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殿様の試写室

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タグ:ロマン・デュリス ( 7 ) タグの人気記事


彼は秘密の女ともだち
-1-
The New Girlfriend

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(C)2014 MANDARIN CINEMA - MARS FILM - FRANCE 2 CINEMA – FOZ


世の中にはトランスジェンダーとかゲイとかレズとかいろいろあって
なにがどう違うのかよくわかりません。

トランスジェンダー
狭義には、生まれもっての性とは反対の性の心を持ち、反対の性での生活、もしくは既存の性役割にとらわれない形での生活を望みながらも、形成外科(性別適合)手術は望まない人を指す。彼らにとっては自らの性器は喜ばしいものであり、違和感はない。女装や男装(=トランスベスタイト又はクロスドレッサー)はする人としない人がいる。
広義には、それに加え、性転換願望があるトランスセクシュアル(=ニューハーフ)などを含む総称として用いられる。
日本ではクリス松村、おすぎ、ミッツ・マングローブなどが知られている。
(はてなキーワードより)

実は本作のキーポイントはトランスジェンダーの説明の中にも出てきた「女装」です。

クロスドレッサー
女装者も男装者も身体的性への違和感から性転換手術を望んでいるわけではなく、精神医学の世界では「性同一性障害」(トランスセクシャル)の人と区別される。ただ、性同一性障害の人も異性装者コミュニティに混在している。異性装者には同性愛者、異性愛者、両性愛者がいる。近年ではトランスベスタイトではなくクロスドレッサーと呼ぶことが多い。
(はてなキーワードより)

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いろんな人がいて、
本人も周囲の人もとまどいながらも受け止めていくというのが、
世の中のならいではありましょう。
とまどう期間は深刻で、受け入れるまでには時間もかかるのでしょうが。

しかし、それがフランソワーズ・オゾン監督の手にかかるとこんなにおしゃれな映画になりました。

フランソワーズ・オゾン監督といえば、最近では『17歳』(‘13)
http://mtonosama.exblog.jp/21337565/ http://mtonosama.exblog.jp/21351358/
が印象に残っています。
毎回毎回、前をひきずらない全く新しい視点の映画を送りだすオゾン監督。

今回もまた思わぬ視点から斬り込んできました。

若くてハンサムだった鬼才フランソワーズ・オゾンももう48歳。
巨匠という言葉はまだ似合わないけれど、
よくぞ、ここまで観客をひきずりこむ映画を創ってくれました。
ありがとうございます。

女装といえばマツコ・デラックスを思い浮かべてしまいますが、
(あれ?)
本作で女装するのはロマン・デュリス。
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そうです。
『ガッジョ・ディーロ』(‘97、トニー・ガトリフ監督・脚本)、
『スパニッシュ・アパートメント(‘01、セドリック・クラビッシュ監督)、
『タイピスト!』(‘12、レジス・ロワンサル監督・脚本)のあのロマン・デュリスです。
http://mtonosama.exblog.jp/20173464/ http://mtonosama.exblog.jp/20190062/

足首がキュッとしまった美しい脚。
襟を立て、ウェストをしぼったトレンチコートの後ろ姿に思わず見とれてしまいました。

この映画のために体重を落とし、
衣装担当のパスカリーヌ・シャバンヌに頼んで、
ハイヒールを取り寄せ、歩く練習もしたのだそうです。

『トッツィー』(‘82、シドニー・ポラック監督)のダスティン・ホフマンも
女装しましたよね。
ま、並みの女性なら「負けた・・・」とつぶやきたくなる位のスタイルの良さでした。
こちらはコメディでしたけどね。

でもね、本作はまたちょっと違います。
続きは次回までのお楽しみということで。



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彼は秘密の女ともだち
脚本&監督/フランソワ・オゾン、製作/エリック&ニコラス・アルトメイヤー、撮影/パスカル・マルティ、衣装/パスカリーヌ・シャバンヌ
出演
ロマン・デュリス/ダヴィッド&ヴィルジニア、アナイス・ドゥムースティエ/クレール、ラファエル・ペルソナ/ジル、イジルド・ル・ペスコ/ローラ、オーロール・クレマン/リズ、ジャン=クロード・ボル=レダ/ロベール、ブルーノ・ペラール/エヴァ・カールトン、クロディーヌ・シャタル/子守、アニタ・ジリエ/看護士、アレックス・フォンダ/看護助手、ジタ・ハンロ/ウェートレス
8月8日(土)シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館他にてロードショー
2014年、フランス、フランス語、107分、日本語字幕/松浦美奈、配給/キノフィルム、後援/在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、http://girlfriend-cinema.com/

by Mtonosama | 2015-08-05 05:32 | 映画 | Comments(8)
ニューヨークの巴里夫(パリジャン)
-2-
Casse-tête chinois


