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         パーフェクト・センス -2-
                      PERFECT SENSE

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      ©Sigma Films Limited/Zentropa Entertainments5 ApS/Subotica Ltd/BBC 2010

          ユアン・マクレガーファンの皆さま、本作でも、存分に彼をお楽しみください。
              今や、まさに旬の俳優という感があるユアン・マクレガー。

    彼のほんわかとした暖かさは終末映画すら、愛と感動のwarm@heart系の映画に変えてしまいます。

                     さあ、どんなお話かというと・・・・・

ストーリー
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スコットランド・グラスゴーの研究施設に勤める科学者スーザン。
彼女はある日、同僚に病院へ同行するよう求められた。
そこで、彼女が見たのはひとりの急患。
妻と会話中いきなり泣き崩れたその中年男性はなぜか臭覚を失ってしまっていた。
同僚によれば、昨日から同様の症例の患者が英国内だけではなく
ヨーロッパ各国に見られるという。患者たちには接点も共通点もなく、
新種のウィルスのせいなのか、バイオ・テロによるものか、原因不明だ。
爆発的な勢いで世界中に広まったこの病気は重症臭覚障害症候群の頭文字をとって
”SOS”と名づけられる。

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そんな大混乱の中、スーザンは自宅アパートの向かいにあるレストランのシェフ・マイケルと出会う。
”SOS”の影響で客足が途絶えた店の厨房に彼女を招き入れ、マイケルは料理をふるまう。
過去の経験から異性との交際に二の足を踏むスーザンだったが、マイケルの気さくな人柄にはなぜか親しみを感じる。

ところが、その瞬間、スーザンは突然悲しみに襲われ、号泣する。
驚いて彼女を家まで送り届けたマイケルも深い悲しみに落ちていった。
泣きながらベッドで抱き合い、眠りに落ちる2人。
そして、朝が訪れた時、2人とも臭覚を失っていた。

f0165567_6593344.jpgそれから、しばらくして、”SOS”の患者たちにまたもや変化が。
患者たちは恐怖を感じた後、極度の飢えを覚え、手当たり次第にあらゆるものを貪るように食べ始めた。あるものはオリーブオイルをがぶ飲みし、魚市場の売り子は生魚に頭からかぶりつく。
スーザンもマイケルも食欲を抑えることはできなかった。
その後、彼らは味覚をなくしていた。

マイケルが働くレストランのオーナーは廃業を決意。
ところが臭覚や味覚をなくした人々は別の感覚をとぎすましていく。
料理の温度や触感を楽しもうとする客が訪れ、レストランは大繁盛。
スーザンとマイケルも互いの過去や秘密を打ち明け合い、ますます愛を深めていくのだった。

平穏な日々を取り戻したかのように見えた人々だが、それは更なる危機への第一歩に過ぎなかった。

制御不能な憎悪の感情に襲われた人々は他人の心を手当たり次第に傷つけ、
その後、聴覚を失ってしまった。
各国の政府は暴徒化した市民を鎮静化させることができず、
グラスゴーの街も荒廃の極みにあった。レストランも閉鎖された。
マイケルもこの憎しみの感情を抑えることはできず、スーザンに残酷な罵声を浴びせ、
傷つけてしまう。匂いも味も音も失われた文明社会は確実に終末へと向かって突き進むしかないのか。

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収束を知らないこの病が世界中を覆いつくそうとする時、
離れ離れになっていたマイケルとスーザンが互いを求めて走り出す。そして……

         人は自らに課せられた苦しみに順応しつつ、楽しみすら見出そうとするものなのか、
            ということに、感動すると同時に安心を覚えてしまったとのです。

        最初の災難に順応するとすぐさま次の災禍に襲われ、安らぐときを知らないというのに、
                        安心するなんておかしいですよね。
                    でも、災いに襲われて深い悲しみを抱く人々を見て、
                 ああ、自分もこうやって泣きながら災禍を受け入れていくのか、
                        と妙な共感を覚えてしまいました。

              どんなに抗っても、身にふりかかってくるのが災いなら、まずは受け入れ、
                    人の温かみを求め、自分の温かみも感じてもらう。

                 それって、東北で示してもらったものと同じような気がします。
         「パーフェクト・センス」は終末映画というジャンルに新しい方向性を付け加えてくれました。

           

                                  

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パーフェクト・センス
監督/デヴィッド・マッケンジー、脚本/キム・フォッブス・オーカソン、製作/ジリアン・ベリー、マルト・グルナート、撮影/ジャイルズ・ナットジェンズ、編集/ジェイク・ロバーツ、美術/トム・セイヤー、衣装デザイン/トリシャ・ビガー、音楽/マックス・リヒター
出演
ユアン・マクレガー/マイケル、エヴァ・グリーン/スーザン、ユエン・ブレムナー/ジェームス、コニー・ニールセン/ジェニー、スティーヴン・ディレイン/スティーヴン、デニス・ローソン/ボス(レストラン・オーナー)
2012年1月7日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
2011年、イギリス、92分、日本語字幕/鈴木恵美、提供・配給/プレシディオ、協力/ハピネット、http://gacchi.jp/movies/perfectsense/

by mtonosama | 2012-01-07 07:23 | 映画 | Comments(14)
         パーフェクト・センス -1-
                       PERFECT SENSE

