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モネ・ゲーム -2-
Gambit

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(C)2012 Gambit Pictures Limited

美術品詐欺。そして、そこで使われたのがモネの「積みわら」というのがミソの本作。
さすが、コーエン兄弟。
「積みわら」はシリーズ作品で25点もあるということで、
これを詐欺の映画に使おうと思いついたんですね。

さあ、一体どんなストーリーが展開されるのでしょう。


ストーリー
ロンドンの美術鑑定士ハリーは完全無欠な詐欺の計画を立てた。

彼の雇い主ライオネル・シャバンダーはTV局から出版社まで所有するメディア王。
大金持ちである。その富は美術品収集に注ぎ込まれていた。
カタブツのハリーが騙そうとしているのはそのライオネルだ。

なぜか?
傲慢で気どり屋で最低男の雇い主・ライオネルからこれまで受けた数々の侮辱に反撃するためだった。
そんなハリーに協力するのは贋作が趣味のネルソン少佐。
少佐が描いたモネの贋作を、雇い主シャバンダーに15億円(!)で売りつけようというのだ。
そして、ハリーのシナリオにはもう一人重要な人物がいた。
その人物とはPJ・プズナウスキー。彼女を探すため、ハリーと少佐は一路テキサスへ。

さて、なぜモネなのか?なぜPJが重要人物なのか?
話せば長くなるが、1891年、印象派の巨匠モネは2枚の油絵を完成させた。
「積みわら 夜明け」と「積みわら 夕暮れ」だ。
その後「夕暮れ」は戦争を挟み、数奇な運命を辿る。
1941年、パリの美術館からナチスに奪われ、
1945年、パットン将軍第一師団がナチスを襲撃。そして「夕暮れ」は消える。
この時の隊長がPJ・プズナウスキーの祖父だというのだ。
ずいぶん入念なシナリオではないか


印象派のコレクターであるシャバンダー。
彼が咽喉から手が出る程、欲しいのがモネのこの二作品。
まずは「積みわら 夜明け」を1100万ポンドで落札。
オークションで最後まで争った日本のメディア王アキラ・タカガワを蹴落とす。

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ハリーのシナリオは、PJを「積みわら 夕暮れ」の持主に仕立て上げれば、
シャバンダーは確実にくいついてくる――というものだった。

さて、テキサス。ハリーと少佐はPJをうまく説得できるか?
「いいわよ」
あっさり話に乗ってきたPJ。
趣味はロデオ、鶏肉工場で働き、トレーラーハウスで祖母と二人暮らしのPJにとって
飛行機でロンドンへ行くだけでも夢のような話。
ハリーは壁に飾った贋作の「夕暮れ」をバックにPJと祖母の写真を撮り、シャバンダーに見せる。
写真を見たシャバンダーは即座に無視するが、ハリーからPJの祖父の話を聞く内に興味津々。
いよいよPJがロンドンへ。

舞台は整った。ハリーの計画通りにことが運べば、15億円が転がり込むはず――
だったが……

その後、シャバンダーがPJにぞっこんになったり、
どこか抜けてるハリーが鑑定士をクビになったり――

カタブツなんだけど、詰めが甘い英国人ハリー。
顔とスタイル、抜群。外見だけナイスな女子と思いきや、案外賢いヤンキーガール。

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ステレオタイプな国民性を対比させてウラをかくという
これまたよくあるパターンのコメディ。

リメイク版の抱える問題はさすがのコーエン兄弟も克服できなかった・・・?

コリン・ファース、ちょっと重すぎたかもしれません。
いえ、身体が、ではなく、これまでの役柄が。
王様、スパイときた後、ツメの甘い鑑定士はコリン・ファースには酷かなぁ。
重厚な役柄に続く軽妙なコメディは難しかったか。

でも、不器用そうな美術鑑定士を不器用に演じるコリン・ファースも
なかなか味わい深いものがありました。





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☆5月2日に更新しました。もう5月。この試写室も今月で5年を迎えました。いつもありがとうございます☆

モネ・ゲーム 
監督/マイケル・ホフマン、脚本/ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン、製作/マイク・ロベル、アダム・リップ、撮影/フロリアン・バルハウス
出演
コリン・ファース/ハリー・ディーン、PJ・プズナウスキー/キャメロン・ディアス、アラン・リックマン/ライオネル・シャバンダー、トム・コートネイ/ネルソン少佐、スタンリー・トゥッチ/マーティン・ザイデンベイバー
5月17日(金)TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
2012年、アメリカ、90分、配給/ギャガ、http://monetgame.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2013-05-02 06:24 | 映画 | Comments(4)
モネ・ゲーム -1-
Gambit

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(C)2012 Gambit Pictures Limited


「モネ・ゲーム」。
最初、「マネー・ゲーム」と思い込んでいました。
耳も目もおかしい150歳です。
オリジナル・タイトルはGambit。

Gambitって?