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(C)2013 Ce Qui Me Meut Motion Picture - CN2 Productions - STUDIOCANAL - RTBF - France 2 Cinema


子どもも生まれ、念願だった天職にも就いたとあれば、
あとは着実に一歩一歩人生を歩いていくだけ――

と思いますよねぇ。普通。

いやはや人生はままならず。
人生30にして立つでもなければ、40にして惑わず、でもありません。
とのも人生150にしてそれを実感しておりますが。

ここに登場する男女もあの楽しかったバルセロナ留学から15年。
顔や身体はそれ相応に歳はとっても、あの頃の気質は基本同じ。
どうしてそうなる?と思わずため息が出る程ドジな展開を見せてくれちゃいます。

ま、人生ってそんなもの。
がっかりもするけど、みんなもそうなら仕方ないですね。

いま絶不調な人はウンウンと頷きながら、
好調な人はグザヴィエってドジだなぁ、と笑いながら、
好不調を問わず楽しめる映画です。

どんなお話でしょうね。


ストーリー
40歳になったグザヴィエ。
パリで妻ウェンディと子ども2人と暮らし、作家としてもそこそこの成功を収めている。

だが、バルセロナ時代の留学仲間でレスビアンのイザベルから恋人ジューと共に
子どもを産み育てたいと、精子提供を頼まれたことから雲行きが怪しくなってきた。
ウェンディにバレてしまったのだ。
そんなある日、NY出張から戻ったウェンディはアメリカに好きな人ができたと告白し、
呆然とするグザヴィエを尻目にいきなり別居宣言。
ウェンディは子どもたちを連れてNYに移住すると言い出した。

妻子3人がNYへ旅立ち、寂しい日々を送っていたある日、
ウェンディから子どもたちを制服のある名門校へ入学させるという連絡がきた。
「制服を着て通学?自分の教育方針と相いれない!」と怒り心頭に発したグザヴィエ。
レスビアンの親友で今は妊娠中のイザベルを頼って一路NYへ。

ウェンディと話し合うため、彼女が子どもたちと暮らす今カレの家へ。
そこはセントラルパークを見下ろす超高級アパート。
今カレはマッチョな体つきながら、実はウォール街の優秀な金融マン。
グザヴィエはなんとなく惨めな気分になるものの子どもたちと過ごしたいがため
NYで暫く暮らすことを決意。

そのためには定職につくことと偽装結婚してグリーンカードを得ることが必要だ。
イザベルの恋人ジューもチャイナタウンの部屋を貸してくれることになるのだが……

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『スパニッシュ・アパートメント』以来の俳優陣総出演。
『ロシアン・ドールズ』で恋に落ちたウェンディと結婚したと思ったら離婚。
自由奔放なレスビアンのイザベルとは相変わらずの親友同士。
そして、『スパニッシュ・アパートメント』で別れたはずのマルティーヌとは思わぬ展開に。

人生、思い通りにはいかないけれど、それが必ずしも悪いこととは限りませんよね。
軌道の上を走っていれば安全ではありますが、
思わぬ展開があるからこそ楽しいのでしょうし。
例え、予期せぬ悪い方向に曲がっていったとしても、
その結果、素晴らしい光景に出会えたり、素晴らしい人が待っていたり――

