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ファミリー・ツリー -2-
The Descendants

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© 2011 Twentieth Century Fox

とのの場合、ジョージ・クルーニーは「オー・ブラザー!」(‘01)とか
「バーン・アフター・リーディング」(‘09)とかコーエン兄弟監督の作品が印象深いです。
「ゴルゴ13」のように大きな目で、まじめそうな顔をしているのに、
必死に笑いをこらえてる感じの彼の目元や口元が本当に好きなんです。
そんなコメディっぽい役のクルーニーが好きなのですが、
「ラスト・ターゲット」で演じた殺し屋も素敵でした。
http://mtonosama.exblog.jp/16095831/ http://mtonosama.exblog.jp/16112857/

今回、彼が演じるのは高校生の長女と10歳の次女を持ち、妻に浮気され、
その上、その妻に先立たれてしまうという弁護士の役。
仕事が第一で家庭を顧みないというありがちな親父です。

なんと、クルーニーが父親役ですよ。
初恋の人が十数年ぶりのデートに赤ん坊をおんぶして現れたような異和感を感じます。
しかし、そこはアレクサンダー・ペイン監督とジョージ・クルーニーです。
期待してみようではありませんか。


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ストーリー
マット・キングはハワイ・オアフ島に暮らす弁護士です。
彼は今、大変な時を迎えていました。
妻のエリザベスがパワーボートのレース中に海に転落し、意識不明になってしまっていたのです。
家族をあまり顧みることなく、弁護士業務に明け暮れていたマットは、
妻の意識が戻ったら、良き夫、良き父親になることを深く心に誓うのでした。
ですが、それは簡単なことではなく、反抗期真っ盛りの長女アレックスやら、
10歳になる次女のスコッティの起こす問題やら、
家族にしっかり関わってこなかったマットはてんてこ舞い。

さらに、マットの抱えるもう一つの問題は先祖の遺した広大な土地でした。
実はマットはカメハメハ大王の子孫。
ハワイ政府から信託されたカウアイ島の広大な原野を所有しているのですが、
その売却を考えていました。
この土地を売ってしまえば、一族には莫大なお金が入るのですが、
ハワイの大自然が損なわれると反対する親族もいるし、
島の人々もことの経緯に深い関心を寄せていました。
マットは、というと、亡父の教えに従って質素に暮らしてきたが、
妻が回復したら土地を売ったお金で贅沢な暮らしをさせてあげたいと考えています。
でも、妻は眠り続けたまま。

ハワイ島の全寮制高校で学んでいる長女のアレックス。
マックスは妻の病状の悪化を受けて彼女を迎えにいきます。
仲の良い母娘だったのに、クリスマスにケンカをしてから口をきいていなかった
アレックスは母の病状を聞いて動揺。
そして、その時、彼女が口にしたのは
「ママは浮気してたんだよ」
長女の言葉にショックを受け、親友夫妻に問いただすと、
なんと彼らは妻エリザベスがマックスとの離婚を本気で考えていたことを告げたのでした。
マックスは妻とその浮気相手ブライアンへの怒りに燃えながらも、
妻のためにブライアンに会い、彼女の病状を伝えることを決意します。

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娘2人、そして、なぜかアレックスのボーイフレンド・シドも一緒に、カウアイ島に滞在するブライアンを訪ねるマット。
カウアイ島到着後、先祖伝来の土地・ハナレイに別れを告げるため、その地を訪れます。
神が宿るかのようなその雄大な景色にしばし声もなく見入る親子。

翌日、ブライアンと出会ったマット。
その後は親族会議に出席し、土地の売却に決断を出さないとならないのですが…

生意気な娘たち、さらに長女のボーイフレンド。
世代のギャップに右往左往し、親戚たちからは土地の売却を期待され、
おまけに、これまで顧みてこなかった妻は昏睡状態に陥っているばかりか、
浮気までしていた・・・・・

そんな事態に、弁護士らしくクールに対処するというのではなく、
ドタバタと困惑しつつ、でも、おまぬけ過ぎることもなく、
ひとつひとつに答えを出していくマット。良い感じでした。

反抗期の長女が父親をちゃんとフォローしてくれ、
変人としか思えない彼女のボーイフレンドが案外な働きを見せてくれたり、
あっけらかんとした次女がナイーブな女の子だったり、と、
登場する1人1人のキャラクターのそれぞれが葉を茂らせた枝。
カメハメハ大王以来の太い幹に生えた枝。まさにファミリー・ツリーなんですね。
枝や葉が寄り添いあい、支え合うように、家族が1本の木として成長していきます。

