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タグ:ヘレン・ミレン ( 2 ) タグの人気記事

ヒッチコック -2-
Hitchcock

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(C) 2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

「サイコ」は最高!
すいません。下らないダジャレを言ってしまいました。

いやもう、幼心に鮮烈な印象を残した怖い映画でして。
なにが怖いといって、殺人シーンの音楽が怖い。
ジャネット・リーの恐怖に見開かれた眼も怖い。
(あ、本作でジャネット・リーを演じたのはスカーレット・ヨハンセンです)
これを観た後、幼いとのはしばらく夜泣きをして親を困らせたそうです(ウソ)。
ご覧になっていない方はとにかく急いで「サイコ」のDVDを借りてきてくださいね。

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さて、本作に登場するヒッチコックは60歳。
既に46本の作品を世に出していましたが、これぞ!という一本を撮りたかったのです。
創作者というのは常にそんなものでありましょう。
そこで目をつけたのが実在の凶悪犯人エド・ゲインを描いた小説「サイコ」。
ですが、あまりの残虐さに映画会社は出資を断り、映倫からも殺人シーンへの許可が出ません。

というような状況の下、ヒッチコックと妻アルマはどうしたか――
「妻は夫を慕いつつ、夫は妻をいたわりつ」的な展開ではもちろんありません。
そんな映画を撮ったりしたらヒッチコックがあの世から怒りに来ますからね。

さあ、どんなお話かというと――


ストーリー
次回作の素材を求めていたヒッチコックは
実在の大量殺人鬼エド・ゲインの実話「サイコ」に惹きつけられる。
新作を撮る時には妻のアルマの賛同が不可欠なのだが、彼女は乗ってこない。
「主演女優が途中で殺されてしまうんだ」というヒッチコックのアイディアに反応したアルマ。
「なぜ途中なの?最初の30分で殺せばいいわ」

だが、マスコミも映画会社の反応は散々。
パラマウントの社長に出資を断られたヒッチコックは自邸を担保に自己資金で製作することを決意。
「資金も時間もなく、知恵を絞って映画を作っていた頃の楽しさと解放感をもう一度味わいたい」
というヒッチコックの言葉に、アルマが動いた。

出資もしなければ、監督へのギャラも払わず、映画会社はただ配給するだけ、
という契約でようやくようやくパラマウントが同意。
ところが、脚本をチェックした映倫がシャワールームでの殺人シーンにダメ出し。
落ち込むヒッチコック。

撮影が始まるとまたまたトラブル続出。
頼みのアルマは脚本家のウィットに依頼された共同執筆に夢中。

ヒッチコックは2人の仲を疑い始める。
シャワールームでの殺人シーン撮影の日、ヒッチコックの精神状態は最悪。
スタントマンからナイフを奪い、自らジャネット・リーにナイフを振り上げるヒッチコック。
迫真の演技にジャネットは本気で怯え、悲鳴を上げる。
だが、その後、ヒッチコックは昏倒してしまった。

ウィットと脚本を書いていたアルマは緊急連絡を受け、スタジオへ。
ヒッチコックの代わりにテキパキと現場を指揮し、
パラマウントの社長が連れてきた代理の監督も追い返す。

全てを仕切り、段取りをつけ、帰宅した彼女。
そんなアルマを迎えたのは、ウィットとの仲を疑い、嫉妬に狂ったヒッチコックの言葉。
「妻なら全力で私をサポートしろ」
アルマはキレた――

ヒッチコックは「サイコ」第1回の関係者試写で酷評され、失意の中。
そんな彼にアルマが放った一言。
「解決策はひとつ。また、あなたと組むのよ」
超一流の編集者であるアルマと共に「サイコ」再編集が始まる……

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殺人鬼エド・ゲインと「サイコ」撮影、そして、ヒッチコックとアルマという天才同士の確執。
あるいはドキュメンタリーのように、また、サスペンスフルに、
ミルフィーユのごとく多層的な展開を楽しませてもらいました。
なんでもこなせるスーパーウーマンであり、賢妻でもあるけれど、
イヤミにならず、鼻にもつかず、かなり良い感じのアルマを見せてくれたヘレン・ミレン
には大拍手。
英国俳優の演技力と底の深さにはただただ敬服であります。

一方、首やアゴ、頬をシリコンで包み、耳たぶと鼻にもシリコンを加えた特殊メークで
ヒッチコックになりきったアンソニー・ホプキンスもすごい!
ただの太ったおじさんではなく、その作品にも通底する不気味さを漂わせるところは
幼い頃からのヒッチコックファンをもうならせることでありましょう。
ウ~~ン(うなりました)。