グザヴィエのままならない人生をわがことのように感じながら、
ため息をついたり、安堵の胸をなでおろしたりしました。

このシリーズ、これでおしまいなのが残念です。
50歳になったグザヴィエ、60歳になったグザヴィエも観てみたいものです。

あ、その頃、自分はもういないのか。
うーん、残念です。





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ニューヨークの巴里夫
監督・脚本/セドリック・クラピッシュ、製作/ブルーノ・レヴィ、撮影/ナターシャ・ブライエ
出演
ロマン・デュリス/グザヴィエ、オドレイ・トトゥ/マルティーヌ、セシル・ドゥ・フランス/イザベル、ケリー・ライリー/ウェンディ、サンドリーヌ・ホルト/ジュー、マルゴー・マンサール/ミア、パブロ・ミュ・ジェイコブ/トム、フローラ・ボナベンチュラ/ベビーシッター、ブノワ・ジャコ/グザヴィエの父
12月14日(日)Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
2013年、フランス・アメリカ・ベルギー、英語・フランス語、カラー、117分
www.nyparisian.ayapro.ne.jp/

by Mtonosama | 2014-12-04 05:54 | 映画 | Comments(8)
ニューヨークの巴里夫(パリジャン)
-1-
Casse-tête chinois

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(C)2013 Ce Qui Me Meut Motion Picture - CN2 Productions - STUDIOCANAL - RTBF - France 2 Cinema 


どの映画を観るかというきっかけはとのの場合、いろいろあります。
好きな監督でしょ、気になるテーマでしょ、それに俳優。
特にその俳優の若い頃の映画を観たことがあって、
大人になったなぁとか、こんな役をやるようになったんだとか、
親戚のおばさんみたいな気持で映画を観ることがあります。

今回はまさにそれ。
おばさんは本作の主人公ロマン・デュリスが
まだ初々しい少年顔で主演した『ガッジョ・ディーロ』(‘97トニー・ガトリフ監督)の頃から
この人が気になっていました。
この作品で観たロマン・デュリスが印象に残り、
『スパニッシュ・アパートメント』(‘02セドリック・クラピッシュ監督)で
彼が主演すると知って勇んで観に行きました。
そんな訳で続編の『ロシアン・ドールズ』(‘05)も観ました。
ですから、グザヴィエ(主人公の名前です)シリーズ最終章である本作を見逃すことなどできはしないのです。
フンッ(と鼻息も荒々しいとのであります)。

監督はセドリック・クラピッシュ。

1961年フランス出身。ニューヨーク大学で映画製作を学び、85年帰国し、レオン・カラックス作品のスタッフなどを務める。92年初めての長編映画『百貨店大百科』でセザール賞にノミネートされ、注目を集める。その後、日本でも大ヒットした『猫が行方不明』(‘96)ではベルリン交際映画祭の映画批評家協会賞を受賞。

寅さんやハリーポッターならいざ知らず
ちょっとジミ目な単館系映画でのシリーズ作なんて珍しいですよね。


それにしても『スパニッシュ・アパートメント』は楽しかったなぁ。

『スパニッシュ・アパートメント』
パリの大学生グザヴィエ(ロマン・デュリス)は就職相談に行った役所の役人からスペイン語とスペイン経済を勉強するようにいわれる。そして、泣いて寂しがるマルティーヌ(オドレイ・トトゥ)を振り切り、バルセロナへ留学。国籍も性別も異なる6人の学生が住むアパートへ転がり込みます…

監督も出演者たちも若く、また150歳の観客もそれなりに
自分の若き日々を思い出したりしながら、心底楽しめた作品でした。
でも、まさか続編が出るとは思わなかったです。


『ロシアン・ドールズ』
役所には就職しなかったグザヴィエ。夢だった小説家への足がかりはつかんだが、その場限りの恋愛を繰り返していた。ある日、TV局からイギリスの脚本家との共同執筆を頼まれ、ロンドンに住むかつての留学生仲間ウェンディ(ケリー・ライリー)を相棒に仕事を進めることに。グザヴィエは恋人がありながら、ウェンディにも魅かれ始める…

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ま、一般人の場合は学校を出たら、
社会の荒波にもまれ、思い通りにならない子育てに翻弄されたりで、
人生はイヤでも続編だらけですけどね。

実は監督自身『スパニッシュ・アパートメント』を撮影した時には
続編のことなど考えていなかったそうです。
ただ出演者や製作陣と会うたびに続編の意向を訊ねられ、自分もその気になっていったのだとか。

