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殿様の試写室

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タグ:ポーつ・アンドリュー・ウィリアムズ監督 ( 1 ) タグの人気記事


アイヒマン・ショー 
~歴史を映した男たち~

-1-
The Eichmann Show

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(C) Feelgood Films 2014 Ltd.

人生には節目があります。
それは歴史でも同じことでしょう。
昨年は2015年。
第2次世界大戦が終わり70年目の節目でした。

当試写室でも2015年は

2月『パリよ、永遠に』
http://mtonosama.exblog.jp/23698104/ http://mtonosama.exblog.jp/23710377/
6月『沖縄うりずんの雨』
http://mtonosama.exblog.jp/24126569/ http://mtonosama.exblog.jp/24137161/
9月『顔のないヒトラーたち』
http://mtonosama.exblog.jp/24515223/ http://mtonosama.exblog.jp/24522309/ http://mtonosama.exblog.jp/24529108/
10月『母と暮らせば』
http://mtonosama.exblog.jp/24721305/ http://mtonosama.exblog.p/24731180/

を上映いたしました。

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人間という生きものは忘れないと次には進めないものですが、
忘れっぱなしでは、同じ過ちを繰り返すやっかいな存在です。

本作『アイヒマン・ショー ~歴史を映した男たち~』は
強制収容所解放70周年を記念して2015年に制作された作品です。

1961年エルサレムで開かれた裁判。
ナチスの戦犯アイヒマンを裁くこの裁判の
TVドキュメンタリーを制作・放映した人々を描いた物語です。
世界初のこの試みに挑戦する制作チームの勇気、情熱、葛藤を描き出した感動作。

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このTV番組が放映されなければ
世界はユダヤ人に対して行われた恐るべき虐殺を知ることはなかったかもしれません。

そうです。1961年のアイヒマン裁判は
ハンナ・アーレントが傍聴したあの裁判です。
http://mtonosama.exblog.jp/20634449/ http://mtonosama.exblog.jp/20659388/

本作は
あのアイヒマン裁判を
TV放映したプロデューサーであるミルトン・フルックマンと
ドキュメンタリー映画製作者レオ・フルヴィッツが
さまざまな苦難や妨害を乗り越えて撮影・放映するに至る過程を描いた
戦後70年を語るもうひとつの実話です。

ミルトン・フルックマン
当時35歳でアイヒマン裁判のTV放映権を獲得。
4ヶ月にわたる撮影期間、毎晩37ヶ国に映像を配給したアメリカのプロデューサー。
裁判前にはリタ・ヘイワースの『サロメ』(‘53)、
ドキュメンタリーシリーズを含む数多くのハリウッド映画に携わった。
その後、彼はその業績により放送界のピューリッツァー賞といわれる
ジョージ・フォスター・ピーボディ賞を受賞。

レオ・フルヴィッツ(1909~91)
ドキュメンタリー『Native Land』(‘42)『Strange Victory』(‘48)で
名声を得たアメリカでも最も有名な映画製作者。
だが、マッカーシー上院議員により10年間ブラックリストに載せられていた。

1963年フランクフルト・アウシュヴィッツ裁判
(これも一人のジャーナリストと若い検事が道を開いた裁判でした)
http://mtonosama.exblog.jp/24515223/ http://mtonosama.exblog.jp/24522309/ http://mtonosama.exblog.jp/24529108/

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この裁判によってドイツ人が自らの罪を知り、ナチの行なった大量虐殺を断罪したように、
フルックマンやフルヴィッツの信念と勇気が
世界中にこの残虐行為を世界に知らしめたのです。
手に汗握る展開の合間に
当時のモノクロ映像が挿入されます。
ミルトン・フルックマンを演じたマーティン・フリーマンが
「収容所の実録シーンを見るのは辛かった。
ものすごく多くのホロコースト映像が用意されていて
中にはこれまで見たこともないものもあった」
と語っています。

忘れないこと
知らせること
伝えること

時に頑なであり、周囲の反感を買うこともあるこうした行動こそ
私たち大人のなすべきことなのではないでしょうか。

あ、熱くなってしまいました。

さあ、どんなお話なのでしょう。
この映画をご覧になるときっと皆さんも熱くなってしまうと思います。



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☆4月19日に更新しました。いつも応援して下さってありがとうございます☆

アイヒマン・ショー
監督/ポール・アンドリュー・ウィリアムズ、脚本/サイモン・ブロック、製作/ローレンス・ボウエン、ケン・マーシャル、撮影/カルロス・カタラン
出演
マーティン・フリーマン/ミルトン・フルックマン、アンソニー・ラバリア/レオ・フルヴィッツ、レベッカ・フロント/ミセス・ランドー、ゾラ・ビショップ/エヴァ・フルックマン、アンディ・ナイマン/デイヴィッド・ランダー、ニコラス・ウッドソン/ヤコブ・ジョニロウィッツ、ルベン・ロイド・ヒューズ/アラン・ローザンター、ベン・アディス/ロン・ハンツマン、ディラン・エドワーズ/ロイ・セドウェル、ダスティン・サリンジャー/デイヴィッド・アラド、ソロモン・モーズリー/ペリー・ロディッド、キャロライン・バートリート/ジュディ・ゴールド、エド・バーチ/ミレク・クネーベル、アンナ=ルイーズ・ブロウマン/ジェーン・ダッドリー、ナサニエル・グリード/トミー・フルヴィッツ、バイドタス・マルティナイティス/アドルフ・アイヒマン、イアン・ポーター/NYタイムズ記者、ネル・ムーニー/ NYタイムズジャーナリストの妻
4月23日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA他にてロードショー
2015年、イギリス、96分、カラー、日本語字幕/松岡葉子、配給/ポニーキャニオン、http://eichmann-show.jp/

by Mtonosama | 2016-04-19 09:49 | 映画 | Comments(2)