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ヒッチコック
監督/サーシャ・ガヴァシ、脚本/ジョン・J・マクロクリン、原作「ヒッチコック&メイキング・オブ・サイコ」改訂新装版(白夜書房刊)/スティーヴン・レベロ、製作/アイヴァン・ライトマン、トム・ポロック、ジョー・メジャック、トム・セイヤー、アラン・バーネット、製作総指揮/アリ・ベル、リチャード・ミドルトン、撮影監督/ジェフ・クローネン・ウェス、ASC
出演
アンソニー・ホプキンス/アルフレッド・ヒッチコック、ヘレン・ミレン/アルマ・レヴィル、スカーレット・ヨハンソン/ジャネット・リー、ダニー・ヒューストン/ウィットフィールド・クック、トニ・コレット/ペギー・ロバートソン、マイケル・スタールバーグ/ルー・ワッサーマン、マイケル・ウィンコット/エド・ゲイン、ジェシカ・ビール/ヴェラ・マイルズ、ジェームズ・ダーシー/アンソニー・パーキンス、リチャード・ボートナウ/バーニー・バラバン。カートウッド・スミス/ジェフリー・シャーロック
4月5日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2012年、アメリカ、英語、99分、日本語字幕/稲田嵯裕里、配給/20世紀フォックス映画、http://www.foxmovies.jp/hitchcock/

by Mtonosama | 2013-03-26 07:00 | 映画 | Comments(10)
ヒッチコック -1-
Hitchcock

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(C) 2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

なにせ150歳にもなりますと、
近頃のお子さん方がどんなTV番組を好んでご覧になるのかもわかりませんが、
とのが子どもの頃にはヒッチコック劇場という番組がありました。
もうこれが楽しみで、楽しみで。
今も、あのテーマミュージック(「操り人形の葬送行進曲」シャルル・グノー作曲)と共に、
下唇のつきでた大きなお腹のヒッチコックのシルエットが脳裏に浮かんできます。

アメリカでは1955年から10年間放映されていて、
脚本家にはなんとレイ・ブラッドベリもその名を連ねています。ビックリ!
日本でも1957年から63年までは「ヒッチコック劇場」(日テレ系列)
63年から64年までは「ヒッチコック・サスペンス」(フジ系)等で楽しむことができました。
ホントに幸せな子ども時代を送らせていただきました。

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もちろん、ヒッチコックといえば
「鳥」「サイコ」「北北西に進路を取れ」「めまい」「レベッカ」等の映画も忘れることはできません。

本作は「サイコ」製作過程をからめつつ、
アルフレッド・ヒッチコックと
その妻であり、脚本家であり、映画編集者であり、要するに公私両面にわたってのパートナーである
アルマ・レヴィルのことを描いた映画です。

ヒッチコックを演じたアンソニー・ホプキンス。
あの茫洋としたヒッチコックにかなり危なさを加えたところが
アンソニー・ホプキンス流ですねぇ。
また、妻・アルマ。彼女がまたヒッチコックに劣らない存在感を持った人物です。
ヘレン・ミレンの演技力によって、アルマの稀有の才能とキレが冴えわたっていました。


アルフレッド・ヒッチコック
サー・アルフレッド・ジョゼフ・ヒッチコック(Sir Alfred Joseph Hitchcock, KBE, 1899年8月13日 - 1980年4月29日)は、イギリスの映画監督、映画プロデューサー。1939年からはおもにアメリカで活躍した。スリラー映画で成功し、製作・脚本・編集・美術も手がけた。サスペンス映画の神様とも称される。

アルマ・レヴィル
アルマ・レヴィル(Alma Reville, 1899年8月14日 - 1982年7月6日)は、イングランド出身の助監督、脚本家、編集技師である。 1926年にアルフレッド・ヒッチコックと結婚。(Wikipediaより)


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「私に大いなる愛情と高い評価を与え、
常に激励と共に惜しみない協力をしてくれた4人の人物をあげることをお許しください。
1人目は映画編集者
2人目は脚本家
3人目は娘パットの母
4人目は家庭の台所で奇跡を見せる優秀な料理人
偶然にも4人全員が同じ名前、その名もアルマ・レヴィルです」


ヒッチコックが1979年AFI功労賞の受賞スピーチで話した言葉です。
さすがですね!

これをハリウッドによくある“妻に捧げる洒落た台詞”と思って、
ただ感激だけしていると、またちょっと違うんですわ。

ヒッチコックも「サイコ」もすごいんですけど、このアルマさんもまた半端じゃありませんよ。
さあ、「サイコ」プラス2人の才人の物語。一体どんなお話でしょうね。
乞うご期待でございます。



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ヒッチコック
監督/サーシャ・ガヴァシ、脚本/ジョン・J・マクロクリン、原作「ヒッチコック&メイキング・オブ・サイコ」改訂新装版(白夜書房刊)/スティーヴン・レベロ、製作/アイヴァン・ライトマン、トム・ポロック、ジョー・メジャック、トム・セイヤー、アラン・バーネット、製作総指揮/アリ・ベル、リチャード・ミドルトン、撮影監督/ジェフ・クローネン・ウェス、ASC
出演
アンソニー・ホプキンス/アルフレッド・ヒッチコック、ヘレン・ミレン/アルマ・レヴィル、スカーレット・ヨハンソン/ジャネット・リー、ダニー・ヒューストン/ウィットフィールド・クック、トニ・コレット/ペギー・ロバートソン、マイケル・スタールバーグ/ルー・ワッサーマン、マイケル・ウィンコット/エド・ゲイン、ジェシカ・ビール/ヴェラ・マイルズ、ジェームズ・ダーシー/アンソニー・パーキンス、リチャード・ボートナウ/バーニー・バラバン。カートウッド・スミス/ジェフリー・シャーロック
4月5日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
2012年、アメリカ、英語、99分、日本語字幕/稲田嵯裕里、配給/20世紀フォックス映画、http://www.foxmovies.jp/hitchcock/

by Mtonosama | 2013-03-23 07:26 | 映画 | Comments(4)