監督は『スパニッシュ・アパートメント』の2年後『ロシアン・ドールズ』のアイディアを
思いついた時、同じメンバーとの仕事を熱望していることに気づき、
サンクトペテルブルグで『ロシアン・ドールズ』の撮影が終わったときには
もうこの物語を3部作にすることを決めていました。

というわけで、本作は40歳になった出演者たちを描いた物語。
「四十にして惑わず」なんて嘘っぱち。
相変わらず惑いっぱなしのグザヴィエたちを描いた映画です。

いったいどんなお話でしょうね。
続きは次回までお待ちくださいませ。



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ニューヨークの巴里夫
監督・脚本/セドリック・クラピッシュ、製作/ブルーノ・レヴィ、撮影/ナターシャ・ブライエ
出演
ロマン・デュリス/グザヴィエ、オドレイ・トトゥ/マルティーヌ、セシル・ドゥ・フランス/イザベル、ケリー・ライリー/ウェンディ、サンドリーヌ・ホルト/ジュー、マルゴー・マンサール/ミア、パブロ・ミュ・ジェイコブ/トム、フローラ・ボナベンチュラ/ベビーシッター、ブノワ・ジャコ/グザヴィエの父
12月14日(日)Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
2013年、フランス・アメリカ・ベルギー、英語・フランス語、カラー、117分www.nyparisian.ayapro.ne.jp/

by Mtonosama | 2014-12-01 05:48 | 映画 | Comments(6)
タイピスト! -1-
Populaire

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(C)2012–copyright: Les Productions du Tresor–France 3 Cinema-France 2 CinEma-Mars Films-Wild Bunch-Panache Productions-La Cie Cinematographique-RTBF(Television belge) (C)Photos-Jair Sfez.

今や過去の遺物となったタイプライター。
もはや知らない世代もおいでかと思われます。

昔はオリベッティとかスミスコロナとかいうタイプライターがあったんですよね。
そうそうアンダーウッド、訳して木下さんなんてタイプライターもありましたっけ。
ま、訳す必要もないんですけどね。

本作は、そのタイプライターが社会へ飛び出す女性の必須アイテムだった時代のお話です。

1950年代末、女性たちの憧れの職業は秘書。
そして、秘書になるために絶対に必要だったのがタイプライター。
そんな時代、〈タイプライター早打ち大会〉という大会が実在したんです。
地方大会から始まり、全国大会、さらに世界大会。
今でいえば全日本電卓競技大会で1位になるようなもの?
いえ、世界一ともなればもっとすごいですよね。
もうスターです。世界の人気者です。女王です。
原題もpopulaire(人気のある)ですよ。

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ノルマンジーの田舎町、雑貨屋の娘ローズ。
彼女も他の女の子たち同様、都会で秘書になりたいと思っていました。
でも、彼女はとってもドジでのろま。取り柄といえばタイプライターの早打ち位。
そんな「スチュワーデス物語」(1983年10月18日 - 1984年3月27日)の(ふるっ)
堀ちえみみたいな
女の子が上司の猛烈な特訓を受け、世界の頂点に立つ――
スポ根ドラマも真っ青な、だけど、とてもキュートなラブコメディです。

この映画、6月に有楽町朝日ホール他で開催されたフランス映画祭2013で観客賞を受賞。
この観客賞というのは観客が“最も面白い”と評価した作品に贈られる最高賞で
前回は「最強のふたり」が受賞しています。

監督&脚本はレジス・ロワンサル。本作が長編映画デビュー作です。
フランスでは2012年に公開された本作ですが、
新人監督作品ながら堂々初登場2位のヒットとなりました。

本作が生まれるきっかけとなったのは、
監督がタイプライターの歴史を取り上げたドキュメンタリーを観たこと。
その中で早打ち大会の様子が紹介されていたのです。
それを観て「え?タイプライターが競技になるの?」とビックリした監督。
調査を始めたところ、何千人もの観衆を集めて開催されたアメリカ大会の写真を発見、
さらには地方大会で優勝した男女から話を聴くこともできました。

たかがタイプライターというなかれ。
競技ともなれば、ライバルを睨みつけてタイピングのスピードを落とさせたり、
プレッシャーをはねのけるため精神統一をしたり、なかなか大変だったようです。
ま、そんな話が本作の中にも随所に生きていますよ。

