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タグ:ヤセミン・サムデレリ監督 ( 1 ) タグの人気記事

おじいちゃんの里帰り -1-
Almanya – Willkommen in Deutschland

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©2011-Concorde Films

なぜかドイツ好きなとのであります。
ドイツに住んでいるトルコ人の話も好きで、トルコ系の監督もチェックしたくなります。

トルコ系の監督といえば、ファティ・アキン。
今年8月当試写室にて「トラブゾン狂想曲-小さな村の大きなゴミ騒動-」を上映しました。
http://mtonosama.exblog.jp/20208072/、http://mtonosama.exblog.jp/20224972/
これはトルコを舞台にしたドキュメンタリーでしたが、
ハンブルグ出身の彼がハンブルグを舞台に撮影した「ソウル・キッチン」(‘09)も面白かったです。

今回、当試写室で上映するのは、
ドイツからトルコへ一家を引き連れて里帰りするおじいちゃんの話。
そして、監督はやはりトルコ系ドイツ人二世、ヤセミン・サムデレリです。
脚本は、彼女と妹ネスリン・サムデレリが実体験を下敷きにして、
なんと50回も書き直した末に仕上げたもの。
その辺の苦労と結果は作品の中で充分にご満喫いただけるものと存じます。

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トルコ系移民というと、
宗教も生活習慣も違うドイツではたいそう辛い思いをしたのではなかろうか、
「おじいちゃんの里帰り」も、もしかしてそんな体験を描いたものではなかろうか、
などとお思いではありませんか。
Ja…、Nein….
う~ん、Jeinというところでしょうか。

映画はおじいちゃんがドイツへ来る前のトルコ、ドイツ初めて物語、家族が増えていくドイツ生活、
そして、里帰りのパートから成り立っています。
苦労もあったけど、楽しいこともある。「人生いろいろ」というところです。
(島倉千世子さんのご冥福をお祈り申し上げます)
というわけで、JaともNeinとも言い切れません。
でも、おおむね楽しいかな。

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ヤセミン&ネスリン・サムデレリにせよ、ファティ・アキンにせよ、
トルコ系2世たちは普通にドイツ人として生活しています。
姉のヤセミンは8歳になるまで自分の名前はJasminだと思っていましたし(Jasminはドイツ語では
ヤスミンと発音するので、先生に「あなたの名前はYaseminよ」と言われるまでわからなかったんですって)、
妹のネスリンはカトリック系の小学校に通学し、ミサでは讃美歌を歌っていましたし。

でも、最初にトルコからドイツへやってきた人たちはいろいろカルチャーショックを受けたでしょうね。
映画でもおじいちゃんの若い頃のビックリ仰天ぶりがおもしろおかしく描かれていて
笑っちゃいました。

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そもそもどうしてトルコ人はドイツにやってきたんでしょう。
トルコからドイツへの移民は1960年代の初め頃から本格的に始まりました。
第二次大戦後、日本と同様に復興期から高度成長期を迎え、労働力が不足した西ドイツが、
スペイン、ポルトガル、ギリシャ、イタリア、トルコから多くの労働者を迎え入れました。
1960年頃といえば冷戦のさなかであり、ドイツに近い東欧との往来は断たれてしまっていました。
それが、こうした国々から労働者を受け入れた理由。
その中でもトルコからの労働者が最も多かったんですね。
最初は出稼ぎのつもりだった彼らも1970年代になると家族も呼び寄せるようになりました。
本作のヤセミン&ネスリン・サムデレリもそんな風にしてドイツで生まれた世代という訳ですね。

60年代。
おじいちゃんがおばあちゃんにプロポーズし、子どもたちが生まれます。
そして、もう少し稼ぎたいもの、と出稼ぎにでかけたドイツ。
70年代。結局は家族を呼んで暮らすことになった頃から、現代へ。

約半世紀の間に孫も生まれ、すっかりドイツに根を張ったおじいちゃんの一家です。
さあ、いったいどんなお話なのでしょうか。
続きは次回に。
乞うご期待でございます。



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☆11月19日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

おじいちゃんの里帰り
監督/ヤセミン・サムデレリ、脚本/ヤセミン&ネスミン・サムデレリ、製作/アニー・ブルンナー、アンドレアス・リヒター、ウルズラ・ヴェルナー
出演
ヴェダット・エリンチン、ラファエル・コスーリス他
11月30日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町他ロードショー
2011年、ドイツ、ドイツ語・トルコ語、101分、日本語版字幕/間渕康子、トルコ語協力/武田歩、後援/ドイツ共和国大使館、東京ドイツ文化センター、協賛/トルコ航空、配給/パンドラ、http://www.ojii-chan.com

by Mtonosama | 2013-11-19 07:18 | 映画 | Comments(6)