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殿様の試写室

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マンチェスター・バイ・ザ・シー
-2-

MANCHESTER BY THE SEA


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(C)2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.


マンチェスター・バイ・ザ・シー。
夏はリゾート地として
ボストンに住むお金持ちが
バカンスを楽しむ街。
ボストンから車で約1時間半。
日本でいえば東京から葉山、
といった距離感でしょうか。

冬場はリゾート客もなく、
地元客が田舎臭いバーで飲んだくれている――
マンチェスター・バイ・ザ・シーはそんな街です。

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ストーリー
ボストン郊外にあるアパートの前で雪かきをしているリー。
担当する4棟のアパートの浴室の水漏れやトイレ修理、
ペンキ塗りなどの雑務をこなす便利屋だ。
腕は良いのだが、
不愛想で入居者からクレームを受けることも多い。

そんな彼にある日1本の電話がかかる。
マンチェスター・バイ・ザ・シーに住む
兄のジョーが倒れたというのだ。

1時間半後に病院に着くと、
医師と兄の仕事仲間のジョージが
「ジョーは1時間前に息をひきとった」と告げる。

以前、ジョーはうっ血性心不全という診断を受け、
5年から10年の余命と告げられていた。
弱っていた心臓がとうとう力つきたのだ。

遺体安置室で冷たくなった兄を抱きしめ、別れを告げると、
リーは医師やジョージと共に今後の相談をした。
甥のパトリックにも父の死を知らせなければならない。

パトリックを高校まで迎えに行く車中、
以前と変わらない街並みを見ながら
リーは昔のことを思い出していた。

ジョーと幼いパトリックの3人で
船で釣りに行った楽しかった一日。

あの日、帰宅したリーは
2人の娘と生まれたばかりの長男を抱きしめ、
体調が悪く床に臥していた妻ランディに
パトリックが大きなスズキを釣ったことを報告したものだ。


叔父の車に乗って病院に到着したパトリックは
父を一瞥しただけで
遺体安置室を後にする。

翌日、兄の遺言を聞くために
パトリックと弁護士の許へ向かうリー。
弁護士が彼に告げたのは
兄はリーをパトリックの後見人に指名し、
養育費も準備し、家も船もローンを完済してある、
引越費用も用意してあるから、
マンチェスター・バイ・ザ・シーに移り住むように、
ということだった。

リーは弁護士の言葉を聞きながら、
強烈な痛みと共に、この街で住んでいた頃の記憶を
蘇えらせていた…

死を覚悟して弟の引越費用まで用意しておいた兄。
いい加減な男ではありません。
誰からも信頼され、
息子もしっかりと育てあげた人です。

それなのに、迷い続けるリー。
何かがありそうですね。

そう、何かがありそう、それも深刻な何かが―――

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とはいえ、この叔父と甥のコンビが良いんですわ。
笑わせます。
良い子に育ったパトリックですが、
二股交際はするし、
父の亡くなった夜に
寂しいからと彼女を家に泊めるし。
まあ、やることはやっちゃう高校生です。

保護者としてふるまうべきか
ものわかりのいい大人としてふるまうべきか。
甥の若さとやんちゃさにとまどいながらカバーする
元やんちゃなリーもおかしいです。

よくできたシナリオに
達者な俳優たち。
良い映画です。

人間の俳優たち同様
マンチェスター・バイ・ザ・シーという街も
すごい俳優でした。





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マンチェスター・バイ・ザ・シー
監督・脚本/ケネス・ロナーガン、プロデューサー/ローレン・ベック、マット・デイモン、クリス・ムーア、キンバリー・スチュワード、ライアン・ストウェル、ケヴィン・J・ウォルシュ、撮影//ジョディ・リー・ライプス
出演
ケイシー・アフレック/リー・チャンドラー、ミシェル・ウィリアムズ/ランディ、カイル・チャンドラー/ジョー・チャンドラー、ルーカス・ヘッジズ/パトリック、グレッチェル・モル/エリーズ、カーラ・ヘイワード/シルヴィー、C・J・ウィルソン/ジョージ
5月13日(土)シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
2016年、アメリカ、137分、カラー、配給/ビターズ・エンド/パルコ
http://manchesterbythesea.jp/

by Mtonosama | 2017-05-04 05:55 | 映画 | Comments(8)

マンチェスター・バイ・ザ・シー
-1-

MANCHESTER BY THE SEA


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(C)2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.