監督曰く。
「ヴィンテージな面白さもありながら、“ロッキー”のようなスポ根映画にしたいと考えてつくりました」
なるほど。なんか期待できますね。

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2001年に日本でも大ヒットした「アメリ」を思わせるほんわかした女の子が
厳しいコーチの特訓を受けて、タイプライター早打ち世界一になる楽しいお話。
お話の流れは「マイフェアレディ」みたいですし、
50年代に一世を風靡した映画へのオマージュにも満ちています。

50年代のファッションも可愛いので、乞うご期待でありますわよ。ウフッ。



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☆8月9日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

タイピスト!
監督/レジス・ロワンサル、脚本/レジス・ロワンサル、ダニエル・プレスリー&ロマン・コンパン、製作/アラン・アタル、撮影/ギョーム・シフマン、音楽/ロブ&エマニュエル・ドートランド
出演
ロマン・デュリス/ルイ・エシャール、デボラ・フランソワ/ローズ・パンフィル、ベレニエ・ベジョ/マリー・テイラー、ショーン・ベンソン/ボブ・テイラー、メラニー・ベルニエ/アニー・ルブランス・ランゲ、ニコラス・ブドス/ギルバート・ジャピ、フェオドール・アトキン/アンドレ・ジャピ、ミュー=ミュー/マドリーヌ・エシャール、エディ・ミッチェル/ジョルジュ・エシャード、フレデリック・ピエロ/ジャン・ポンフィール、マリウス・コルッチ/ルシアン・エシャード、エミリン・バイヤー/ジャクリーン・エシャード、ヤニック・ランドン/レオナルド・エシャード、ナスターシャ・ジラード/エヴィリン・エシャード、キャロライン・ティレット/ヴァンプ、ジャンヌ・コーエンディ/フランソワーズ、ドミニク・レイモン/ショロフスキー夫人、サーペンタイン・テーシエ/寄宿学校の経営者
8月17日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
2012年、フランス、111分、字幕/松岡葉子、提供/ギャガ、コムストック・グループ、配給/ギャガGAGA★、後援/在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
http://typist.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2013-08-09 07:19 | 映画 | Comments(6)
           ハートブレイカー -2-
                      HEART BREAKER
                         L’Arnacoeur

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(C) 2010 YUME-QUAD FILMS / SCRIPT ASSOCIES / UNIVERSAL PICTURES INTERNATIONAL / CHAOCORP

                        男はやくざな別れさせ屋。
                 女は最高の男性と婚約中で、リッチで自由で美人。

              そんな男女が出会ったとき、どんなストーリーが展開するか。

                 本作は「王子と乞食」あるいは「シンデレラ」と同じく、
              身分違いのおふたりさんの出会いを描いた映画でございます。
            意外なふたりの出会いには、案外予想通りの展開がつきものですけどね。

                    す、すいません。そんな身も蓋もないことを。

ストーリー
蕩けるような笑顔と、思いがけない涙で、ターゲットの心を鷲掴みにするアレックス。
彼の仕事は〈別れさせ屋〉です。
依頼人は親、兄弟姉妹、友人といろいろですが、
この仕事のルールは、いけない恋愛をしている女性を真実に目覚めさせることで、
その女性と恋愛に落ちることは絶対にご法度。
そんなルールに則って、多くの女性を不幸な恋から救ってきたアレックス。

アレックスのビジネスパートナーは、実姉のメラニーとその夫マルク。
お得意の変装で、ターゲットの女性とアレックスとの接点を演出するメラニー。
コンピュータを駆使して、ターゲットの周辺情報を徹底的に調べあげるマルク。
2人は〈別れさせ屋〉のいわばブレーンです。
優秀な頭脳と甘いマスクが揃えば鬼に金棒。〈別れさせ屋〉が繁盛しているのもうなづけます。

一仕事終えてパリに戻ったアレックスの新しい仕事は、
英国の青年実業家と婚約中のジュリエットの結婚をぶちこわすこと。
その結婚式は10日後。
タイムリミットまで日にちがありません。
依頼主はジュリエットの父、ヴァン・デル・ベック。
彼は妻の死後、長い間、絶縁状態だった娘ジュリエットを取り戻したいというのです。
〈別れさせ屋〉チームの3人はジュリエットが滞在するモナコへ。

