ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

タグ:パク・チャヌク監督 ( 3 ) タグの人気記事

オールド・ボーイ -1-
OLDBOY


f0165567_510284.jpg

(c)2013 OB PRODUCTIONS,INC.ALL RIGHTS RESERVED.


あのスパイク・リー監督が日本の劇画を映画化!
いえ、もっと詳しくいえばこの劇画を映画化し、2004年カンヌ国際映画祭で
グランプリを受賞したバク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』をリメークしました。

スパイク・リーといえば『セントアンナの奇跡』(‘08)が印象的でした。
http://mtonosama.exblog.jp/11427268/
最近の作品だと思っていたら、もう6年前になるのですね。

この時も彼の作風やテーマがなんだか変わった気がしました。
常に黒人としてのアイデンティティを意識した作品を描いてきた社会派監督。
『セントアンナの奇跡』は第2次世界大戦時イタリアへ進駐した黒人兵士師団のお話でした。

そのスパイク・リーが日本のコミックを映画化?
え、それも日本のコミックを映画化した韓国映画をリメーク?

原作「オールドボーイ ルーズ戦記」は週刊漫画アクションに掲載されていた劇画です。
現在双葉社より全8巻が発売中。
謎の軟禁施設の7.5階に10年間幽閉された男が見えざる敵を追う復讐劇で、
「ボーダー」「ハード&ルーズ」の原作者・狩撫麻礼が新たなペンネーム・土屋ガロンで
書いた物語を「天牌」の嶺岸信明が描いたもの。


f0165567_5161786.jpg

原作漫画「ルーズ戦記 オールド・ボーイ」プロフィール
1996年に当社の漫画アクションで連載を開始し、1997年から1998年にかけて単行本を出版した8巻からなる漫画シリーズで、米国ではダーク・ホース社が2006年に英語版を出版し、2007年には、米国では漫画のアカデミー賞と呼ばれるウィル・アイズナー賞の国際部門で最高作品賞を受賞しました。

映画「オールド・ボーイ」プロフィール
原作漫画のストーリーをもとに、2003年に韓国の映画監督であるパク・チャヌク氏により映画化され、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。ハリウッド版の映画化プロジェクトについて記者会見を行った俳優、映画プロデューサーであるウィル・スミス氏は、パク・チャヌク氏による韓国映画ではなく、原作漫画を元に映画化を企画中と発表した経緯があります。
http://www.futabasha.co.jp/introduction/old_boy/


韓国映画『オールド・ボーイ』はあの『JSA』(‘00)『イノセント・ガーデン』(’13)の
http://mtonosama.exblog.jp/19403806/ http://mtonosama.exblog.jp/19455603/
パク・チャヌク監督作品。
2004年にはカンヌ国際映画祭グランプリを受賞しています。

『JSA』は韓国軍を筆頭とした国連軍と北朝鮮軍の兵士が共同で警備に当たる37度線板門店において
ふとしたきっかけから許されざる友情を育む事になった南北の兵士達の交流と顛末を描いた作品でした。
一方『イノセント・ガーデン』は舞台も撮影もアメリカに移し、
パク・チャヌク監督がハリウッド映画デビューした作品です。

いずれにせよ、東西の名匠が興味を持った『オールド・ボーイ』という原作劇画、
ただものではありません。

さあ、スパイク・リー監督による『オールド・ボーイ』。
どんな作品にしあがっているのでしょうか。
原作劇画を読んだ方も、
パク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』をご覧になった方も、
長い幽閉生活から現代アメリカに戻ってきたオールドボーイ・ジョーの復讐劇をお楽しみください。

続きは次回までしばしお待ち下さいませ。



今日もポチッとお願いできればうれしゅうございます♪
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
☆6月22日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆

オールド・ボーイ
監督/スパイク・リー、脚本・共同製作/マーク・プロトセヴィッチ、撮影/ショーン・ボビット、美術/シャロン・シーモア、衣装/ルース・カーター、スタントコーディネーター/マーク・ノービー、格闘コーディネーター/J・J・ベリー
出演
ジョシュ・ブローリン/ジョー・ドーセット、エリザベス・オルセン/マリー・セバスチャン、シャールト・コプリー/エイドリアン・謎の男、サミュエル・L・ジャクソン/チェイニー、マイケル・インペリオリ/チャッキー、リンダ・エモンド/エドウィナ・バーク、ジェームス・ランソン/トム・メルビー医師、ポム・クレメンティフ/“黄色い傘の女”ハエン=ボク
6月28日(土)新宿バルト9他全国ロードショー
2013年、アメリカ、英語、カラー、103分、配給/ブロードメディア・スタジオ
http://www.oldboymovie.jp/

by Mtonosama | 2014-06-22 05:25 | 映画 | Comments(4)
イノセントガーデン -2-
Stoker

f0165567_627536.jpg

(C) 2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.


