(‘87)のもたらすところが大きいのでしょう。

とのの脳内スクリーンには砂漠の蒼過ぎる空をバックに立つ給水塔が映し出され、
妙にアンニュイだけど伸びやかなジェベッタ・スティールの“Calling You ”の歌声が響いています。



「バクダッド・カフェ」パーシー・アドロン監督の豊満なミューズ、
マリアンネ・ゼーゲブレヒトが27年前のあの頃のまま、
少しシワが増えたかなぁ、という感じで戻ってきました。
太めの人ってあまり老けないのかもしれません。

彼女のゆったりしたドイツ語を聞くとなんか心が融けていく感じです。
そうです。
ドイツ映画です。
あの栄光を再び!と思ったかどうかはわかりませんが、
マリアンネ人気におんぶしたオーマの恋愛映画。
あ、オーマというのはOma。ドイツ語で「おばあちゃん」の意味です。

しかし、マリアンネだけにおぶさってはいませんよ。
いくら彼女が立派な体格をしていてもひとりで何もかも背負うのはきついでしょう。
という訳で(ということもないか)、祖母・娘・孫娘の恋愛をめぐるお話になっています。

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舞台はイタリア。
ローマとバチカンです。

ちなみに映画の背景になった時代のローマ法王はドイツ出身の第265代ローマ法王ベネディクト16世。
719年ぶりに自由意思で生前退位して名誉法王になった方です。

ドイツ人の大好きなイタリア、かのゲーテ大先生もローマを愛したおひとりです。

本作の主人公マルガレーテもローマをめざします。

敬虔なカトリック教徒である彼女はある事情から
是非ドイツ出身の法王さまにお会いしたいと思い詰め、
あわや老人ホームか!という時、小学生の孫の助けを借り、
ローマ行きのチケットをゲット。
オーマのひとり旅が始まります。
かの地には孫娘も留学していますから、泊るところは大丈夫でしょう。

と、つい150歳のオーマであるとのはチケットやらホテルのことばかり心配してますが、
本作では他に注目点も多いんです。

まず、監督。
トミー・ヴィガント監督の映画監督デビューは
スポーツコメディ “Fussball ist unser Leben(football is our Life) ”(‘00)。
この作品が大ヒットし、多くのコメディ賞を受賞。
そして、エーリッヒ・ケストナー「飛ぶ教室」(‘03)の監督に抜擢され、
またもやヒットを飛ばし、ドイツ映画賞を受賞しました。

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監督がヒットメーカーなら、出演者もイタリア、ドイツの芸達者そろい。
孫娘の同棲相手イタリア人のプレーボーイは
「ポー川のひかり」(エルマンノ・オルミ監督)http://mtonosama.exblog.jp/11533228/
なんとイエス・キリストを彷彿させる主人公を演じたラズ・デガン。
モデル出身のハンサムさんだから、プレイボーイを演じてもサマになります。
でも、なんたって、イエス・キリストですからね。
アッと驚くあっち方面のシーンに思わず口が開いてしまいました。

マルガレーテとすったもんだのある男性ロレンツォには
ビスコンティ監督の遺作「イノセント」に主演したジャンカルロ・ジャンニ―ニ。
ちょっと見マルチェロ・マストロヤンニが歳とった姿を思わせる渋い俳優です。

さあ、いったいどんな映画でしょう。
乞うご期待でございますよ。



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バチカンで逢いましょう
監督/トミー・ヴィガント、脚本/ジェーン・エインスコー、ガブリエラ・スペーリ、原案/クラウディア・カサグランデ、製作/アンドロ・スタインボーン、ガブリエラ・スペーリ、サウエイ/ホリー・フィンク、美術/パトリック・スティヴ・ミュラー、音楽/マルティン・トドシャローヴ、編集/シモン・ブラージ
出演
マリアンネ・ゼーゲブレヒト/マルガレーテ、アネット・フィラー/マリー、ミリアム・シュタイン/マルティナ、ジャンカルロ・ジャンニーニ/ロレンツォ、ラズ・デガン/シルヴィオ、ジョヴァンニ・エスポジト/ディノ、トーマス・カイラウ/法王ベネディクト
4月26日(土)新宿武蔵野館他全国順次ロードショー
2012年、ドイツ映画、カラー、105分、日本語字幕/松浦美奈、後援/ドイツ文化センター、イタリア政府観光局、配給/エデン

by Mtonosama | 2014-04-20 05:42 | 映画 | Comments(10)