ブログトップ | ログイン

殿様の試写室

mtonosama.exblog.jp

殿が観た最新映画をいち早くお知らせ!

タグ:光にふれる ( 2 ) タグの人気記事

光にふれる -2-
Touch of the light
逆光飛翔

f0165567_626199.jpg

(C)2012 Block 2 Pictures Inc. All rights reserved.


いつの時代でも、どこの国でも、若い方々が夢に向って一生懸命努力する姿は、
同じくらいの年齢の人々だけではなく、150歳の年配者をも励ましてくれるものです。

眼が視えないというハンデを抱えながらも、
目標に向って一歩一歩進む主人公やガールフレンドのシャオジェ。
かたやピアノ、かたやダンス。
しなやかな音感や身体表現は耳福、眼福でもあります。

柔らかい色彩、優しい光
台湾は本当に安らぎに満ちた地です。
眼も耳も心も癒されながらの110分。
どうぞお楽しみくださいませ。


ストーリー
音楽大学への入学が決まったユィシアン。彼は生まれた時から眼が視えず、
台中の田舎で花卉農家を営む両親、幼い妹と暮らしていた。
入学の日、寮での一人暮らしが決まったユィシアンは母が運転する軽トラックに揺られ、
台北の大学へ向かう。

授業初日、クラスの日直がユィシアンの教室移動を手伝うことになった。
迷惑そうな顔をするクラスメートたち。
当番にあたった日直は移動の途中で彼を置き去りにして行ってしまう。
夜、ユィシアンは母に頼んで演奏室までの道を必死の思いで頭に叩きこむ。
コツコツと鳴る白杖の音。
寮の部屋に戻るとルームメイトが寝ていた。チンである。
気のいいチンはスーパーミュージックというサークルをつくることを宣言し、
ユィシアンをひきずりこむ。

翌朝、ワンという教師がいきなり小テストをした。
音符が視えないユィシアンは呆然とする。
テスト終了後、ピアノの前に呼び出され、実技試験を受けるユィシアン。
その技量に驚嘆したワン先生は次週の課題であるバッハの演奏をユィシアンに命じた。
彼の姿を教室の外から見ていた母は安心して台中へと戻って行った。

大学構内でサークルの勧誘をするチンとユィシアン。
チンに好きな女性のタイプを訊かれ、ユィシアンは「声のきれいな人かな」と答える。
通り過ぎる女性たちの声に耳を傾ける2人。
そこへバイトで配達中のシャオジェが来る。彼女の声はユィシアンをひきつけた。

ある日、横断歩道を渡れずにいるユィシアンを見つけたシャオジェは彼を目的地まで案内。
視覚障害のある子供たちに音楽を指導するユィシアンに心を開くシャオジェ。
「わたし、踊っているときだけは生きているって感じるの」
「じゃあ、やってみなくちゃ」とユィシアンは彼女を励ます。

母の反対でレッスンが受けられないこと。ダンスのうまい恋人へのコンプレックス。
そんな理由からダンスから逃げていたシャオジェだったが、
ユィシアンの言葉でダンスカンパニーの体験レッスンに参加するのだった。

一方、クラスメートの意地悪から音楽コンクールに参加できなくなったユィシアン。
幼い頃、周囲からいわれた陰口「目が見えないからコンクールに入賞したんだ」が
彼の脳裏に蘇る……

f0165567_6314313.jpg

実話を基に構成された脚本。
ホアン・ユィシアンのピアノ演奏とシャオジェのコンテンポラリーダンスが
とても印象的です。
台湾のピナ・バウシュって感じでした。
そして、息子の自立を祈る母。
感動ものの急所はしっかりおさえた映画であります。

それぞれが困難な状況にありながら、夢にむかって一歩一歩進む姿には
疲れた心も融けていくに違いありません。

スクリーンにむかっていて感じる柔らかさ。
何でかなぁと不思議だったのですが、紗のかかったような白っぽい画面に
その理由があるような気がします。
眼が不自由な人の目を通した世界といった印象です。
きっとユィシアンの見えない眼に映る世界なのでしょうね。

優しさと同時に台湾の暖かさも感じさせる作品でした。





今日もポチッとお願いできれば嬉しうございます♪
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
☆2014年1月25日に更新しました。いつも応援していただきありがとうございます。謝々☆

光にふれる
監督/チャン・ロンジー、脚本/リー・ニエンシウ、提供/ウォン・カーウァイ、撮影監督/ディラン・ドイル
出演
ホアン・ユィシアン/本人、サンドリーナ・ピンナ/シャオジェ、リー・リエ/ユィシアン母、ファンイー・シュウ/ダンス講師
2014年2月8日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、川崎チネチッタ他全国ロードショー
2012年、台湾・香港・中国、110分、中国語、日本語字幕/樋口裕子、後援/台北駐日経済文化代表処、配給/クロックワークス、http://hikari-fureru.jp/

by Mtonosama | 2014-01-25 06:45 | 映画 | Comments(12)
光にふれる -1-
Touch of the light
逆光飛翔

f0165567_6503813.jpg

(C)2012 Block 2 Pictures Inc. All rights reserved.


