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殿様の試写室

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タグ:ラウラ・モランテ ( 1 ) タグの人気記事

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(C)2006 FIDELITE FILMS - VIRTUAL FILMS - WILD BUNCH -FRANCE3CINEMA
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さて、早速、前回の解答からいきましょう。
はい、そうです。江守徹さんです。ピンポ~~ン♪
モリエールをひっくり返してエモリトール。
モリエトールではだめだったのでしょうかねぇ(笑い)。

さ、「モリエール 恋こそ喜劇」。こんなお話です。

ストーリー
1644年パリ。劇作家にして、俳優である22歳のモリエールは
前年に旗揚げした劇団「盛名座」の借金がかさみ、債権者に追われ、とうとう囚われの身に。
そんな彼を獄舎から救いだしたのが大商人のジョルダン氏。
しかし、いくら大金持ちとはいえ、ただの親切心で助けてくれるわけがない。

実は、このムッシュ・ジョルダンは
殿方の人気を一身に集める社交界の花、公爵夫人セリメーヌにぞっこん。
自作の芝居を上演して彼女の気をひこうと目論んでいたのです。
けれど、自信のほうはいまひとつ。

そこで、モリエールに目をつけ
「借金を肩代わりしてやるから屋敷に住み込み、演劇指南をしろ」と迫ったという次第。
モリエールも助けてもらった以上、断るわけにはいきません。
ですが、ジョルダンのたくらみを奥方や子どもたちに知られるのはちょっと…
というわけで、モリエールはタルチュフと名乗り、司祭に化け
末娘の教育係として屋敷に乗り込みました。

モリエールは早速にジュルダンの戯曲を見せられ、そのお粗末さに閉口。酷評します。
「ならば、おまえが書いてみろ」といわれ、執筆するのですが
ジュルダンのお気には召さず、床に投げ捨てられてしまいました。

床に落ちた戯曲を読んだのが、聡明な奥方マダム・ジュルダン。
その作品に並々ならぬ才能を見てとり
いつもの冷静さとは似つかない興奮した様子で戯曲を讃賞。
モリエールはそんなマダムに恋心をいだきます。
早速、大胆な手口でマダムとのラブ・アフェアを画策。
マダムも戯曲を書いたのがタルチュフことモリエールだったと知り、彼に魅かれていきます。
モリエールの持つ喜劇の才能に
マダムは「人の心を動かす喜劇を書くのはあなたよ」と励ますのでした。

そうとも知らず、ムッシュ・ジュルダンは
いよいよ憧れのセリメーヌと会えることになり、有頂天。
貧乏貴族のドラント伯爵が2人の仲をとりもつように見せかけて
宝石やら大金をピンはねしたり
持参金目当てで息子のトマとジュルダンの長女アンリエットを結婚させようと
狙っていることにも気付かないムッシュであります。
アンリエットは貧しい偽音楽教師のヴァレールと愛し合っているというのに。

さあ、この絡みに絡んだ人間喜劇。いかなることに相成りますでしょうか…


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ムッシュ&マダム・ジュルダンは「町人貴族」
モリエールがムッシュ・ジュルダンの戯曲をけちょんけちょんに貶す場面は「人間嫌い」
ジュルダンの長女と恋人とのやりとりやモリエールの偽名タルチュフは「タルチュフ」
と、モリエールの作品が映画の中、至るところに盛り込まれています。

ん?とすると、モリエールを読んだことがなければ、訳がわからない?
いえいえ、そんなことはまったくありません。

モリエールとマダム・ジュルダンの恋のゆくえ
はたまたムッシュ・ジュルダンの伯爵夫人セリメールへの想い
ジュルダン家の長女アンリエッタとヴァレールとのつりあいのとれない恋愛
モリエール作品とフィクションが一緒になっていながら、
ギクシャクすることなく、映画はひとつの物語として進みます。

う~~ん、22歳のモリエール青年、空白の数ヶ月間
借金から逃げ回っていたと見せかけて
案外、本当にこんな日々を送っていたのかもしれませんね。
人生は喜劇よりおもしろかったりして。

17世紀の人間も21世紀の人間も仕事に悩み、借金に苦しんでいるのかと思うと
なんだか楽しくなります。

モリエールの生涯を描いた4時間に及ぶ大作「モリエール」(‘78)が既にありますが
本作は「恋におちたシェークスピア」に勝るとも劣らない大劇作家の若い日々を
面白おかしく描ききっています。

やっぱりモリエール読んでみるかなぁ。

モリエール 恋こそ喜劇
監督/ローラン・ティラール、脚本/ローラン・ティラール、グレゴワール・ヴィニュロン、
撮影/ジル・アンリ、美術/フランソワーズ・デュベルテュイ、衣装/ピエール=ジャン・ラロック
出演
ロマン・デュリス/モリエール、ファブリス・ルキー二/ムッシュ・ジュルダン(お金持ちの商人)、
ラウラ・モランテ/マダム・ジュルダン(商人の妻)、エドゥアール・ベール/ドラント伯爵(貧乏貴族)、リュディヴィーヌ・サニエ/セリメーヌ(侯爵夫人)、ファニー・ヴァレット/アンリエット(ジュルダン家の長女)
3月6日(土)よりBunkamuraル・シネマにて全国順次公開
2007年、120分、フランス、原題:Moliére、配給/セテラ・インターナショナル
http://www.cetera.co.jp /moliere/


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♡2月6日に更新しました。いつも応援をありがとうございます♡
by mtonosama | 2010-02-06 06:24 | Comments(6)