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殿様の試写室

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タグ:メリル・ストリープ ( 3 ) タグの人気記事

8月の家族たち -1-
August:Osage County

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(C) 2013 AUGUST OC FILMS, INC. All Rights Reserved.

「8月の家族たち」。
なかなか良いタイトルです。観たくなります。
オリジナルタイトルは“August:Osage County”。“8月オサゲ郡”。
え?オサゲではなくオセージ?

Osage.
辞書には「オセージ族(の人)《北米先住民族》」とありました。
ふーん。以前はオサゲにした先住民族がたくさん住んでいたんでしょうね。

だから、オサゲじゃないって・・・

本作は戯曲“August:Osage County”を映画化したもので、原作はトレイシー・レッツ。
狭いモーテルを舞台に、虫に象徴された様々な妄想に取りつかれ追い込まれていく男女を描いた「BUG」、
シカゴでドーナツ屋を営む初老の男と作家をめざす黒人青年との心の交流を描いた「シュぺリオール・ドーナッツ」
を発表していますが、いずれも日本で翻訳上演されていて、日本の演劇界でも知られた劇作家です。

いかにもアメリカ的なミステリー・サスペンスを得意とした作家で、
本作「8月の家族たち」の脚本も彼が担当しています。
それに製作はなんとジョージ・クルーニーですよ。
出演してはいませんけど――

監督は、TVドラマ「ER」シリーズの監督・製作総指揮を担い、
クルーニーとは20年来の仲のジョン・ウェルズです。

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な~んもないオクラホマ州の田舎町の保守的な人々が頑固そうな顔をして
砂埃を巻き上げながらピックアップトラックを運転してるって感じの
いかにもアメリカっぽい雰囲気がジワリッと滲み出ている作品です。

オクラホマ州はインディアンの保留地が非常に多い州なんですって。

州名もチョクトー族インディアンの言葉okla と hummaを合わせたもの、意味は「赤い人々」。1907年11月16日に元のインディアン準州とオクラホマ準州を合わせた合衆国46番目の州。当初は全米のインディアン部族のほとんどを強制移住させる目的で作られた。
(Wikipediaより)

へえ、知らなかった。


2007年に初演され翌年のピュリッツァー賞戯曲部門とトニー賞演劇部門を受賞した“August:Osage County”。
本音がぶつかる家族劇であります。でも、ミステリーっぽくもあり、サスペンスフルでもあります。
売りはなんといっても母娘の激しい舌戦でしょうけど――

主演は、本作で18回目のアカデミー賞ノミネートを果たし、
自身が持つ俳優としてのノミネート最多記録を更新したメリル・ストリープ。
もうひとりは本作で13年ぶりにアカデミー賞にノミネートされたジュリア・ロバーツ。

今回が初共演という豪華な組合せです。
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他の家族にも注目ですよ。
長女を演ずるジュリア・ロバーツの夫にはユアン・マクレガー。
(でも、こんな影の薄いユアン・マクレガーは初めてです)。
そして、オーディションで本作出演をかちとったベネディクト・カンバーバッチ。
父親役にはサム・シェパード。
さらに、熱く燃える家族たちの中で冷静な観察者として存在する家政婦は
オクラホマ州らしく、先住民族の女性。
彼女がまた「フローズンリバー」(‘08)で印象的な演技を見せてくれたミスティ・アッパム。
http://mtonosama.exblog.jp/12509768/ (当試写室でも2009年12月に上映しています)。

とまあ、とてもそそられるキャスティング。
舞台劇ですからね。なんといっても演技力が命です。

さぁ、大女優の汗と唾が飛び散る大舌戦!
いったいどんなお話なのでしょうね。
次回まで乞うご期待でございます。



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☆4月8日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

8月の家族たち
監督/ジョン・ウェルズ、トレイシー・レッツ/原作・脚本、ジョージー・クルーニー、グラント・ヘスロヴ/製作
出演
メリル・ストリープ/バイオレット、ジュリア・ロバーツ/バーバラ、ユアン・マクレガー/ビル、アビゲイル・プレスリン/ジーン、マーゴ・マーティンデイル/マティ・フェイ、クリス・クーパー/チャールズ、ベネディクト・カンバーバッチ/リトル・チャールズ、ジュリアン・ニコルソン/アイビー、ジュリエット・ルイス/カレン、ターモット・マローニー/スティーヴ、サム・シェパード/べバリー、ミスティ・アッバム/ジョナ
4月18日(金)TOHOシネマズ シャンテほかロードショー
2013年、アメリカ、121分
http://august.asmik-ace.co.jp/

by Mtonosama | 2014-04-08 05:45 | 映画 | Comments(6)
31年目の夫婦げんか -2-
Hope Springs

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(C)2012 GHS PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.

