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殿様の試写室

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カルテット!
人生のオペラハウス -1-
Quartet

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(C)Headline Pictures (Quartet) Limited and the British Broadcasting Corporation 2012

いきなりですが、本作「カルテット! 人生のオペラハウス」は話題満載であります。

まず、近頃やけに目立つ老年層を主人公にした映画であること。
次に、ヴェルディ生誕200周年を記念した音楽の映画であること。
そして、
あのダスティン・ホフマンの初監督作品であること。

え?いくら話題性があってもおもしろくなけりゃダメですって?
もちろん、ですとも。

それはもう文句なしにおもしろいですから、安心してください。
観終わった後もしばらく口角があがり、目じりが下がったままなんですから。
幸せな気持になります。
良い映画を観たな、という満足感でいっぱいになります。

俳優のみならず、今回は監督としても力量を発揮したダスティン・ホフマン。
もう75歳です。

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ミセス・ロビンソンにいいようにあしらわれていた背が低くて鼻のでかいあの若造。
フィンをつけてペタペタ歩いてもいましたっけ。
あ、「卒業」(‘67)の話です。150歳にもなると思い出す映画が古くてすいません。

あのダスティン・ホフマンが75歳になっていたというのも驚きですが、
初監督というのもすごいです。

俳優として50年以上のキャリアを誇るダスティン・ホフマン。
舞台演出の経験はありますが、これまで映画監督をしたことはありません。
その彼に監督デビューのきっかけを与えたのが、当試写室でも3年前に上映した
「新しい人生のはじめかた」
http://mtonosama.exblog.jp/12603801/ http://mtonosama.exblog.jp/12621260/ 
で彼と親しくなった撮影監督のジョン・デ・ボーマンです。
彼がダスティンに「映画監督をやってみない?」と声をかけ、
「君が良い脚本を見つけたら、演出するよ」という返事をひきだしました。
その後はとんとん拍子。
ジョン・デ・ボーマンがプロデューサーのフィノラ・ドワイヤーに彼の言葉を伝え、
彼女の手元にあったのが本作の脚本だったというわけです。

脚本は「戦場のピアニスト」(‘03)「潜水服は蝶の夢を見る」(‘07)などを書いた
ロナルド・ハーウッドですが、
その原案となったのはダニエル・シュミット監督のドキュメンタリー映画「トスカの接吻」(‘84)、
そこで描かれた音楽家のための老人ホームに想を得た劇です。
その老人ホームが1899年にヴェルディが創立したミラノのカーサ・ヴィバルディ。
http://www.casaverdi.org/
日本でも「想い出のカルテット~もう一度唄わせて~」というタイトルで
2011年に上演されていました。主演は黒柳徹子です。

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満を持しての映画化です。
時まさにヴェルデイ生誕200年。
老人ホームがヴィバルディつながりというだけではなく、
本作のタイトル「カルテット」(四重唱)こそ、
ヴェルディ中期のオペラ「リゴレット」第3幕で歌われる四重唱「美しい恋の乙女よ」を指しているのであります。
ヴェルディづくしです。

しかし、そんなことを知らなくたって十二分に楽しませてくれるところが、
ダスティン・ホフマン監督のすごいところ。
さあ、一体どんなお話でしょう。

続きは次回で。
乞うご期待でございますよ。



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☆4月17日に更新しました。いつも応援ありがとうございます☆

カルテット!
監督/ダスティン・ホフマン、脚本/ロナルド・ハーウッド、製作/フィノラ・ドワイヤー、スチュワート・マッキノン、撮影/ジョン・デ・ボーマン、編集/バーニー・ピリング、美術/アンドリュー・マッカルパイン、音楽/ダリオ・マリアネッリ
出演
マギー・スミス/ジーン、トム・コートネイ/レジー、ビリー・コノリー/ウィルフ、ポーリーン・コリンズ/シシー、マイケル・ガンボン/セドリック、ギネス・ジョーンズ/アン・ラングレー、シェリダン・スミス/ルーシー・コーガン先生、アンドリュー・サックス/ボビー・スワンソン
4月19日(金)全国ロードショー
2012年、イギリス映画、99分、配給/ギャガ、字幕翻訳/栗原とみ子
http://quartet.gaga.ne.jp/

by Mtonosama | 2013-04-17 06:57 | 映画 | Comments(4)