日常生活でたまった心の澱が溶けていくようなそんな映画でした。

ジョージ・クルーニー。やっぱり良いです。





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☆5月12日に更新しました。いつも応援してくださり、ありがとうございます☆

ファミリー・ツリー
監督/アレキサンダー・ペイン、原作/カウイ・ハート・へミングス、脚本/アレキサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ、撮影/フェドン・パパマイケル、ASC、製作/アレキサンダー・ペイン、ジム・テイラー、ジム・パーク
出演
ジョージ・クルーニー/マット・キング、シャイリーン・ウッドリー/アレクサンドラ(長女)、アマラ・ミラー/スコッティ(次女)、ニック・クラウス/シド、ボー・ブリッジズ/ヒュー(マットの従兄弟)、ジュディ・グリア/ジュリー・スピア
5月18日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2011年、アメリカ、115分、配給/20世紀フォックス、http://www.foxmovies.jp/familytree

by Mtonosama | 2012-05-12 16:50 | 映画 | Comments(12)
ファミリー・ツリー -1-
The Descendants

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© 2011 Twentieth Century Fox


お待たせしました!
ジョージ・クルーニーの登場です。
え、別に待ってない?
そんなことをおっしゃらず、ちょっといつものおふざけクルーニーとは違う顔の彼を楽しんでいってください。
違う顔といったって、まじめくさったり、深刻な顔という訳ではありませんから。
ああ、ジョージ・クルーニーって本当に良いわぁ。大好きです。
あ、言っちゃった・・・

「ファミリー・ツリー」。ハワイを舞台にした映画です。
オリジナルタイトルは”The Descendants”。
意味は〈子孫、末裔、祖先などからの伝来物〉とジーニアス英和大辞典にはあります。
邦題「ファミリー・ツリー」も〈家系(図)、(ある家族の)先祖と子孫〉とありますから、
ま、家族の映画ということでしょうが、
オリジナルタイトルには〈祖先などからの伝来物〉という意味もあるのが気になります。
そして、本作のキャッチフレーズ「ハワイに暮らしていても人生は楽じゃない」って言葉も。

そ、夢の国とか、この世の楽園とか、いいますけど。
ハワイに住もうが、タヒチに暮らそうが、人生って楽じゃないです。

みんながみんな日がな一日ビーチで寝そべってるわけじゃなし、
全員がシュノーケルつけて海中散歩を楽しんでいるわけではありませんものね。もちろん。

監督はアレキサンダー・ペイン。「サイドウェイ」(’04)で良い味出してくれたあの監督です。
「サイドウェイ」はワイナリーをめぐる男2人のロードムービーでしたが、
さりげなくワイナリーというはやりものを取り入れながら、
人生の渋い部分や美味しい部分を描いていくうまさ、
そう、まるでワインのような美味しさは抜群でしたよね。

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今回もそうでした。ハワイという永遠の楽園を舞台にしながら、暖かい潮風だけではなく、
ブルブルってくる冷たい風を吹かせたり、
ヤシの葉影どころか建物の北側の湿っぽい日陰もあったり、
いかなる名所や名物でも、決してステレオタイプに終わらせない監督です。
第84回アカデミー賞脚色賞を受賞しています。

ハワイであれ、どこであれ、人が暮らす生活の場である以上、
思い通りにいかないことや悩みや苦しみがあるのは当たり前。
知らず知らずに抱いていた根拠のない憧れに
「それは違うよ」と優しく教えてくれるだけでなく、
「じゃあ、どうすればいいのかな」と一緒に考えながら歩いていってくれるような優しい映画です。
「サイドウェイ」もそんなところに惹かれて好きになった映画でした。

さあ、一体どんなお話なんでしょう。乞うご期待でございますよ。



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☆5月9日に更新しました。いつも応援ありがとうございました☆

ファミリー・ツリー
監督/アレキサンダー・ペイン、原作/カウイ・ハート・へミングス、脚本/アレキサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ、撮影/フェドン・パパマイケル、ASC、製作/アレキサンダー・ペイン、ジム・テイラー、ジム・パーク
出演
ジョージ・クルーニー/マット・キング、シャイリーン・ウッドリー/アレクサンドラ(長女)、アマラ・ミラー/スコッティ(次女)、ニック・クラウス/シド、ボー・ブリッジズ/ヒュー(マットの従兄弟)、ジュディ・グリア/ジュリー・スピア
5月18日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2011年、アメリカ、115分、配給/20世紀フォックス、http://www.foxmovies.jp/familytree

by Mtonosama | 2012-05-09 05:52 | 映画 | Comments(8)