カウンセリングねぇ。
それも妻が自分の定期預金を解約し、高いカウンセリング料金を支払ってまで。

いえ、ここでひかないでください。
(実は、とのも、そんなお金があるなら、さっさと女友だちと旅行に行くよ、と思った口ですが)
スクリーンの中のメイン州は素敵なところでしたから。
って、そこにいくか・・・

しかし、ここまで退屈な男と長い間一緒に暮らして、
「私、このままでいいのかしら」と自問した結果がカウンセリング?
ありえねぇ~!
自分だったら、あれもしたいし、これもしたいし、そうそう、あんなところにも行ってみたい・・・・・
と、カウンセリング以外の選択肢がゴロゴロ出てくるんですけど。

ま、あくまで選択肢として夫婦生活カウンセリングを選んだ夫婦ならどうなるか?
反対意見はひとまず呑み込んでストーリーにいってみましょうか。


ストーリー
一大決心をして夫の寝室を訪れるケイ。
ベッドからギロリと睨みつける夫のアーノルドに「今夜は一緒に過ごしたいの」と伝えるも、
「その気分じゃない」と一蹴される。

結婚31年目、毎朝ベーコンエッグを食べ、同じ時間に帰宅し、同じ会話を交わし、
同じゴルフ番組を観るアーノルド。子どもたちは既に独立し、2人の間にはけんかの種もみつからない。

そんな夫婦関係を見直したいと考えたケイは結婚生活カウンセリング本の著者バーナード・フェルド医師のHPにアクセスする。

朝、アーノルドに“カップル集中カウンセリング”を受けたいと告げるケイ。
その料金はなんと1週間4000ドル!
驚くアーノルドをさらに仰天させたのは、ケイは定期預金を解約し、既に申し込んでいたこと。
「俺は行かない」と突っぱねるアーノルドだったが、結局は機上の人となり、
メイン州はグレート・ホープ・スプリングスへと向かう。

さて、カウンセリング初日。
フェルド医師にここに来た理由を訊かれ、
「この人ともう一度結婚したいんです――」と答えるケイ。

2日目。
2人の出会い、プロポーズ、寝室を別にしたのはいつからか、
などなど問われるままに夫婦の日々を語る2人。
「最後にセックスをしたのはいつ?」との問いにムッとするアーノルド。
その日、2人にフェルド医師から与えられた最初の宿題は「今晩しばらく抱き合うこと」!!!
それを聞いて医師に喰ってかかるアーノルド。
その口汚い言葉にケイはキレた。そして、泣きながら外へ飛び出していく。
いつもは穏やかで従順なケイの態度の急変に動揺したアーノルドは、夜遅くにホテルに戻ってきたケイと宿題を果たす――

3日目。
宿題をやってきたことを医師に報告する2人。
だが、次に出された宿題は……


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泣きながらカウンセラーのオフィスを飛び出したケイは
グレート・ホープ・スプリングスの街をさまよい歩き、
とある海辺の居酒屋へ辿り着きます(この店がとても良い感じでした)。
そこの女将にグチをこぼすケイ。女将は一言「エッチしたいのね」。
そこで、彼女いきなり、店にたむろする常連たちに向って
「ここのところ、奥さんとやってない人は手を上げて」。
ハ~イと手を上げるほぼ全員。笑っちゃいました。

だって、欧米の映画では夫婦は皆同じベッドで寝てるし、
やがてどちらからともなく手がのび・・・(キャッ!)
ってのがお決まりのパターンじゃないですか。
アメリカじゃ誰でもそうなんだと思ってました。

ま、洋の東西を問わず熟年夫婦は、女は女同士、男は男同士で群れるものなのかもしれません。
等と思いつつ、「ありえねぇ」等と言いつつ、
ケイのような試みもあってもいいのかな、
とふと思ってしまったとのでした。

それにしても、アメリカ映画のこの驚くべき予定調和。
黄門さまの印籠もまっさおな展開にはいつもながら笑わせていただいてます。





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☆7月23日に更新しました。いつも応援してくださってありがとうございます☆

31年目の夫婦げんか
監督/デヴィッド・フランケル、脚本/ヴァネッサ・テイラー、製作/トッド・ブラック、ガイモン・キャサディ、製作総指揮/スティーヴ・ティッシュ、ジェイソン・ブルメンタル、ネイサン・カヘイン、ジェシー・ネルソン、撮影/フロリアン・バルハウス
出演
メリル・ストリープ/ケイ・ソームズ、トミー・リー・ジョーンズ/アーノルド・ソームズ、スティーヴ・カレル/バーナード・フェルド医師
7月26日(金)TOHOシネマズシャンテ、新宿シネマカリテ他ロードショー
2012年、アメリカ、100分、配給/GAGA★、字幕翻訳/関美冬、http://31years.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2013-07-23 06:16 | 映画 | Comments(8)
31年目の夫婦げんか -1-
Hope Springs

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(C)2012 GHS PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.

