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殿様の試写室

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草原の椅子 -1-

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©2013「草原の椅子」製作委員会

とのは150歳です。
織田信長は「人間五十年、下天のうちを比ぶれば」と謡いながら舞いました。

同じ“との”つながりということで唐突なことを申し上げてしまいました。

50歳という歳は、人生において節目といえるときかもしれません。
本作は50歳を迎えたひとりの男が迎えた思いもよらない人生の変わり目を描いた映画です。
実生活でも共に1960年生まれで今年53歳になる佐藤浩市と西村雅彦が良い味を見せる
大人のためのおとぎ話といったらいいでしょうか。

昔は人生50年などと申しましたが、
今では50歳という年齢は、おとなのとば口。
デンと構えるにはまだまだ早すぎる歳なのでしょう。きっと。

本作「草原の椅子」は、
阪神大震災で自宅が全壊した半年後、シルクロード6700キロを踏破した体験を基に
作家・宮本輝が喪失と再生をテーマに著した小説「草原の椅子」(幻冬舎文庫・新潮文庫)
を原作としています。

監督は「八日目の蝉」(‘11 )で
http://mtonosama.exblog.jp/15856973/ http://mtonosama.exblog.jp/15872227/
日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した成島出監督。
そうそう、この人も佐藤浩市さん、西村雅彦さんとひとつ違いの1961年生まれです。

「八日目の蝉」に登場した子役の女の子に思わず知らず感情移入してしまったとのですが、
本作に出演する男の子にも感心しました。
成島監督の子役選びには脱帽であります。
もちろん子どもの演技力も、周囲の盛り上げも、重要だとは思いますが――

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今回、本作「草原の椅子」で重要な役割を演じた貞光奏風くんは2007年生まれ。
6歳です。
2000人もの子役オーディションで、集中力の高さが認められ、圭輔役に選ばれました。
母親にネグレクトされ、心を閉ざした4歳の子どもという難しい役どころです。
後姿のうなじの細さが、虐げられた子どものか弱さを表わしていて胸が痛くなるほどでした。
この圭輔くんも先月当試写室で上映した「明日の空の向こうに」のペチャくんみたいに
おばさんキラーであります。

あ、この圭輔くんと並び、本作にはもうひとつ大きな見どころがあります。
それがフンザ。
フンザというのはガイドブックには桃源郷と表現されているパキスタンの小さな農村です。


フンザ
北は中華人民共和国、北西はアフガニスタンとの国境と接し、面積10,101平方キロメートル。中国のカシュガルへ向かうカラコルム・ハイウェイ沿いに、観光ホテルや安宿の集まるカリーマーバード、ゴジャールにあるパスー村、グルミット村などの集落が点在している。現地ではブルシャスキー語が使われているが、英語やウルドゥー語も解されている。ゴジャール地域では ワヒー語が話されている。シーア派イスラームのイスマーイール派信者が多く、パキスタン他地域のイスラム教徒と比べると、風習や服装はかなり異なる。
パキスタンと中国新疆ウイグル自治区を結ぶアジア横断ルートの途中にある上に、7000m級のパミール高原の山々が迫る辺境にあるため、外国人観光客や登山目的の旅行者が多い。アジアを旅するバックパッカーから「伝説の地」、「桃源郷」と呼ばれるほど、景色がすばらしい。自然豊かな村や谷は、4月になると杏の花でピンク色に埋め尽くされる。また、酒類の入手が困難なパキスタンにおいては珍しく、フンザワインと呼ばれる飲料が旅行者の間の隠れた名物となっている。そうした風土を愛して長期逗留する旅行者が少なくない。以前は日本の旅行会社のツアー客も多数訪れていた。ただ、アメリカ同時多発テロ事件以降、訪問する観光客は減少傾向にある。
日本人旅行者の間では「風の谷のナウシカ」の「風の谷」のモデルとなったと言われてきたが、宮崎駿自身は「(風の谷のイメージは)中央アジアの乾燥地帯なんです」と雑誌の対談で明言している。
(Wikipediaより)

本作は8月の撮影ということで、Wikipediaにあるような杏の花で染められた桃源郷
というよりは土色、砂漠色の世界でしたが、
秘境好きにはたまらない光景が拡がっていました。

さあ、一体どんなお話でしょうか。続きは次回まで乞うご期待でございます。



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☆2月21日に更新しました。いつも応援をありがとうございます☆

草原の椅子
監督/成島出、原作/宮本輝「草原の椅子」(幻冬舎文庫、新潮文庫刊)、脚本/加藤正人、奥寺佐渡子、真辺克人、多和田久美、成島出、撮影監督/永沼六男、エグゼクティブ・プロデューサー/原正人、企画・設計/原オフィス、製作プロダクション/東映東京撮影所、配給/東映
出演
佐藤浩市/遠間憲太郎、西村雅彦/富樫重蔵、吉瀬美智子/篠原貴志子、小池栄子/喜多川祐未、中村靖日/喜多川秋春、貞光奏風/喜多川圭輔、AKIRA/鍵山、黒木舞/遠間弥生、若村麻由美/道代、井川比佐志/富樫茂雄
2013年2月23日(土)全国ロードショー、http://www.sougennoisu.jp/

by Mtonosama | 2013-02-21 06:28 | 映画 | Comments(4)