ボストンに近い海辺の町
マンチェスター・バイ・ザ・シー。
冬枯れの寂しげなリゾート地が舞台となっています。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
第89回アカデミー賞主演男優賞と脚本賞を受賞しました。

主演のケイシー・アフレックは
ベン・アフレックの実弟です。
ベンは本作にプロデューサーとして参加した
マット・デイモンの親友なんですって。

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脚本はケネス・ロナーガン。
監督も務めました。

ケネス・ロナーガン
1962年ニューヨーク市に生まれる。
高校時代から脚本を書き、
ウェズリアン大学、ニューヨーク大学で脚本・演出を学ぶ。
演劇の世界で成功を収めた後、
ロバート・デ・ニーロ主演『アナライズ・ミー』(’99)の
脚本で映画界でも成功。
その後もマーティン・スコセッシ監督に抜擢され、
『ギャング・オブ・ニューヨーク』(’03)の脚本で
アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネート。
マーティン・スコセッシ監督は
「彼には人間を理解する素晴らしい能力がある――
彼は登場人物の心を、状況の核心を、
創り上げることができる」
と絶賛する。

と、鳴り物入りで喧伝される作品の場合、
アレレ?ということがままありますよね。

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が、しかし
本作は違います。
アメリカ映画にありがちな
妙な気取りやスノッブさも無く、
業界の内幕ばらしもなく、
きわどいHもありません。
(って、偏見過ぎますか?)

ケイシー・アフレック演ずる
ボストン郊外で団地の便利屋として働く主人公リーが
兄ジョーの死をきっかけに
故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ってきます。
兄の遺言で16歳の甥パトリックの
後見人となった主人公ですが・・・

とまあ
一言でいえば家族の映画です。
ちょっと一言過ぎますかね。

仲の良い兄弟
仲の良い父子
仲の良い叔父甥

ジョーの死は弟と息子に深い悲しみをもたらしますが、
本来、仲の良い叔父と甥
楽しかった過去も共有しています。
リーが故郷に戻り、パトリックの後見人になることには
何の不都合もありそうにはありません。

でも、
ま、そう一筋縄ではいかないのが
世の常、映画の常。

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真冬のリゾート地という寒々しい背景
海鳥の鳴き声が灰色の空に響く街。

この街も主人公並みの存在感ですが、
主人公リー・チャンドラーを演ずる
ケイシー・アフレックも
影をひきずる孤独な男を好演しています。

そして、
もう一人存在感を出しているのが
甥パトリックを演じたルーカス・ヘッジズ。
灰色の重い雰囲気になりがちな画面に
若さという明るさを添えてくれました。

さあ、いったいどんなお話でしょうか。
続きは次回まで乞うご期待でございますよ。



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マンチェスター・バイ・ザ・シー
監督・脚本/ケネス・ロナーガン、プロデューサー/ローレン・ベック、マット・デイモン、クリス・ムーア、キンバリー・スチュワード、ライアン・ストウェル、ケヴィン・J・ウォルシュ、撮影/ジョディ・リー・ライプス
出演
ケイシー・アフレック/リー・チャンドラー、ミシェル・ウィリアムズ/ランディ、カイル・チャンドラー/ジョー・チャンドラー、ルーカス・ヘッジズ/パトリック、グレッチェル・モル/エリーズ、カーラ・ヘイワード/シルヴィー、C・J・ウィルソン/ジョージ
5月13日(土)シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
2016年、アメリカ、137分、カラー、配給/ビターズ・エンド/パルコ
http://manchesterbythesea.jp/


by Mtonosama | 2017-05-01 05:44 | 映画 | Comments(6)