冒頭、先端が鋭く尖った単子葉類イネ科の丈高い草が生い茂り、
ザワザワと風に揺れる様子が不安をそそります。
無限地獄、尖端恐怖症・・・・・
ゾゾーッ・・・・・
静かな薄気味悪さに捉えられてしまいました。

なにかを予感させるオープニング。
ここで、はまります。ドキドキします。

とのの場合、映像でガツンといってしまった場合、
音楽はとりたててその存在を意識することはありません。
すいません。クリント・マンセルさん。
「ブラック・スワン」でも散々こわがらせてもらっていながら、なんて失礼な言い草でしょう。
ま、それは違和感なく映像と一体化しているということでしょうね。

さあ、一体どんなお話なのでしょうか。


f0165567_6383388.jpg

ストーリー
18歳の誕生日を迎えた日、
インディア・ストーカーは丘の上にある邸宅の庭で探し物をしていた。
毎年、誕生日には邸内のどこかにプレゼントの靴が隠されているのだが、
その日、庭の樹上に見つけた箱の中には1本の鍵が入っていただけだった。
そして、同じ日、父リチャードが急死した。

「リチャードは何のためにあんな遠くまで行ったの?」
「車ごと橋から落ちるなんておかしいわ」
父の死についてひそひそと交わされる会話を聞きながら、
孤独なインディアはたった一人の理解者である父を失ってしまった喪失感にうちひしがれていた。

葬儀の日、長い間、旅をしていたという叔父のチャーリーが現れ、参列者を驚かせる。
その日から彼はストーカー家に滞在することになる。

翌日、インディアは長年ストーカー家に勤めるマクガーリック夫人が
チャーリーを何やら責めているのを見かける。
だが、なぜか夫人はその日の内に姿を消した。

インディアと心を通わせない母エヴィは亡夫・リチャードとの仲も冷え切っていた。
その母がチャーリーと楽しげに買い物に出かけるのを冷めた目で見送ったインディアは
2人の留守中に彼のバッグを探ってみると、そこにインディアへのプレゼントと同じ箱があった。

おしゃれで、ガーデニングや料理もこなし、フランス語もテニスもうまい。
そんな完璧なチャーリーに「あなたは何が望みなの?」と訊ねるインディア。
「君と友だちになりたいんだ」
「わたしたちは家族だわ」

ある日、遠方から弔問に訪れた大叔母のジンがチャーリーを見て動揺する。
ディナーでエヴィになにか話したそうにするが冷たくあしらわれ、ホテルへ帰る。
そして、彼女もそのまま姿を消してしまった。

自分と同じように独特な感性を持つチャーリーに共鳴し始めるインディア。
だが、同時に彼が抱える過去にも疑問を抱き始めるのだった……


f0165567_639221.jpg

ミステリー映画のオープニングでがっつりつかまってしまう場合、
そのラストでしゅーっとしぼんで、その竜頭蛇尾ぶりにがっかりすることがままあります。

しかし、本作は最後までひっぱられました。
日中のはずなのに薄暮のような影を予感させる暗さ。
人が群れているのに、なぜかそれは親和感のない集合体であったり。
そして、自らの心と感覚の食い違いに居心地の悪さを感じていた少女が、
叔父の登場によって真実の自分に気付かされる――

少女から大人に変わるその短い期間を、巧妙に繰りこまれた映像が象徴的に描いていきます。

〈少女から大人へ〉から、
♪大人の階段のぼる 君はまだシンデレラさ♪(「想い出がいっぱい」)
なんて歌詞を連想した方もおいででしょうが(あ、自分だけか?)、はっきり言って、違います。

イノセントな少女がこんな大人に変わっていくとは、ブルル、怖いです。
内側から浸み出てくるような変貌の様を見せてくれたミア・ワシコウスカ、すごいです。





今日もポチッとお願いできればうれしいです♪
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
☆5月20日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

イノセントガーデン
監督/パク・チャヌク、脚本/ウェントワース・ミラー、製作/リドリー・スコット、トニー・スコット、マイケル・コスティガン、製作総指揮/スティーヴン・レイルズ、マーク・ロイバル、撮影監督/チョン・ジョンフン、プロダクション・デザイナー/テレーズ・デプレス、音楽/クリント・マンセル
出演
ミア・ワシコウスカ/インディア・ストーカー、マシュー・グード/チャールズ・ストーカー(チャーリー)、ダーモット・マローニー/リチャード・ストーカー、ジャッキー・ウィーヴァー/グウェンドリン・ストーカー(ジン大叔母)、ニコール・キッドマン/イヴリン・ストーカー(エヴィ)、フィリス・サマーヴィル/マクガーリック夫人、オールでん・エアエンライク/ホイップ、ルーカス・ティル/ピッツ、ラルフ・ブラウン/保安官、ジュディット・ゴドレーシュ/ジャクィン医師
5月31日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2012年、アメリカ映画、99分、配給/20世紀フォックス映画
http://www.foxmovies.jp/innocent-garden/

by Mtonosama | 2013-05-20 06:55 | 映画 | Comments(6)
イノセントガーデン -1-
Stoker

f0165567_662442.jpg

(C) 2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.