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アレックスはヴァン・デル・ベック氏が雇ったボディ・ガードとしてジュリエットに接近します。
しかし、父を嫌いぬいているジュリエット。
そんな父親が差し向けたボディ・ガードなど、迷惑以外のなにものでもありません。
最高の婚約者との結婚で、幸せ最高潮のジュリエットには、
アレックスの蕩ける笑顔も甘い言葉も一切通じませんし。
それでも、メラニーが暴漢に変装し、ジュリエットを襲撃、
危ないところをアレックスが救出、という策略で、
なんとかジュリエットに自分の存在を認めさせることができました。

ところが、一難去ってまた一難。
結婚式まで後2日という日、突然ジュリエットの婚約者がモナコへやってきました。
自家用ジェットでラスヴェガスに飛んで、2人っきりで結婚式をあげようなどと、
とんでもないことを言いだします。
危うし!必死に引き留めるアレックスでしたが、自家用ジェットはモナコの空港を飛び立って……
と思いきや、ジェット機はUターン。
婚約者の両親が英国からモナコへ到着したというのでした。

運が向いてきたか!?アレックス。
しかし、ターゲットと恋に落ちてはならないというルールもどこかあやしくなって……

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          ターゲットの国籍が変わる度に、その国の言葉でターゲットをくどくアレックス。
            日本人ターゲットに迫るときの彼の怪しい日本語には笑っちゃいました。

                そして、ブレーンとはいっても、どこかおとぼけの姉夫婦。
                        ジュリエットの男好きの親友。
   ニンフォマニア=色情狂なんて言葉がありますが(今や死語?)、彼女の狂いっぷりは堂にいってます。
            彼女の登場するシーンでいっちばん笑っていたのは女性観客でしたよ。
                    バイプレイヤーに逸材多し、でありました。

                     何度も笑い、楽しませてもらいました。
                  なかでもご愛嬌がヒロインのヴァネッサ・パラディ。

                   目もきれい、鼻も良い形、唇もぽってりと肉感的。
            でも、彼女が笑うと、思わず一緒に笑いたくなるかわいいすきっ歯なんです。

                          100%の美はありえません。
       どこかにバランスを崩す部分があってこそ、その美はより印象に残るものになるのであります。
                             なんちゃって・・・
                   よく笑ったおかげで、いやなことなどすっかりふっとび、
                     再び元気になって試写室を出たとのでありました。

          

                                  

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ハートブレイカー
監督/パスカル・ショメイユ、脚本/ローラン・ゼイトゥン、ジェレミー・ドナー、ヨアン・グロム、製作/ヤン・ゼヌー、ローラン・ゼイトゥン、撮影監督/ティエリー・アルボガスト、衣装デザイン/シャルロッテ・ブタイヨール、音楽/クラウス・バテルト、振付/クリストフ・ダンショ
出演
ロマン・デュリス/アレックス、ヴァネッサ・パラディ/ジュリエット、ジュリー・フェリエ/メラニー、フランソワ・ダミアン/マルク、エレーナ・ノゲラ/ソフィー、アンドリュー・リンカーン、ジャック・フランツ/ヴァン・デル・ベック、アマンディーヌ・ドゥヴァーム/フローレンス、ジャン=イヴ・ラフェッス/ドュトゥール、ジャン=マリー・パリス/ゴラン
10月29日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町他にてロードショー
2010年、フランス・モナコ、1時間45分、配給/熱帯美術館、
http://www.heartbreaker.jp/

by mtonosama | 2011-10-18 07:07 | 映画 | Comments(8)
          ハートブレイカー -1-
                      HEART BREAKER
                          L’Arnacoeur

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(C) 2010 YUME-QUAD FILMS / SCRIPT ASSOCIES / UNIVERSAL PICTURES INTERNATIONAL / CHAOCORP
                        しょっぱなから、なんですが、
                  実は、この映画を観るつもりはありませんでした。
          でも、ちょっと前に観た試写があまりに重く、そして、この日に観るつもりだったものも
                    3トンはあろうという重さの映画だったので、
           いかにも気楽に楽しめそうな本作を観ようと、急遽、予定を変更しました。
                      すいません。無節操なことで。