辞書によりますと、

1.[チェス]〈ポーンなどを捨て駒にする〉序盤のさし手
2.[通例 an opening gambit]〈交渉などで〉口火となる言葉[行動]、先制的な言葉[行動]
3.話題;策略、戦略、計略〈tactics〉

だそうです。となると、この映画の場合は3.の「策略、戦略、計略」でしょうか。
うん、おそらく、そうでしょう。

コリン・ファース演じる冴えない美術鑑定士が、
イヤミで横暴な億万長者、そして、彼の雇い主であるメディア王を相手にしかけた完全犯罪。
お宝鑑定泥棒エンタテインメント映画であります。

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実は、この「モネ・ゲーム」。
1966年にシャーリー・マクレーンとマイケル・ケインが共演した
「泥棒貴族」(Gambit)のリメイク版。

泥棒貴族
詐欺師のハリー(マイケル・ケイン)は、中東の富豪が所有する、古代中国の胸像を盗み出す計画をたてた。彼はその第一歩として、ナイトクラブの踊り子(シャーリー・マクレーン)を味方に引き入れる。彼女をつかって、富豪に接近しようと言うのだが……
おしゃれな泥棒の冒険を描いたロマンティックなコメディ。

本作のプロデューサー、マイク・ロベルがまだ映画業界に入る前のこと、
「泥棒貴族」の英国プレミア上映会に出席し、いたく楽しんだとご想像ください。
それから14年。
ユニヴァーサル・スタジオと契約し、映画プロデューサーとして成功したロベル氏。
その後、何年か経ち保管室の映画を調べていた折、
なんと、あの時の「泥棒貴族」を発見。

ああ、これぞ運命の再会!とリメイクを決意。
ロベル氏が、その脚本の執筆に起用したのがコーエン兄弟でした。

兄弟の脚本は、詐欺計画を実行する男の物語ということ以外はまったく新しくなり、
若干、類型的ではありますが、
アメリカ文化と英国文化の違いを扱ったコメディ作品に生まれ変わりました。

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モネ「積みわら~朝~」

さて、邦題になった「モネ・ゲーム」のモネ。
日本人はモネが好きですからね。なかなか良いタイトルといえるでしょう。

本作に登場する2つのモネの名画「積みわら ―夜明け」と「積みわら ―夕暮れ」は
モネの名作「積みわら」シリーズからヒントを得てオリジナルに作成されました。
撮影は、映画用に用意された作品を使用しています。


モネ
『積みわら』は、印象派を代表するフランス人画家クロード・モネの作品。収穫後の畑に積まれた干し草の山を描いた一連の絵画の総称。同じ主題を、異なる時間、季節、天候それぞれの光の下で描き分けた作品群としてよく知られ、当時モネが住んでいたフランス・ジヴェルニーの家のすぐそばにあった畑をモデルに描かれた作品である。
『積みわら』はモネの作品の中でも最も重要な絵画となっている。モネの絵画を多くコレクションしている美術館として、パリのオルセー美術館、マルモッタン美術館、マサチューセッツのボストン美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、東京の国立西洋美術館などがあげられるが、25点の『積みわら』のうち6点がイリノイのシカゴ美術館の所蔵となっている。その他、ボストン美術館に2点、オルセー美術館に1点、ロサンゼルスのゲティ・センター 、1888年から1898年に描かれた『積みわら』の初期バージョン5点のうち1点も所蔵するコネチカットのヒルステッド美術館 、エディンバラのスコットランド国立美術館、ミネソタのミネアポリス美術館、チューリッヒのチューリッヒ美術館 、バーモントのシェルブーン・ミュージアム が挙げられ、個人が所蔵している作品もある。(Wikipediaより)

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モネ「積みわら 夕陽」

というわけで長々とモネ「積みわら」について引用してしまいましたが、
これがオリジナルタイトル“Gambit”と深く関わってくるのでご容赦くださいませ。
さて、いったいどんなお話なのでしょうか。乞うご期待でございます。



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☆4月29日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

モネ・ゲーム 
監督/マイケル・ホフマン、脚本/ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン、製作/マイク・ロベル、アダム・リップ、撮影/フロリアン・バルハウス
出演
コリン・ファース/ハリー・ディーン、PJ・プズナウスキー/キャメロン・ディアス、アラン・リックマン/ライオネル・シャバンダー、トム・コートネイ/ネルソン少佐、スタンリー・トゥッチ/マーティン・ザイデンベイバー
5月17日(金)TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
2012年、アメリカ、90分、配給/ギャガ、http://monetgame.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2013-04-29 06:58 | 映画 | Comments(7)