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タグ:マレーネ・イヨネスコ監督 ( 2 ) タグの人気記事


パリ・オペラ座
~夢を継ぐ者たち~

-2-

Backstage

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パリ・オペラ座バレエ団は
パリ・オペラ座(ガルニエ宮とオペラ・バスティーユ)を
拠点とし、オペラ・バレエ公演を使命とする
フランス文化省の管轄下にある世界最高峰のバレエ団です。

前編でご紹介したアニエス・ルテステュは
20年以上にわたり古典から現代作品まで
ほとんどのレパートリーを踊ってきた
オペラ座のトップエトワールでしたが、
2009年以降、後輩たちへの指導に力を注いでいます。
といっても、まだ46歳の美しい指導者です。

ヌレエフの指導を受けた最後の世代として
その教えが彼女を経て
オニール八菜やアマンディーヌ・アルビッソンたちに
受け継がれていく過程をカメラは追います。

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そして、
マチュー・ガニオ。
美しいお方です。
いわゆる王子系のお顔立ちですね。
母はやはりパリ・オペラ座のエトワール
父はマルセイユ・バレエで活躍したスターダンサーで、
1984年の生まれです。
2001年にパリ・オペラ座バレエ団に入団。
2004年5月、ヌレエフが振り付けた『ドン・キホーテ』に
主演し、20歳でスジェから飛び級でエトワールに任命されました。

スジェ?
えっと、オペラ座のダンサーは5つの階級に分かれていまして、
スジェというのは丁度真ん中に位置します。
名前がつくような主要な役を踊るダンサーだそうです。

マチュー様は現在主席エトワールとして
パリ・オペラ座バレエ団を代表する存在。
日本でもダンスマガジン誌の人気投票で
男性ダンサー部門で第1位に選ばれているんですって。

本作では彼が出演した『ジゼル』の舞台も
観ることができます。
マチュー・ガニオ様の素晴らしいバレエと謙虚なその姿勢に
150歳はポーッとなってしまいました。

映画には誰もが知る名作『ジゼル』の他、
ウィリアム・フォーサイス振付の『パ/パーツ』
イリ・キリアン振付、石井眞木作曲の
『輝夜姫(かぐやひめ)』など
古典、現代舞踊も登場します。

ダンサーはじめ指導者、振付家。
356年続くパリ・オペラ座の伝統に命を吹き込む人々に
密着した映画でした。

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以前、伝統工芸の世界に携わる方が
「伝統とは守ることではない。常に変わり続けることです」
とおっしゃるのを聞いたことがあります。
それも一人や二人ではありません。
大勢の工芸作家が異口同音にこのことを口にしました。

バレエの世界も同じだったんだなぁと納得。

チュチュを夢み、トウシューズに憧れ、
挫折した150歳ですが、
十二分に楽しませていただきました。





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パリ・オペラ座 ~夢を継ぐ者たち~
監督/マレーネ・イヨネスコ
出演
マチュー・ガニオ、アニエス・ルテステュ、ウリヤーナ・ロパートキナ、オニール八菜、バンジャマン・ペッシュ、ウィリアム・フォーサイス、アマンディーヌ・アルビッソン、ジョシュア・オファルト、エリザベット・プラテル、バンジャマン・ミルピエ、ジャン=ギヨーム・バール、ローラン・イレール、ウェイン・マクレガー、ステファン・ビュリヨン、ギレーヌ・テスマー
7月22日(土)Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
2016年、フランス、字幕翻訳/古田由紀子、字幕監修/岡見さえ、配給/ショーゲート、協力/(公財)日本舞台芸術振興会、http://backstage-movie.jp/

by Mtonosama | 2017-07-09 05:04 | 映画 | Comments(4)

パリ・オペラ座
~夢を継ぐ者たち~
-1-

Backstage

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パリ・オペラ座。
なんとゴージャスな響きでしょう。
建物も豪華ですが、
なんといってもルイ14世によって
創設されたバレエ団という
その経歴もまた輝くばかりに豪華絢爛なのであります。