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      ©Sigma Films Limited/Zentropa Entertainments5 ApS/Subotica Ltd/BBC 2010

                    2012年新春にお届けする映画はこれです。
                         「パーフェクト・センス」。
          お正月気分に水をさすようで申し訳ないのですが、本作は終末映画であります。
             でも、同時に、珠玉の恋愛映画でもありますから、お許しくださいね。

            終末映画といえば、一昨年、当試写室でご紹介した「ザ・ロード」(‘09)
                     http://mtonosama.exblog.jp/13996145/
                     http://mtonosama.exblog.jp/14018258/
  なんて映画がありました。とても絶望的な内容で、邪悪な存在と化した人間が集団で登場したりしました。

        地球の危機を描いたものとしては「ゴジラ」や「妖星ゴラス」などという東宝特撮映画も
                      既に60年代に作られています。
                   あ、これは終末映画とはいわないか・・・

             「ゴジラ」も一昔前のハリウッド超大作も、作り話めいていましたが、
         最近の終末映画といわれるジャンルの作品は、微妙にリアルで「ありえな~い」と
                  むげに否定しさることのできないものがあります。
    このリアルさは私たちの経験したことが既に映画を超えてしまった部分があるからでしょうかね。

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”SOS”という原因不明の感染症が世界中に爆発的に拡がった世界。
これに感染した人は臭覚が突然消え去り、さらに、味覚、聴覚、視覚、触覚をも失っていきます・・・
原因不明、治療方法不明。医者も科学者もこの危機を前に手をこまねいて見ているしかありません。

           「パーフェクト・センス」も「ザ・ロード」も、あり得る終末映画ではありますが、
              「パーフェクト・センス」にはどこか優しい人のつながりを感じます。
                    恋愛映画だから、ということもあるのでしょうか。
                 いえ、もっと根源的な人の優しさみたいなものがあります。

                おっと、こんな早くからネタをばらしちゃっていいのだろうか。
                   ま、お正月ということで大目に見てくださいまし。

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            イギリスなどヨーロッパ4ヶ国の合作プロジェクトとなったこの映画の監督は
                     イギリス人監督デヴィッド・マッケンジー。

                  彼がとても印象的なことを語っているので、ご紹介します。

             「将来、確実に僕たちは無秩序な街や世界的な災害に直面するだろう。
            それでも僕たちは『ザ・ロード』のような世界観に向かっているとは思えない。
                   互いに助け合って一生懸命働いている人々がいる。
            人間の精神は残酷に殺し合うのではなく、どうにかして他人を助けようとする。
                  それが人間だし、人間は自分の状況に順応するものだ。
                  僕は人間の精神の中心には潜在的な善良さ、慈悲の心、
                  破壊するよりも築こうとする願望があると信じている」

   なんかこの言葉って、昨年わたしたちがあの震災の後、目にした光景を彷彿させると思いませんか?

           ユアン・マクレガーとエヴァ・グリーンが演じる過酷な状況の中で恋に落ち、
                      愛し合う恋人たちが直面した状況に、
                 悲惨さを感じるのではなく、むしろ、救いを感じるのは
            監督のこの世界観が色濃く反映しているからではないかと思うとのです。

                扱いようによってはハリウッドのパニック映画のように、
        大がかりな視覚効果と恐ろしげな効果音で見せる映画にもなったかもしれない本作を
                 ものすごくシンプルに描き出している点も新鮮です。

           新年第1作目にこの映画をご紹介できるとは、なんて幸せなんでしょう。
            さあ、どんなお話でしょうか。2012年新春、乞うご期待でございます。

                             

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パーフェクト・センス
監督/デヴィッド・マッケンジー、脚本/キム・フォッブス・オーカソン、製作/ジリアン・ベリー、マルト・グルナート、撮影/ジャイルズ・ナットジェンズ、編集/ジェイク・ロバーツ、美術/トム・セイヤー、衣装デザイン/トリシャ・ビガー、音楽/マックス・リヒター
出演
ユアン・マクレガー/マイケル、エヴァ・グリーン/スーザン、ユエン・ブレムナー/ジェームス、コニー・ニールセン/ジェニー、スティーヴン・ディレイン/スティーヴン、デニス・ローソン/ボス(レストラン・オーナー)
2012年1月7日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
2011年、イギリス、92分、日本語字幕/鈴木恵美、提供・配給/プレシディオ、協力/ハピネット、http://gacchi.jp/movies/perfectsense/

by mtonosama | 2012-01-04 07:16 | 映画 | Comments(10)