年の始めですから(もう年の始めとはいわないか・・・)、
正統派の感動映画を観ましょう。
「光にふれる」といってもひかちゃんに触るわけではありませんから、ご安心くださいね。
手術の際に爪を切ってもらったひかちゃんは
ひっかくことのできない憂さ晴らしからか、最近よく噛みつくんですわ・・・

あ、すいません。これは「三毛猫ひかちゃん」ブログではありません。

ホアン・ユィシアンという台湾出身の盲目ピアニストを描いた感動作です。


ホアン・ユィシアン
1987年台湾生まれ。ピアニスト、作曲家、編曲家。
国立台湾芸術大学ピアノ科学士取得。これはピアノ専攻で視覚障害のある学生としては台湾初のこと。
ユィシアンは出生時の網膜疾患により両目の視力を失う。幼い頃から、耳にするすべての曲を記憶するという音楽の才能を見せ、4歳よりピアノを始める。数々の楽曲を暗譜により習得。
1999年 Steinbach音楽芸術協会ピアノコンクール独奏部門で優勝。
2002年 同コンクールの独奏、重奏部門で優勝。
2007年 台湾の音楽殿堂である国家音楽肇廰で台湾国家管弦楽団と共演。

レパートリーはクラシック、ジャズ、ロック、ポップス、ラテン等あらゆるジャンルにわたり、即興演奏も得意。現在はクラシックコンサート活動のかたわら、台中視覚障害者福祉協会が助成しているバンドでピアニスト、キーボーディストとして活躍。

日本でも
2010年 Tokyo Down Cool Media Festival
2011年 東日本大震災復興支援チャリティピアノソロリサイタル、第8回ゴールドコンサート
等に出演。音楽以外でも、大学在学中に本作のもとになった短編「ジ・エンド・オブ・ザ・トンネル(天黒)」(’08)に主演、音楽も担当している。本作でも主演し、音楽を担当。2012年台湾金馬奨で最優秀台湾映画人賞を受賞。

f0165567_656930.jpg

台湾映画好きな上、4年前、台湾を訪れ、さらに台湾好きに拍車がかかり、
台湾ものというとどうしても気になってしまうとのです。
http://mtonosama.exblog.jp/13824916/ ~

本作も期待にもれず、台湾の熱気となつかしいような風景と優しい湿気を感じさせてくれる映画でした。

ホアン・ユィシアン本人をはじめ、中国系映画お約束の小太り男子のお友達といい、
台湾ヤングたちも親しみを感じさせていい感じでした。

f0165567_657232.jpg

監督はチャン・ロンジー。
彼はホアン・ユィシアンを描いた短編「ジ・エンド・オブ・ザ・トンネル(天黒)」
で台北映画祭最優秀短編賞を受賞しました。
彼の才能に着目したのが香港の名匠ウォン・カーウァイ。
そのウォン・カーウァイ監督とチャン・ロンジー監督の協力によって生まれたのが
「ジ・エンド・オブ・ザ・トンネル(天黒)」の長編版「光にふれて」であります。

ウォン・カーウァイといえば「恋する惑星」(‘94)や「花様年華」(‘00)、
木村拓哉の出演で話題にもなった「2046」(‘04)を監督し、レジオンドヌール勲章も受けています。

さあ、どんな映画なのか楽しみになってきませんか?
続きは次回で。
乞うご期待でございます。



今日もポチッとお願いできれば嬉しうございます♪
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
にほんブログ村
☆2014年1月22日に更新しました。いつも応援をいただいてありがとうございます☆

光にふれる
監督/チャン・ロンジー、脚本/リー・ニエンシウ、提供/ウォン・カーウァイ、撮影監督/ディラン・ドイル
出演
ホアン・ユィシアン/本人、サンドリーナ・ピンナ/シャオジェ、リー・リエ/ユィシアン母、ファンイー・シュウ/ダンス講師
2014年2月8日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、川崎チネチッタ他全国ロードショー
2012年、台湾・香港・中国、110分、中国語、日本語字幕/樋口裕子、後援/台北駐日経済文化代表処、配給/クロックワークス、http://hikari-fureru.jp/

by Mtonosama | 2014-01-22 07:06 | 映画 | Comments(6)