ルイ14世といえば
「王は踊る]('00 ジェラール・コルビオ監督)という
映画がありましたが、とのはこれもポカンと口を開けて
酔い痴れていた記憶があります。



パリ・オペラ座。
356年という年月にわたって、
世界中から愛されているバレエの殿堂。

パリ・オペラ座を舞台に
その素顔を追いかけた作品が本作
『パリ・オペラ座~夢を継ぐ者たち~』です。

監督はマレーネ・イヨネスコ。
『バレエに生きる ~パリ・オペラ座のふたり~』(’11)
『至高のエトワール ~パリ・オペラ座に生きて~』(’13)
『ロバートキナ 孤高の白鳥』(’14)など
バレエ・ドキュメンタリーに人生を捧げる監督であります。

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本作はイヨネスコ監督の集大成ともいえる作品。
カメラは、激しい競争を勝ち抜いてきた
バレエ・エリートたちのトップに立つエトワールの練習風景や
創作のプロセスを捉えています。
バレエファンは必見です。

エトワール
パリ・オペラ座バレエ団の最高位。フランス語で星という意味です。


本作の中心に立つのは
2013年にエトワールを退いたアニエス・ルテステュ。
”ニジンスキーの再来“と称えられたアンドレ・ヌレエフの
指導を受けた最後の世代に属するダンサーです。

ニジンスキー
ロシア・バレエ史における伝説的なスター、
ヴァーツラフ・ニジンスキー(1889~1950)。
まるで空を飛んでいるかのような華麗なジャンプ。
当時の人々は
「飛行するニジンスキー」「空中の皇帝」などと呼んでいた。
https://jp.rbth.com/blogs/2014/02/21/47253

ヌレエフ
ルドルフ・ヌレエフ。1938年~1993年。
ソ連のバレエダンサー。
1961年に、海外公演の途中に亡命。
1963年ごろから英国ロイヤル・バレエのゲストとして
20歳近く年上のマーゴ・フォンテインとペアを組み、
後に伝説のパートナー・シップとまで言われるようになる。
1964年にウィーン国立歌劇場で自身とフォンテインが出演する
『白鳥の湖』の振り付けを担当したことをきっかけに
ウィーンに活動拠点を移し、1982年にオーストリア国籍を取得。
1980年代にはパリ・オペラ座芸術監督に就任、
シルヴィ・ギエム、シャルル・ジュド、マニュエル・ルグリなどを見出した。
また、レパートリーを一新して、
ウィリアム・フォーサイスなど現代作品を積極的に採用、
現在のオペラ座の隆盛の礎を築く。
1993年、AIDSによる合併症のため、54歳で死去した。
(Wikipediaより)

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なんだか伝説のバレーダンサーの名前が並んでしまいました。
本作ではニジンスキーやヌレエフに並んで
まさに将来のレジェンドたるべきエトワールや
プルミエ、プルミエールが登場します。

そうそう、ニュージーランド人のラグビー選手を父に
日本人を母に持つオニール八菜も
ヌレエフの技術と心を託される一人として登場します。

とののように1ヶ月でバレエに挫折した門外漢は
脇へ退くとして
バレエファンにはたまりませんよ。

さあ、どんな作品なのでしょうか。
続きは次回までお待ちくださいませ。




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パリ・オペラ座 ~夢を継ぐ者たち~
監督/マレーネ・イヨネスコ
出演
マチュー・ガニオ、アニエス・ルテステュ、ウリヤーナ・ロパートキナ、オニール八菜、バンジャマン・ペッシュ、ウィリアム・フォーサイス、アマンディーヌ・アルビッソン、ジョシュア・オファルト、エリザベット・プラテル、バンジャマン・ミルピエ、ジャン=ギヨーム・バール、ローラン・イレール、ウェイン・マクレガー、ステファン・ビュリヨン、ギレーヌ・テスマー
7月22日(土)Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
2016年、フランス、字幕翻訳/古田由紀子、字幕監修/岡見さえ、配給/ショーゲート、協力/(公財)日本舞台芸術振興会、http://backstage-movie.jp/



by Mtonosama | 2017-07-06 06:46 | 映画 | Comments(4)