                 でも、主演のロマン・デュリスは贔屓の俳優さんだし、
          アフリカの砂漠やモナコの美しい景色が満喫できて、それなりに良かったです。
                           それなりって…

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          ロマン・デュリスに初めて会ったのは(スクリーンで、ということですが。もちろん)       
「ガッジョ・ディーロ」(‘97)という、1本のジプシー音楽のテープを頼りに幻の歌姫を求めて
          東欧のロマの村にたどり着いた若い主人公(ロマン・デュリス)のお話でした。
               ガッジョ・ディーロというのはロマ語で〈よそ者〉の意味です。

     東欧の田舎町というのはゲルマンの大移動の時代とさほど変わっていないのではないだろうか、
                      という感想を抱いたとのでありました。
                 あ、これは「ハートブレイカー」とは全然関係ありません。

                    ロマンは当時23歳、もう可愛いさかり。
               ひげもじゃの顔に浮かぶまだ子供っぽい笑顔が最高でしたねぇ。
        その後「スパニッシュ・アパートメント」(‘02)、「ロシアン・ドールス」(‘04)で
                      人生の岐路に悩む学生を演じ、
       最近では「モリエール/恋こそ喜劇」(‘07)http://mtonosama.exblog.jp/12771835/
     「PARIS」(‘08)http://mtonosama.exblog.jp/9906084/なんて作品も印象に残っています。

             そんなロマンももう37歳。今やフランスを代表する人気スターです。
        しかし、彼の役柄は悩み多き学生とか、重い病気を抱える人(「PARIS」)とか、
    まじめな役柄が多かったので、今回のようなちょっとナンパなおにいさんというのは意外でした。

             相手役はヴァネッサ・パラディ。ロマンより2歳年上の39歳です。
          こちらはプライベートではジョニー・デップのパートナーとして知られています。

           監督は長くリュック・ベッソンの助監督を務めてきたパスカル・ショメイユ。
               本作「ハートブレイカー」で長編デビューを飾りました。
                   映画冒頭に拡がるモロッコの広大な砂漠、
           海と街並みが美しいヨーロッパきってのリゾート・風光明媚なモロッコまで
                オールロケを敢行したという景色も楽しみのひとつです。
                    映画のジャンルはラブ・コメディ。

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                             そして・・・
                 男の職業は「別れさせ屋」。ユニークな仕事ですね。
                女はワインのディーラーで、美人で、インテリで、切れ者、
             おまけに10日後にはハンサムで大金持ちの英国人実業家と結婚するという
                          幸せを絵に描いたような人。

            150歳ともなると、今さらラブ・コメディもないなぁ、と思うのでありますが、
              ヘビーな映画を観た後、あるいは、イヤなできごとが続いたときには、
                          こんな映画も悪くありません。

              さて、どんなお話でしょうか?また、「別れさせ屋」とはいったい…
                      続きは次回までのお楽しみ、ということで。

                                

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ハートブレイカー
監督/パスカル・ショメイユ、脚本/ローラン・ゼイトゥン、ジェレミー・ドナー、ヨアン・グロム、製作/ヤン・ゼヌー、ローラン・ゼイトゥン、撮影監督/ティエリー・アルボガスト、衣装デザイン/シャルロッテ・ブタイヨール、音楽/クラウス・バテルト、振付/クリストフ・ダンショ
出演
ロマン・デュリス/アレックス、ヴァネッサ・パラディ/ジュリエット、ジュリー・フェリエ/メラニー、フランソワ・ダミアン/マルク、エレーナ・ノゲラ/ソフィー、アンドリュー・リンカーン、ジャック・フランツ/ヴァン・デル・ベック、アマンディーヌ・ドゥヴァーム/フローレンス、ジャン=イヴ・ラフェッス/ドュトゥール、ジャン=マリー・パリス/ゴラン
10月29日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町他にてロードショー
2010年、フランス・モナコ、1時間45分、配給/熱帯美術館、
http://www.heartbreaker.jp/

by mtonosama | 2011-10-15 07:16 | 映画 | Comments(6)
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(C)2006 FIDELITE FILMS - VIRTUAL FILMS - WILD BUNCH -FRANCE3CINEMA -
FRANCE2 CINEMA