ある映画で感動させてくれたアジアの監督が、
全く違う印象の作品をハリウッドで撮り、そして瞠目させてくれました。

パク・チャヌク監督です。

1963年、韓国ソウル生まれ。映画監督、脚本家、プロデューサー。
ソガン大学哲学科在学中に映画クラブを設立し、映画評論に取り組みました。
そして、2000年、「JSA」で当時の韓国歴代最高の興行成績を記録。

もう13年も前のことになるんですね。
この映画「JSA」を観たとのはびっくりしました。

「JSA」
38度線板門店にある共同警備区域(JSA)で起こった射殺事件。
生き残った南北の兵士たちはなぜか互いに異なる陳述を繰り返す・・・・・

まだ若かったイ・ビョンホンも初々しいですが、
なによりほぼリアルタイムで韓国と北の隣国が抱える重い状況を
このように優れたエンタテインメントに仕立て、
なおかつ感動させてくれる監督には本当に驚かされました。

「JSA」以後も「オールド・ボーイ」(‘03)でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ、
「親切なクムジャさん」(‘05)ではヴェネツィア映画祭のコンペ部門で受賞、
ヨーロッパ映画祭にノミネートされ、‘09年「渇き」でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞。
‘11年、全編をアイフォンで撮影した短編「Paranmanjang」で
ベルリン国際映画祭金熊賞(短編部門)を受賞するなど、その活躍の世界は韓国にとどまりません。

f0165567_6131662.jpg

というわけで、パク・チャヌク監督、
本作「イノセントガーデン」ではハリウッドでメガフォンをとることになりました。
出演は「アリス・イン・ワンダーランド」(‘10)「ジェーン・エア」(’11)「アルバート氏の人生」(‘11)等で
強い印象を残したミア・ワシコウスカ。
そして、ご存知ニコール・キッドマン、という大物スターです。

舞台はアメリカ南部(多分)、時代は現代ではありますが、その年代を特定することはできません。

きわめて鋭敏な感覚を持つインディア・ストーカーという少女を主人公にした
若干ホラーの薫りも漂わせたミステリーです。
う~、ドキドキ――

f0165567_6151420.jpg

この作品は一冊の匿名の脚本から生まれました。
なにやら秘密めいたその脚本。
プロデューサーのマイケル・コスティガンにその存在を教えたハリウッドのエージェント、
彼女は脚本家の名前がテッド・フォークであるということしか明かしません。
しかし、後に、TVシリーズ「プリズン・ブレイク」の主演俳優ウェントワース・ミラーだったことがわかりました。
しかもこの人気俳優が8年もかけて書いた初めての脚本。
テッド・フォークというのは彼の愛犬の名前からとったペンネームでした。
なぜ犬の名前を使ったかというと、俳優が書いた脚本、という先入観を恐れたからなんだそうです。
「俳優がお遊びで書いたものじゃないぞっ!」と強調したかったんでしょうね。

限られた狭い地域、ごく短期間のできごと、そして、僅かな登場人物。
その数少ない登場人物もすぐに姿を消すのですからね(おっと、それは内緒でした)。
かなりの自信作なのでしょう。

さあ、パク監督。このいわくつきの脚本をどう料理するのでしょうか?
続きは次回まで乞うご期待でございます。



今日もポチッとお願いいたします♪
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
☆5月17日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

イノセントガーデン
監督/パク・チャヌク、脚本/ウェントワース・ミラー、製作/リドリー・スコット、トニー・スコット、マイケル・コスティガン、製作総指揮/スティーヴン・レイルズ、マーク・ロイバル、撮影監督/チョン・ジョンフン、プロダクション・デザイナー/テレーズ・デプレス、音楽/クリント・マンセル
出演
ミア・ワシコウスカ/インディア・ストーカー、マシュー・グード/チャールズ・ストーカー(チャーリー)、ダーモット・マローニー/リチャード・ストーカー、ジャッキー・ウィーヴァー/グウェンドリン・ストーカー(ジン大叔母)、ニコール・キッドマン/イヴリン・ストーカー(エヴィ)、フィリス・サマーヴィル/マクガーリック夫人、オールでん・エアエンライク/ホイップ、ルーカス・ティル/ピッツ、ラルフ・ブラウン/保安官、ジュディット・ゴドレーシュ/ジャクィン医師
5月31日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2012年、アメリカ映画、99分、配給/20世紀フォックス映画
http://www.foxmovies.jp/innocent-garden/

by Mtonosama | 2013-05-17 06:30 | 映画 | Comments(4)