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タグ:ミリアム・シュタイン ( 1 ) タグの人気記事

                  ゲーテの恋
         ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~ -2-
                          GOETHE!

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(C) 2010 Senator Film Produktion GmbH / deutschfilm GmbH /Warner Bros. Entertainment GmbH / SevenPictures Film GmbH / Erfttal Film- und Fernsehproduktions GmbH & Co. KG / Goldkind Filmproduktion GmbH & Co. KG / herbX film Film- und Fernsehproduktion GmbH / Summerstorm Entertainment GmbH / magnolia Filmproduktion GmbH / CC Medienproduktions- und Verwaltungs GmbH



「人間は社会の中でものを教わることが出来る。しかし、霊感を受けるのはただ孤独においてのみである」
                 ゲーテの言葉だそうですが、良いこと言いますねぇ。
                       こんなことも言ってます。

                 「虹だって15分続いたら人はもう見向かない」
   彼は「世の中のことは何でも我慢できるが、幸福な日の連続だけは我慢できない」そうですから、
              虹に感動できるのも、それが一瞬のことだからなのでしょうね。

                         あ、すみません。
           「ゲーテの格言集」http://kuroneko22.cool.ne.jp/goethe.htm を見ていたら、
                       つい夢中になってしまいました。

                        さすがです。ゲーテ。
               でも、200年前にこんな立派なことを言う天才だから、
             ついつい敬して遠ざけるようなことになってしまうんですけどね。

         しかし、若いときに挫折を経験するのは、200年前の天才も現代の凡人も同じこと。
        少しでもゲーテとお近づきになるために、ゲーテのほろ苦い青春を覗いてみましょうか。

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ストーリー
1772年、法律を学ぶヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは博士号取得の試験を受けます。
結果は不合格。しかし、作家を夢見る彼はそんなことなど意に介しません。
書き上げた戯曲を出版社に送り、作家として花開くことを確信していましたが、
怒った父親から田舎町の裁判所から実習生として働くことを命じられてしまったのでした。
戯曲も採用されず、しぶしぶ赴任地へと向かうゲーテ。

初対面の日、裁判所の上司ケストナー参事官はゲーテを厳しく指導します。
でも、根っからお気楽なゲーテは同僚のイェルーザレムと親しくなり、早速2人で舞踏会へ。
そこで、或る女性と出会います。これまたとても、はねっかえりな女性でしたが。
数日後、礼拝堂でゲーテは彼女と再会します。
窓から差し込む朝の光を浴びて歌う彼女のなんという美しさ!
その名はシャルロッテ。
ゲーテは瞬く間に恋に落ちてしまったのでした。

イェルーザレムと馬を駆って出かけたゲーテ。
向かったのはシャルロッテが住むヴァールハイムでした。
彼女は1年前に亡くなった母の代わりに幼い弟妹の世話をしています。
子供たちと遊び、ピアノを弾き、楽しい時間を過ごしたゲーテたち。
歌が得意で舞台に立つことを夢見るシャルロッテと、作家になることを諦めきれないゲーテ。
どこか似た者同士の2人でした。

とはいえ、意地っ張りな2人。お互いに相手からの手紙を心待ちにしながら、
自分からは出さずにいたのですが、我慢しきれなくなったある日、
2人は家を飛び出し、想う人のところへ向かいます。
そして、すれ違い。がっかりして帰る道で、2人はめぐり会ったのです。
ゲーテが暗唱する詩に深い感銘を受けるシャルロッテ。
彼女は作家としての自信をなくしかけていたゲーテを励ましました。
「ああ、ロッテ」、「ヨハン」、
2人の若い熱情が燃え上がります。

翌日、ゲーテの上司ケストナー参事官がシャルロッテの家を訪れました。
実は彼女を見染めたケストナーは彼女の父に縁談を申し込んでいたのでした。
父にとって、裕福な名士ケストナーは娘の婿としては理想的な相手。
この縁談が成立すれば、シャルロッテの弟たちも学校へ行けるのですから。

一方、ケストナーに文才を認められていたゲーテは、プロポーズの言葉を相談されます。
まさか、その相手がシャルロッテとは思いもよらず、ゲーテはロマンティックなせりふを考えます。
ケストナーはゲーテに教えられた通り、シャルロッテに求婚。
そして、シャルロッテは泣きながら、彼との結婚を受け入れたのでした。

ああ、哀れ。ゲーテの運命やいかに?
さらに、親友イェルーザレムが人妻との恋に破れ、ピストル自殺。

家族か、恋か、の選択に迫られ、家族を選んだシャルロッテ。
恋人も親友も失ったゲーテ。
彼に残されたのは作家の道だけです。

そして、猛然とペンを進め、書き上げたのが「若きウェルテルの悩み」でした……

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                         「若きウェルテルの悩み」
        婚約者のいるシャルロッテとの恋に破れたウェルテルが悲しみのあまり自殺するという物語。
            ヨーロッパ中で大評判となり、ウェルテルを真似て自殺する若者が続出し、
                ナポレオンが戦地に携えていったという小説です。

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             監督は「アイガー北壁」(‘08)のフィリップ・シュテルツェル。
     若きゲーテを演じたのはタランティーノ監督「イングロリアス・バスターズ」(‘09)に出演し、
            ハリウッドでも知られるようになったアレクサンダー・フェーリング。
              そして、恋仇ケストナーはモーリッツ・ブライプトロイ。

              ちょっとやんちゃなゲーテに鼻白む部分はありましたが、
            テンポの速い展開に観客の興味は次へ次へと引っ張られていきます。

         恋に生き、政治家として、法律家として、また詩人として、作家として大活躍した
               ゲーテにもほろ苦い青春の蹉跌があったことを知ると、
            この偉大な大天才にほんの少しお近づきになれたような気がします。

         


                 


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ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~
監督/フィリップ・シュテルツェル、製作/クリストフ・ムーラー、ヘルゲ・ザッセ、脚本/フィリップ・シュテルツェル、クリストフ・ムーラー、アレクサンダー・ディディナ、撮影監督/コーリャ・ブラント、衣装/ビルジット・フッター、美術/ウド・クラマー、音楽/インゴ・L・フレンツェル
出演
アレクサンダー・フェーリング/ヨハン・ゲーテ、ミリアム・シュタイン/シャルロッテ・ブフ、モーリッツ・ブライブトロイ/アルベルト・ケストナー、フォルカー・ブルッフ/イェルザーレム、ブルクハルト・クラウスナー/シャルロッテの父、ヘンリー・ヒュプヒェン/ゲーテの父、ハンス・ミヒャエル・レーベルク/カマーマイヤー、リン・ロイセ/アンナ・ブフ
10月29日(土)TOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次ロードショー
2010年、ドイツ、105分、配給/ギャガGAGA★、後援/ドイツ連邦共和国大使館、http://goethe.gaga.ne.jp/

by mtonosama | 2011-10-12 06:58 | 映画 | Comments(10)