英国にシェークスピアあれば、フランスにはモリエールあり。
かたや悲劇の雄にして、かたや喜劇の雄。
いずれも甲乙つけがたい巨匠ではございますが
フランス文学も学ばず、格別に古典文学好きというほどではない殿にとっては
モリエールよりシェークスピアの方がまだ馴染み深い名前であります。

それもシェークスピア作品を読んだからというより
「恋におちたシェークスピア」(‘98)の印象が強いからなのですが。

こんなことではいけないっ。
がんばれ、がんばれ。フ~ラ~ン~ス!

というわけで
今回、当試写室で上映するのは「モリエール 恋こそ喜劇」です。

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モリエール(Molière、1622年1月15日 – 1673年2月17日)は
17世紀フランスの劇作家で、コルネイユ、ラシーヌとともに古典主義の三大作家の一人とされる。
本名はジャン=バティスト・ポクラン(Jean-Baptiste Poquelin)。パリの裕福な家庭に生まれる。オルレアンの大学で法律を学んだ後、俳優となるが芽が出ず、売れない劇団の座長として地方の旅回りを続け、その中で喜劇作品を書き始めた。
1658年、パリに戻り次々に作品を上演。1662年『お嫁さんの学校』が大評判となって劇作家として認められた。モリエールの劇作は宮廷でも支持を得て、喜劇に対する人気、評価を高めた。喜劇作品『人間嫌い』『ドン・ジュアン』『町人貴族』『病は気から』『いやいやながら医者にされ』『スカパンの悪だくみ』などがある。モリエールの死後、1680年、コメディ・フランセーズが創設された。(「ウィキペディア」より)


とあるように、モリエール先生
生きた時代こそシェークスピア(1564~1616)とは重なりませんが、ほぼ同時代。
シェークスピアの死後6年経って、生まれました。

さて、映画はモリエールの空白の数か月を描いています―――

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モリエール、いえ、当時はジャン=バティスト・ポクランと名乗っていた22歳の青年
いまだ喜劇の大家と呼ばれるには程遠く
本人は喜劇より一段格上と信じていた悲劇作家への道を捨てきれずにいました。
1643年、仲間たちと劇団を旗揚げし、モリエールと改名したまでは良かったのですが
売れない劇団は破産寸前。
とうとう彼は債権者に告訴され、獄中へ。
そして、2度目の投獄から釈放された直後、姿を消してしまったのです。

ウィキペディアはもちろん、モリエールの来歴を書いたいかなる伝記からも
なぜかその後の数か月の部分だけぽっかりと抜けています。

―――もしも、その数か月の間に、彼が「人間嫌い」や「町人貴族」などの登場人物と
出会っていたとしたら―――

そんな楽しい空想から生まれたのが本作です。
さてさて、どんなお話なんでしょうか?乞うご期待ですよ。

あ、最後に、一言。
モリエールを尊敬する俳優の加藤徹夫さんはモリエールの名前をもらって
芸名にしました。賢明な皆さまはもちろん誰だかわかりますよね。
この答えも後編でお知らせします。

では

To be continued.

モリエール 恋こそ喜劇
監督/ローラン・ティラール、脚本/ローラン・ティラール、グレゴワール・ヴィニュロン、
撮影/ジル・アンリ、美術/フランソワーズ・デュベルテュイ、衣装/ピエール=ジャン・ラロック
出演
ロマン・デュリス/モリエール、ファブリス・ルキー二/ムッシュ・ジュルダン(お金持ちの商人)、
ラウラ・モランテ/マダム・ジュルダン(商人の妻)、エドゥアール・ベール/ドラント伯爵(貧乏貴族)、リュディヴィーヌ・サニエ/セリメーヌ(侯爵夫人)、ファニー・ヴァレット/アンリエット(ジュルダン家の長女)
3月6日(土)より渋谷Bunkamura ル・シネマにてロードショー!全国順次公開
2007年、120分、フランス、配給/セテラ・インターナショナル、原題:Moliére
http://www.cetera.co.jp /moliere/


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by mtonosama | 2010-02-03 06:31 | Comments(8)