本作はまたまた熟年夫婦が主人公の映画であります。
団塊の世代である(あ、アメリカではベビーブーマーと言うんでしたっけ?)熟年夫婦を
主人公にすれば、同じ思いを抱える同年配の観客が映画館にやってくると考えたのでしょうか。

ま、そんなマーケティング分析は脇へおいておきましょう。

さてさて同じ年代の観客達がどんな思いを抱えているかというと、
配偶者が富士山頂の空気みたいな存在になってしまって、
一緒にいると息苦しいって感じ?

本作でも、
寝室は別(ほらほら、うなずいてますね)、
夫の唯一の趣味はゴルフ番組を観ること(あるいは野球やサッカーや相撲を観ること)、
毎日の日課も会話もほぼ変化なし(会話なしもありますよね)、
争いもないし、喜びもなし(争いはあり)。
妻は思いました。結婚して31年。
「わたし、死ぬまでこの生活の繰り返し?」

洋の東西を問わず、夫婦関係とは実に難しいものであります。
新婚時代はそれなりに楽しかったはずなのに、どうしてこうなるかなぁ――

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監督はデヴィッド・フランケル。
「プラダを着た悪魔」(‘06)の監督です。
そして、「死ぬまでこの生活の繰り返し?」とそっと自問するけなげな妻はメリル・ストリープ。
居眠りしてるくせにゴルフ番組をつけっぱなしでソファーに陣取る頑固な夫はトミー・リー・ジョーンズ。
2人の名優がこのきわめてありがちな夫婦関係を軽妙に演じるコメディです。

しかし、トミー・リー・ジョーンズ、
ほんとに「いる、いる、こんなオヤジ」って感じで、ちょっとむかつくほど。
確実にイラッとさせてくれます。さすが、宇宙人ですね。
あ、そうそう。もうひとり重要な人物がいます。
それが夫婦関係カウンセラー。
スティーヴ・カレルが演じます。

なにゆえカウンセラーが登場するかというと、
けなげな妻ケイが夫婦関係を修復しようと
カウンセリングを受けることを決意したからなんです。
カウンセラーが登場するあたり、いかにもアメリカ的です。

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脚本家のヴァネッサ・テイラーは独身ですが、
長い結婚生活の中でお互いに情熱や魅力を失わないようにするにはどうすればいいのか?
夫婦間に距離が生じてしまったとき、もう一度やり直すことはできるのか?
ということを以前から考えていました。
その疑問がこの脚本を書くきっかけになったといいます。
(ヴァネッサさん、まだまだ結婚に幻想を抱いていますね)
本作が映画脚本家デビューとなりました。

物語の舞台はアメリカ最東北部のメイン州。すぐ隣はカナダです。
夫婦がカウンセリングのために訪れるメイン州”グレート・ホープ・スプリングズ”は
架空の街ですが、海に近い美しい場所。
おいしいロブスターが楽しめそうな街です。

さあ、ケイとアーノルドはどんなカウンセリングを受けるのでしょうか。
続きは次回までお待ちくださいませ。



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31年目の夫婦げんか
監督/デヴィッド・フランケル、脚本/ヴァネッサ・テイラー、製作/トッド・ブラック、ガイモン・キャサディ、製作総指揮/スティーヴ・ティッシュ、ジェイソン・ブルメンタル、ネイサン・カヘイン、ジェシー・ネルソン、撮影/フロリアン・バルハウス
出演
メリル・ストリープ/ケイ・ソームズ、トミー・リー・ジョーンズ/アーノルド・ソームズ、スティーヴ・カレル/バーナード・フェルド医師
7月26日(金)TOHOシネマズシャンテ、新宿シネマカリテ他ロードショー
2012年、アメリカ、100分、配給/GAGA★、字幕翻訳/関美冬、http://31years.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2013-07-20 06:16 | 映画 | Comments(6)